singa_bali  この旅行記は,現地からリアルタイムでインターネット経由でアップしたものに,帰国後,加筆訂正したものです。

2002年7月20日(土曜)
 姉ヶ崎の友人宅を予定時刻に出たが,祭日なので予定していた快速が運休なのには参った。(;^^) あわてて友人に電話して車で成田空港まで送ってもらった。かえって楽になってしまった。(^_-)
 
09:30 快晴の成田をシンガポール航空SQ995便で定刻どおりに出発。真ん中3列の通路側なので,他人に睡眠の邪魔をされずに眠られるのが有り難い。窓側は格安航空券では無理な望みなのであった。(;^^)
 機内食は,インターナショナルと和食があり,私はインターナショナルを希望したのに,私の直前で無くなり,和食となった。これがマズイ!(T_T) ひからびたソーメンと甘ったるい醤油タレのかかったチキンロールがのっかったマズイ飯。最悪だね。(~_~メ) SQは和食以外はマシなのになあ・・・。
 
15:00(日本時間16:00) 予定より40分も早くシンガポールのチャンギ空港に到着。成田の3倍くらいの広さのエア・ターミナルを動く歩道に乗って移動。途中に回転寿司もあったぞ。
 1階に降りて,入国手続。担当官のオバチャンにパスポートと入出国カードを渡すと,何も聞かずにハンコをポンポンと押して5秒後には戻って来た。
 ここを出るとすぐ左の壁際に国内無料の電話がずらっと並んでいる。シンガポールの友人に電話するには最適だ。
 私は機内手荷物だけなので,荷物回転台は素通りして,真っ先に税関(申告物なしの通路)を通り抜け,無料の市内マップや市内ガイドをゲット!
 

 このドアを出て右へ行くと突き当たりが,今年2月に開通したばかりのMRT(地下鉄)エアポート駅だ。
 その途中には,右手の壁際にATM(クレジットカードも利用可)があるので,CITY BANKのキャッシュカードを差し込み,暗証番号(PIN)を入力して,まずは200S$(1S$=約67円)を下ろす(円の普通預金口座から引き落とされる)。ATMは24時間利用可能で,レートもまあまあ良い方だし,偽札が混入する恐れもほとんどないので,海外で愛用している。
 
 地下へのエスカレータに乗り,MRTの駅に着き,改札口でeZ CARDを15ドルで購入。これは,出入口の装置にかざすだけで自動的に料金徴収をしてくれるもので,10ドルが乗車料で,5ドルがデポジット(保証料)だ。eZ CARDとマークがあるバスでも使えるので,これさえあれば小銭の心配なしに手軽にMRTやバスを利用できる優れものだ。日本でも是非導入すべきだろう。
 なお、シンガポールではバスの行き先は番号で示されているので、最初は分かりにくいが、自分の進む方向へ行くバスに乗ればだいたい用が足りるし、ホテル前から2、3度乗れば、どこでも行けるようになる。間違えたと気づけば、すぐに降りればいい。狭い町だから、間違えても大したことはないのだ。
 ジュロン行きの西向きの電車に乗る。椅子は硬質プラスチックで座りごこちはあまり良くないが,車内は清潔で明るい。中国系の学生がお年寄りに席を譲っていた。なかなかマナーがいいなあ。(^_-)
 
 
 シティホールで北向きへ乗り換えて,今夜の宿ホテル・ロイヤル(京華)に近いニュートン駅で下車。1キロほどニュートン・ロードを散歩してホテルに到着。快晴だが蒸し暑いので,すぐにチェックインして,10階の部屋に行き,まずシャワーで汗を流す。部屋は2ベッドで広く,快適だ。ウェルカム・ウォーターで喉を潤して,窓の外を眺めると,向かいの高層ビルから丸見えだ。(;^^) やはりツィン一部屋7,100円では,しょうがない。浴室、エアコン、テレビ(日本語NHKも映る)完備、プールありで、この値段なら十分だ。
 
