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■ストリート・アートナビ取材:展覧会シーン/Art Scene 
ポン・デザール展(〜先達の作家たち〜)・中之島アートフェスティバル参加企画
■会期:2004年11月14日〜11月23日 ■会場:
画廊大千
出品作家◎洋画:榎 俊幸、大畑稔浩、小川泰弘、島村信之、諏訪 敦 ◎彫刻:鳥原正敏
取材:11月23日/掲載:11月29日 ※作品の画面をクリックで各々が拡大表示。(一部を除く)
現在、美術界で絶大な高い評価を受けている新鋭作家6名による展覧会です。一人ひとりが独自の絵画感で物の存在を強く問いかけ、膨大な時間の凝視を通じて形成される精神性高い心の内なる美。(画廊大千/挨拶文より転載)
小川泰弘「煌」透明水彩、諏訪 敦「無題」アクリル、島村信之「背」油彩、各々が女性美を描いている。画材とタッチの違いがそれぞれの画面に個性と表情を見せる。「背」はどこまで近づいても筆の感触や痕は見えない、写真と錯角するほどリアルだがそこに生きた皮膚が浮かんでくる。「煌」はブロンドの髪と吸い込まれるような透明な肌を黒のコスチュームで引き締めている、暖かい体温を感じる。「背」とは反対に筆触がはっきり見える、わずかなシミさえ描いている。「無題」は先ほどまで下着を付けていたのがわずかにわかる痕、無垢な裸体の張りをシーツの皺が強めている。全体に紗がかかったような輪郭の見えないなだらかな起伏のある画面を作っている。各々がなまめかしく内面からにじみ出るエロスを感じる。(Street Artnavi 中田耕志)

〜先進の作家たち〜 ポン・デザール展
2004年11月14日(日)〜23日(火・祝)
会場:画廊大千
取材日:2004年11月23日/掲載:11月29日
取材・写真・Webデザイン:ストリート・アートナビ
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画廊大千

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