#7693/7693 世界の旅

★タイトル ( ) 98/ 8/14 23:27 ( 93)

気分はもうシンガポール(1) aruja

★内容

 8月1日午前9時に新潟の自宅を車で出発。妻と子供(杏子11才、桃子8才、

梨香子4才)がいるので、車の中はにぎやかだ。

 安田インターで磐越自動車道に入り、いわきで常磐自動車道に乗り換え、土
浦北インターで国道に下り、成田まで計約400キロ、5時間弱かかった。都内の
渋滞を避けるために関越自動車道は通らなかったのだ。
 成田市内でガソリンを補給して(レギュラーガソリン、リッター79円)から、

成田の全日空ホテルの隣りにあるZ1パーキング(5日間 6200円+税、空港
まで係員が運んでくれるピックアップサービス付き、JCBカード使用)を利
用して、成田のターミナル1へ。
 さっそくシンガポール航空の受付の隣りにあるJTBの窓口で受付をすませ

た。

なにしろシンガポール5日間マンダリンホテル泊で大人\88,000(12才未満半額)

なのだから、添乗員はもちろんなし。現地係員の案内があるだけだ。

 子供用の食事2人分をその場で頼んだが、余りがあったのでオーケー(通常
は1週間くらい前に頼むべきであった)。(;^^)
 JCBのコーナーでシンガポールの優待マップをもらう。おや、チキンライ

スで有名なヒルマンも15%引きになっているぞ。
 時間があれば、JCBの空港内のVIPラウンジを利用するのもいい手だ。

 ゆったりとしたラウンジで、パソコン通信し放題、軽食を食べ放題、

ドリンク(アルコールを含む)飲み放題だ。ただし、ゴールドカード所有者は

無料だが、同伴者1名につき1000円が必要。定員があるので、事前に予約が望
ましい。
 出国手続をすませて、シンガポール航空(SQ)の待合室で搭乗を待つ。SQのス
チュワーデスがやってきた。わあ、皆、美人で、スタイルがいいなあ。
ウェストがきゅっと締まっていて、出るべき所はちゃんと出ているもんなあ。

(;^^) 着ているバティック(民族衣装)が身体にぴったりしていて、ナイスバ
ディをいやがうえにも強調している。今まで載ったエアラインでは、文句なく
ナンバー1だ。
 なお、最悪はイラン航空で、スチュワーデスなし。髭のオジサンばっかり(
スチュワードと言うのだろうか?)
 最初に子供連れが優先的に搭乗できた。さっそく美人のスチュワーデスさん

に、子供用の塗り絵セットとトランプを頼む。お姉さんはにっこりと微笑んで

「食事のサービスの後にお持ちします。」と日本語で答えてくれた。わーい、

日本人のスチュワーデスもいるんだなあ。でも、外人に下手な英語を使っても

平気なのに、相手が日本人だと分かると恥ずかしいのは何故だろう?

 ともあれ、無料の塗り絵セットとトランプをゲットだぜ。

 20分遅れの午後7時30分に離陸。子供たちは早速、SQ自慢の液晶テレビによ

るゲームに夢中。スーパーマリオなど10種類以上のゲームがあるようだ。
 大人は映画かな? エンジェル・イン・ロサンゼルス、ディープ・インパク

ト、卓球温泉などまだ見ていないのがあるぞ。
 そうこうしているうちに食事の時間だ。子供用のメニューは以下のとおり。

ミートボール・スパゲッテイ

丸パン

果物(スイカ、メロン角切り)

ケーキ(ミカンのタルト、缶詰のミカン、カスタードクリーム、生クリーム)

リンゴジュースのパック

 大人用のメニューは以下のとおり

インターナショナル・スタイル(西洋)

オードブル取り合わせ

季節サラダとドレッシング

ビーフのブルゴーニュワイン蒸し(ステーキと書いてない意味が食べて分かる)

(高圧鍋で舌でときほぐせるほど柔らかくなるまで蒸した牛肉に特製赤ワイン

ソース。蒸したために肉の味もある程度肉に残っていて、まあまあの味。

調理の仕方は中華風だが、ソースはフレンチ。なかなかシンガポールらしい料
理だ。)
ポテトムース

チーズとクラッカー

フレッシュフルーツのフランデザート

ロールパンとバター

日本料理(注文しなかったので、味は不明)

オードブル取り合わせ

蕎麦

鰻の蒲焼き

煎餅

和菓子

ロールパンとバター

緑茶

 6時間後の翌日の午前1時25分にシンガポールのチャンギ国際空港に着陸。

うーん広いなあ。成田の数倍はあるぞ。

 出迎えの現地係員ゴーさんの案内で、バスに乗る。ゴーさんが1ドル87円

で両替するとのこと。空港では1ドル89円だったから、それよりはましとい
うところか。雨で外は蒸し暑いが、東京ほどではないぞ。窓の外のヤシなどの
街路樹が、ここが日本ではないことを実感させる。
 午前2時30分、やっとオーチャード通りのマンダリンホテルに到着。

 うーん、豪華なホテルだ。王侯も宿泊するというのもうなづける。

 午前3時、カードキーをもらって、やっと部屋にたどり着く(エレベータも

カードキーを入れないと、階数を指定できない)。ダブルベッドルームとツイ
ンベッドルームの隣り合わせの二部屋だ。うーん、広くて気持ちがいいなあ。
旧館の18階なので眺めもいい。でも、ともかく寝たい。軽くシャワーを浴びた。

