横浜・中川駅前歯科クリニック
テトラサイクリン系抗生物質と歯
●テトラサイクリン系抗生物質とは
テトラサイクリン系抗生物質は、クラミジア感染症、リケッチア感染症、マイコプラズマ感染症などの感染症のほか、肺炎、副鼻腔炎、中耳炎等の治療に使用されます。1960年代は頻繁に使用されていましたが、抗生物質に効かない菌の増加から、現在では以前ほど使用されなくなりました。
●テトラサイクリン系抗生物質と歯
テトラサイクリン系抗生物質を歯がつくられる時期である、母親の妊娠中から8歳頃までに服用すると、歯の色が灰色、茶色、暗赤色、暗黄色になることがあります。特に光が当たると、歯の変色は目立ちます。そのため、この時期の服用には注意を要します。
テトラサイクリン系抗生物質の生産は1965年から1970年が最も多く、この頃は風邪薬として頻繁に使用されていました。40歳代の方にテトラサイクリン系抗生物質による変色歯が多く見られます。
現在は歯の変色の原因となることがわかっているため、母親の妊娠中から8歳頃までの子供には殆ど使用されません。
●テトラサイクリン系抗生物質による変色と歯の治療
テトラサイクリン系抗生物質による歯の変色は、変色が気にならなければ治療をおこなう必要はありません。変色が気になる場合は治療の対象となります。
軽度の変色であればホワイトニングにより白くしていくことが可能ですが、重度の変色の場合はホワイトニングの効果を期待することは難しく、歯の色を白くしようと思った場合はセラミックスの差し歯などにする必要があります。
結婚式など一時的に歯の色を白くしたい場合は、歯のマニキュアや付け歯(シンデレラスマイル)という方法があります。
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