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タイ旅行記 2004年7月21日〜8月1日

2004.8.16更新
スコータイのワット・マハタート& シーサッチャナーライのワット・チェディ・チェット・テーオ
 

7/21
18:15成田発ANA915便→22:30バンコク着
exit seat window(next allei side) スチュワーデスの金子さんの脚線美が見事!
隣りは,タイ在住のビジネスマン
夕食 チキン・トマトソース(平たいパスタとサヤエンドウ添え),生サーモンサラダ(グッド),チョコレートサンドケーキ・レモンクリームメレンゲ乗せ(グッド),赤ワイン
オレンジシャーベット(果汁80%以上)美味
 
税関を抜けて入国すると,まず両替。1バーツ=約2.71円だ。そこからエアポートバスの表示に従って外に出ると,小さな料金所があり,目的地を聞かれ,アジアホテルと言うと料金は100バーツ,22:50のA2のバスに乗車と告げられ,固いベンチで待つことにした。
 
すると,日本人の女子大生(浜崎あゆみ似の美人)A子さんにカオサン(バックパッカーの聖地?)までどのくらい時間がかかるかと聞かれた。約40分と答えて,いろいろと会話がはずんだ。

驚いたことに,初めてのタイなのに,予約もせずに,女性一人で真夜中のカオサンでゲストハウスを捜すつもりらしい。海外旅行の経験も大してなく,タイ語はもちろん,英語も怪しい。変な所に行ったら,どんな目に遭うかも分からないし,私でもこの子を騙すのは簡単だと思ったくらいだ。
まったくこんな無防備な娘を一人で海外に出すんじゃないよ,お父さん,と思った。
心配で予約したホテルを後回しにしてカオサンに行かなければならないかと決心しかけたが,幸いにも?カオサンへ行く日本人男性二人組(彼らもカオサン初心者組)を見つけて,同行してもらうことにした。
 
今夜の宿泊先
Asia Hotel Bangkok
アジア ホテル バンコク
【ADD】296 Phayathai Rd., Bangkok, 10400, THAILAND
【Phone】66-2-2150808【Fax】66-2-2152642
飲料用蛇口から冷水が出る。
部屋は広い。ダブルベッド。裏通りに面していると割と静か。エアコン,冷蔵庫,テレビ(NHKも映る)付きで4000円(JHCで予約)。
バスタブは浅くて,膝を曲げて寝そべらないと胸まで湯がこない。
風呂の湯は,最低の30度にあわせても40度くらいの湯が出る。40度にしたら,やけどしそうな熱湯が出た。要注意。



 
プールは5階(大),12階(小でも日当たり良好。白人多し)。トレーニングジム(無料)は4階ヘルスセンター内。
 
朝食バイキングは割と旨い。肉饅とお粥,特にオムレツは美味。思わず作っているオバサンにアローイと言うと,マアマアと満面の笑顔で応える。(^O^)
 
インターコンチネンタル・ホテル2階のレストラン「エスプレッソ」でランチ・ビュッフェ(720バーツだがJCBカードを使うと1割引き。これにサービス料1割と税7%がつく)を食す。イタリア中心の洋食,タイ料理,中華,和食(刺身,寿司あり)。ローストビーフ(ロンドンで食べたものより旨い)やフォアグラ(あまり旨くない)まである。デザートが秀逸。20種類以上あり,どれも予想より美味。チョコレートの泉まである。胃袋がもう2,3個欲しかった。(;^^)






7/22
夜行寝台列車
バンコク18:00→翌朝6:50チェンマイ
 
カオサンでインターネットに夢中になっているうちに17:00を過ぎてしまった。帰宅ラッシュに巻き込まれ,タクシーは10分で300メートルと進まない。降りて,モトサイ(オートバイ)を捕まえる。ファランポーン駅まで100バーツとふっかけられる。普段なら半値以下に値切るが,汽車の時間が迫り,ラッシュ時なので,3人と交渉したが,70バーツに値切るのがやっとだった。(;^^)
17:40 駅に到着。駅前でサンドイッチ18Bと水10B(車内でも同額)を買う。
 
列車で30歳くらいのバンコクで働くビジネスマンのボー・エンマイと同席(彼が上段。エアコンの吹き出し口があり,窓も無いので,高いが下段がお薦め)。
故郷チェンマイに帰る所だという。
パソコンで私の家族の画像を見せると,4人娘ですか?と,妻に聞かせてやりたいお世辞を言う。アジア各地で撮った画像を見ながら,旅の話に花が咲く。
 座席をベッドに直す車掌さん
 
後ろの席は,オージーの親子で,金髪の兄妹(8歳?と5歳?)が可愛い。互いに家族を誉め合う。
 

7/23〜26
宿泊先
Star Hotel Chiang Mai
スターホテル チェンマイ
【ADD】36 Soi 4 Loikroh Rd., Changklan Muang, Chiang Mai, 50100, THAILAND
【Phone】66-53-270051【Fax】66-53-270063
エアコン付きシングル750B(ツィン使用)。冷蔵庫,TV(NHK可),バスタブあり。シャンプー,ボディソープ,石けん,シャワーキャップあり。フリー・ウォーター500CC2本。
部屋は狭いが,静かでおちついている。午前8時に無料でアーリーチェックイン。感謝感激!
 