おやすみなさい。グー。

1998-08-14

aruja from 新潟県五泉市(NP-10N,秀ターム&秀ナビ&PC_VAN.SCR)

#7751/7751 世界の旅

★タイトル ( ) 98/ 8/23 23:33 (152)

気分はもうシンガポール(2)8月2日 aruja

★内容

 遅くなりましたが、旅行記を再開しますね。(;^^)

 午前8時、モーニングコールがかかってきた。9時20分にバスで市内観光に出
発とのこと。うーん、まだ眠たいぞ。格安ツアーの悲しさで、強制的なのがつ
らい。(;^^)
 朝食は、ツアー代金に含まれている。今日と明日は、1階のチャーター・ボ
ックスでバイキング料理だ。いつものホテルの朝食バイキングだが、料理はも
ちろん、粥やパンも美味しくて、毎朝が楽しみだ。(^_-)

 さて、最初の市内観光は、ウエスティン・スタンフォードホテル前のウォー
・メモリアル・パーク。
 1942年に華僑約5万人(日本では約5000人と言われるが、当時の華僑の総人
口約20万人からすると、こちらのほうが真実性がありそうだが、私は被害者の
言うことの方を信じるようにしている)が日本軍に虐殺されたとガイドの呉(
ゴー)さんが言った。合掌。
 アジアを旅してやり切れないのは、親父の世代の日本軍があちこっちで残虐

な行為を繰り広げた跡に出くわすことだ。決して繰り返してはならないことだ。
 次はマーライオン(大小あり)。リー首相によって1972年に建設されたと書
いてある。案外新しい。?
 大きい方は水を出さない。直しても1週間でまた故障するから、直すのをあ
きらめたとゴーさんが言ったが本当かな?。
 近くにはビジネス街があり、高層ビルが林立している。ゴーさんが、東京の

ビルは低いねと言うのも分かるくらいだ。

 本当に街は奇麗で緑も多く、夜中に女性が一人で歩いているくらいだから治
安もよく、食事も美味しくて安い。
 シンガポールがここまで栄えたのは、リー首相に負うことが大きい。一人の

人間がどれだけのことができるかという良い見本がシンガポールだろう。しか

し、逆もまた真なり。悪い人間がリー首相と同じ権限を持ってしまった場合に
は、戦後50年をかけて築き上げた繁栄も10年で瓦解する危険性もあるわけだ。
 日本人は、人口も多く勤勉だったので、政府があれほど無能でも今日の繁栄
を築き上げたが、シンガポールのような小国はそうはいかないのだ。しかし、
そうは言っても、無能な指導者が日本国に対してどれだけ害をなせるかは先程
証明されたばかりだから、日本も小渕さんの次は是非有能な指導者を選出する
必要があるだろう。
 次は、アルカフ・マンション。

 アラビア人の商人アルカーフが作った白い邸宅。現在は、レストラン。小高
い公園の中にある。公園からの眺めがよいので、夜はアベックで一杯になるそ
うだ。
 我々は、アルカフ・マンションの形の瀬戸物に入ったマンゴー&オレンジジ
ュースを飲んだだけで引き上げる。
 昼はホテル・ニューオータニの大観苑という中華レストランで飲茶食べ放題
(代金は旅行代金に含まれているので不明)。シューマイ(1種類しかない。
普通の肉シューマイ)、餃子(翡翠色の半透明の皮に包まれた蒸し蝦餃子。朝
鮮人参入りで健康にいいそうだ。結構美味しい。)外にも何種類かの餃子など
を食べたが、あまり記憶にない。
 最後のマンゴープリンが一番美味しかったなあ。

 他に千燈寺院や植物園(オーチャード通りの西にある)や宝石店や土産物屋

に連れて行かれた。
 植物園では桃子が嫌がって泣き出したので、近くで工事をしていた人が、「
ホワイ?」と尋ねてきた。私が「午前3時に到着したのに、朝9時から観光に
連れていかれたので、眠いのさ。私もね。」と答えると、とても同情されてし

まった。私だったら、ひどい親だと思うけどね。(;^^)