 シンガポールのインターネット仲間のMさんから早速電話がかかってきた。18:30にオーチャードロードのカッページ・プラザのタクシー降り場で会うことにした。
 歩道で手を横に突き出すとタクシーが止まる。バスも同様だ。ホテルからカッページ・プラザまで4.1ドルだったが,帰りは3.1ドル(22:00ころ)だった。行きは,中心街への入場料1ドルが加算されるからだ。
 
 初めて会うMさんがすぐ分かるか心配だったが,目当ての黒シャツ(結構着用者が多くて焦った)と雰囲気ですぐに分かった。インターネット仲間とはいつもこうなので,楽でいい。(^_-)
 3階の居酒屋「なにわ」でメゴチの天ぷらやキビナゴを食べながら焼酎で乾杯をしていると,シンガポールにいるのが嘘のような気になってくる。(;^^)
 ここでインターネットや互いの仕事の話や今の日本についての話が盛り上がり,あっという間に21:00。
 2次会は6階のカラオケボックス。ここは,次から次へ美女が入れ替わる。私は,3人目のココちゃんと意気投合して,肩を抱き寄せながら,カラオケを熱唱。Mさんは,馴染みのスタイル抜群の美女ナナちゃん(中国系)と仲良くしている。あっという間に午前2時。シンガポールはこれが閉店時間と法定されているそうなので,これでお開き。でも,高かった。新宿並みだぞ。(;^^)
 とってもいい気分でタクシーでホテルに帰る。お休みなさい。グー・・・。
 

[951] Re[949]: ご馳走様でした 投稿者:アルジャ 投稿日:2002/07/22(Mon) 10:52
7月21日(日曜)
08:00 起床。
  
 飲み過ぎた翌朝は粥に限る。Killiney Roadのコムセンター向かいのRiceroll & Poridgeで鮑片肉丸粥、チキン・ライスロール、紅茶(計$8.2)を食べた。粥には鮑のスライスが8枚以上入っていた。噛み応えがあり,美味。粥も何かのダシが効いていて,舌が大喜びしている。ライスペーパーで巻いたチキンを蒸しあげたものもまあまあの味だった。
 
 オーチャード駅に戻ってインターネットカフェを捜す。e-denは「地球の歩き方」の掲載場所にはなかった。ファー・イースト・SCの2階の「エベレスト」で15分$3で日本語の表示が出来るパソコンを使用。家ではADSLを使っているので,回線が遅くてイライラする。日本語を読めても書くことが出来なかったが,私が未熟だったせいだろう。
 
スリ・マリアマン寺院
 マンゴー・アイス・カチャン
 
 ヒンズー教の実にカラフルな寺院を見学したあと,チャイナ・タウン・コンプレックスに向かう。そこの屋台でロースト・ダックを半羽(7S$)、マックスウェル・フードセンターの「金華」で魚頭米粉(ビーフン,4.5S$)を食べた。どれもとっても美味しかったよ。
 

 チャイナタウン・コンプレックスという巨大なショッピングセンター兼食堂街兼市場の人ごみとエネルギーはすごかった。中国人のパワーを感じるね。私は、こういう所が大好きなんだ。なかなか家族と一緒にはこういう所に来れないのが残念。
 

 久しぶりにドリアンも食べた。匂いがしたので探したら、100メートルも向こうだった。大きなのが2房で3ドル(約200円)。かぶりつくと、黄色いネットリとしたクリーム状の果肉が舌にからみつく。豊潤な甘さは、果物の王様の名前にふさわしい。

 

 近くの「淵茶,ティー・チャプター」でカシューナッツクッキーとお茶で休憩(合計$10.7)。プーアル茶が安かったので,これにしたが,本式の入れ方をすると実に美味しい。他の高級茶はさぞかし美味しいのだろう。実に心が休まる時間を過ごせた。

