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ヨーロッパの宝飾400年展 煌きのダイヤモンド 開催。
THE SPLENDOUR OF DIAMOND
400 YEARS OF DIAMOND JEWELLERY IN EUROPE
2004年1月9日[金]→2月27日[金] 大阪市立美術館
取材日:2004年1月8日 掲載:1月9日 ストリート・アートナビ
写真上:[スクロールワークのティアラ]ショーメ製作、パリ/写真下:オーストリア帝国皇后エリザベートの肖像(模写)
ヨーロッパの宝飾400年展、煌めいて開幕。
年始から穏やかな気候が続く大阪、展覧会開催前日の1月8日、大阪市立美術館において、「ヨーロッパの宝飾400年展/煌きのダイヤモンド」特別内覧会が行われました。館長挨拶では、「昨秋の円山応挙展が盛況だったこと、また新しい目で円山応挙を見て頂いたことが嬉しかった」また「このダイヤモンド展で大阪が元気になって欲しい」と話されたのが印象的だった。
悲劇と共に愛の象徴、ダイヤモンド。
さらに本展は東京国立博物館に続いての開催で、展示品はルーブル美術館、アントワープ州立ダイヤモンドミュージアム、ヨーロッパ、アメリカ等の世界各地から集めたもので質の高さでは日本で初めての展覧会であることを強調された。
美しいものを見る、楽しむことは生活の中の喜び。
また、展覧会監修者:ヤン・ワルグラーヴ(アントワープ州立ダイヤモンドミュージアム館長/写真下)の挨拶では、「関西は光り輝くものが好きと友達から聞いている」と笑わせ、本展の見どころを交えながらダイヤモンド・ジュエリーの加工の技術やカットや産地の変遷を16世紀から20世紀まで歴史を追って解説。その後の内覧では各々の代表的な展示品の前で個別に解説して頂いた。
まるでダイヤモンド・ジュエリーの万国博覧会。
1000カラットを超える量のダイヤモンド。美術館は宝石箱をひっくり返したよう。女性は勿論、男性も一度は見たくなる。
東京展の入場者の80パーセントが女性であったように、ダイヤモンドと云えば女性、きらびやかで、華やか。大小のダイヤモンドが惜し気もなくセッティングされたティアラ、ペンダント、ネックレス、ブローチの数々が会場に優美に上品に光り輝く。それらをまとった貴婦人の肖像画と共に装飾芸術としてのダイヤモンド・ジュエリーの全てを知ることができ、目に心に焼き付くことでしょう。
写真上左:大阪市立美術館正面
写真上中:ダイヤモンドが掘り尽くされたインド、ブラジル、現在も産出する南アフリカ共和国につながる夕暮れの西の空。

取材・写真・Webデザイン:ストリート・アートナビ 中田耕志
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