 しかし、午後2時過ぎになると、私も頭にきて、ゴーさんに子供の具合が悪

い(だって、眠くてご機嫌最悪なんだから)のでホテルに帰ると断って、最後
のショッピングは勘弁してもらった。
 ホテルに戻って、まずは睡眠。グー。

 午後5時ころに目を覚ます。子供たちが疲れているので、妻と相談してナイ
ト・サファリは明日にして、今夜はクラーク・キー・アドベンチャーに行くこ
とにした。そこは、ディズニーランドのカリブの海賊と同じようなものだとい
うので、子供たちが喜ぶかなと思ったのだ。
 マンダリンホテルの向かいのシティ・バンクへキャッシュカードで預金(円
の普通預金)を下ろしに行った。キャッシュカードをATMに入れると自動的に
日本語表示に切り替わった。おぬし、なかなかやるなというところだ。ちゃん
と100ドル単位でシンガポールドルが出てくる(例えば、200ドルなら、100*1,
50*110*5枚という内訳だ)。
 レートは、1シンガポールドルが\85.57だった。ついでに、洋ちゃんお薦め
のパラゴンの両替商の所へ行ってみると、こちらはなんと\84.62。ここが一番
お得ということだ。さらに\84にならないかと交渉するが1銭もまけてくれな
かった。うーん、手ごわいぞ。(;^^)
 ホテルの前でタクシーを拾おうとしたが、雨なのでなかなかつかまらない。
やっとつかまえても、「方向が違う。」と言われて断られてしまった。雨で客
が多いので、割のいい長距離客を乗せたいらしい。うーん、日本と同じだなあ。
でも、2台目はオーケー。
 クラーク・キーは、シンガポール川の岸にある歓楽街だ。屋台もいっぱい出
ていて縁日のような雰囲気だ。到着と同時に雨がやむ。ラッキー!
 目の前でサテー(インドネシア風焼鳥)がジュージューと美味しそうな匂い
をたてて焼けている。あっちではクレープみたいなものを焼いて、カレーみた
いなものをはさんでいる。香辛料の香りがあたりに充満している。うーん、本
当にシンガポールに来ているんだなあと実感する(こういう所で実感するかな
あ?)。
 これがうまいよ、こっちのを食べてみたらと、道の両側の屋台から声がかか

る。

 誘惑に負けそうになりながらも、とりあえず中央の十字路にあるはずのクラ
ーク・キー・アドベンチャーを目指す。
 ところが、着いてみるとシャッターが下りていて、誰もいない。

 おかしいなあ、「地球の歩き方」には無休と書いてあって、確かに営業時間

のはずなのに。閉店理由を書いたビラもないので、理由は不明。

 子供たちがお腹がすいたとわめき出したので、リード橋を渡って対岸にある
リバーポイント・ビルの2階にある陳福記の支店に入る。「究極の炒飯」と窓
にネオンが輝いているので、クラーク・キー側の岸からすぐ分かるよ(よほど
日本人客が多いらしい)。
 割とこざっぱりとした中華レストランだ。

 さっそく宣伝されていた究極の炒飯を注文する。15分くらい後に炒飯が運ば
れてきた。カニ炒飯のいい香りにコリアンダーの香りがまざってなんとも美味
しそうな匂いだ。口に運ぶと、うんうん、究極の炒飯とは言えないまでも、注
文する価値がある味だ(コリアンダー嫌いの人は、駄目かな?)。Lサイズで
3、4人前という所だ(L35S$)。
 シーフード・スープも美味しい。塩味にエビなどのシーフードのダシが十分
に溶け込み、子供たちも美味しいとおかわりをする(生姜も隠し味で入ってい
て、生臭さを消している)。菜の花みたいな草もたっぷり入っていて、健康に
もよさそうだ(L35S$)。
 シーフード・ヌードルは、焼きそばにシーフード(塩味、とき卵)のあんをか
けたもので、これもなかなかいける(S17S$)。ここで、注文したものは、全部
はずれがなくて良かった。
 なお、おしぼり(0.3S$)も中国茶(1.2S$)も有料なので、不要なら断ること。
私は、スープもあるので、茶は2人前だけ頼んだが、でっかいポットを持って
きて、5人で飲んでも余るくらいだった。他にサービスチャージ 10%, GST 3%
が付加される。

 お腹も一杯になり、いい気分でクラークキーの川沿いの店をひやかして散歩
していると、ドリアンハウスがあるではないか!
 ここで見過ごしては、ドリアンお良さんにどんな目にあわされるか分からな

い(;^^)。
 早速、ドリアンに挑戦してみることにしました。臭いがひどいと聞いていた
けれど、確かに臭うと言えば臭いますが、それほどの臭いとは思えませんでし
た。
 剥かれたドリアンの一房(というのかな?)が14S$(オーチャード通りのマ
ークス&スペンサー地下のスーパーの値段のほぼ倍)。ちょっと高いとは思っ
たけれど、勢いで注文してしまいました。
 さっそくかぶりつくと、鮮やかな黄色い果肉がねっとりと舌にまとわりつい
てくる。舌に溶けだす濃厚な熱帯の香りと豊潤な甘さ。うーん、さすがに果物
の王様の名に恥じない味わいだ。(^_-)V
 それからは、夢中でしゃぶるように食べ尽くしてしまいました(種が大きい

のが残念ですね。)。(;^^)

 それからは歩いている所から300メートルくらい離れていても、ドリアンを

山積みにして売っている所まで、かぐわしい匂いでたどりつけるようになり

ました(風向きにもよりますが)。

 外にも、ドリアン・アイスやドリアン・ケーキなどがありましたが、流石の

私のお腹ももういっぱいで入る余地がなく、残念でした。

   やっとシンガポール旅行記を再開した aruja(東京都小金井市)

PS、

 今日は、新宿の「じゃすみん」(三越南館の近く。ビッグパソコンと同じ通
りの同じ側のビルの3階)という回転飲茶の店で夕食でした。
 一皿が120〜300円で、中にシューマイや餃子や饅頭が2個くらい入っていま