 シンガポールの夕暮れ@フォート・カニング公園

 夜は、フォート・カニング公園でのシンガポール・バレエ・ダンス・シアターによる星空の下の野外公園(16ドル)で、芝生に寝転びながら、久しぶりにバレエを楽しんだ。クラシカルあり、モーリス・ジャベールなみの前衛あり、訳のよく分からない創作ありの多彩な演出だった。鍛えぬかれた肉体の躍動は実に美しい。しかし、よくあんなに高く足を上げられるものだ。しかも、頂点で足を静止させ続けるのにはビックリ。


 なお、夕食は定番のマンダリンホテルの1階チャーターボックスで海南チキンライス。これを食べないとシンガポールに来た気がしない。もちろん、鳥のダシで炊き上げたチキンライスと蒸したチキンのコンビネーションが抜群に旨かった。

   アルジャ@シンガポール(今日16:40発のSQでバリ島へ出発予定)

[952] これからバリへ 投稿者:アルジャ 投稿日:2002/07/22(Mon) 16:17

 今、チャンギ・エアポートの中のe-hubというインターネットカフェです。使い切れなかったコインをここで使っている訳です。16:40発のSQ148便でバリ島へ向かう予定です。
 

 朝食は,ホテルの近くのニュートン・ホーカーセンターで魚のすり身入りワンタン麺Sサイズ(3S$)を食べた。麺は日本のラーメンとそっくりの細めんで,薄い塩味。唐辛子入り魚醤を加えるとこれが素晴らしくメリハリの効いたスープに変身するのだ。

 昼飯は、ラッフルズ・ホテルのビリヤードルームのランチ(40ドル+サービス料1割+税)で、もうお腹がはちきれそうです。

歴史を感じさせるクラシックなコロニアル様式のホールに、ローストビーフ、スモークサーモン、生ハム、刺し身、カレー等30種類以上の品がずらっと並んでいます。

 特にお気に入りは、伊勢海老のチリソースあえ。とってもクリーミーでぴりっと辛いオレンジ色のソースがプリプリした海老とよくマッチしてベリー・グッド・ティスト!
ロブスターの半身もずらっと並んでいて、好きなだけ食べられる。
生カキも美味しい。

 ケーキも6種類くらい並んでいた。お気に入りは、ダブル・チョコレート・チーズケーキ! チーズの味が抜群に美味しいのに、さらに真ん中がチョコレートに変化するマーブルなのだ。しかも、上に薄い飾りもきれいなチョコがのっかっていて、娘たちが見たらよだれがでそうなケーキだった。
  
シンガポールのラッフルズ・ホテルの玄関と中庭,2002.7.22撮影

   
ビリヤード・ルームのランチ・ビュッフェ

[954]7月23日, バリ島&ボロブドール遺跡 投稿者:アルジャ 投稿日:2002/07/24(Wed) 00:03
 クタ海岸

 昨夜のバリ島クタのホテルへの到着が午後10時頃、今朝は8時からジャワ島のジョグジャカルタ(人口約46万人)にガルーダ航空(約1時間)で飛んで、プランバナン寺院とボロブドールの遺跡を見学し、午後6時半発の飛行機で、またクタに帰ってくるというハードスケジュールだったのでアクセスできませんでした。

 ガルーダ航空のスチュワーデスさん
 しかし、ガルーダ(神の鷲)・インドネシア航空に乗るとどきどきします。なにしろ、事故率が高いので有名な会社ですから。

「ここは、神様にとても愛されている会社だ。なぜなら、すぐに神様に召されるから」というのは、ジョークになっていないような気がします。

 
 ジョグジャの北東約15キロの位置にあるプランバナン寺院(入場料45,000ルピア)をまず見学。今日も暑い。35度は超えている。圧倒的な大きさのヒンズー教寺院群と彫られた精密なレリーフ(ラーマーヤナ物語など)に驚嘆する。9世紀に建築されたもので,世界遺産に指定されていて,近年,整備されたそうだ。なにしろジャワ島民のほとんどはイスラム教徒だから,海外からの援助が無ければ再建は難しいのだろう。
 
