横浜・中川駅前歯科クリニック
喫煙がインプラントに及ぼす影響

喫煙は様々な悪影響を全身に及ぼしますが、インプラントへの影響も例外ではありません。

喫煙は、インプラント埋入手術後の歯肉の治りを遅らせたり、インプラントと骨がくっつくのを阻害します。また、インプラントを支える歯肉の抵抗力を弱らせ、インプラントが抜け落ちる原因にもなります。インプラント治療がうまくいかない原因のかなりの部分を喫煙が占めます。

インプラント患者540人、インプラント2194本を対象にした大規模な調査では、タバコを吸わない人の失敗率は4.7%でしたが、タバコを吸う人の失敗率は11.2%にもなり、その失敗率は2倍以上にもなりました。

インプラント治療を受けるときは、最低でも治療中は禁煙することがインプラントを長持ちさせる方法です。




●喫煙がインプラントに及ぼす影響

1.ニコチンによる血流阻害
タバコに含まれているニコチンは、歯肉の血流を悪くします。そのため、インプラントを支える歯肉に酸素や栄養が行き渡らず、細菌に対する抵抗力が弱まります。


2.一酸化炭素による酸素供給阻害
タバコによって発生する一酸化酸素によって、インプラントを支える歯肉に酸素や栄養が行き渡らず、細菌に対する抵抗力が弱まります。


3.ニコチンや一酸化炭素による歯肉の硬化
ニコチンや一酸化炭素によって、歯肉が硬くゴツゴツしてくるために、インプラントを支える歯肉の状態が悪化していても、表面に炎症が現れず、見逃してしまいがちになります。


4.白血球の活動を抑制
白血球は細菌と戦い、退治する役目を持っているのですが、タバコは白血球の機能を低下させる作用があります。その結果、細菌に対するインプラントを支える歯肉の防御機能が低下してしまいます。


5.新しい組織を作る細胞の増殖を抑制
タバコはインプラントを支える歯肉の回復に必要な細胞の増殖を妨げる働きがあります。


6.唾液の減少
唾液はタバコに含まれる有害物質を中和したり、細菌の増殖を抑える働きがあります。タバコによって唾液が減少するとインプラントを支える歯肉が悪化しやすくなります。


7.免疫力の低下
タバコの中の有害物質により免疫力は衰え、炎症症状がでないままインプラントを支える歯肉の病状が進行していくために、気付いた時にはインプラントを除去しなければならないほど病状が進んでしまうこともあります。また、免疫力の低下により、治療しても症状が改善しにくくなります。




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