近くののスリウォン・ホテルのプールが無料で利用できるよ。
 
7/23
夜行寝台で午前7時頃,チェンマイ駅到着。小雨。トゥクトゥクがスターホテルまで100Bと吹っかけてくるが,寝台車で知り合ったタイ人の青年ボーさんが,ソンテウと交渉して20Bにしてくれた。感謝。
 
 ホテルで汗を流してから、観光に出かける。
 まずは腹ごしらえ。
 道端の屋台でセンミーナム(汁そば)に焼き豚と肉団子(指差せば可)をのせてもらって30B(約80円)。いつものようにナンプラー、酢、唐辛子、砂糖を混ぜいれ、味見。うーん、ベリーグッド。
 「アローイ(旨い)」と言うと、店の親父も満面の笑みを返してくれた。
 
 
 サンペット市場をひやかした後、ワット・チェンマン、ワット・プラシン、ワット・チェディルアンを回る。
 ワット・チェンマン
 ワット・プラシン
 ワット・チェディルアン
 小雨が降っていて、ソンテウのドライバーは強気だ。こちらが20Bと言っても、50Bなどとふっかけてくる。
 当然「ノー」と言って、他をあたるが駄目。それならと全て歩いて回った(所要約3時間)。うー、疲れた。これから、マッサージしてもらおう(1h=100B、安すぎ!)。
 
 なお、昼食は、チェンマイ駐在の日本人に薦めれたHuan Phenというレストランで、チェンマイ名物カオソーイ25Bを頼んだ。

 カレー汁そばの上に揚げそばが載っている。これが、実にスパイシーで旨い。タイでは、こういうのを食べると食欲が湧くよねえ。
 
宿近くのツアー会社(Chang Khlan Rd.沿い)でインターネット(1h=20B)。タイ・マッサージ1h=100B(インターネット1h無料付き)は気持ちよかった(それで,チップ20B)。妙齢の女性が身体を接着させてマッサージしてくれるので,変な気にならないかと心配だったが,ときどき襲う激痛にうめき声をあげるだけのときもあり,変な気はすぐにふっ飛んだ。(;^^)
 私がタイマッサージ100B/1hを楽しんだ後はこうして1h無料のインターネットを楽しんでいたのは、スターツアー(だっと思いますが、ツアー会社であるのは間違いありませんが、スターはちょっと記憶があやしいです。(;^^))という店で、ナイトバザールのあるchang klong Rd.をロイヤル・プリンセス・チェンマイ・ホテルの側にそって南下すると、次の大きな十字路(斜め向かいに映画館がある)の手前にあります。
 
 歩道に、タイマッサージ100B/1h(1h無料のインターネット付き)と英語で表示された看板がありますし、歩道からパソコンがずらっと並んでいるのが見えますから、すぐ分かると思います。
ナイトバザールにお出かけのときでも、近くですから寄ってみてはいかがでしょうか?
 ただし、ここは客が注文してからマッサージ師に電話をかけて呼び出し、エアコン付きの2階でマッサージを受けます。注文してからマッサージ師が来るまで10分くらいかかります。
 それと、当然、マッサージ師によって腕が違います。午後3〜4時までに行くと、腕の良い陽気なオバサンがやってくれて気分がよいですが、午後4時半頃にお願いしたら、別なオバちゃんがやってきて、腕が悪いので、ちょっと損した気分になりました。でも、この値段としてはあまり文句は言えないという感じでした。(;^^)
 
 なお、普段ADSLを使っている私には、ちょっとインターネットが遅いと思いましたが、ストレスを感じるほどではありませんでした。もちろん、日本語読み書きオーケーのパソコンもありますから、その旨を注文してください。
 
 一度、朝に行ったら、なかなかつながらなくて、店番のかわいい子に文句を言ったら、もともとの通信装置に電源が入っていなかったなんてこともありました。(;^^)

 
20:30〜ナイトバザール・ビル向かいのカレー・フード&ショッピング・センター奥のクーポン食堂で無料の伝統舞踊ショー。赤い傘を使った踊りが素敵だった。

Fried Musse(ムール貝?) 30B(ワーロット市場では,もっと旨くて20B)
茹でコーン+カスタードクリーム+コンデンスミルク+ココナッツ繊維 10B
 
センミー・ナーム
 ナイトバザールで30B(焼き豚と肉団子),ワローロット市場で20B(ツミレ),ムアンマイ市場で10B(ツミレ)
 

7/24
私は、土曜に、チェンマイの北にあるタイとミャンマーとラオスの国境がまじわるゴールデン・トライアングルに行き、まずメコン川を渡って、ラオスに行きました。
 対岸左側がミャンマー、右側がラオス
 少数民族の盛装した子供たち。写真代一人10B
昼食のバイキングで麺を打つコックさん
メコン川の中洲に市場があり、中国の酒やタバコやみやげ物などを売っていました。20バーツを払えば、パスポートなしで行けます(ボート代は必要ですが)。
 
 
この辺は、かつて麻薬王の支配するところで、タイの軍隊でさえ近づけなかったものですが、今はすっかり観光地化していて、対岸のミャンマー川には豪勢なパラダイス・ホテルがあり、中国人やタイ人の団体客で賑わっているそうです(カジノもあるとか?)

 
そして、メーサイという町では橋を歩いてミャンマーに行って、すぐに帰ってきました。
30分で行って帰って来い(ガイドなしで)と言われ、大急ぎで行ってきました(入国料5ドル)。
 川の左側がミャンマー、右側がタイ
ミャンマー側の市場は外国人でごった返しており、干支を彫った翡翠のペンダントを280バーツから値切って180バーツで買いました。時間があればもっと値切ることができると思ったけれど、15分ではこれが精一杯。
残りの15分は、タイへの再入国手続に必要でしたが、パスポートの出入国スタンプの脇に「WALK」と押されたのは初めての経験で、嬉しかったです(歩いて国境を渡ったことは何度かありますが)。
 
 
少数民族の村
 
朝の7時半から夜の8時半までのツアーでしたが、800バーツ(約2,300円)はお買い得だと思いました(ランチ含むが、ボート代、入国料は別)。
 
7:20 12人乗りバンで出発。ガス&コゼット33歳(オージー),金子夫妻(定年後,豊中市在住),木本38歳,ツアー会社経営(SGCタイツアー)
9:00 温泉着
チェンマイ近くの温泉(入浴不可)
 