  
 破壊のシバ神,創造のヴィシュヌ神,保護のブラフマン神が3主神だが,やはり一番怖いシバ神が格段に大事にされているようだ。だから,真ん中の最大の寺院がシバ神のものなのだ。シバ神殿の東側にはシバ神,南側にはアガスティア(シバの導師),西側にガネーシャ(シバの息子,象頭で学問の神,鼻をなでると利口になるそうだ),北側にドゥルガ(シバの妻)の各像が安置されている。
  
 
 インドネシア料理バイキングの昼食後(ジャワ料理は甘すぎるので観光客向きではないとはガイドの言葉),ジョグジャの北西約42キロの位置にあるボロブドールの仏教遺跡に向かう。ボロブドールは,824年に築かれた壮大な遺跡だが,19世紀にイギリスのラッフルズ卿に再発見されるまでは,密林の土中に埋まっており,埋めた土と遺跡内部の土が同一であることから,建造後まもなく埋められたのではないかという説もあるそうだ。
 
  
 しつこい物売りを断りながら,入場料45,000ルピアを支払い,遺跡に向かう。高さ42メートル,最下部の基壇は正方形の1辺が124メートルという巨大な仏教遺跡だ。
 遺跡は,自然の丘に盛土をし,その上に医師のブロック約100万個を積み重ね,下部方形の6層と上部円形のストゥーパ(仏舎利塔のことだが,中には仏像がある)群3層から構成されている。
 第1回廊には,仏陀の懐妊・誕生や悟りを得て伝導を始めるまでを描いた精密なレリーフが何千と描かれている。
 上層のストゥーパ72基のうち,正面階段の右側最初のものが幸福の仏像と言われ,その右手薬指に触れると願い事がかなうそうだが,私の手は短すぎて届かなかった。(;^^)
 最上段に上がり,辺りの景色を眺めていると,日本からはるばるとやってきた実感がこみあげてくる。遺跡は期待より小さかったが,やはり来て良かったと思った。
 
  
 近くのパオン寺院とムンドゥッ寺院も見学したが,ムンドゥッ寺院には,中央に如来像,向かって左に半かの観音像,右に文殊菩薩像?が安置されており,その姿は例えようもなく優美だった。
 
 見学を終えて,午後7時発の飛行機をジョグジャの空港で待っていたが,いっこうにアナウンスも掲示板もない。個人旅行なので,係員に確認したり苦労した。6:50になってようやく一番ゲートにデンパサールと表示されて,乗り込み,無事,バリ島に帰着。今回の旅行の最難関は無事終わったのだ。
 
 夕食はクタのポピーズという野外レストランでミーゴレン(ヤキソバ)と牛角肉のスパイシー・ココナッツミルク煮込みでサンミゲル・ビールをやっつけたところです。うーん、これだけ美味しいものをたらふく食って飲んで1,000円くらいなんだから、天国みたい所です。今も隣に白人の美人が座っています。といっても、インターネットカフェでですが・・。

[955] to Wbud 投稿者:aruja 投稿日:2002/07/24(Wed) 10:29

  
  
kutaのアディ・ダルマ・コテージ、ダブル1室1泊朝食付き5,200円、朝食のバナナ・フリッターが旨い!
Adhi Dharma Cottages
Jl Legian,Kuta,80361
Phone: 62-361-751527, Fax: 62-361-753803
日本語を話せるスタッフあり
全室浴室、エアコン、テレビ(NHKが映る)、冷蔵庫完備、屋外プール・レストラン・ラウンジバー・マッサージあり

