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台北B級グルメ旅行記。2006年8月10〜12日

8月10日
 午後8時10分発のエバー航空機で成田を娘と二人で出発。
 約3時間の飛行で順調に台北に到着。台風8号が中国大陸に過ぎ去ってくれたお陰だ。
 午後11時半(時差は1時間)だが、空港の外に出るとムッとした暑さが押し寄せてくる。うーん、南国だねえ。
 なお、税関を抜けると同じ室内に両替所があるが、ここは両替率が最悪なので、税関のドア外の両替が開いているならば(午後11時まで?)、そこで替えた方がいい。
 Cirrusなどの海外ATMで使えるカードを持っているなら、台北には空港内はもちろん街中に24時間ATMがいっぱいあるので、両替はいつでもできる。
 
 空港から高速道路を使って約40分で豪景大酒店(リバービューホテル)に到着。
 ここは川と高速道路に面していて眺めがいいが、うるさい。静かなツインを特注したら、狭くて眺めが悪いが、静かでよかった。(^_-)
 ホテルの部屋からの眺め
8月11日
 翌朝、午前8時半にホテルを出発。MTR士林駅から故宮博物院まで304番のバスで20分くらい。タクシーなら105元(1元=約4円)でした。しかし、車を降りてから、故宮博物院の入口までが長い。長い階段を上がり(日差しが強い。暑いよー)、建物の中に入ると冷房が効いていてほっとする。
 
 100元の入場料を払う。
 1階は、殷、周時代の墳墓から出土した葬祭品や青銅器が展示されていた。
おどろおどろしい獣面を見ると約3000年前の人々の想像力に驚かされる。

 2階は書画やお目当ての陶磁器で、宋の汝窯の青磁楕円水仙盆と出会った。その青磁の奥深さに魅了されて水仙盆の前から動けない。底に溜まった釉薬の色合いのなんと見事なこと。さらに龍泉窯の粉青盤口鳳耳瓶の淡い青磁の深い透明感や、鈞窯の葡萄紫渣斗式花盆の華麗な紫、天青紫斑盆の見事な紫の窯変がなんて素晴らしいのだろう。まさに人類の至宝ともいうべき陶磁器が目の前にある。
    

 3階は、玉器などの彫刻。球の中に何重もの球を彫り、さらにその1個々々
が自由に回転するのを見ると、これを彫りあげるまでの時間の長さに感嘆する。
ガイドさんは、孫まで三代に渡って彫りつづけて完成させたと言っていたが、
途中で失敗したら最初から彫り直さなければならなかったそうだ。(;^^)
 美しく色むらがほとんどない黄色の玉石(黄色の玉はとても希少なのに)を
彫り抜いて、鎖に繋がれた3個の分銅を完成させたものも見事というしかない。
鎖も同じ玉石で、つなぎ目がまったく無いのだから、全てが1個の玉石を彫り
抜いて出来たものだ。
 外にも驚嘆すべきものは沢山あったが、書き切れないので、この辺でやめて
おく。

 まったく中国の皇帝の富は驚異としか言いようがない。死ぬまでには必ず故
宮博物院を見ておくことをお薦めする。膨大な量なのでいっぺんには展示しき
れず、順番に入れ替えているそうで、何度行っても新しい作品を見ることがで
きるそうだ。うーん、もう1回、来なくては。

象牙の重箱
   

  「易牙居」の各種点心

  「好記担仔麺」の担仔麺と蜆の大蒜醤油漬け

  小学校のタイル壁画

 公園

 マクドナルド

台北牛乳大王の朝食
  お宮
 
朝の体操
  中正紀念堂
 
 地下鉄車内

 空港の牛肉麺セット180元