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■パステル・ハウスM 移転記念オープニング特別企画 |
天羽 義安 遺作小品展「中之島公園 回想」 |
■会期/会場 |
2005年1月16日(日)〜1月30日(日)/パステル・ハウスM |
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◎ |
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「中之島中央公会堂 初夏」 |
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「大江橋夕景」 |
「市電とバス」 |
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▲展示風景▼ |
「中之島公園 中央公会堂前」 |
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天羽義安(1895〜1968)は、矢崎千代二により関西に、パステルが画材としてはじめて本格的に紹介された1928年、関西パステル同好会の創設に参加し、堂島小学校を会場に、毎月当時のヨーロッパでパステル画に親しんだ在関西の赤松麟作、黒田重太郎、新井完、須田国太郎、中村義夫、伊藤慶之助、小磯良平、南素行などの画家たちを招き、研究会を催すとともに、大阪三越百貨店で、展覧会を開催し、広くパステル画の普及に努めた。
義安はパステル画制作のかたわら、当時輸入されていたフランスのルフランプルジョワのパステルなどに対し、レートン、ゴンドラなど国産メーカーによるパステルの製造にも積極的に参画した。今日、国産にのみ見られる短いパステルによるセットの多色化、コンパクト化を追求し、100色、150色、さらに240色のセットの実現に寄与した。
今回、天羽義安が、1930年代から1960年代初めまで住み、描いた中央公会堂を中心とする中之島公園の風景から、40点を選び、展示する。義安が、朝夕眺めた風景そのままに、繰り返し季節を変え、時間を変えて同じ建物、同じ木々が登場する、決して大作ではなく、すべて気取らぬ日常のスケッチである。多くの大阪人にとって、青春の一コマであった風景を、懐かしく思い出してもらえば、主催者としてこれに勝る喜びはない。 |
関西パステル画会 天羽 均 |
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移転オープニング記念展に、たくさんの方にご来場いただき、ありがとうございました。
皆様、古き良き大阪の風景を懐かしんでおられたのとともに、油絵にも負けない重厚さと、60数年経っても色あせず、美しい色彩を放っているパステルのすばらしさに驚いておられました。
パステル画の原点であり、なおかつ今でも最高レベルのパステル画の作品群に出会えたことを、大変光栄に存じます。 |
2005年1月 パステル・ハウス M 後 昌芳 |
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