11:00 チェンライ・ワンカムホテル着。4人乗車
13:00 チェンセン・ワットチェディルアン着
  チェンセンのワット・チェディルアン
 
13:30 ゴールデントライアングル着。高速ボートでパラダイス・ホテル前経由,Den Sao(ラオス領中州)着。30分後,昼食。
15:00 メーサーイ着。橋を渡って出入国5ドル。翡翠を買う。計30分(うち15分がタイ再入国手続)
15:50 メーサーイ発
20:30 チェンマイ・スターホテル着。アジアカップ,日本,タイに4対1で勝つ。コンジップン ゲット ザ ビクトリー!
21:00〜22:30 カレーフードセンターで木本さんと飲む。ビアチャーン1本60バーツ(ビールとグラスがキンキンに冷えている)。料理だけなら,7/25アヌサーン市場の中通り沿い左側2軒目(1軒目の広場を挟んで反対側)がグッド。中華風タイ料理が旨く,地元人が多い。ファランの多い店はまずい。
 

7/25
 朝、ワローロット市場で豆乳と油条(揚げパン)の朝食5バーツをとる。
 
 
 
 そこからすぐ近くのピン川沿いの道路に並ぶ赤いソンテウ(乗り合いタクシー)からサン・カーペン温泉行きのものを探す。

 
 言葉がなかなか通じないので、「地球の歩き方」のサン・カーペン温泉のタイ語の綴りを見せると、あっちだよとピン川にかかる歩道橋のたもと辺りを指差して教えてくれた。親切だなあ。
 
 その辺にいたドライバーと交渉するが、サン・カーペン温泉(ルン・ルアン温泉行きも含む)往復チャーター1台500バーツとふっかけてくる。400バーツまで値切るのがせいぜい。他のドライバーと交渉しても400バーツ以下にはならないので、了承した。
 他の人はもっと頑張ってみてね。
 
 そこから約30分弱でサン・カーペンの町に入り(表示板のとおり行けばまっすぐだから迷わない)、「HOT SPRING」と表示のある三叉路を左へ、次の三叉路を右へ行く。そこから約10分弱で交差点を「HOT SPRING」の表示にしたがって左折、しばらく行ってから「HOT SPRING」の表示にしたがってまた左折。カーブの連続する道を焼く約10分ほど行くとルン・アルン温泉に着いた。
 
 タイのドライバーの多くは、ブラインド・カーブでも右回りのときは平気でショートカットして反対車線に入ってくる。事故が多いのも当然だ。助手席に座ったらシートベルト着用をお勧めする。
 
 ルン・アルン温泉は、緑の芝生も美しい庭園の中にある。
 


 個人用浴室を利用したが、30分で70バーツ(バスタオル付き)。プール付きジャグジーは120バーツ(水着を忘れるな)。
 浴室にはバスタブと同じくらいの洗い場があるだけで狭く、石鹸もシャンプーもない。どの部屋も同じ作りで、自由に選んでよい。
 さっそく「very hot」と書かれたコックを全開にして湯(40度くらい)を満たす。
 硫黄の香りがただよう肌がなめらかになる無色透明な硫黄泉で、バスタブが満たされる。
 ザップーン、うーんいい気持ちだ。周りは壁なので、見通しは全然駄目。時間になったので上がり、受付のかわいい女性の写真を撮らせてもらう。
 
 運転手に「次はサン・カーペン温泉に行ってくれ」と告げると「イエス」と答えて出発。しばらくうとうとして目をさますと、なぜか車はチェンマイ行きの道路を走っていた。
 
 約束が違うと抗議しても取り合ってくれず、結局400バーツを払う羽目になった(周りには仲間のドライバーたちばかり)。皆さんは、私と同じ目にあわないように気をつけてくださいね。
 
 

ムアンマイ市場

サンデー・ナイト・マーケット
 旧市街の大通りがターペー門からワット・プラシンまで何キロにもわたって露天が続く。約半分がフリーマーケットで,素人バンドの演奏もあり,バンコクのウィークエンド・マーケットより楽しいかも?
ターペー門
 

高橋マイケル似のカッコイイ男性が一生懸命ソンタムを作っていた。
 

7/26
今日は、朝から駅に行って、ピサヌローク行きの寝台車を予約しようとしましたが、満員で駄目。
29日のピサヌロークからバンコクまでの寝台車は予約できたのですが、残念。
第1予備プランにしたがって、スコータイへは明朝、エアコンバスで行くことにしました。それで、今のホテルを延泊。
レンタサイクルでチェンマイ中を東奔西走です。
 ソンパクホーイ市場
 ソンパクホーイ市場をひやかした後、チャルン・ムアン通りに出てすぐ南側に美味しそうな肉まんやシュウマイを売っている店があった。隣も肉まん等を売っているが、そこは客は誰もおらず、右側の店だけに行列が出来ている。
 地元の人にこれだけ贔屓にされるからには、あたる価値がある。オバサンから肉まんやシュウマイを買い、店先の椅子に座って食べてもいいかと聞くと、どうぞと言う。さらに、お茶を出してくれたり、ナンプラーやフォークまで出してくれた。
 
 どれも美味しかったが、特に美味しかったのは中華チマキだ。もち米に焼き豚などの味が染み込み、喉に吸い込まれるように消えていった。(^_-)
 「アローイ」と言って、合掌して謝意を表すと、オバサンも満面の笑みで応えてくれた。(^O^)
 後で、地元に人に聞くと、そこはチェンマイで一番美味しい肉まん屋さんだと教えてくれた。やはりねえ。
 
お昼は、チェンマイ市場で、チェンマイに来てから知り合ったYさんという女性とバミーナム(汁ありラーメン)15Bを食べましたが、これも美味しい。
地元の人ではやっているオバサンがやっている店はたいてい美味しいです。白人が多くいる店はまずいです。特にアメリカ人とオーストラリア人が多くいる店は駄目ですね。
 
K子さん Yさん
Yさんは、20代のかわいい女性ですが、初めての海外旅行で一人でカオサンに来て(さすがにホテルを予約したそうです)、4日目にはチェンマイに来て、1泊100Bのバナナハウスという日本人旅行者がたむろしているゲストハウスに長期滞在中とのこと。
明日は、トレッキングで少数民族の村に泊まる予定だそうです。雨季なのにトレッキングとは頑張るものです。
雨が降ったら、山の道なんかドロドロですし、雨季に雨はつきものですから。特に山は。
 
