横浜・中川駅前歯科クリニック
虫歯になりにくい砂糖
虫歯になりにくい甘味料があるのをご存知ですか?砂糖のほかにも甘味料はたくさんあり、なかには虫歯になりにくい甘味料もあります。代表的なものは虫歯予防で有名なキシリトールですが、それ以外にも色々あり、私達の身のまわりの食品にも使用されています。
●キシリトール
キシリトールは、砂糖に近い甘さを持つ甘味料です。糖アルコールに分類され、砂糖とは構造が異なるため、虫歯の原因にはなりません。また、虫歯予防効果もあります。
●アスパルテーム
砂糖の200倍の甘さをもつアミノ酸系甘味料で、生体内にも存在するアミノ酸です。
実際の使用量は砂糖の200分の一ですむことから、低カロリー甘味料として、ダイエット食品や糖尿病患者の治療食品などにも使用されています。
「パルスイート」(味の素)として販売されているほか、ダイエットコカ・コーラなどの食品に使用されています。
●ステビア
砂糖の300倍の甘さをもつ甘味料で、キク科の植物ステビア(ハーブの一種)の葉から抽出し精製したものです。
ダイエット食品や糖尿病患者の治療食品などにも使用されています。「午後の紅茶」(キリンビバレッジ)、「明治ブルガリアヨーグルト」(明治乳業)などの食品に使用されています。
●パラチノース
はちみつや砂糖きびの中にも含まれている甘味料です。オリゴ糖の一つです。オリゴ糖の一つで、砂糖と同じブドウ糖と果糖からできていますが、構造は異なるので、虫歯菌の栄養素にはなりません。甘さは砂糖の半分程度です。
ミルミル(ヤクルト)、キスミントガム(江崎グリコ)、VC-3000のど飴(ノーベル製菓)などの食品に使用されています。
●オリゴ糖
オリゴ糖の一つであるフラクトオリゴ糖や乳果オリゴ糖は、大腸内のビフィズス菌の増殖を促進する働き以外にも、虫歯なりくいという特徴をもった甘味料です。砂糖は虫歯菌の栄養素になりますが、これらは甘味がありながら虫歯菌が食べ物として好まない構造をしているため、虫歯菌の栄養源にはなりません。
粉ミルクやヨーグルトなどの食品に使用されています。
●サッカリン
砂糖の500倍の甘さがあるため、実際の使用量は砂糖の500分の一ですむことから、虫歯になりにくい甘味料です。くせがあるので、ほかの甘味料と併用されます。
●マルチトール
キシリトールと同じ糖アルコールに分類される甘味料で、虫歯の原因にはなりません。甘みは砂糖に近く、すっきりした後味を持っていることから、ガムや飲料などシュガーレス食品の甘味料として使用されています。
●エリスリトール
キシリトールと同じ糖アルコールに分類される甘味料で、虫歯の原因にはなりません。ぶどう糖を原料として酵母による発酵で作られます。
甘みの強さは砂糖の70〜80%ですが、カロリーゼロのため糖尿病や肥満などでカロリー摂取制限を必要とする方に適した甘味料です。また、すっきりした後味を持っていることから、ガムや飲料などシュガーレス食品の甘味料としても使用されています。
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