す。

 値段の割には味もまあまあでいいのですが(但し、お薦めと書かれている小
龍包はまずいぞ)、私みたいな大食漢は油断するとすぐ2000円以上になってし
まいます。私のお薦めは、鶏おこわ(220円)かな? コストパフォーマンスは
高いぞ。餃子みたいなココナッツミルク菓子(120円)も食べましたが、いま
いちだな。かすかにココナッツミルクの味がするという所です。
 なお、食事時間にはいつも行列です。私は、午後5時45分に行ったら、すぐ

入れましたが。

 その近くにある東南アジア料理店では、昼に950円でバイキングをやってい
るのを発見したので、近いうちにトライしてみますね。(^_-)
#7758/7758 世界の旅

★タイトル ( ) 98/ 8/25 2:15 (109)

気分はもうシンガポール(3)8月3日 aruja

★内容

 いやあ、シンガポールでのBIGLOBEのローミングサービスの遅いこと。昨晩

は、20~30バイト/SECですよ。20キロバイトの間違いではないのですよ。間違
っても画像を表示してはいけない速度ですね。

 午前中は、子供たちを連れて、フォーラム・ザ・ショッピング・モールに行
ってみる。妻は杏子と一緒にショッピングを楽しみ、私は、下の子供たち二人
とトイザラス(新潟のトイザラスの方が子供用の小さな家がたくさんあってお
もしろいぞ)や地下の滑り台で遊ぶ。
 ジュース・バーでマンゴーやパイナップルのフレッシュ・ジュース(M 4S$)

を頼む。ちょっと高いけれど、う・ま・い! やっぱりフルーツは地元で食べ
たり、飲まないと本当の美味しさは分からないよね。(^_-)
 昼食は、ホテルで着替えてから(流石にジーパンにTシャツはまずいので)、

豪華なコンパス・ローズでハイ・ティー。

 コンパス・ローズはウェスティン・スタンフォード・ホテルの70階にあり、

抜群の眺めと美味しい飲茶やケーキが楽しめました(平日27.8S$,12S$+++、4才
以下無料)。この4才以下無料というのがうれしかった。(^_-)V
 なお、ここのハイ・ティーは予約はできないけれど、12時前に行けば大丈夫

とのこと。私たちは月曜だったせいか、12時5分頃に到着したときは、半分くら

いの席が埋まっていただけだった。でも30分も経つとほぼ満員でした。

 飲茶は8種類くらいしかなかったけれど、蝦シューマイが美味しかったよ。

蝦がプリプリしていて、シューマイの薄い皮を噛み破るとジューシィなエキス
が舌の上に広がり、とっても幸せな気分にしてくれる。チマキも美味しい!
 他にマレー料理のラクサもあった。ココナッツ・ミルクが入った味噌ラーメン

といったら近いだろうか。コリアンダーも香りも高く、香辛料もしっかり効いて

いるぞ。なんだかネバネバした餅に包まれた饅頭のようなマレー菓子もあった。

中は栗餡のようにほこほこしたやや黄味を帯びたアンコが入っていたが、原料は

地元の芋かな? 結構、いける。

 ロースト・ビーフ等の西洋料理も充実している。

 ケーキやサンドイッチやフルーツは数知れず、胃袋がもう二つくらい欲しかっ

たなあ。ムラサキ色の表皮に黒い点々が散らばる白い実のドラゴン・フルーツも

美味しい。星型のスターフルーツは、ちょっとすっぱく、まずい。

 無いのはインド料理くらいだ(食べたい人は、ラッフルズ・ホテルのティフィ

ン・ルームのハイ・ティーへどうぞ)。

 子供たちは、お腹がいっぱいになると、午前中にだいぶ歩いたのが効いたのか

ソファーで寝てしまった。

 私と妻は、眼下に広がるシンガポールの美しい街並みを眺めながら、ボーイが

給仕してくれる香り高い紅茶とテーブルいっぱいの各種ケーキを楽しみ、ひさし

ぶりに訪れた静かな時間をゆったりと過ごす。

 ゆったりとし過ぎて、セントーサ島に行く時間がなくなってしまったので(;^^)、

タクシーでマンダリン・ホテルに戻り(5S$だから、5人なら地下鉄より安いぞ)、

ホテルのプールで子供たちと遊ぶ。

 南国の強烈な日差しを浴びながら、のんびりとデッキチェアに寝そべって、
午前中に本屋で買ったジェフリー・アーチャーの旧作を楽しむ。日本語で一度
読んでいるので、すらすら読めるのがいい。しかし、欧米の政治家は演説がう
まいなあ。原文を音読するととても調子がいいが、プールサイドではやらない
ほうがよさそうだ。(;^^)
 子供たちは、他の日本人の子供と一緒になって鬼ごっこなんかして、遊んで

いる。こらっ、プールサイドを走るんじゃない! 転んで、大けがをするぞ!
 喉が渇けば、プールサイドのバーでルームナンバーを告げて、好きなものを

頼めばいい。うーん、天国だねえ。

 夕食は、マンダリン・ホテル1階のチャーターボックスでとる。
 有名な海南チキンライス(16S$)はジューシィで美味しかったのですが、期待
が大きすぎたせいか、それほどの感激がなかったのが残念でした。
 でも、ライスもダシで炊きあげてあって、美味しい。特製チリソースをつけ
たチキンをライスにのせて食べると、うーん、やっぱりチャーター・ボックス
はうまいぞと感心すること請け合いだ。わたしゃ、口のまわりが真っ赤になっ
てしまった。
 チキン・コーン・スープ(7S$)も美味しく、ココナッツ・アイス(8S$)はなか
なかの優れものでした。容器のココナッツの内側の白いココナッツの実を削ぎ
落としながらアイスクリームと一緒に食べると、うーん、ベリー・ナイス! 
(^_-)V
 ただ出てくるまで時間がかかるので(我々の場合、メインが終わってから、