食べながら、これまで行った海外の話とか、彼女が行く予定のタオ島などについておしゃべりを楽しみました。
 
その後はいつものようにホテルに戻り、スイミングプールで泳ぎ、素晴らしいインド美人のナイスバディを鑑賞しながらプールサイドで読書。
それから、いつものネットカフェでタイマッサージ100Bを楽しんだ後はこうして無料のインターネットを楽しんでいるわけです。
 
 その後、バナナハウスで知り合ったTさんたちと夜のチェンマイに繰り出し、ナイトバザール3階の「チェンマイの夜」というキャバレーで、プーさんやキャットさんなどを指名して、楽しい夜を過ごしました。
 

 

7/27

バスでスコータイへ171B(約5h)スコータイ経由ピサヌローク行き
 8:45発。プランパーン・ステーションで10分待ち。遅れそうになり,閉まったドアを叩いて何とか間に合う。おーい,俺の荷物が・・・となるところだった。(;^^)
 ターク経由だったので,旧市街で降りればいいのに乗り過ごし,スコータイ・ステーションまで行ってしまう(14:00)。
 
 スコータイのバスターミナルに降りると、トゥクトゥクの運転手などが寄ってきて、オールドシティ(遺跡公園)まで100Bとか、ニューシティ(新市街)まで60Bとかふっかけてきますが、相手にしないことです。
 
 ピサヌローク行きのバスが止まる場所の反対側に、ソンテウ(トラックを改造した乗り合いバス)が2台止まっていることが多いです。
 
 バス会社の窓口に近いほうがオールドシティ行きのソンテウで10B、その右隣りのニューシティ行きのソンテウが4B(ときどき10Bと言われることもありますが、小額なので値切る手間をかけるほどのこともないと思います)です。
 
 バスターミナルにソンテウがおらず、なかなか来ないときには、5分ほど歩いて、遺跡公園とニューシティを結ぶ道路まで出て、通りかかったソンテウに手を横に突き出して止まれという合図をすれば、どこでもすぐ止まってくれますよ。
 
 
Orchid Hibiscus GH(遺跡公園東門から徒歩10分)で宿泊。プールあり。
エアコン付きシングル(ダブルベッド。一見,カーテン付きのお姫様ベッド?実は蚊帳)1泊朝食付き800B。1軒のコテージを半分に分けている。
温水シャワーあり(バスタブも冷蔵庫もテレビもなし),ウェルカム・ウォーター700CC?2本あり。石けんあり(他のアメニティは一切なし)。ビアチャーン40B
 

 
 イタリア人のパウロ(約65歳。とてもフレンドリーだが,説得力あり)とタイ人の奥さんが経営するGH。白人でほぼ満員。必要最小限の文明の利器は取り入れてあるが,部屋には電話も時計もなく,時間を気にせずにのんびりとホリディを家族で過ごすには最適。
 
 プール不要なら,遺跡公園料金所前のVitoon GH(500B)を薦める。
 
 Vitoon GH隣りのレンタル自転車(1日20B)を使わせてくれるので,そこの自転車屋(ソンテウ乗り場のすぐ前)に行き,1日20B払って自分にあった自転車にチェンジしてもらう。その自転車はGHに置いたままにしておいてもよいし,自転車屋に返しに来てもよい。
 

旧市街の7-11近くの汁そば屋。バミーナムもセンミーナム各20Bもまあまあ美味しい。 
 
 林と堀の中に遺跡が点在する遺跡公園は、緑豊かで、よく整備されている。タイ族最初の王朝スコータイ(1378年にアユタヤ王朝の属国になるまでの約140年間,首都だった)の栄華がしのばれる。東門の中に人が住み,ホテルや市場があるのには驚いたが,アユタヤの方がもっと大規模に人が住んでいるから当たり前か。
 規模的には,アユタヤの壮麗さには数歩及ばない。自転車で2,3時間(遺跡公園内とその北側だけなら)かけてゆっくりと見たい。
 ラームカムヘン大王記念碑
 ター・パー・デーン堂。12世紀前半にアンコール朝が建設。スコータイ遺跡公園で最古。
ワット・ソラサック。象が支えている。
 ワット・ソンカオ
 ワット・プラ・バーイ・ルアン。ワット・マハタートに次いで重要な寺院
 ワット・マイ
 ワット・トラパン・トーン。金の池の島にあり、ワット・トラパン・グーンと対をなしている。

ワット・サ・シー。


ワット・チャナ・ソンクラーム
国王妃の誕生日記念祭の準備
ワット・マハタート。王室寺院。200メートル四方の境内には、209の塔、10の礼拝堂、8のお堂、4つの池が点在する。それらの中心にあるのが、スコータイ様式の蓮のつぼみ型の巨大な仏塔。それを囲むスリランカの影響を受けたレリーフで飾られた仏塔4基。
アユタヤ時代に増築された仏像








以上が、ワット・マハタート
ワット・シー・サワイ。ロッブリー様式のプラーン(クメール式の仏塔)3基をもつ寺院。もともとはヒンズー教の寺院だったが、後に仏教寺院となった。



 
ワット・シー・チュム。高さ15メートルのアチャナ(「恐れない者」という意味)仏。

 
西方の丘に立つワット・サパーン・ヒン
高さ約12.5メートルのアッターロと呼ばれる仏像
ワット・サパーン・ヒンからの遺跡公園の眺め

7/28
Northern Palace Hotel
43 Singhawat Road, Sukhothai
電話0-5561-1193
エアコン付きシングル(ツィンベッド)1泊朝食付き450B。日本語が流暢に話せるピーモンさん(女性)がいる。工事中なので使える部屋は少ない。日中はうるさい。午前10時からアーリーチェックインをしてくれたし,午後1時までレイト・チェックアウトもしてもらった。
冷蔵庫・テレビ・温水シャワーあり(バスタブなし),ウェルカム・ウォーター500CC2本あり。石けん・シャンプー・シャワーキャップあり(他のアメニティは一切なし)。

 なお、私が泊まったノーザン・パレス・ホテル(1泊朝食・エアコン付き450B)はお勧めしません。
 現在、工事中で、セキュリティ面で不安があるからです。唯一の利点は、日本語に堪能な女性スタッフ一人(彼女以外は日本語は話せません)がいることだけかな?
 
