横浜・中川駅前歯科クリニック
インプラントの歴史

インプラントの歴史は非常に古く、その起源は紀元前といわれています。昔の人も今と同じように失った歯を元のように取り戻したいと考えていたようで、歯の抜けた部分に象牙、貝殻、石、宝石などを入れていました。

貝殻インプラント

近代になって、ステンレス、コバルト・クロム、金、サファイアなどを使用したインプラントがつくられましたが、結果が思わしくないことから、やがて淘汰されていきました。

1952年にスウェーデンの医師ブローネマルクがチタンと骨が結合することを偶然発見しました。

ウサギの骨にチタン製の器具を埋め込み、内部を観察する実験を終えて、器具をとりだそうとしたところ、不思議なことがおきました。強く引っ張っても、器具が骨から外れないのです。骨とチタン製の器具がぴったりとくっついていたのです。

この発見から13年に及ぶ研究の末、ブローネマルクはチタン製のインプラントを開発し、1965年9月29日、34歳のスウェーデン人男性に最初の近代インプラント治療(ブローネマルクインプラント)をおこないました。

ブローネマルク

スウェーデン人男性に埋入されたチタン製のインプラントは、2006年に亡くなられるまで歯に代わるものとして、機能し続けました。インプラントは実用的な治療技術として確立したのです。

1980年代以降は、多数のメーカーや研究者によって、ブローネマルクの研究をもとに、特色あるインプラントが次々に開発され、製品化されるようになりました。

日本では、1970年代からサファイアインプラントが多用されましたが、治療成績が思わしくないことから、1980年代になると淘汰されていきました。チタン製のインプラントは、1983年6月7日、東京歯科大学において、ブローネマルク指導のもとで初めて治療がおこなわれました。

東京歯科大学

1990年代になると、インプラント治療をおこなう歯科医院が増加し、2000年前後には歯科大学病院においてもインプラント科が設置されるなど、インプラント治療は広まっていきました。

そして今日では、インプラント治療は欠くことのできない歯科治療として、世界に根付いています。


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