30分以上待たされた)、お急ぎの人は避けた方が無難。

 ココナッツ・アイスのお陰で、ホテル前でタクシーに乗ったときは、すでに

午後6時10分。

 2冊のガイドブックにナイトサファリの開始時間が午後6時半と7時半と違
って記載されていたので、若くて陽気な運ちゃんに聞くと「7時じゃないか?」
という返事。親切にも無線で会社に聞くと、6時半から入場できるとのこと。
 それじゃあ急ごうっていうので、運ちゃんの飛ばすこと飛ばすこと。前の車
の尻にぶつかりそうなくらい煽りながら、次々と前の車を追い抜いていく。
 高速道路では妻がもっとゆっくりとわめくので、運ちゃんにその旨を告げる。

運ちゃんは、運転席のかわいい女性の写真を指差しながら、「彼女にもいつも

そう言われるんだよ。」とニッコリ。こちらも「ミー、ツー」と相槌を打つ。

 「君の彼女はとても奇麗だね。」とほめると、とても嬉しそうにしていた。


 タクシーが飛ばしてくれたので、6時50分にはナイトサファリの入口に到着
(ラッシュアワーだったのにね)。料金は、エクストラ・チャージ1.5S$を含
めても12S$だから、シンガポールでタクシーを利用しない手はないね。島内な
ら、観光客にとってはここが一番遠いはずなのに、日本円で1000円くらいなん
だもんね。
 すでにチケット売り場の前には40人くらいが並んでいる。発売開始は午後7

時だそうだ。
 ナイトサファリは大人18.45S$,子供12.3S$(トラム代を含む)。トラムの予
約は、入場口のすぐ先にある。最初の日本語トラムは午後7時半だが、それは
満席だったので、我々は午後7時45分のトラムだ。

 時間が少しあるので、左手にあるフィッシュ・キャット・トレイルを散歩す
る。その名前のとおり水辺に身構えて魚を取ろうとする山猫がいた。残念なが
ら、魚はいっぱいいるにも関らず、猫のそばにだけは近寄ろうとしない(魚も
利口だ)ので、魚を取る瞬間は目撃できなかった。外にもいっぱいいたよ。

 さあ、トラムに乗る時間だ。ガイドは先頭のトラムに乗っているので、出来
れば先頭のトラムに乗るのがいい。最後の方に乗っていると、ガイドが指差し
た所に着いたときには、肝心の動物がいないこともあるからだ。
 オオアリクイ、カピバラ、アジアゾウ、マレーバク、マレートラ、スイギュ
ウ、ガゼル、シマハイエナ、アジアライオン、サイ等と盛り沢山だ。よくもま
あ、これだけの動物をちゃんとトラムで見える所に時間通りに集められるもの
だ。いくら餌で集めたとはいえ、感心する。
 シカやバクなんか手を伸ばせば触れるところにいるんだよ。

 約40分のトラムでの見学の後、今度は下りて歩く。なんかジャングルの中を

歩くようで、他の動物園では味わえないものだ。

   ジョッギングで汗を出した後のビールはうまいなあと思う aruja

   (東京都小金井市)

#7764/7772 世界の旅

★タイトル ( ) 98/ 8/26 1:24 (176)

気分はもうシンガポール(4)8月4日 aruja

★内容

 明日は、午前7時10分にホテルを出発して空港に向かうので、今日(8月4

日)が実質的な最終日。
 今日は、セントーサ島に行く予定だったが、朝になって妻が急に昼の動物園

にも行きたいと言い出した。それなら、昨日、言ってくれればナイトサファリ

の前に行ったのになあ。(@_@)
 その後でセントーサ島に行くと言う。うちの家族のペースでそんな強行軍が
無理なことは分かりきっているが、口には出さない。こうと思いこんでいる女
性に正しいことを言ったとて、予定を変えるわけではなく、結果も変わること
はなく、行く前に気分を悪くさせ、結果が私の言うとおりになればさらに機嫌
が悪くなるだけだからだ。(;^^)
 また、タクシーで動物園に行く。午前10時半に到着。

 入場料は大人18.45S$(トラム代を含む),子供12.3S$。トラムは英語のガイ
ドのみだ。途中、3ヶ所のトラムストップがあり、各1回ずつ自由に乗り降り
ができる(トラム・チケットの四隅に切り取り部分があり、各ストップで乗る
たびに切られる)。トラムは頻繁に来るので、5分も待つことはない。
 最初のストップは、チルドレンズ・パーク前だ。

 子連れは、まずここで下りることをお薦めする。手前に各種遊具を備えた小
さな公園がある。ボール・プールに飛び込んで、子供同士でボールをぶっつけ
放題だ。ここは蚊が多いので、虫除けは必携だ。

