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特別展 円山応挙〈写生画〉創造への挑戦/開会式と特別観賞会 2003年9月12日(金)

来賓による開会式のテープカット

主催者挨拶
9月12日(金)に大阪市立美術館でこの秋の最大のイベント、円山応挙展の開会式が華やかに挙行された。大勢の招待客、関係者の集る中、主催者の挨拶の後、テープカットと同時に開幕が高らかに告げられました。
「写生派の祖」呼ばれる江戸時代の絵師、円山応挙(1733〜95)は中国画や西洋画の技法を取り入れて新たな「写生画」を確立し従来の絵画観を一変させ、現代にいたるまで日本絵画に大きな影響を与えています。本展では、応挙の傑作(国宝や重要文化財に指定されている代表作をはじめ、海外からの里帰り作品、新出資料など計110件が展示)を選りすぐり、立体的なディスプレイなど展示方法に工夫をこらして、応挙の切り開いた絵画世界の解明を試みます。
『彼は何を写そうとしたのか。』あなたはその答を見つけることができるだろうか。
主催者の挨拶と招待客/1階ロビー

大乗寺の障壁画3部屋を再現展示。
見どころは、応挙寺として名高い大乗寺(兵庫県香住町)にある3部屋の襖絵(山水の間、郭子儀の間、孔雀の間)を立体的に再現展示。応挙が切り開いた絵画世界の到達点ともいうべき、絵画空間と現実空間とが融合する壮大な空間構成(虚実一体空間)をそのままに体感できる。
大乗寺の客殿で坐って観るのと同じ目の高さで鑑賞できるよう工夫されている。
大乗寺の客殿/孔雀の間
虚の写生▲重要文化財[雲龍図](六曲一双 安永二年(1773) 個人蔵)
気の写生▲国宝[雪松図](六曲一双 天明期 東京・三井文庫)
特別展 円山応挙〈写生画〉創造への挑戦
会期:平成15年 9月13日(土)〜10月26日(日)
会場:大阪市立美術館

秋色に染まるのももう間近。美術館周辺。(▼下の画像をクリックで拡大表示)
取材・写真・Webコンテンツ制作:ストリート・アートナビ 中田 耕志
取材日:2003年(H15)9月12日 掲載日:9月13日
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特別展 円山応挙 展〈写生画〉創造への挑戦/記者発表会&大乗寺見学会

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