横浜・中川駅前歯科クリニック
適正な睡眠時間
●睡眠時間は減少傾向
日本人の平均睡眠時間は、年々減少傾向にあります。国民生活時間調査によると、日本人の平日の睡眠時間は7時間22分となっています。30年前に比べると、30分以上短くなっています。
男性に比べると女性のほうが睡眠時間は短く、年齢では30〜50歳代の睡眠時間が最も短くなっています。
●理想的な睡眠時間
かつて「理想的な睡眠時間は8時間」といわれてきましたが、これは医学的な根拠があるわけではなく、ただ単に多くの人の睡眠時間が8時間前後であったことから出された数字です。
アメリカで110万人を6年間にわたって調査した結果、日本で11万人を対象に10年にわたって調査した結果は、睡眠時間が1日7時間の人が死亡率が最も低いとい結果となりました。
7時間睡眠がベストとはいっても、睡眠時間には個人差が大きく、性別、年齢、季節、生活環境、職業などによって異なります。3時間の睡眠で十分な人もいれば、10時間以上の睡眠が必要な人もいます。
有名な話として、ナポレオンの睡眠時間は3時間、アインシュタインの睡眠時間は10時間であったといわれています。
女性は男性に比べて睡眠時間は少し短くなっています。また、日照時間とも関係があり、春から夏にかけて短く、秋から冬にかけては長くなります。
日中に眠気がなく、しっかり活動していくための睡眠時間を確保していれば、問題ないといえます。
●睡眠時間だけでなく睡眠の質も大切
睡眠時間だけでなく、睡眠の質も大切といわれています。厚生労働省がおこなった調査では、1/3の人が満足のいく睡眠が得られていないと答えています。
これは、十分な睡眠時間が確保できないこともありますが、睡眠の質の低下も大きな原因といわれています。規則正しい生活を送る、寝酒は控える、いびきなど睡眠の妨げとなる病気の治療等、睡眠の質を高めることも大切です。
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