 ベンチに腰かけてミネラル・ウォーターを飲んでいると、傍らの草むらがガ
サガサ。ひょいっと見ると、葉っぱの上にはヤモリがこっちを見上げている。
今度は、上の方が騒がしい。木陰から上を見上げると、リスが何匹も騒いでる
ではないか。子供たちは大喜び。さすがシンガポール動物園だ。
 奥にもっと広いチルドレン・プレイランド(オウムやニワトリやポニー等が

いる)があり、小さな列車でも行けるが(往復大人一人、子供一人で計5S$, 4
才以下無料)、近いので歩いた方がいい。
 オウムとおしゃべりし、ニワトリを追いかけ回し、ネット・ランド(網がい
っぱい空中に広げられている。子供がいないときは、木陰でハンモックの代わ
りにもなる。)でトランポリンや鬼ごっこで汗を流した後は、中央の水遊び場
(水深10センチくらい。結構広い)で、水をかけあって遊ぶのが涼しくて楽し
い。できれば、トラムの最終ストップあたりに位置を変更してほしいものだ。
市内の幼稚園から来たらしい一団がいた。園児はうちの子供たちが水遊びをす
るのを羨ましそうに眺めていたが、引率の保母さんの言うとおりにいい子にし
ていて、水には入らなかった。可哀想に。

 再びトラムに乗り、象のいるストップで下りる。エレファント・ライド(大

人3S$,子供1.5S$)は、午後は1時からだ。
 象が連れてこられる。大きいなあ。大きなネットをかけてから乗るが、子供
の足はネットの綱に届かないので、象の背中の毛につかまるしかない。しかも、
象の背中に詰め込むこと、子供4人に大人3人も乗せてしまう。象が歩き出す
と、ぎゃー、揺れるじゃないか、前後左右上下に。下まで3メートルくらいあ
るぞ。子供が頭から落ちたら死んじゃうぞ。必死に子供が落ちないように、つ
かまえる。・・・、ふー、やっと終わった。
 子供たちは落ちることなんか考えていなかったらしく、とってもおもしろか
ったと上機嫌。象に直に乗ったので、象の毛がチクチクしただとか、頭の上に
乗っかった子は象の耳で叩かれたとか、ニコニコしている。
 トラムはラクチンだが、各ストップで下りて歩いて見ることをお薦めする。

 シマウマ、マレー熊、オオカミ、ライオン、マンドリル、チンパンジー、ワ
ニ、イグアナ、コモドオオトカゲ、ジュゴン、ペンギン、象、ナイルカバ、キ
リン、コビトカバ、トラ、マレーバク、カンガルー等が間近に見ることができ
るよ。
 午後2時頃に動物園を後にして、オーチャード通りのメリディアン・ホテルに

行く。このホテルの下にあるホーカーズ(屋台)で昼食だ。

 中華、インド、マレー、フルーツの各種屋台が並んで、午後2時半頃なのに、

結構いっぱい人がいる。地元の人が多いようだ。

 私は、屋台での食事でまずいものを食べたことはない。世界中、どこの屋台
村に行っても、その屋台村で一番美味しい食事をする自信がある。その秘訣は、
匂いだ。私の嗅覚の示すままに一番美味しいそうな匂いがするものを注文すれ
ばいいだけだ。その証拠に、私が買ってきたものは、皆が美味しいと言って奪
い合いになるが、他の人が買ってきたものは一口食べた後は残ったままだ。
 このホーカーズでは、オーチャード通りから見て右側(東側)の方が美味し

い店が多い。特に中華の店の匂いが抜群だ。

 角の麺類の店で、フィッシュボール・ヌードル(魚のすり身入り中華麺3.5S$
)とプロンミー・ヌードル(蝦入り中華麺 5S$)を頼む。いずれも塩味のスープ
にダシが効いていて秀逸だ。ふうふうと汗を流しながらも、いったん食べ出す
と、空にするまで丼を置くこと能わず状態だ。次は、太った陽気なオバチャン
がいてオーチャード通りを背にしている店の中華饅頭だ。ここのチャーシュー
マンは、素晴らしい。一つ食べると女性ならば腹八分目になるくらいの大きさ
のチャーシューマンだが、ふかふかの皮を噛み破ると歯ごたえのある細かく切
って練り上げたチャーシューや椎茸や筍の塊にぶちあたる。これが実に豊かな
味のハーモニーの塊というか、渾然一体となった濃厚なエキスが口の中に充満
する。これで、2S$なんて信じられない。後は桃饅頭だ。ゴマダレが効いたよ
く練り上げられた中華餡は、舌を魅了してやまない。いくら満腹でもちゃんと
入る場所を確保するのだから、たいしたものだ。
 時間が遅かったので、蝦饅頭やオイスターソースで炒めた牛肉入り饅頭など

が売り切れていたのが残念だった。次は、必ずゲットするぜ。(^_-)

 最後は、各種フルーツとアイスカチャン(かき氷。何種類ものシロップがか
かり、カラフル。暑いときはこれに限る。なぜかコーンが入っている)で締め
る。
 残りの午後のひとときは、ふたたび子供たちとホテルのプールで過ごす。