今日は、スコータイの北約50キロの所にあるシーサッチャラーナイ遺跡公園に行く。
ここは、スコータイ王朝の第2の都市で、ユネスコによって、スコータイ時代の遺跡が整備された所だ。
 
ソンテウやバスで乗り合わせた乗客たち


スコータイ・バスターミナルを11時半に出発。その前に、私が買った切符にドライバーが文句をつけてきたので、それを売った車掌を指差して、文句ならあいつに言えと言うと、それならいいと言う。発車するときには、その車掌が乗り込んできた。おいおい、自分の車掌との打ち合わせくらいちゃんとやれよ(バスターミナルには、複数のバス会社が乗り入れているから、乗るバスの車掌から切符を買わないと駄目なのだ。)。
 
ノンエアコン・バスの車内はうだるような暑さだが、この時間帯には、このバスしかないのでしょうがない。
途中の町で、何も言わずに運転手と車掌が降りて、どこかへ行ってしまった。乗客は残っているので、終点ではない。約30分後、戻ってきた運転手と車掌は何事もなかったように、バスを出発させた。どうやら乗客を残して、昼飯に行ったらしい。うだるような車内に残された私は死にそうだったぜ。(;^^)
 
シーサッチャラーナイ市街の約5キロ手前の遺跡公園で降ろしてもらう。バス停の前の店がレンタサイクル(バイクも貸してくれる)をやっている。1日30Bだ。そこのオバサンにもスコータイ行き最終バスは16:30だよと注意される。
借りた自転車で遺跡公園を目指すが、やけに遠い。約2キロもある。炎天下だったので、ちょっとつらかった。遺跡公園には2箇所のバス停があるそうなので、より近いバス停(ここにもレンタルバイクあり)で降りたほうがいい。
 
遺跡公園は、スコータイ市のものとほとんど見劣りしないくらいの規模だ。観光客も少なく、ゆっくりと見ることができる。日本人は、私以外には見かけなかった。山の上にある遺跡の見学をお勧めする(規模も大きいし、公園全体を眺めることが出来る)。
満足して、16:10にバス停に戻る。
Mae Yom川にかかる吊り橋
ワット・プラ・シー・ラタナー・マハタート。スコータイ時代以前に建てられ、アユタヤ朝時代に改築されたらしい。巨大なクメール様式の仏塔が目立つ。


 
 
ワット・チャオ・チャン
ワット・ノイ
ワット・チャン・ローム。13世紀に建設。

 
 
ワット・チェディ・テーオ。34基の塔は、ヒンズー教や大乗、テラワーダの各仏教、ランナー・タイ様式など変化に富んでいる。中央の塔はスコータイ様式。


遺跡を破壊するガジュマルの木
 

ワット・ナーン・パヤー。仏塔はスリランカ様式で15〜16世紀頃に建設。

初期アユタヤ時代のレリーフ
 
ワット・カオ・パノム・プレーン。

 
ワット・スワン・キリーのスリランカ様式の仏塔
ワット・スワン・キリーからの遺跡公園の眺め

ワット・スワン・キリーからの遺跡公園の眺め
ヨム川
 
そして、17:30ころ、シーサッチャラナイ遺跡公園前のバス停で、1時間以上遅れたスコータイ行き最終バスに止まれと合図をした。
 
あろうことか、そのバスはフルスピードで止まらずに過ぎ去ってしまった。
 
人家もほとんどない田舎道に取り残された私は、ただ呆然と立ち尽くすだけだった。荷物は50キロ以上離れたスコータイのホテルに置いたままなのだ。
もうバスもない。タクシーも通りかからない。宿もない。英語も通じない。いったいどうすればいいんだ?
30分以上、ヒッチハイクを試みるも、誰も止まってくれない。(;^^)
 
 私の様子を見ていたバス停前の家のお婆さんは,次のバスがくるから待て(タイ語なので私の推測。以下同じ)と言ったが,あてにならないので,スコータイから遠ざかってもいいから,取りあえず近くのシー・サッチャナーライまで行くことにして,反対側のバス停に止まったバスに乗り込んだ。
 
 そのバス・ドライバーに,「なぜスコータイ行き最終バスは,止まれと合図を私がしているにもかかわらずに,ノンストップだったのか?」と問い詰めると,可哀想に思ったのか,市内のバス待合所のお婆さんに確認して,「スコータイ行きバスはまだある」と言って,そこで無料で下ろしてくれた。
 
 そのお婆さんも親切で,見知らぬ土地で呆然としている外国人の私に同情して,「午後6時のバスを私が止めてやるから,あなたはベンチで座っていればいい。」と言って,30分以上も道路端に立っていてくれたのだ。
 
 近所の人も同情して,いろいろと話しかけてくれるが,ほとんどタイ語なので,10か国語対応(タイ語も可)音声翻訳機を駆使しても,会話には限界がありすぎた。(;^^) そのうちにタイ語を本格的に勉強してみたいと思った。
 
 午後6時半過ぎに来たバスは止まってくれたが,乗れなかった。理由は不明。希望と失望を行ったり来たりしたような気分だった。つまり,最悪。(;_;)
 
 お婆さんは,午後9時のバンコク行きがスコータイ経由なので,それに乗ればいいと言ってくれたが,どこまで本当か分からない。タイ人は,全く悪気はないのだが,願望と事実を混同する癖があるような気がした。
 もう度胸を決めた。最悪,ここのホテルに泊って,スコータイのホテルをキャンセルするか,駄目なら払えばいいと思った。
 
