聖書日課プロジェクト

「4年サイクル主日聖書日課」を礼拝・説教に生かすために

D年聖霊降臨節第14主日

〈霊に従う生き方〉

今週の聖句

〔彼は〕傷ついた葦を折ることなく
暗くなってゆく灯心を消すこと〔もない〕。(イザヤ書42:3)

ルーカス・クラナッハ「キリストと姦淫の現場で捕らえられた女性」(1532年)

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更新日 2020-08-01 | 作成日 2017-10-20

聖書日課朗読箇所

ヘブライ語聖書

出エジプト記34: 4~9

 4 モーセは前と同じ石の板を二枚切り、朝早く起きて、主が命じられたとおりシナイ山に登った。手には二枚の石の板を携えていた。 5 主は雲のうちにあって降り、モーセと共にそこに立ち、主の御名を宣言された。 6 主は彼の前を通り過ぎて宣言された。「主、主、憐れみ深く恵みに富む神、忍耐強く、慈しみとまことに満ち、 7 幾千代にも及ぶ慈しみを守り、罪と背きと過ちを赦す。しかし罰すべき者を罰せずにはおかず、父祖の罪を、子、孫に三代、四代までも問う者。」 8 モーセは急いで地にひざまずき、ひれ伏して、 9 言った。「主よ、もし御好意を示してくださいますならば、主よ、わたしたちの中にあって進んでください。確かにかたくなな民ですが、わたしたちの罪と過ちを赦し、わたしたちをあなたの嗣業として受け入れてください。」

詩編

詩編87:1〜7

1 聖なる山に基を置き
2 主がヤコブのすべての住まいにまさって愛される
   シオンの城門よ。
3 神の都よ
   あなたの栄光について人々は語る。〔セラ
4 「わたしはラハブとバビロンの名を
   わたしを知る者の名と共に挙げよう。
 見よ、ペリシテ、ティルス、クシュをも
   この都で生まれた、と書こう。
5 シオンについて、人々は言うであろう
 この人もかの人もこの都で生まれた、と。」
 
 いと高き神御自身がこれを固く定められる。
6 主は諸国の民を数え、書き記される
 この都で生まれた者、と。〔セラ
 
7 歌う者も踊る者も共に言う
「わたしの源はすべてあなたの中にある」と。

使徒書

ローマの信徒への手紙7:1〜6

 1 [それとも、]兄弟〔姉妹〕たち、わたしは律法を知っている人々に話しているのですが、律法とは、人を生きている間だけ支配するものであることを知らないのですか。 2 結婚した女は、夫の生存中は律法によって夫に結ばれているが、夫が死ねば、自分を夫に結び付けていた律法から解放されるのです。 3 従って、夫の生存中、他の男と一緒になれば、姦通の女と言われますが、夫が死ねば、この律法から自由なので、他の男と一緒になっても姦通の女とはなりません。 4 ところで、兄弟たち、あなたがたも、キリストの体に結ばれて、律法に対しては死んだ者となっています。それは、あなたがたが、他の方、つまり、死者の中から復活させられた方のものとなり、こうして、わたしたちが神に対して実を結ぶようになるためなのです。 5 わたしたちが肉に従って生きている間は、罪へ誘う欲情が律法によって五体の中に働き、死に至る実を結んでいました。 6 しかし今は、わたしたちは、自分を縛っていた律法に対して死んだ者となり、律法から解放されています。その結果、文字に従う古い生き方ではなく、“霊”に従う新しい生き方で仕えるようになっているのです。

福音書

ヨハネによる福音書8:3〜11

 3 [そこへ、]律法学者たちやファリサイ派の人々が、姦通の現場で捕らえられた女を連れて来て、真ん中に立たせ、4 イエスに言った。「先生、この女は姦通をしているときに捕まりました。5 こういう女は石で打ち殺せと、モーセは律法の中で命じています。ところで、あなたはどうお考えになりますか。」6 イエスを試して、訴える口実を得るために、こう言ったのである。イエスはかがみ込み、指で地面に何か書き始められた。7 しかし、彼らがしつこく問い続けるので、イエスは身を起こして言われた。「あなたたちの中で罪を犯したことのない者が、まず、この女に石を投げなさい。」8 そしてまた、身をかがめて地面に書き続けられた。9 これを聞いた者は、年長者から始まって、一人また一人と、立ち去ってしまい、イエスひとりと、真ん中にいた女が残った。10 イエスは、身を起こして言われた。「婦人よ、あの人たちはどこにいるのか。だれもあなたを罪に定めなかったのか。」11 女が、「主よ、だれも」と言うと、イエスは言われた。「わたしもあなたを罪に定めない。行きなさい。これからは、もう罪を犯してはならない。」

ヨハネによる福音書8:3〜11は、仮庵祭におけるイエスの物語を中断する形で挿入された、有名な逸話。

出エジプト記34:4〜9は、ヤハウェに関する信仰告白(6〜7節)を含む。「罪と背きと過ちを赦す」(7節)というがヤハウェの性質が、福音書の物語でイエスを通して明らかとなったと解釈されている。

ローマの信徒への手紙7:1〜6は、「結婚の比喩」で律法と人間の関係を語る。