中川駅前歯科クリニック
新しい虫歯予防法 3DS
●3DS(スリーディーエス)とは
生まれたばかりの赤ちゃんの口の中には虫歯菌はいませんが、生後19〜31ヶ月に主にお母さんから感染します。この時期にお子さんと同じスプーンを使って食事をしたり、口移しをすると、お子さんは虫歯菌に感染しやすくなります。
また、お母さんに治していない虫歯があったり、口の中に汚れがたくさんついていると、虫歯菌が増加し、感染しやすくなります。それ以外にも、日々の何気ない親子のスキンシップにより、知らず知らずのうちに感染することもあります。
虫歯は虫歯菌による感染症です。一度虫歯菌が住みついてしまうと、除去はなかなか困難です。そして、生涯にわたって虫歯の発生や再発に悩まされることになるのです。
虫歯菌を住みつかせないようにするには、生後19〜31ヶ月の時期に感染の機会をできる限り少なくすることが大切です。3DSは、お母さんの口の中の虫歯菌を除菌することにより、お子さんへの虫歯菌の感染を減らす、全く新しい虫歯予防法です。
※3DSは、国立感染症研究所(現国立保健医療科学院)によって開発されました。
※3DSは、虫歯菌の母子感染の予防の他にも、乳歯から永久歯に生え変わる時期、虫歯に極めてなりやすい方、要介護高齢者なども適応となります。
●3DSの流れ
1.初診
ご説明と診査をおこないます。
2.検査
唾液中の虫歯菌の量などの検査をおこないます。
検査は3DS(虫歯菌の除菌)が必要かどうかを判断する材料とします。
3.ドラッグ・リテーナーの作製
3DSをおこなうためのトレーを作製します。
4.歯の清掃、虫歯菌の除菌
歯石や日常の歯みがきでは取り切れない汚れを専用の器械で徹底して除去、清掃をします。
歯科医院とご家庭でドラッグリテーナーを使用することにより、虫歯菌の除菌をおこないます。
※3DS終了後正しい歯みがきを続けていれば、約6ヶ月間効果が持続します。お母さんからお子さんへ虫歯菌が感染する時期である生後19ヶ月から31ヶ月の時期に、3DSを1〜数回おこなうことにより、虫歯菌の母子感染を防ぎます。
※わかさ2005年11月号(わかさ出版)の特集「歯に薬をつけるだけで虫歯知らずになれる夢の新予防法(3DS)が開発され世界が注目」にて、当院が紹介されました。
●注意事項
一度除菌をおこなっても、外からの再感染の可能性もあります、除菌後は歯ブラシを新しいものにかえます。
3DSをおこなった後は砂糖の摂取は控えてください。虫歯菌の再定着を防ぐのに効果的です。
虫歯菌を増やさないためにも、3〜6ヶ月に一度は歯石の除去やクリーニング(PMTC)をおこなうようにします。
●費用
17000円(細菌検査2回、3DSに使用する薬剤、ドラッグリテーナー)
※虫歯や歯周病の治療、クリーニング(PMTC)にかかる費用は含みません。1クールの費用です。
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小児歯科
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