聖書日課プロジェクト

「4年サイクル主日聖書日課」を礼拝・説教に生かすために

D年聖霊降臨節第10主日

〈命の糧〉

今週の聖句

光の子として歩みなさい。——光から、あらゆる善意と正義と真実とが生じるのです。(エフェソの信徒への手紙5:8〜9)

Bernardo Strozzi (c.1581–1644)「エリヤとサレプタのやもめ」

HOME | D年聖霊降臨節 | 第10主日

更新日 2020-07-04 | 作成日 2017-10-20

聖書日課朗読箇所

ヘブライ語聖書

列王記上17:8〜16

 8 また主の言葉がエリヤに臨んだ。 9 「立ってシドンのサレプタに行き、そこに住め。わたしは一人のやもめに命じて、そこであなたを養わせる。」 10 彼は立ってサレプタに行った。町の入り口まで来ると、一人のやもめが薪を拾っていた。エリヤはやもめに声をかけ、「器に少々水を持って来て、わたしに飲ませてください」と言った。 11 彼女が取りに行こうとすると、エリヤは声をかけ、「パンも一切れ、手に持って来てください」と言った。 12 彼女は答えた。「あなたの神、主は生きておられます。わたしには焼いたパンなどありません。ただ壺の中に一握りの小麦粉と、瓶の中にわずかな油があるだけです。わたしは二本の薪を拾って帰り、わたしとわたしの息子の食べ物を作るところです。わたしたちは、それを食べてしまえば、あとは死ぬのを待つばかりです。」 13 エリヤは言った。「恐れてはならない。帰って、あなたの言ったとおりにしなさい。だが、まずそれでわたしのために小さいパン菓子を作って、わたしに持って来なさい。その後あなたとあなたの息子のために作りなさい。 14 なぜならイスラエルの神、主はこう言われる。
 主が地の面に雨を降らせる日まで
 壺の粉は尽きることなく
 瓶の油はなくならない。」
 15 やもめは行って、エリヤの言葉どおりにした。こうして彼女もエリヤも、彼女の家の者も、幾日も食べ物に事欠かなかった。 16 主がエリヤによって告げられた御言葉のとおり、壺の粉は尽きることなく、瓶の油もなくならなかった。

詩編 

詩編68:2〜11

2 神は立ち上がり、敵を散らされる。
 神を憎む者は御前から逃げ去る。
3 煙は必ず吹き払われ、蝋は火の前に溶ける。
 神に逆らう者は必ず御前に滅び去る。
4 神に従う人は誇らかに喜び祝い
 御前に喜び祝って楽しむ。
5 神に向かって歌え、御名をほめ歌え。
 雲を駆って進む方に道を備えよ。
 その名を主と呼ぶ方の御前に喜び勇め。
 
6 神は聖なる宮にいます。みなしごの父となり
 やもめの訴えを取り上げてくださる。
7 神は孤独な人に身を寄せる家を与え
 捕われ人を導き出して清い所に住ませてくださる。
 背く者は焼けつく地に住まねばならない。
 
8 神よ、あなたが民を導き出し
 荒れ果てた地を行進されたとき〔セラ
9 地は震え、天は雨を滴らせた
 シナイにいます神の御前に
 神、イスラエルの神の御前に。
10 神よ、あなたは豊かに雨を賜り
 あなたの衰えていた嗣業を固く立てて
11 あなたの民の群れをその地に住ませてくださった。
 恵み深い神よ
 あなたは貧しい人にその地を備えられた。

使徒書

ローマの信徒の手紙14:10〜23

 10 それなのに、なぜあなたは、自分の兄弟を裁くのですか。また、なぜ兄弟を侮るのですか。わたしたちは皆、神の裁きの座の前に立つのです。 11 こう書いてあります。
 「主は言われる。
 『わたしは生きている。
 すべてのひざはわたしの前にかがみ、
 すべての舌が神をほめたたえる』と。」
12 それで、わたしたちは一人一人、自分のことについて神に申し述べることになるのです。
 13 従って、もう互いに裁き合わないようにしよう。むしろ、つまずきとなるものや、妨げとなるものを、兄弟の前に置かないように決心しなさい。 14 それ自体で汚れたものは何もないと、わたしは主イエスによって知り、そして確信しています。汚れたものだと思うならば、それは、その人にだけ汚れたものです。 15 あなたの食べ物について兄弟が心を痛めるならば、あなたはもはや愛に従って歩んでいません。食べ物のことで兄弟を滅ぼしてはなりません。キリストはその兄弟のために死んでくださったのです。 16 ですから、あなたがたにとって善いことがそしりの種にならないようにしなさい。 17 神の国は、飲み食いではなく、聖霊によって与えられる義と平和と喜びなのです。 18 このようにしてキリストに仕える人は、神に喜ばれ、人々に信頼されます。 19 だから、平和や互いの向上に役立つことを追い求めようではありませんか。 20 食べ物のために神の働きを無にしてはなりません。すべては清いのですが、食べて人を罪に誘う者には悪い物となります。 21 肉も食べなければぶどう酒も飲まず、そのほか兄弟を罪に誘うようなことをしないのが望ましい。 22 あなたは自分が抱いている確信を、神の御前で心の内に持っていなさい。自分の決心にやましさを感じない人は幸いです。 23 疑いながら食べる人は、確信に基づいて行動していないので、罪に定められます。確信に基づいていないことは、すべて罪なのです。

福音書

ヨハネによる福音書6:22〜27

 22 [その]翌日、湖の向こう岸に残っていた群衆は、そこには小舟が一そうしかなかったこと、また、イエスは弟子たちと一緒に舟に乗り込まれず、弟子たちだけが出かけたことに気づいた。 23 ところが、ほかの小舟が数そうティベリアスから、主が感謝の祈りを唱えられた後に人々がパンを食べた場所へ近づいて来た。 24 群衆は、イエスも弟子たちもそこにいないと知ると、自分たちもそれらの小舟に乗り、イエスを捜し求めてカファルナウムに来た。 25 そして、湖の向こう岸でイエスを見つけると、「ラビ、いつ、ここにおいでになったのですか」と言った。 26 イエスは答えて言われた。「はっきり言っておく。あなたがたがわたしを捜しているのは、しるしを見たからではなく、パンを食べて満腹したからだ。 27 朽ちる食べ物のためではなく、いつまでもなくならないで、永遠の命に至る食べ物のために働きなさい。これこそ、人の子があなたがたに与える食べ物である。父である神が、人の子を認証されたからである。」

ヨハネによる福音書6:22〜27は、先週からの続き。5千人の給食に続く記事。イエスは「永遠の命に至る食べ物のために働く」よう勧める。これはさらなる論争を引き起こす。

エリヤがサレプタのやもめのもとで養われる奇跡を描く列王記上17:8〜16は、不思議な仕方で与えられる食べ物として、給食の記事の「予型」と考えられている。

ローマの信徒への手紙14:10〜23は、何を食べるか/食べないかの論争に対して、「平和や互いの向上に役立つことを追い求める」という観点から勧めを行っている。