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藤崎 幸雄展/杳容 XIV Yukio Fujisaki Exhibition -YoYo XIV-

オーナーの村上さんが気に入ってる通路からガラス越しに作品を展観する▲click here
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▲1本の木は重さが300キログラム、10人がかりで画廊に運び込まれた。

 

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画廊のドアを開けたとたん

木材独特の匂いに包まれる。

藤崎アートの体感の始まりだ。

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押せばこけそうだが、

立体だから力学計算がある。
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ジョイント部の鋭さと正確性に

作者藤崎氏をイメージする。

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アームに見えたり、大蛇を想像したり

竜のような乗り物に見えたり・・・

藤崎 幸雄展/杳容 XIVYUKIO FUJISAKI EXHIBITION-YoYo XIV-
木彫・オブジェ
2000年1023日(月)〜114日(土)
昼12時〜午後7時30分 土曜日は5時迄
会場:不二画廊

不二画廊は全国に知られた現代美術の発表の場だ。遠くから大阪のアートファンとの 交流と評価を求めやってくる。現代美術系としての画廊歴も長く信頼されている。 不二画廊のロゴマークはデザイン界の大御所、早川良雄氏の手による。
サンちゃんのスケッチ動機は、足繁く通っている中で村上オーナーがしばしば、藤崎氏の 作品の話をされる。展覧会中に明日のエネルギーを頂戴するとか。大変な惚れ込みようだ。 長年、藤崎氏の展覧会をされていると聞いていた。そんな村上さんの心を虜にする作品と 藤崎氏に一度お目にかかりたいと常々思っていた。 だが初日に行けず作品との対面になってしまったのが残念だ。代わりに村上オーナーとの 雑談の中からオーナーの言葉を通して藤崎作品をスケッチしてみた。
藤崎氏は高知県南国市在住で、近年、非常に評価が高まり、宇都宮美術館を始め各地の 美術館で発表されています。
このページの写真の木は、山の持主と一緒に廻り、道のない所ところから切り出した 生木だ。(昔、切り出しに失敗して、車を大破したこともあったとのこと。)アトリエで 機械やチェーンソーを使い、〈樟・くすのき〉の自然の線を出す、全部木の角を残す、全部自然と かかわっているが、それらしさを出さずに自立している。削り具合と残し具合をうまく 融合させた良い作品である。作家は作品を通して宇宙観を表現している。藤崎氏が 木をプロデュースして自立させる、木の存在感のある強い木にする。 現代美術は自然を否定仕勝ちだが、自然を通して自立するものは宇宙を 創造する。また、アイデア中心、流行的なものがその場限りで終わることの多さに比べ 何度観てもあきない、時代性があって永続性のある作品と絶賛する。

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