 これからゆったりと南国情緒あふれるプールでのんびりしてから、12時半にホテル前からpuramaシャトルバスにピックアップしてもらって、ウブドまで行く予定です。

Kopi Pot(Jl.Legan No.139, kuta)の豚肋骨付き肉の炭火焼、バナナ・パンケーキ、バリ紅茶(計54,000ルピア)
 毎晩、バリダンスを見る予約もしました。あとは、キンタマーニツアーにでも行こうかな? 火山と湖見学だけれど、なぜか名前が気に入ったし。

[958] ウブド7月24日 投稿者:アルジャ 投稿日:2002/07/25(Thu) 13:36

14:00 ウブド到着。プラマで3日間のケチャやレゴン・ダンスの予約をした。いずれも50,000ルピア。しかし,ウブド・ツーリスト・インフォメーションで予約したほうがよい。無料バスで送ってくれるからだ。
 
 プラマのバス停からペルティウィ・ホテルまでバイク・タクシー5,000ルピア。1万ルピアから値切ったが,まだ高すぎたようだ。普通のタクシーでも3〜5,000ルピアだそうだ。
  
 
Pertiwi Resort & Spa
Monkey Forest St.. Ubud
Phone: 62-361-975236, Fax: 62-361-975559
http://www.pertiwiresort.com
ダブル1室1泊朝食バイキング付き5,100円、野外浴室あり、エアコン、テレビ、冷蔵庫なし(完備の部屋もある)
日本語を話せるスタッフあり
屋外プール・レストラン・ラウンジバー・マッサージあり
* ウブドは朝晩は涼しいのでエアコンが無くても快適だった。暑い午後はプールサイドだし・・。(^_-)。なお、朝食のバナナ・パンケーキはグッド! 蜂蜜とココナッツ・パウダーをかけるのがコツ。
 
 プッシュバイク(レンタサイクル)を三日間で55,000ルピアで借りる。90,000ルピアから値切ったが,まだ高すぎた。クルタ・アコモデーション前には,1日10,000〜15,000ルピアの表示が出ていた。
 

 昨晩は、ウブドのホテルの隣り部屋の母子家庭(お母さんは、まだ20代。ヘソ出しルックが似合うカワイイ女性)とすっかり意気投合して、カフェ・ワヤンの美しい庭を眺めながら、ナシゴレン(焼き飯いろんな物乗せ)、ミーゴレン(焼きそば)、海老とカシューナッツ炒め等を美味しくいただきました。

カフェ・ワヤン、8:00〜22:30
Monkey Forest St.. Ubud
Phone: 62-361-975447  ナシ・ゴレン25,000ルピア,ミーゴレン・ベジタブル22,000ルピア,海老とカシューナッツと野菜炒め45,000ルピア,地元のライスワイン8,000ルピア+税・サービス料10%
 チョコレートケーキ,バナナケーキ,チョコ・マーブル・パン(計25,500rp)。評判の高いのはチョコレートケーキで,さすがに美味しいが,一番感銘を受けたのはバナナケーキだ。シナモンの香りとバナナやナッツや干しぶどうの味がマッチして,好ましい変化を楽しめた。
 地元産のライス・ワインも、とっても口当たりがよく、レモンを絞り込むと何杯でもいけます!

 
 食後は、トレナ・ジェンガラという有名な舞踊団のケチャ・ダンスを最前列で見ましたが、迫力に圧倒されそうでした。最後のファイヤー・ダンスのお爺さんが燃えるヤシガラを踏みつけながら踊るのですが、蹴飛ばされたヤシガラがこちらに飛んできてヤケドしそうでした。さすがバリですね、踊りを見るだけでも油断ができません。
  オダラン(祭礼)の行列

[959] ウブド7月25日 投稿者:アルジャ 投稿日:2002/07/25(Thu) 22:17

 今日は、レンタルサイクルでプリアタン王宮前の朝市に出かけてオレンジを買った。でも、このアンチャンがふっかけるのだ。

 1kgのオレンジに10,000ルピア(約130円)とすごいことを言う。バリニーズプライスだと頑張るが、現地のオバチャンが5000ルピアで買っていく。だから、5000ルピア札を出して「ディス・イズ・バリニーズプライス!」と言って、押し付けてオレンジをゲット!