夕食のためにプールで一泳ぎだ。妻は、最後のショッピングタイムだ。

 夕食は、昨日、JCBのトラベルデスクで予約してもらった、洋ちゃんお薦

めのLEE DO レストランに行く。
 洋ちゃんに教えられたとおりのアドレスをタクシーのカッコイイあんちゃん
に見せると、「オールライト」と言って、ちゃんと店の前に横づけしてくれた。
洋ちゃん、有り難う。m(_ _)m

 場所は、BLK 11, KEMPAS ROAD #01-79

OFF BENDEMEER ROAD,

SINGAPORE 330011

TEL 298-2902

Bendemeer Road とBoon Keng Road の交差点近く。その交差点からBendemeer

Roadを20メートルほどシンガポール川の方向へ行き、右側を振り返ると店のネ

オンが輝いているから、すぐ分かるよ。客は、ほとんど地元の人だ。家族連れ
が多い。
 シーフードスープ(S 8S$)、冷やしカニ(26S$*2)、カニのチリソース煮(2ピ
ース 37.5S$)、炒飯(S 5S$)、タロイモのココナッツミルク煮(S 8S$)を食べた
(昼間行って来たメリディアン・ホテル地下のホーカーズで食べ過ぎて、まだ
満腹状態だったのだ。)。おしぼり(0.3S$*5)、中国茶(0.8S$*5)。税含む・サ
ービス料なし。
 全部、美味しかったけれど、特筆すべきはカニのチリソース煮! ひりひり
する辛さも何のその、口を真っ赤にしてかぶりついた。特に、そのソースが最
高。カニのエキスをたっぷりと含んだチリソースは、チリソースの概念を超え
るほどの美味さに昇華していた。ただでさえ美味しい炒飯の上に、このチリソ
ースをかけて食べると、これはもう天上の食物としか言いようがない!
 満腹状態だった私が、さらに2人前のカニのチリソース煮と1人前の炒飯を

一気に平らげてしまったくらいだ。もう腹がはちきれそう! 皿の上のチリソ
ースはスプーンできれいにぬぐいとられてしまっている。(;^^)

 コールド・クラブ(冷やしカニ)も素晴らしい。特に一匹目は、白い身も汁
気たっぷりの旨味満載という絶品で、カニミソがふるいつきたくなるほどの旨
さだ。まったく嫌味がなく、そのくせ濃厚なミソは鮮やかなイエローで、舌に
広がる味は、最上級のフォアグラやアンキモにも匹敵するものだ。

 あまりの美味しさに追加した2匹目は、残念ながら一匹目に遠く及ばないも
のだった。それでも、並みのカニよりずっと美味しいのだが・・・。(;_;)
 やはりカニは当たりはずれが大きいなあ。でも、最初のカニに出会えただけ
でシンガポールに来た甲斐があったというものだ。
 デザートのタロイモのココナッツミルクも絶品だ。目の前で熱いヤム(タロ
イモ)ペーストを冷たいココナッツミルクに落とし込み、練り上げてから、各
人に配分してくれる。「もう何にも入らない」と言っていた長女が、ぺろりと
平らげて「やっぱり美味しいものは入るところが違うね。」と、スプーンをき
れいに舐めながら言ったくらいだ。
 洋ちゃんが、思い出したらまた食べたくなっちゃったと言うのは、当然だ。

その言葉に、今から思いっきり賛同してしまった。(;^^)

 VISAカードで支払っていると、店の親父さんが「うまかったかい?」と聞い
てくる。「もちろん。ここはシンガポールで一番美味しいシーフードレストラ
ンだ。特にチリクラブは最高だ!」と答えると、親父さんは、満面の笑みを浮
かべ、「客は、皆、ここのチリクラブを目当てにやってくるのさ。」と自慢し
まくる。
 上機嫌になった親父さんは、ボーイさんを呼んで通りまでタクシーを呼びに
やらせ(そのボーイは、タクシーを呼んでくれと私が頼んだときには、駄目だ、
自分で通りでタクシーを拾ってくれと言ったんだぜ)、店の外まで出てきて私
たちを見送ってくれた。私は、絶対、この店には又来ようと心に誓ったのだった。
 ホテルに帰ると、家族を残して、私は残っているシンガポールドルでみやげ物

を買うためにオーチャード通りを歩いた。

 怪しげな店でマーライオンのぬいぐるみを買う。知り合いの女性に頼まれてい

たのだ。マーライオン公園の店で30S$のものが、ここでは25S$だ。それを10S$に

値切ろうと交渉したが、結局、18S$で妥結。さらにTシャツを3枚で8S$に値切って

買う。(^_-) でも、親父さんの顔を見ると、それでも儲けているらしく上機嫌だ。

 洋ちゃん、お薦めの蝦巻も買う。

 最後の夜だ、ドリアンの食い納めだ。マークス&スペンサー地下のスーパーで

ドリアンを買う。

 ドリアンには中身がイエローとオレンジのものがあり、オレンジの方が美味し

い。ドリアンのトゲがピンとしているのが新鮮で、香りが濃厚なものがよく熟し

ていてうまいなど、いろんな予備知識を仕入れていたのだが、中身がイエローの

ものしかなく、ほぼ満腹状態では、1ピースしか食べられない。

 100グラムあたり2.99S$のパックを一つ買う(15S$)。なるべく鮮やかなイエロ

ーで香りが高いものを選ぶ(ドリアンの香りが辺りに充満しているので、難しい)。

 最後くらいは贅沢をしたい。なぜか、風呂に入りながら、青磁のデザート皿に

ドリアンを盛り、銀のスプーンで食べたくなった。捜し回った揚げ句、高島屋

デパートで日本製の青磁(中国製はキンキラキンの派手なのしかなかったのだ)

