聖書日課プロジェクト

「4年サイクル主日聖書日課」を礼拝・説教に生かすために

D年聖霊降臨節第20主日

〈永遠の住み家〉

今週の聖句

神を愛する人は、兄弟をも愛すべきです。これが、神から受けた掟です。(ヨハネの手紙一4:21)

Catacombe di via Latina「ラザロの復活」(4世紀)

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更新日 2020-09-12 | 作成日 2017-10-20

聖書日課朗読箇所

ヘブライ語聖書

ダニエル書12:1〜4

1 その時、大天使長ミカエルが立つ。
 彼はお前の民の子らを守護する。
 その時まで、苦難が続く
 国が始まって以来、かつてなかったほどの苦難が。
 しかし、その時には救われるであろう
 お前の民、あの書に記された人々は。
2 多くの者が地の塵の中の眠りから目覚める。
 ある者は永遠の生命に入り
 ある者は永久に続く恥と憎悪の的となる。
3 目覚めた人々は大空の光のように輝き
 多くの者の救いとなった人々は
   とこしえに星と輝く。
 4 ダニエルよ、終わりの時が来るまで、お前はこれらのことを秘め、この書を封じておきなさい。多くの者が動揺するであろう。そして、知識は増す。」

詩編

詩編65:2〜5

2 沈黙してあなたに向かい、賛美をささげます。
 シオンにいます神よ。
 あなたに満願の献げ物をささげます。
3 祈りを聞いてくださる神よ
 すべて肉なるものはあなたのもとに来ます。
4 罪の数々がわたしを圧倒します。
 背いたわたしたちを
   あなたは贖ってくださいます。
5 いかに幸いなことでしょう
 あなたに選ばれ、近づけられ
 あなたの庭に宿る人は。
 恵みの溢れるあなたの家、聖なる神殿によって
   わたしたちが満ち足りますように。

使徒書

コリントの信徒への手紙二 5:1〜10

 1 わたしたちの地上の住みかである幕屋が滅びても、神によって建物が備えられていることを、わたしたちは知っています。人の手で造られたものではない天にある永遠の住みかです。 2 わたしたちは、天から与えられる住みかを上に着たいと切に願って、この地上の幕屋にあって苦しみもだえています。 3 それを脱いでも、わたしたちは裸のままではおりません。 4 この幕屋に住むわたしたちは重荷を負ってうめいておりますが、それは、地上の住みかを脱ぎ捨てたいからではありません。死ぬはずのものが命に飲み込まれてしまうために、天から与えられる住みかを上に着たいからです。 5 わたしたちを、このようになるのにふさわしい者としてくださったのは、神です。神は、その保証として“霊”を与えてくださったのです。
 6 それで、わたしたちはいつも心強いのですが、体を住みかとしているかぎり、主から離れていることも知っています。 7 目に見えるものによらず、信仰によって歩んでいるからです。 8 わたしたちは、心強い。そして、体を離れて、主のもとに住むことをむしろ望んでいます。 9 だから、体を住みかとしていても、体を離れているにしても、ひたすら主に喜ばれる者でありたい。 10 なぜなら、わたしたちは皆、キリストの裁きの座の前に立ち、善であれ悪であれ、めいめい体を住みかとしていたときに行ったことに応じて、報いを受けねばならないからです。

福音書

ヨハネによる福音書11:1〜16

 1 ある病人がいた。マリアとその姉妹マルタの村、ベタニアの出身で、ラザロといった。 2 このマリアは主に香油を塗り、髪の毛で主の足をぬぐった女である。その兄弟ラザロが病気であった。 3 姉妹たちはイエスのもとに人をやって、「主よ、あなたの愛しておられる者が病気なのです」と言わせた。 4 イエスは、それを聞いて言われた。「この病気は死で終わるものではない。神の栄光のためである。神の子がそれによって栄光を受けるのである。」 5 イエスは、マルタとその姉妹とラザロを愛しておられた。 6 ラザロが病気だと聞いてからも、なお二日間同じ所に滞在された。 7 それから、弟子たちに言われた。「もう一度、ユダヤに行こう。」 8 弟子たちは言った。「ラビ、ユダヤ人たちがついこの間もあなたを石で打ち殺そうとしたのに、またそこへ行かれるのですか。」 9 イエスはお答えになった。「昼間は十二時間あるではないか。昼のうちに歩けば、つまずくことはない。この世の光を見ているからだ。 10 しかし、夜歩けば、つまずく。その人の内に光がないからである。」 11 こうお話しになり、また、その後で言われた。「わたしたちの友ラザロが眠っている。しかし、わたしは彼を起こしに行く。」 12 弟子たちは、「主よ、眠っているのであれば、助かるでしょう」と言った。 13 イエスはラザロの死について話されたのだが、弟子たちは、ただ眠りについて話されたものと思ったのである。 14 そこでイエスは、はっきりと言われた。「ラザロは死んだのだ。 15 わたしがその場に居合わせなかったのは、あなたがたにとってよかった。あなたがたが信じるようになるためである。さあ、彼のところへ行こう。」 16 すると、ディディモと呼ばれるトマスが、仲間の弟子たちに、「わたしたちも行って、一緒に死のうではないか」と言った。

この日から3週、ヨハネによる福音書11章を読む。「ラザロの復活」とそれによってイエスを殺す計画が進む様子が描かれている。
最初のこの日は、ラザロが危篤との知らせを受けて、イエスが弟子たちに語る、ラザロを「起こす」との言葉が中心。

ダニエル書12章は、「終わりの日」に「目覚める」ことを語る(2節)。復活の預言と考えられている。

コリントの信徒への手紙二 5:1〜10では、人生が終わったときに「天から与えられる住み家」を得る(2節)ことを願いながら、「主に喜ばれる」生き方をするよう願う(9節)。