横浜・中川駅前歯科クリニック
溶出傾向検査

●溶出傾向検査
金属が溶け出すことを、「溶出(ようしゅつ)」といいます。溶出した金属が体内に入り、それを異物とみなした体が攻撃を加えると、アレルギーがおきます。

DMAメーター(歯科用金属溶出傾向測定装置)を用いることで、アレルギーの原因となる溶出している金属が口の中にあるかどうかを診断します。

金銀パラジウム合金、銀合金、アマルガム合金など、18種類の歯科用金属の測定が可能です。また、金属の溶出傾向を3段階の音とランプで表示しますので、患者様にも口の中に入っている金属がアレルギーの原因となる可能性があるかを確認していただくこともできます。

DMAメーター

※初診時は、原則として金属成分検査はおこなっておりませんのでご了承ください。


●金属が溶出する原因
口の中の金属は、細菌、食べ物、かみ合わせなどの作用によって、溶出がおこります。また、種類の違う金属間では微電流(ガルバニー電流)がおき、溶出がおこります。健康保険外の金属よりも、健康保険で使用する金属のほうが、溶出がおきやすい傾向になります。


●検査結果
ある歯科大学の調査によると、DMAメーターを使用した溶出傾向検査では、健康保険で最も使用されている金属である「金銀パラジウム合金」は、14%が活性(かなり溶け出している)、85%が準安定(溶け出している)とう結果でした。かつて頻繁に使用されていた金属である「アマルガム合金」は、44%が活性、56%が準安定という結果でした。


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