 
 出口で今度はオバチャンに捕まって、バリ風フワフワ揚げ煎餅を買わされる。こいつは、海老味で実に美味! 隣のおばあちゃんには、大豆入り揚げ煎餅を押し付けられる。これは、日本とそっくりだが、違うのはカレー味だということだけだ。

 
 
Dalem Puri寺院とその中の小学校の生徒の笑顔
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[960] Re[959]: ウブド7月25日 投稿者:アルジャ 投稿日:2002/07/26(Fri) 11:32


 昼に食べたワルン・タマンのナシゴレン・テラシ(12,000rp,当店特製焼き飯)もバリ島で食べたナシゴレンの中で一番旨かったが(中華風だが),ミー・パンシット(15,000rp,ワンタンメン)もなかなかのものだった。麺も黄色く縮れていて,日本のラーメンの麺によく似ていた。
 ワンタンメンもやや薄い塩味だが、添えられた唐辛子ソースを好みに応じて入れると、味が一変して、すっごく旨くなるのだ。やっぱり東南アジアは、これだよねえ。
 店の中は,落ちついていて,ビートルズのピアノ・ナンバーが流れていて,とてもリラックスできる。

 このお店で、日本人の20代の美女二人と同席して、話しこんだ。彼女らは、4日前にウブドに来ていて、昨日のオダランが良かったと話していた。でも、デジカメを見せてもらうとしっかりフラッシュをたいている。寺院での儀式の最中は、フラッシュをたいちゃいけないという最低のマナーさえ守っていないのは、日本人の恥だよなあ。
 でも、かわい子ちゃんにはそんな苦情は言わず、次からマナーを守ろうねえと話を合わす。

 ウブドの美味しい店や穴場の情報を交換し、一緒にショッピングに出かけて、値切る。
ウブド王宮前の市場
 アジアでは、値切るのが当たり前だから(私の町=五泉市の朝市でも当然値切るし)、私は苦にならないが、彼女らは苦手だそうなので、代わりに交渉する。
 Tシャツ1枚で60000ルピア(約800円)とふっかけてくる。200000ルピアと言うと、すぐ400000ルピアに下げてきたので、これはやばいと交渉を打ち切って、近くの店で100000ルピアから交渉を再開。結局、150000ルピアで手を打つ。彼女たちから賞賛の声があがった。
 
 ドイツ人の映画スターのような美男美女が,うちの部屋の2階に来た。天井は床板1枚だけらしく,彼らの足音がダイレクトに響き,どこで何をしているかがすぐ分かる。
 到着早々,リズミカルにベッドがきしむ音が聞こえる。若い人は,元気だなあ。しかし,男性は早漏だ。1分と保たなかった。うー,俺は絶対にここの2階には泊らんぞ!
 
 午後7時半から,プリアタン王宮でスマラ・マディア舞踊団によるケチャ・ダンス(50,000ルピア)だ行われた。トレナ・ジェンガラよりも踊り手が近くにいたせいか,迫力があった。最後に,役者と一緒に写真が撮れるのが嬉しい。
 

 
 40分前に到着して,席の上に目印を置いて確保してから,角の店でミー・アヤム(肉がのった汁ソバ,3,000ルピア)を食べる。量は少ないが,味はまあまあ。
 
 近くの体育館でバレーボールの試合。すごい大観衆と応援。これはきっと賭けているぞ!
 王宮の約100メートル手前右側に1分200ルピアの日本語OKのインターネットがあった。
 

