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Art Scene 酒匂溪香(さこうけいか) 書展/酒の香・墨の香・心の香 SAKOU Keika Exhibition
会期/会場 2004年9月29日(水)〜10月11日(月)定休日/火曜日 AM10:00〜PM5:00 (入館は PM4:30まで)
酒ミュージアム・酒蔵館

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書家・酒匂溪香氏(さこうけいか)酒ミュージアム 酒蔵館にて
展示シーン
「すすこりがかみし御酒に我酔ひにけり ことなぐしえぐしに我酔ひにけり(古事記)」 中国から帰化して来たススコリが醸造した御酒に私は酔ってしまった。事の無い愉快な酒に私は酔ってしまった(応神天皇)
「杜甫詩 飲中八仙歌」 杜甫の詩 八人の飲兵衛仙人のうたをかく
「いきな寿老さん 腰に捧げたは何んぞいな はて知れたこと 白鹿であるわいな」(白鹿のみ甲骨文字)
「秋菊に佳色有り 露にうるおう其のはなをとる この忘憂の物にうかべて 我が世をわするるの情を遠くす 一觴独り進むといえども 杯尽くれば壺自ら傾く 日入りて群動やみ 帰鳥林にはしりて鳴く 東軒の下にしゅうごうして いささか復た此の生を得たり」 飲酒二十首 其の七 陶潜
「酒は憂いの玉箒」 

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ごあいさつ
この度は、文字通り二日酔いの如き「酒匂」の名前がご縁でここ酒蔵館にて第7回個展を開催することになりました。
「『酒の香が匂う溪
(たに)』この人が酒蔵で書展を開いたら楽しいだろうね」という友人のひとことからはじまり3年がかりで実現しました。ご覧いただく作品は、古代から現代までの酒を題材にして親しみやすくと、創ってみました。ほろ酔い気分でお帰りいただければ幸いです。どうぞごゆっくりご高覧くださいませ。
最後になりましたが、このような歴史の香り漂う風格のある空間をご提供くださいました「白鹿記念酒造博物館」様に心より感謝申し上げます。
 平成16年9月              
                           酒匂 溪香
■酒匂溪香(さこうけいか)プロフィール/profile of SAKOU Keika
鹿児島市生まれ。
7歳より毛筆にふれ、日展会友、加世田溪竹氏のもとで35年間研鑽を積む。現在は独立し、個展活動を中心に「親しめる書」を目指す。1998年より毎年、西宮、大阪で個展、グループ展を開催。2002年には、大東市野崎観音慈眼寺本堂に於いて、胡弓奏者・楊興新(ヤンシンシン)氏とのコラボレーション「墨と胡弓の宴」を開催した。
西宮市在住
●前回の展覧会シーン(ギャラリーさんびいむ)

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取材・写真・Web Design:2004年10月1日/掲載:10月3日
ストリート・アートナビ 中田 耕志
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