聖書日課プロジェクト

「4年サイクル主日聖書日課」を礼拝・説教に生かすために

D年聖霊降臨節第11主日

〈聖餐〉

今週の聖句

すべて多く与えられた者は、多く求められ、多く任された者は、更に多く要求される。(ルカによる福音書12:48)

ハギア・ソフィア聖堂「5,000人の給食」

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更新日 2020-07-11 | 作成日 2017-10-20

聖書日課朗読箇所

ヘブライ語聖書

箴言9:1〜11

 1 知恵は家を建て、七本の柱を刻んで立てた。
 2 獣を屠り、酒を調合し、食卓を整え
 3 はしためを町の高い所に遣わして
  呼びかけさせた。
 4 「浅はかな者はだれでも立ち寄るがよい。」
  意志の弱い者にはこう言った。
 5 「わたしのパンを食べ
  わたしが調合した酒を飲むがよい
 6 浅はかさを捨て、命を得るために
  分別の道を進むために。」
 
 7 不遜な者を諭しても侮られるだけだ。
  神に逆らう者を戒めても自分が傷を負うだけだ。
 8 不遜な者を叱るな、彼はあなたを憎むであろう。
  知恵ある人を叱れ、彼はあなたを愛するであろう。
 9 知恵ある人に与えれば、彼は知恵を増す。
  神に従う人に知恵を与えれば、彼は説得力を増す。
10 主を畏れることは知恵の初め
  聖なる方を知ることは分別の初め。
11 わたしによって、あなたの命の日々も
  その年月も増す。

詩編

詩編78:23〜39

23 それでもなお、神は上から雲に命じ
   天の扉を開き
24 彼らの上にマナを降らせ、食べさせてくださった。
   神は天からの穀物をお与えになり
25 人は力ある方のパンを食べた。
   神は食べ飽きるほどの糧を送られた。
26 神は東風を天から送り
   御力をもって南風を起こし
27 彼らの上に肉を塵のように降らせ
   翼ある鳥を海辺の砂のように降らせ
28 彼らの陣営の中に
   宿る所の周りに落としてくださった。
29 彼らは食べて飽き足りた。
   神は彼らの欲望を満たしてくださった。
 
30 彼らが欲望から離れず
   食べ物が口の中にあるうちに
31 神の怒りが彼らの中に燃えさかり
   その肥え太った者を殺し
   イスラエルの若者たちを倒した。
32 それにもかかわらず、彼らはなお罪を犯し
   驚くべき御業を信じなかったので
33 神は彼らの生涯をひと息のうちに
   彼らの年月を恐怖のうちに断とうとされた。
34 神が彼らを殺そうとされると
   彼らは神を求め、立ち帰って、神を捜し求めた。
35 「神は岩、いと高き神は贖い主」と唱えながらも
36 その口をもって神を侮り
   舌をもって欺いた。
37 彼らの心は神に対して確かに定まらず
   その契約に忠実ではなかった。
38 しかし、神は憐れみ深く、罪を贖われる。
   彼らを滅ぼすことなく、繰り返し怒りを静め
   憤りを尽くされることはなかった。
39 神は御心に留められた
   人間は肉にすぎず
   過ぎて再び帰らない風であることを。

使徒書

コリントの信徒への手紙一11:23〜29

 23 わたしがあなたがたに伝えたことは、わたし自身、主から受けたものです。すなわち、主イエスは、引き渡される夜、パンを取り、 24 感謝の祈りをささげてそれを裂き、「これは、あなたがたのためのわたしの体である。わたしの記念としてこのように行いなさい」と言われました。 25 また、食事の後で、杯も同じようにして、「この杯は、わたしの血によって立てられる新しい契約である。飲む度に、わたしの記念としてこのように行いなさい」と言われました。 26 だから、あなたがたは、このパンを食べこの杯を飲むごとに、主が来られるときまで、主の死を告げ知らせるのです。 27 従って、ふさわしくないままで主のパンを食べたり、その杯を飲んだりする者は、主の体と血に対して罪を犯すことになります。 28 だれでも、自分をよく確かめたうえで、そのパンを食べ、その杯から飲むべきです。 29 主の体のことをわきまえずに飲み食いする者は、自分自身に対する裁きを飲み食いしているのです。

福音書

ヨハネによる福音書6:41〜59

 41 ユダヤ人たちは、イエスが「わたしは天から降って来たパンである」と言われたので、イエスのことでつぶやき始め、42 こう言った。「これはヨセフの息子のイエスではないか。我々はその父も母も知っている。どうして今、『わたしは天から降って来た』などと言うのか。」43 イエスは答えて言われた。「つぶやき合うのはやめなさい。44 わたしをお遣わしになった父が引き寄せてくださらなければ、だれもわたしのもとへ来ることはできない。わたしはその人を終わりの日に復活させる。45 預言者の書に、『彼らは皆、神によって教えられる』と書いてある。父から聞いて学んだ者は皆、わたしのもとに来る。46 父を見た者は一人もいない。神のもとから来た者だけが父を見たのである。47 はっきり言っておく。信じる者は永遠の命を得ている。48 わたしは命のパンである。49 あなたたちの先祖は荒れ野でマンナを食べたが、死んでしまった。50 しかし、これは、天から降って来たパンであり、これを食べる者は死なない。51 わたしは、天から降って来た生きたパンである。このパンを食べるならば、その人は永遠に生きる。わたしが与えるパンとは、世を生かすためのわたしの肉のことである。」
 52 それで、ユダヤ人たちは、「どうしてこの人は自分の肉を我々に食べさせることができるのか」と、互いに激しく議論し始めた。53 イエスは言われた。「はっきり言っておく。人の子の肉を食べ、その血を飲まなければ、あなたたちの内に命はない。54 わたしの肉を食べ、わたしの血を飲む者は、永遠の命を得、わたしはその人を終わりの日に復活させる。55 わたしの肉はまことの食べ物、わたしの血はまことの飲み物だからである。56 わたしの肉を食べ、わたしの血を飲む者は、いつもわたしの内におり、わたしもまたいつもその人の内にいる。57 生きておられる父がわたしをお遣わしになり、またわたしが父によって生きるように、わたしを食べる者もわたしによって生きる。58 これは天から降って来たパンである。先祖が食べたのに死んでしまったようなものとは違う。このパンを食べる者は永遠に生きる。」59 これらは、イエスがカファルナウムの会堂で教えていたときに話されたことである。

この日の日課は、「5000人の給食」に続く論争部分の一部。3週にわたってこの論争が取り上げられている。イエスは、ヘブライ語聖書の出来事を引きながら、自分が「天から降って来たパン」であることを語る(58節)。

箴言9:1〜11は、「知恵」の「パンを食べ/調合した酒を飲む」ことを勧める(5節)。福音書の「予型」として選ばれている。

コリントの信徒への手紙一11:23〜29は、パウロが「聖餐制定」の伝承を伝える。