ＣＰＡＰ（しーぱっぷ、持続的陽圧呼吸装置）
●ＣＰＡＰによる治療とは
鼻にマスクを装着して、加圧した空気を気道に送り込むことにより、気道の閉塞を防ぐ方法です。一晩中陽圧がかかることによる不快感があり、使用できない人もいますが、家庭でも簡単に使用でき、最も効果の高い方法です。
主に中等度から重度の睡眠時無呼吸症候群の治療に用いられます。内科、呼吸器科、耳鼻咽喉科などで治療をおこないます。
ＣＰＡＰ装着前
ＣＰＡＰ装着後●ＣＰＡＰの種類
ＣＰＡＰには、一定の加圧した空気を送り続ける固定型ＣＰＡＰと、気道の閉鎖具合に応じて圧力変化させて空気を送り続けるオートＣＰＡＰがあります。
ＣＰＡＰ
装着時●ＣＰＡＰによる治療が健康保険適応になるには
終夜睡眠ポリグラフ検査などをおこない、検査の結果、中等度から重度（AHI２０以上）と診断されると、ＣＰＡＰによる治療は健康保険が適応になります。
スリープスプリントは軽度でも健康保険適応になりますので、ＣＰＡＰによる治療のほうが条件は厳しいといえます。
●ＣＰＡＰによる治療の費用
健康保険が適応になった場合、ＣＰＡＰはレンタルになります。自己負担額は３割負担の方で月額５０００円前後です。健康保険で治療を受けられる場合は、毎月１回必ず受診することが条件です。
スリープスプリントに比べてＣＰＡＰの治療費用はかなり高くなります。けれども、ＣＰＡＰは睡眠時無呼吸症候群の治療では最も効果がある方法です。中等度、重度であれば、ＣＰＡＰを治療の第１選択にするのがよいでしょう。
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いびき・睡眠時無呼吸症候群
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