 そう決めたら,急に腹が空いて来た。なにしろ朝からまともな食事を取っていないのだ。
 隣りの食堂で,カーオ・パット・ムー(豚肉入り炒飯)20Bを注文した。そこのオバサンも私に同情してくれて,大盛りにしてくれた。心細いときの親切は,本当に心に染み入る。
 
 食べているときに,道路で「ガガー!」と音がして,バイクが横滑りして来た。どうやら犬を避け損ねて横転したらしい。若い女性が倒れていたが,幸い膝を打っただけの軽傷らしい。
 私も,散乱した彼女の荷物を拾い集める手伝いをした。親切には親切のお返しをだ。通りかかったバイクの青年が彼女を後ろに乗せて走り出し,食堂の兄さんが彼女のバイクを運転してついていく。実に手際がよく,ものの10分とかからなかった。
 
 それから,スコータイのホテルに電話して,事情を説明し,遅くなることを詫びた。幸いこのホテルには日本語が話せる女性がいたので,助かった。フー。
 
 午後8時頃,バンコク行きの夜行バスが来た。バス停の息子さんが交渉して,スコータイで下ろしてくれることになった(50B)。万歳!  ヽ(^o^)丿
 いつも始発前にこのバス停で1時間ほど休息していくらしい。道理で午後9時のバスについてはやたら強気だったわけだ。タイ語が話せれば,こんなに長時間ハラハラせずにすんだものを。でも,結果良ければ全て良しだ。(^O^)
 
 世話になった人たちが口々に良かったねと言ってくれる。隣りの食堂の兄さんは,ビールを買って,おごってくれた。お金を払おうとしても受け取ろうとしない。
 そのビールで乾杯した。生涯で最高に旨いビールだった。(^O^)
 出発する前に,再度感謝の言葉を述べ,一人一人と握手を交わす。涙が出そうだった。
 
 バスは定刻に出発。途中で満員となる。乗れなかった人は,また翌日トライするのだろうか? バスについては,地方では予約ということができないので,やはり,始発のバス停に行って正解だった。遺跡公園で待っていたら,翌朝まで待つ羽目になっていたところだ。
 
 今回の経験で学んだことは,アクシデントに遭っても最後まで諦めないことが肝心だということだ。絶望は愚か者の結論だ。諦めずに努力し続ければ,うまくいくこともある。諦めてしまえば,そのチャンスもふいにしてしまうということだろう。
 
 午後10時半ころに,スコータイのバスターミナルに到着。モトサイは,ホテルまで80Bとふっかけてくる。疲れ果てている私をくいものにしようとしているので,怒りが沸き上がり,35Bまで値切った。この時間ではこれが限界だろう。
 

7/29
当初の予定では、カーペンペ遺跡公園に行く予定だったが、今夜はピサヌロークで夜行寝台に乗る予定だったので、あまり汗をかきたくなかった。
 
そこで、当初の予定を変更して、見残したスコータイ遺跡公園の遺跡を見に行くことにした。
 
涼しい早朝がタイでは観光のゴールデンタイムなので、朝食(トーストとコーヒーのみ)のルームサービス(私は無料だった)を頼み、さっさと平らげて、7時にはホテルを出発。
 
寄ってくるトクトクやバイクの客引きに「ノーサンキュー」と言い続けて振り切り、通りかかったソンテウ(トラックを改造した乗合バス)を停めて、ムアン・カオ(旧市街)行きのバス停までタダで乗せてもらう。
 
ムアン・カオ行きのソンテウにすぐに乗り込み、出発。中学生が多い。料金所前で降ろしてもらい、レンタ・サイクルを再び借りる。
さすが商売人。2度目の私の顔を覚えている。
 
遺跡公園の南約1.6キロにあるワット・チェトゥポンに着く。壁に浮き彫りにされた高さ約10メートルの遊行仏像が青い空をバックにそびえたっていた。残念なことに頭部が破壊されている。他の部分が優美な美しさを残しているだけに悔しい。
遺跡の仏像の顔が無くなっていることが多いが、盗まれたりしたのだろうか? それとも、頭部を残しておくと、敵にたたりがあると信じられていて、征服者が破壊したのだろうか?
ワット・チェトゥポン



 
ワット・チェディ・シホーン

裏側の野原では、牛がゆったりと草をはんでいる。実にのんびりしている。
 
近くのワット・シー・ピチット・キティ・カリヤラムの仏塔には、カラスが群がっていて、近づくとパッと逃げていく。ごめんね。
 
ワット・シー・ピチット・キティ・カリヤラム
ワット・アソカラム
>
ワット・ムンランカ
 
さらに一昨日は、曇りの下で撮影したワット・マハタートなどの主要遺跡も再度撮影した。ゆっくりと見てまわると前回には気づかなかった仏像や仏塔に出くわした。よかったなあ、また来てみて。
 
そうこうしているうちにもう11時だ。チェックアウトの時間が迫ったので、後ろ髪を引かれる思いでホテルに向かい、出発。
 
フロントと交渉して、1時間遅いレイト・チェックアウトにしてもらう。これで、ゆったりと風呂に入って用意が出来る。
 
午後1時にホテルをチェックアウトして、バスターミナルに向かう。バス停前の簡易食堂で、カーオパット・ムー(豚肉入りチャーハン)20Bと青菜と肉の炒めを載せた米麺40Bを注文。これがスコータイで食べた中では最高の美味しさだった。これなら台北でも通用するぜ。「アローイ」と言って、出発。
青菜と肉の炒めを載せた米麺
 
ドイツ人のカップルとバスに乗り合わせたが、彼らはこれからチェンマイに行くそうだ。チェンマイのいろいろな情報を教えて上げると感謝された。
 
14時25分にバス停に到着。しかし、14:30発のバスがもういない。これだから、タイは油断ができない。
しかも、15時発のバスの出発は15:20だった。約1時間も猛暑の中、待たされた。特にノーエアコンのバスの中での40分はきいたが、いつ出発するかわからないので降りて涼むわけにもいかない。
 
