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Art Scene 酒匂溪香(さこうけいか) 書展/酒の香・墨の香・心の香 SAKOU Keika Exhibition
会期/会場 2004年9月29日(水)〜10月11日(月)定休日/火曜日 AM10:00〜PM5:00 (入館は PM4:30まで)
酒ミュージアム・酒蔵館 TEL.0798-33-0008(代表)

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展覧会会場:酒ミュージアム(白鹿記念酒造博物館)・酒蔵館

「ようこそ ようこそ ごゆるりと」

会場シーン

左:数え歌「世のわざをわするるための酒なればのんでくらすが一升(一生)のとく」「極楽はしま黄金と聞くなれど酒なき国はなに弐升(にしょう)ぞや」「雨風の夜半とも何のいとゐなく酒と聞たらいそぎ三升(参上)」「諸芸にはおしへの子とは叶うまじ酒斗には四升(師匠)いるまい」「まあおきへ手本見やふと無理酒を一つさけるも五升(後生)なりけり」・・・/右:「林間に酒を煖めて 紅葉を焼く 石上に詩を題して 緑苔を掃ふ」(白居易詩)

展示シーン

展示シーン
「丹波通い路雪降りつもる 家じゃ妻子が泣いている 家で妻子が泣くのも道理 わたしゃ他国で泣いている」 秋洗い唄より

「今日の寒さに洗番はどなた 可愛殿さの声がする 可愛殿さの洗番のときは 水も湯となれ風吹くな」 秋洗い唄より

作品中央:「何と長酒待ちかねました これがお仕上げか おめでたや」 灘の酒造り唄 三本櫂より

作品左:こうじくん(麹くん)「白玉の歯にしみとほる秋の夜の酒はしづかに飲むべかりけり(若山牧水)」「一杯一杯また一杯(李白)」「酒断ちて十とせは経たり一杯の白葡萄酒のはらわたに沁む(金子薫園)」「酒少し徳利の底に夜寒哉(夏目漱石)」「ほのかにも袂にのこる酒の香のかなしきがごと春はくれゆく(木下杢太郎)」「はんまのお酒できましたよ(渓香)」
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酒匂溪香(さこうけいか)書展が白鹿記念酒造博物館(酒ミュージアム)の『酒蔵館』で開催された。この街は日本一の酒どころ、灘五郷。なかでも西宮郷・今津郷は極上の酒を生む蔵元が軒を並べる。丁度10月2日・3日は『西宮酒ぐらルネサンス』で街全体がイベント等で賑わう。開催初日は台風が通過し波瀾の幕開けであったが、取材日の10月1日は青空が何処迄も澄み渡り雲一つない秋空になった。酒匂氏が筆を持っていれば、空に向って書をしたためていただこうと考えていたがそれは叶わなかった。来客のある中、一通り作品の内容を説明して頂き理解と親しみを感じた。文字どおり酒・酒・酒尽くしの創作書展で、酒と酒匂氏の味わい深さを堪能した。2日は300名を越す入場者があったとの知らせがあり、さっと眺めて帰る人、じっくり鑑賞してお礼を云ってくれる方もあり。様々な出逢いがあったようだ。会期もミュージアムのさらなるご好意で延長になったので、最終日の11日が楽しみだ。
 ストリート・アートナビ 中田 耕志
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取材・写真・Web Design:2004年10月1日/掲載:10月3日
ストリート・アートナビ 中田耕志

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