横浜・中川駅前歯科クリニック
インプラント手術における感染対策
2010年、愛知県の歯科医院が、患者様に使用したインプラントを別の患者様に使っていたことが明らかされました。新聞報道よると、1日に少なくとも1本は使用済みのインプラントを使っていたとのことです。この歯科医院は6000本以上のインプラント治療をおこなっていたことから大きな事件となりました。
患者様に使用したインプラントを使い回すことはインプラント治療の成功率が下がるだけでなく、感染予防の点からも絶対にあってはならないことです。
当院では安心、安全なインプラント治療をおこなうために、手術時に下記の感染対策をおこなっています。感染対策をおこなえばおこなうほど費用はかかりますが、決して省くことのできないものです。
これからインプラント治療をお受けになれる患者様、既にインプラント治療をお受けになられた患者様のご参考になれば幸いです。
●使用するインプラント
当然のことながら、インプラントの使い回しはありません。ガンマ線滅菌された無菌のインプラントは厳重に管理され、インプラント手術時に初めて開封されます。また、これまでに使用したインプラントの製品番号のラベルは、全て患者様のカルテに貼り、保管しています。
●手術着、ドレープ(覆布)
手術着、ドレープ(手術時に患者様の口の周りを覆う布)はEOG(エチレンオキサイトガス)滅菌された無菌のものを使用しています。使い捨てのため、患者様ごとに新しい手術着、ドレープを使用。何度も使用することはありません。
そのほか、麻酔針、麻酔液、ゴム手袋なども使い捨てのものを使用しています。
●手術器具
手術器具は使い捨てにはできないため、一つ一つをきれいに洗浄した後、オートクレーブ(高圧蒸気滅菌器)にて滅菌、無菌化されたものを使用しています。故障や不具合に備えて、オートクレーブは2台設置しています。
●水
インプラント治療では使用する水もきれいでなければなりません。水道水は雑菌が混ざっているため使用しません。治療では生理食塩水(体液とほぼ同じ濃度の食塩水)を使用します。
●診療台
診療台はオートクレーブ、EOGなどによる滅菌ができないため、手術前に徹底して清掃、消毒をおこなっています。
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