の皿と銀メッキのスプーンを購入。

 ホテルの風呂で実演した。熱い風呂の中でよく冷えたドリアンを銀のスプーン

で食べると、なーんて贅沢なんだろう。なーんて美味いんだろう。

 ホテルのルームサービスでも実現できない贅沢だ(なんせドリアンは持ち込み

禁止だもんね)。

   ほとんど食事のことしか書かない aruja(東京都小金井市)

PS、

 夜のオーチャード通りを歩いていると、後ろから呼びかけられる。知り合いは

いないはずだがと振り返ると、そこには素晴らしいシンガポール美人(中国系)

がにっこりと微笑んでいる。なにか御用ですかと思わず、話しかけると、いきな

りベッドインしないかという単刀直入なお話し。(;^^)

 残念ながら、そのときにはシンガポールドルを使い果たした後で、ポケットに

は5S$弱しか残っていなかった。さすがにクレジットカードは駄目だよなあ。

 もっと早くお会いしたかったが、率直に文無しだと告げて別れる。(;_;)

 こうしてシンガポール最後の夜は更けていったのだった・・・。

#7773/7780 世界の旅

★タイトル ( ) 98/ 8/27 2: 1 ( 54)

気分はもうシンガポール(5)8月5日 aruja

★内容

 午前7時10分にホテルを出発して、まだ人影がまばらなシンガポールの街を

バスは通り抜け、一路、チャンギ国際空港を目指す。

 30分程で到着。パスポートチェックを抜けたが、9:50発のSQ012便までまだ

1時間以上待ち時間がある。

 広い空港内には免税店がいっぱいある。インターネット・オフィスもあって

料金を聞いたら30分10S$だそうだ(パソコン使用料を含むかどうかは聞き忘れ

た)。残念ながら子供をほっぽりだしてインターネット三昧をやったりしたら、
どんな目にあわされるやらなので、あきらめる。(;^^)

 待合室とは反対側の方向にエンターティメント・ゾーン(もう1階上)があ
って、ほとんどがゲーセンだが、隅っこに子供用の小さな家(トイザラスで売
っているようなもの)と小さなジャングルジムがあったので、ここで子供たち
と遊ぶ。上の杏子は、ゲーセンで遊んでいる。
 その隣りに最新の科学を紹介するというようなコーナーがあったが、あまり
大したものはなかったなあ。故障している機械もあったし。

 搭乗のアナウンスがあったので、待合室に向かう。しばらくして、子供連れ
の優先搭乗が始まったので、お先に失礼して機内へ向かう。日経新聞などを確
保して座席に向かう(シンガポールではCNNを流しているチャンネルで午後
8時からNHKの9時のニュースを流している。つまり、日本と同時に見ている
ので、日本のニュースについては不足していないし、日本の新聞も高いが売っ
ている)。

 SQにはいろんなサービスがある。行きのときに書き忘れたが、足元が寒い
人には靴下を貸してくれるというサービスまであると書いてあった(私は用意
があったので利用しなかったが)。
 トイレに置いてある2枚刃ヒゲソリもシェービング・クリーム付きだ。マン
ダリン・ホテルのアニメティにはヒゲソリがなかったので重宝した(その代わ
りといっては何だが、ホテルのアニメティには携帯用の裁縫セットがあったの
は嬉しかった。2室で4泊したので、計8個もゲットしてしまったが、一生、携
帯裁縫セットには困らることはなくなったようだ。)

 それと、食事時にはSQ特製チリソースを注文できるそうだが、いつも食事
タイムになると失念してしまう。チリソース大好きの洋ちゃんは味わいました
か?
 飛行機内の乾燥対策だが、私の場合はいつもガーゼのマスクを持参している。
寝るときは、マスクをすると、喉をやられずにすむし、大口をあけて寝ても、
他人に見られることはないので安心だ。

 帰りは定時出発、定時到着(17:35着)。成田空港がやたら小さく感じられる。
小さいと移動する距離が短くて済むからいいなあなどと思ってしまう。
 Z1パーキングに電話すると10分ほどで私たちの車を空港に持って行くと言
う。空港の外へ出ると、排気ガスの匂いとむっとするくらいに湿った熱い空気
が身体中にまとわりつく。うーん、日本に帰ったんだなあと実感する。(;^^)

 15分くらい待たされて車を受け取り、小金井のアパートへ向けて出発。都内
の渋滞を避けるために外環道路を通ったが、やはり1時間くらいの渋滞に遭い、
アパートにたどり着いたのは午後10時近く。新潟から成田までより、成田から
小金井までの運転の方がずっと疲れるぜ。(;^^)

 明日からは、またお勤めだ。シンガポールでの日々が夢のように思える。

 さあシンガポールの夢でも見ながら寝ることにしよう。お休みなさい。グー。


   旅行記を書きあげて、ほっとしている aruja(東京都小金井市)
PS、
 最後まで拙文にお付き合いしてくださった皆様、有り難うございました。

m(_ _)m