[961] ウブド7月26日 投稿者:アルジャ 投稿日:2002/07/27(Sat) 11:46

 
 クデワタンのチャハヤ・デワタ・ホテル(ここのレストランからの眺めも絶景だ)の近くの小学校からアユン渓谷の絶景が眺められた。道路沿いに英語の案内板あり。
 小学生が「フォト,フォト!」と囃し立てて,写真を撮ってくれと押し寄せた。デジカメで撮ってから,画像を見せると「自分が写っている!」と興奮してくれる。
 
クデワタンの夜明け 
 
 昼食のワルン・タマンの汁ソバ(12,000ルピア)とフヨウハイ(12,000ルピア)も美味しかった。やはりチリソースのつけ具合が決め手だね。テボトル(1,500ルピア)はtea botleのことで,冷たく甘い烏龍茶だ。炎暑の下でのホットな昼食の後には,これに限る。
 

 夕食は,プリアタン王宮の向かいのエディーズ・ワルンで,ナシ・チャンプル・イカン(魚やイカのフライ+ご飯。野菜の上に載っていたのはカレーではなくて,ピーナッツ味噌だった。8,500ルピア),アヤム・バカール(チキンの腿の炭焼き,10,500ルピア)を食べた。どちらも美味しかったが,特にアヤム・バカールは酒の肴に最高だ!
 「地球の歩き方2002〜2003年版」記載の場所とは違っていたので,捜すのに手間取った。
 
 プリアタン王宮の裏のティルタ・サリ舞踊団のレゴン・ダンス(伝統的な踊り)を午後7時半から見た。
 

ティルタ・サリ
・プリアタン村の老舗的グループ。名声に溺れることもなく、未だに努力を怠らない姿勢に好感が持てる。もちろん演奏・踊りともレベルは高い。
・演目 プスパ・メカール、バリス,レゴン・スマランダナ、クビャール・トロンポン(とっても笑わせる男性の女踊りだが,トロンポンの演奏は素晴らしい!)、レゴン・ジョボッ、バロン(シワ神の病気を治すため妻の女神ウマは侍女たちに命じて森に薬を捜させる。見つけた薬木を切ろうとしたため,木の精が怒り,バロンに姿を変えて襲いかかる。ウマはバロンと戦い,さらに剣を持った手下たちをも倒すという内容。道化役の痩せたオジイサンがひょうきんで,時には主役をくってしまう程だ。)

 
なお、最前列を確保するには、1時間以上前に行って、場所取りだけはしておき、食事後、開始直前に行くのがいい。

7月27日
 7:00にホテルを自転車で出発。涼しく,快適だ。ウブドを北上して,ライステラスを見に行く。朝から農夫がライステラスで黙々と働いている。
 
 正装した母子が頭に貢ぎ物を乗せて寺院へと向かう。「スラマ・バギ(おはよう)」と挨拶してから,写真を撮らせてもらう。恥ずかしそう笑っていた。
 
昼食は,ホテルの近所のカフェ・ワヤンだ。ナシ・ゴレン27,500ルピアとBrem(ライスワイン)8,500ルピアを頼む。ウブド日帰りの日本人の若い女性二人と話をする。4日間ここにいると言うと,ずいぶん羨ましがられたが,4日は短すぎるような気がして,変な感じがした。
 食後のデザートは,バリ・ティー2,500ルピアとデス・オブ・チョコレート(チョコレートの死,12,000ルピア)と大げさな名前がつけられているが,要するにチョコレートケーキにリキュールで溶かした液状のチョコがかかっているだけだ。でも,美味しい。(^_-)
 
 13:30にホテルからピックアップしてもらうようにプラマ社に予約していたのに,13:40になっても来ない。ホテルのフロントからプラマ社に電話してもらい,ピックアップを催促した。
 13:50にやっとピックアップが来た。ホテルの前は一方通行なので,ぐるっと王宮前まで回り込まないと,プラマ社のバス停まで行けない。前の大型バスがあまりにもゆっくりなので,気が気ではない。
 
