横浜・中川駅前歯科クリニック
アレルギーをおこしやすい金属

アレルギーをおこしやすい金属
金属にはアレルギーをおこしやすいものとおこしにくいものがあります。一般に卑金属はアレルギーをおこしやすく、貴金属は耐食性が高いため、金属アレルギーをおこしにくい傾向があります。

アレルギーの原因になりやすい主な金属は、
水銀ニッケルコバルトクロムです。

水銀は、マーキュロクロム(赤チン)が1970年代に販売されなくなり、1970年代まで盛んに使用されていた歯科金属「アマルガム合金」も、1990年頃にはほとんど使用されなくなりました。その結果、接触する機会が減り、アレルギーをおこす人は減少しつつあります。

クロムはセメントによる皮膚炎が最も多かったものの、セメント中のクロムを減らす取り組みなどがおこなわれた結果、アレルギーをおこす人は減少しつつあります。歯科治療では、入れ歯、矯正治療などで使用されます。

一方で、ニッケルはステンレスなど多くの製品で使用されているほか、アクセサリーで身につける機会が多く、アレルギーをおこす人は増加傾向にあります。


アレルギーをおこしにくい金属
金、銀、白金(プラチナ)、チタンは、金属アレルギーをおこしにくい金属です。

金や白金は、ピアスや指輪などのアクセサリーを身につける人の増加により接触する機会が増え、アレルギーをおこす人が増えてきています。金や白金は安全と考える人が多くいますが、ニッケルやクロムほどではないものの、アレルギーを引きおこします。

金属アレルギーをおこさないといわれているチタンでも、最近ではチタンの鍋や包丁、チタンのゴルフクラブなどチタン製品の普及により接触する機会が増え、チタンアレルギーの人が増えているともいわれています。


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