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2004年6月26日掲載
櫻井 伸也 個展 SAKURAI Shinya Exhibition
会期:2004年6月14日〜6月24日会場:平和紙業株式会社 ペーパーボイス
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会場:平和紙業株式会社 ペーパーボイス
大阪市中央区南船場2-3-23 Tel.06-6262-0902
2004年6月24日/取材・Webデザイン:ストリート・アートナビ
PAPER VOICE(ペーパーボイス)は長堀橋の交差点から近く、平和紙業が運営するギャラリーでデザイナー、イラストレーター、アーティストの作品の発表の場として利用され作品レベルの高いギャラリーとして関係者に知られている。

櫻井君が広い空間をどのように使うのか楽しみにして見せて頂いた。
最終日は3時で撤去だったが気持ちよく迎えてくれた。写真撮影をしている間に観客があり、作者に自分の印象を話したり、表現の方法や発想が何処から出てくるのか興味深気に尋ねている。櫻井君は芸大の学生時にアートナビに来た事がある。好奇心で『何でも覗いてやれ』の精神の持ち主だ。その時は自分ブランドの織りネームを付けた絞り染めのTシャツを見せて嬉々としていたが、今回はその数百倍の染色とフロッタージュの作品、洗練されたシルクスカーフ作品で『君子は豹変する』を絵に描いたように見せてくれた。感動と同時に声をかけてくれたことに嬉しさを感じた。
『BSD2004
(モノトーンの作品)』はフロッタージュの技法で、芸大の道とマンホールの蓋を写し取りブリーチで脱色した。作者の制作テーマ『痕跡を残す。』の一環だ。
ブルーと赤系の作品『Long Feed』は24メートルの地織りに染め上げている。ギャラリー空間を舞い踊り、拡がり見る人を包み、体に纏いつき一瞬にしてファッションショーを演じる。
訪れる観客は繊維とファッションの街だけにプロのデザイナーも多いが、その厳しい視線に応える力のある作品だ。
櫻井君は、この夏イタリアの美術学院で具体美術を勉強するということで1〜2年間、留学する。異国の地でどれだけ成長するか楽しみだ。(外国ではHPを見せあうことが挨拶代わりなのでこのサイトが役立つだろう。)

写真・文:サンちゃん

掲載日:平成16年(2004年)6月26日

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