 14:00ちょうどにバス停に到着したが,予約していた空港行きのバスはまだ到着していなかった。まあ,バリなんだからしょうがないかあ。
 ベンチの隣りの日本人女性がいやに馴れ馴れしいバリの男性といちゃいちゃしている。話を聞いていると,たまたま私と同じバスを予約して来たら,客待ちのタクシーの運ちゃんに捕まったらしい。運ちゃんは,ここぞとばかりマッサージと称して,女性の身体を触り回り,オッパイまで揉み,キスもしていた。ヨーロピアンの女性のように,ノーと言って,引っぱたけばいいのに,笑っているだけなので,いい餌食だ。でも,嫌がっているならともかく,楽しそうにしているので,私が口を出すことではない。ただ,ヨーロピアンには相手にされないので,日本人女性につきまとうというのは,みくびられているということなのに気付かないのかなあ?
 
14:15 空港行きのバスが到着。係員に「To Airport?」と確認する。しかし,日本人女性にタクシーの運ちゃんは,これは違うバスだと言っている。私も,確信がある訳ではないし,女性が運ちゃんの言葉を信じているので,そのまま黙ってバスに乗り込んだ。
 このバスは,15:10にちゃんと空港に着いた。
 たぶん運ちゃんは,ちょっと話し込んだだけでここまで許してくれる日本人女性を手放したくなかったのだろう。もう少し時間をかければ最後までやらしてくれると算段したのだろう。女性が飛行機に乗り遅れようと,彼にとっては好都合なだけで,痛くも痒くもないからだ。
 
 個人旅行では,全てが自己責任だ。信用すべきでない人間を信用すれば,痛い目を見るのは自分だ。例えば,空港行きのバスに乗っても,違っているかもしれないので,地図と照らし合わせながら,常に現在地を確認し,間違っていれば乗り換える。そういう用心もせずに,ただ見知らぬ他人の言うことだけを信じるなんて,いい加減なことをすれば,報いがあるのはしょうがない。
 真剣に生きれば,それなりの成果があるように,神様はけっこう公平なのだと,私は思う。
 
 シンガポール行きのSQ149は20:00発なので,随分時間がある。乗り遅れないための用心に1本早いバスにしたせいだ。格安チケットなので,用心に越したことはないのだ。
 カウンターでチェックインしてから,電源を捜し,こっそりベンチを電源の前に移動して,これを書いている。パソコンさえあれば,いくら時間があろうと問題ではない。
 2階の出発ロビーにはインターネット・カフェがあるそうなので,2時間前に空港の外の食堂(中より外が安くて旨いのは,全世界共通か?)で食事をしてから,2階に行くことにしよう。それから空港使用税が50,000ルピアから100,000ルピアに値上げされたそうなので,その分は残しておかなければならない。うーん,せちがらいのう。
 
 空港の外の食堂でミーゴレン8,000ルピアを食べてから,出国手続を抜け,DFS,デューティーフリーショップで土産物を物色。ここのDFSはかなり規模が大きい。しかし,ドル表示に騙されてはいけない。カラクリは,ドルをルピアに換算するときに行われるのだ。クレジットカードでは,なんと2割も高いレートでルピアに換算しているのだ。ルピアの現金でも15%くらい高い。日本円は更に不利な換算率で計算される。ドルで払うと言ったが,店員は,ルピアでなければ駄目だと言い張るのだ。
 
 ここの2階のDFSの一角には,インターネット・コーナーがある。1分500ルピアで,日本語は読めるが,書けない。
 
 飛行機は定刻どおりに出発して,シンガポールに到着。乗り換え時間が45分しかなかったので心配していたが,飛行機を降りたすぐ隣りが,乗り換え機のゲートだったので,余裕たっぷり。でも,待合室にはトイレがないので,事前にトイレを済ませてから,待合室に入ろう。
 
 成田行きの飛行機も23:15の定刻どおりに出発して,無事,日曜の午前7時に帰国できた。
 海外旅行は楽しいが,やはり精神的に疲れるなあ。