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■ストリート・アートナビ取材:展覧会シーン/Art
Scene
■川口紘平 展・KO-HEI KAWAGUCHI
-Portrait of the SHOCHU-
■会期:2004年11月30日〜12月5日 ■会場:パステルハウス・M |
取材:11月30日/掲載:12月2日 |
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ギャラリーパステルハウス・Mは日本一長い(約2.6キロ)天神橋筋商店街の中にある。JR天満駅と地下鉄南森町駅の中間の位置でどちらからも便利だ。パステルや色鉛筆を中心とした画材の専門店の併設ギャラリーで買い物がてらの観客を中心に終日賑わっている。 ギャラリーの案内メールで『昨年も当ギャラリーで個展をして人気のあったプロの作家を目指している青年です。佐伯祐三を崇拝しており、作品の中に文字も絵の一部として描いています。昨年はウィスキーのボトルや楽器を抽象的に描いた作品が主でしたが、今回のモチーフは焼酎の「吉四六(きっちょむ)」をテーマにした作品で構成されます。先日キューバの公募展にも入選しました。』と案内がありDM案内状の作品写真や構成も洒落れているのが気に入って、作者も在廊ということで会期初日の午前中に取材に出かけた。 ギャラリー正面の長椅子に『大分むぎ焼酎二階堂 吉四六』と墨書きした壷が置いてある。今展のモチーフだ。作者川口はこの何ともいえない壷の形と表書きに惚れ込んだ。それを前にしてジャズ等のサウンドを聞きながら頭の中で醸成した形や色を思いに載せて画仙紙やキャンバスに筆をリズミカルに走らせる。「色はパワー、線で形をとり、文字はリズムだったが最近は形がリズム」と話す。見る人を意識するためか「抽象が好きだが焼酎の壷の形を崩し切れて無い」と自ら課題を持っている。『書や英文字』が心のままに自由自在に画かれているが、母の書を1、2才頃から後ろで見て自らも筆を持って何かを描いていたので自然と絵になっている。「描きたいより、描いている人に憧れていた。」と語る。路上のアーティストも体験し、今、作者は大望を実現するために画くことに情熱を燃やしている。(Street Artnavi 中田耕志) |
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川口 紘平 展 KO-HEI
KAWAGUCHI -Portrait of the SHOCHU- |
2004年11月30日(火)〜12月5日(日) |
会場:パステルハウス・M |
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取材日:2004年11月30日/掲載:12月2日 |
取材・写真・Webデザイン:ストリート・アートナビ |
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