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Art Scene GARDEN「染展」谷屋 綾・藁科美穂/2004年3月11日〜3月16日
Art Spaceわなか(大阪市中央区千日前)
取材・Webデザイン:ストリート・アートナビ
▲藁科美穂:左「移る刻(とき)」右「変化1」/谷屋 綾:左「舞う」右「さわめき」▲画面をクリックで拡大
二人ともこの4月から社会人となり新しい職場で感性を活かしたいと張り切っています。
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▲左から「こぼれおちる/谷屋 綾」「変化2/藁科美穂」「さわめき/谷屋 綾」

「さわめき/谷屋 綾」
卒業制作作品のモチーフはナスタチウム(和名は金蓮花、花や葉、実は食用になる)、一見、池に咲く蓮と葉の形が似ている。茎が長く風でさわさわとゆれる、ざわめきの一歩手前。その様子を作品タイトルにする。静かにあるが生命がザワザワとしている。小さく日常的に見ている、存在が忘れられたけど確かにそこに生命力がある。そんなところに心が惹かれた。
下絵はデッサンを繰り返し、色鉛筆やポスターカラーを使い、配色と構図を作り上げていく。下絵はしっかり正確でないとうまくいかない。型染めであるので、水に耐える型紙をくり抜いて染色する。一つずつ色を置いていく。仕上がり迄6ヵ月をかけただけの人の心を打つ心地よい完成度の高い大作である。(卒制は自分の中で失敗があって悔しく満足出来なかったのでこの二人展のためにタペストリー作品「舞う」「こぼれおちる」を楽しんで作った。気に入っている。)

「移る刻(とき)/藁科美穂」
モチーフは帝王貝細工(別名ムギワラギク、カサカサとした花は長期間色あせしない、英名ではEverlasting Flower(永遠の花)と呼ばれている。)画面は今を盛りに咲いている花芯から雄しべが次々に大空にまるで生命を持ったもののように舞い上がっていく様子を描いている。テーマは花の内部の確実な変化と移る時間。卒業を前に新しい世界への憧れと期待、そして不安へのメッセージが伝わってくる。はみ出んばかりの大胆な構図と造形、色使いは作者の独自性の表れ。それははにかみやの作者の内面の裏返し、心象風景。人を引き込む力がある。
ろう染めは、ろうで縁取りをして染料(色)を刷毛で重ね濃淡をつける。エッチング技法も使っている。鉛筆でモチーフを下書き、手間ひまがかかる。
取材・Webデザイン:ストリート・アートナビ 中田 耕志 3月16日取材/4月2日掲載
■GARDEN「染展」/谷屋 綾・藁科美穂
■2004年3月11日(木)〜3月16日(火)
■会場:Art Spaceわなか
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Art Spaceわなか

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