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西川 恵造 写真展 NISHIKAWA Keizo Photo Exhibition
会期:2004年212日(木)〜27日(金)昼12時〜17時(日曜休廊)
会場:ギャラリー吉祥
西川恵造氏は定年から3年後、ストレス解消のため日曜日に初めて古いカメラを持ってふらりと散歩がてらに、家の近くの中ノ島公園まで出かけた。気の向くまま足のむくまま撮りたいものを自由に写していたら、平成3年12月クリスマスプレゼントのように初めて『ばらの作品』が特選に選ばれた。その日を境に自信がつき、がぜん写真熱がヒートアップ。 写真とコンテストの世界に深く入り込んだ。奥さんにもあまり話さず独り楽しんでいた。次々と入賞、特選を繰り返し「のれんクラブ」の写真仲間から「昔から写真をやっていたのでは?」「新しいカメラを買ったら」とか、冷やかされ話題の中心だったが平成12年2月 志半ばでご逝去された。この展覧会は主な発表の場を「全日本写真連盟」に置いた西川氏のアマチュアカメラマンとしての短い足跡であり、どんなにメカが進もうと大事なことは、撮る人の目であることを語らずして教えてくれる。

(ストリート・アートナビ 中田耕志)

ギャラリー吉祥は大阪北区の西天満交差点と中ノ島公会堂の間にあり、昨秋に新規オープンした便利で綺麗なアートスペース、料金もお手ごろです。

左端:メモリアルな特選作品「ばら」(中ノ島公園の薔薇か?)中央:800余名の中から4名が選ばれた自信の特選作品。帽子の女性:当時大阪外大の4年生でアルバイトの1日モデルを撮影したが、特選に選ばれ朝日新聞に載り(写真下↓)彼女の母親から連絡が入り、プリントして差し上げると見合い写真にしたいとたいへん喜ばれた。

今回の展示は、奥様の発案からだが、レンズを通して若い女性のぴちぴちした肌、妖艶なポーズ、遊びの世界を追っかけたであろうご主人の姿を作品を整理しながらイメージされたことでしょう。
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取材・写真:2004年2月21日/掲載:2月22日
ストリート・アートナビ 中田耕志

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