ウォーキングブリーチとは、歯の裏側に穴を開けて薬剤を入れ、歯を白くしていく方法です。

1本だけのホワイトニングに適している半面、治療回数がかかること、ホワイトニングの効果が低いというデメリットがあります。また、歯に穴を開けるため、神経のある歯やさし歯にはおこなうことができません。

1990年代までは他にホワイトニングがほとんどなかったこと、日本では健康保険が適応になるホワイトニング方法だったため、多くの歯科医院でおこなわれていました。

現在では、効果の高いホワイトニングが普及してきたこと、2006年から健康保険適応外となったため、ほとんどおこなわれなくなりました。



●ウォーキングブリーチの方法

1)歯の裏側に穴を開けて薬剤を入れ、ふたをします。これを数回繰り返します。

2)ホワイトニング後に歯の裏側につめ物して終了となります。

神経のある歯通常の歯 ウォーキングブリーチ1 ウォーキングブリーチ後



●ウォーキングブリーチで使用する薬剤

濃度の高い過酸化水素水と過ホウ酸ナトリウムを使用します。「インターナルブリーチ」としてホワイトニング剤を使用する方法もあります。



●ウォーキングブリーチのメリット

神経がない歯はホワイトニングの効果がみられないことがありますが、ウォーキングブリーチをおこなうとホワイトニングの効果がみられることがあります。



●ウォーキングブリーチのデメリット

1週間に1回程度、2〜5回来院する必要があり、治療期間がかかります。

ホワイトニング剤から発生するガスによって歯の内圧が高まり、歯にヒビが入ったり、割れやすくなることがあります。

多数の歯を白くしたいときは不向きです。

ホワイトニングの効果が弱く、色の変化がみられないこともあります。

ウォーキングブリーチをおこなっている歯科医院は、ほとんどなくなりました。

× 2006年に健康保険適応外となりました

ホワイトニング効果が低いことから、当クリニックでは2006年にウォーキングブリーチの使用を中止させていただいております。



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