バスは約1時間10分でピサヌロークに到着。黄金色に輝く仏塔で有名なワット・ヤイに詣でる。黒光りする仏像は厳かで、近世のタイのどこか間抜けな仏像とはえらい違いだ。

壁画の修復作業

その近くのワット・ラチャブラナの境内を抜けていくと、かわいい女の子に呼び止められた。マッサージの勧誘だ。1時間100Bと安い!
境内の舞台のような所でやっている。かわいい子には弱いので、オーケーすると、いきなりオバサンに捕まる。オバサンが先生で、かわいい子ポー・リーが生徒というわけだ。


その二人掛かりでマッサージを丁寧にやってくれる。上手な先生が主に足を、ポー・リーが主に手を担当。これは至福の状態だった。
ポー・リーは英語の勉強をやっているそうで、マッサージをしながら、私と英会話の勉強だ。おいおいマッサージの途中で、英語のテキストを広げないでくれ。
 
ここでも、一番受けたのが、「どこでもベープ」。腕時計型の蚊取機で、中を開けて電池やファンやフィルターを見せると馬鹿受け! よそのマッサージをしている子まで寄ってくる。実際に、蚊に近づけると、逃げていくので、拍手喝采だ。
 
他にも10か国語対応(タイ語も可)の音声翻訳機も大受け!
 
結局、1時間半もかかって、マッサージが終り、彼女たちの盛大な見送りを受けながら、ナイトバザールへ向かう。
 
夕日がさすナーン川には、ハウスボート(タイではここだけが許されているそうだ)が連なっていた。


河川公園にはジョギングなどのスポーツを楽しむタイ人がいっぱい。中には、小さな竹で編んだボールを足と頭だけで操って、頭上のゴールに入れるゲームをやっているチームもいたし、500人以上の人がインストラクターの掛け声にあわせてエクササイズをやっていた。壮観。
 
駅にいったん行って、荷物預かり所でリュックを預ける。1個1日10B。23時までやっているそうだ。しかし、ここに預けるのは、なくなっても致命傷にならない荷物に限る。
なぜなら、後で判明したのだが、飯どきに担当者がいなくなるのだ。しかも、窓口は開けっぱなし、ドアには鍵もかかっていない。カウンターから身を乗り出せば、荷物のかっぱらい放題だ。トイレとか所用があるときも同様。しかも、この兄ちゃん、けっこういなくなるときがある。午後10時頃から心配で見張っていたが、これではなんのために預けたのか分からなくなってきた。
 
川岸のナイトバザールは露店と食堂と人でいっぱい。ピサヌローク名物「空飛ぶ青菜炒め」がなかなか見つからない。ガイドブックの位置にはないのだ。諦めかけていたそのとき、バザールの南端で炎が上がるのが見えた。
あれこそ青菜を炒めるときに上がる炎だ(高さ3メートル以上も炎が上がる)。5メートルほど離れた自動車の上に作られた特設舞台の上にボーイが皿を持って上がると、コックが中華鍋を振り上げ、青菜炒めが空を飛ぶ。ボーイが見事皿でキャッチして、客から歓声が上がった。
ドイツ人の女性客もトライ。見事大皿にキャッチ。どれも撮影したが、暗くて肝心の青菜炒めが見えない。残念。

 
腹が減ったので、鼻を便りに路地に入り込む。ロンドン・ホテルの近くの目が点滅する牛の看板が目印の中華食堂に入る。
点心がどれでも3個一皿20B。これが安くて旨い! 感激! 台北でもやっていける味だ。写真付きメニューの端から6種類めで腹が限界。半分がやっとだった。残念。


 
夜行寝台は時刻通りに来たと思ったら、実は別な汽車。
私が予約したのは20分遅れ。いやあ鉄道警備員に確認してよかった。
 
夜行寝台列車22:35ピサヌローク発→翌朝6:15バンコク着609B
 

7/30
 6:30頃にファランポーン駅に到着。

 
 カオサン トラベラーズロッジの荷物預かり(10B)を利用しようかとも思ったが、駅近くの中華街に行きたかったので、それはやめた。
http://www.travelerslodge.ne.nu/
休憩サービス(50B)と併せて60Bで荷物預けとシャワーならいいかもね。
 
 駅の保管所にリュックを預け(1個20B/1日),中華街にバスで行く。漢字の看板が氾濫していて,とてもタイにいるとは思えないくらいだ。なにしろ国外のチャイナ・タウンとしては最大の街なのだから。ここは,食い物が旨いんだ。
 
 この通りの南側に平行してあるサンペン・レーンという小路は,俗に泥棒市場と言われるくらい雑貨ではバンコクで最も安い。人がすれ違うのも難しい路地にバイクが突っ込んでくる。まったく他人の迷惑を考えない奴等だ。もっとも,彼らは,そんなことを考えては生きて行けなかった厳しい歴史を背負っているのだが。
 
 「和盛豊酒店」でフカヒレ・スープ300B,蝦のピンクが透けて見えて奇麗な点心25B,蟹焼売25B,ココナッツ・パイ30Bなどを頼む。うーん,舌が旨さに踊る。いやあ高水準だ。台北でやっても流行るに違いない。コスト・パフォーマンスは世界最高かもしれない。



 その後,超混雑のサンペン・レーンで娘達の土産に奇麗な時計3個,計410Bを買う。安すぎる!

