横浜・中川駅前歯科クリニック
乳歯の怪我

小さなお子さんは、転んだり、ぶつけたりするなどして、乳歯を怪我することが少なくありません。乳歯の怪我をそのままにしておくと、痛みの原因になるだけでなく、後から生えてくる永久歯にも悪影響を及ぼします。乳歯の怪我に気付いたら、早めにかかりつけの歯科医院に受診するようにしましょう。


乳歯の怪我の状態

部位
乳歯の怪我の多くは上顎乳中切歯(上あごの一番前の乳歯)で、6割を占めます。次いで上顎乳側切歯(上あごの前から2番目の乳歯)が2割、下顎乳中切歯(下あごの一番前の乳歯)が1割となっています。


年齢
1〜3歳の受傷が最も多く、4歳以上になると減っていきます。


性別
男の子が多い傾向にあります。


原因
半数以上が転倒で、次いで転落、衝突が原因となっています。転んだり、椅子や階段から落ちたり、テーブルにぶつけるなど、様々な原因で怪我をします。


状態
乳歯がグラグラになることが最も多く、乳歯の外傷の6割を占めます。その他、乳歯が抜け落ちたり、折れたり、歯肉に食い込んだりするなどの症状が多くなっています。永久歯の外傷で半数を占める歯冠(歯の上の部分)破折は、乳歯では1割程度となっています。


乳歯の怪我の治療
治療は早ければ早いほど、経過が良好な傾向にあります。気付いたら早めに歯科医院に受診するようにしましょう。

歯科医院では、怪我の状態に応じて、乳歯を元の位置に戻したり、ワイヤーを使用して乳歯を固定したり、破折した乳歯の修復をおこないます。歯の根が折れているなど、乳歯をもたせることが困難な場合は、抜歯をおこないます。

乳歯の怪我とあわせて、唇や歯肉などの軟組織を切るなどの怪我をすることが多いのですが、軟組織の怪我の多くは1週間以内にきれいに治ります。


●永久歯への影響
最も多いのは、永久歯の表面の白斑(白色のまだら)や歯の形成不全(歯の形が悪くなること)です。その他、永久歯の萌出障害、発育停止、変色、彎曲(わんきょく)などがみられることがまれにあります。


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