 雑貨の安さは特筆物だ。でも,日本人はほとんど見かけない。どうして皆,カオサンやウィークエンドマーケットばかり行きたがるのだろうか。自分の耳と目で確かめなければ,タイに何年いようが変わらないのではないだろうか。
 
 バンコクの地下鉄も利用した。16日に故障して、終電まで混乱が生じたようですが、今はもちろん平常。新しいが、発券も窓口で人間から買うのが ほのぼのとして私は好き。でも、混雑時でも窓口は一人か二人なので、100メートル以上の行列ができることもある。(;^^)

 自動券売機がまだ設置されておらず、切符は窓口で買わねばならないのです(7月18日に、一部の駅に自動販売機が設置されたそうです)。ちなみにバンコクの地下鉄で使われる切符は、プリペイド式のカードと1回乗車用トークン(大きさは500円硬貨の倍くらいの黒いプラスチック製)の2種類。どちらも非接触形ICチップが内蔵されていて、改札機のセンサーにかざすとゲートが開きます。出るときは、カードはセンサーにかざし、トークンはセンサー横の投入口に入れるとゲートが開きます。ただし,そのゲートが閉まる速度が早過ぎる。そう分かっていても,一度ゲートにぶつかったくらいだ。気をつけてね。(^_-)

 現在は開業キャンペーン期間で一律10バーツで利用できます。比較的安価なので乗客の数も多いようです。8月12日以降は初乗り12B、以降1駅ごとに2B追加され最高32Bとなり、2年目からは初乗り14B、最高36Bとなる予定ですが,8月12日以降は行列が大変かも知れない。でも,順次,自動発券機を増設中だそうだから,大丈夫かな? いや,タイだからなあ・・・。(;^^)



 
 いったんホテルに戻って,暑い午後をプールサイドで楽しく過ごし,日が沈みかかってから,バスでカオサン通りに行く。

 ここのインターネットが一番安いのだ。ラッキーGHの2階で80分30Bだ。
 その後,日本人が多く集まるカオサン・トラベラーズ・ロッジに行く。驚いたのは,チェンマイで知り合ったK子さんと再会したことだ。メーホーソンに行くと言っていた彼女とバンコクで再会するとは思ってもいなかった。
 
 他の人も会話に参加し,タイ国内やミャンマー,ラオス,カンボジア,マレーシア,インドネシアなどについて話がはずんで時間があっという間に時間が過ぎて行った。
 

7/31
23:45バンコク発ANA916便→翌朝7:55成田着
 涼しいうちに土産を買うために,7:00頃,ホテルを出て,歩いてサイアム・スクエアに行った。しかし,ここは若者の町。朝には弱いので,店が開いていない。
サイアム・スクエアの給水機
 しょうがないので,伊勢丹の北にあるプラトゥーナム市場に行く。ここはバンコクで最も衣料品の安い市場(ウィークエンド・マーケットより安いことが多い)で,ブラジル代表とMユナイテッドのユニフォームを3枚で250B(約690円,今日のレート1B=2.744円)に値切って買った。遊び用のYシャツなら2枚で120B(値切る前の価格)から買える。
プラトゥーナム市場のお堂
 その後,サイアム・スクエアの路地の露店で,炒飯に揚げた鴨肉を載せてもらったもの40Bを食べた。炒飯と言っても,その上にキュウリやモヤシや漬け物,炒めた豚肉(味噌味)などが黙っていても載ってくる。
 
 いったんホテルに戻って,風呂をあび,レイト・チェック・アウトした後,荷物をクロークに預けて,次の目的地に出発。
 
 次に土産のお菓子を買いに,中華街のヤワラー通りに行く。ホテル前のバス停から南下するバスを捕まえたが,車掌さんに,ラーマ4世通り(キング・ラーマ・4th・ロード)と言っても通じない。英語が分からないらしい。困っていると,隣りの席のチュランコロン大学の学生が通訳してくれた。有り難い。
 バスを乗り換え,ヤワラー通りに着く。
 昨日も食べた「和盛豊酒店」で,鴨肉麺80Bと蝦焼売25Bと蟹爪焼売25B(他のも旨いが,これが最高に美味かった! 今思い出してもヨダレが垂れる。)を食べた。その後,燕の巣50Bを注文した。初めて食べたが,デザートだったことに気がついた。やや甘いジンジャーがきいたスープにやや黄色みを帯びたツブツブが浮かんでいる。これが,燕の巣だそうだ。食感がいい。海草に燕の唾液がしみ込んだ高価なものだそうだが,東京で食べたら幾らするんだろうか?

 
 ここで,土産のお菓子も買い込み,近くのショッピングセンターの2階の一番奥の店で「中泰古式按摩」2時間240B(バンコクでの経験では一番安い)でボディマッサージを楽しむ。20代後半のかわいい女性が揉んでくれた。隣りの72歳の中国人のお爺さんは,毎日,ここでマッサージを受けているそうだ。お陰でこんなに元気なんだそうだが,声がデカすぎるので,ウトウトしては起こされる。まあこれもいい経験か。
 
 これでタイでの用事は終わった。バス等を使ってホテルに戻り,荷物を受け取って,カオサン通りに向かおうとして,メータータクシーをつかまえたが,雨で強気になっており「ノーメーター」と言って,いくら「メータープリーズ」やツアー・ポリスに報告するぞと言っても聞かない。
 頭に来たので,タクシーをボイコットすることにして,スカイトレインと地下鉄を使ってファランポーン駅に行く。
 窓口でドンムアン駅と頼むとたったの10Bだった。タクシーに断られたお陰で随分得をした。サンキュー。(^_-)
 
 出発の4時間も前に空港に着いてしまったが,コンセントとパソコンさえあれば,時間は幾らあっても不自由はしない。(^_-)
 
 ANAのカウンターが開いてすぐにチケットを請求。非常口の席にしてもらう。寝るだけなので,足元が広いほうがグッドなのだ。スッチーさんとも仲良くなれるしね。(^_-)
 
 パスポート・コントロールを抜け,郵便局でインターネットを楽しんだ。ここのは,一定時間ごとに(15分?)に切れるので,そのたびにカードを入れ直さないとならないのは不便だ。せっかくの入力が消えてしまう。頻繁な保存が鍵だ。
 
 飛行機は定刻より20分遅れで出発。
 
8/1
 7:10 飛行機は定刻より15分遅れで無事、成田に着陸。
 あーあ、疲れた。やはり日本語が通じる日本は、いいよなあ。(^O^)
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