横浜・中川駅前歯科クリニック
顎変形症の治療


●顎変形症(がくへんけいしょう)
著しい出っ歯(上顎前突)や受け口(反対咬合、下顎前突)などでは、通常のワイヤーを使用した矯正治療だけでは、効果が期待できないことがあります。そのようなときは、顎変形症として手術をおこなうことで治していきます。

手術はあごの成長が止まってからおこなうので、16歳以上となります。
手術及び手術前後の矯正治療は健康保険適応となります。


●適応症
著しい出っ歯(上顎前突)や受け口(反対咬合、下顎前突)

上下の歯がかみ合わない著しい不正咬合(開咬)

顔が曲がっている著しい不正咬合(交叉咬合)


●利点
ワイヤーを使用した通常の矯正治療よりも、大きな治療効果が得られます。

難しいケースにおいても、治療が可能となることがあります。

多くのケースにおいて健康保険が適応になります。


●欠点
手術の際には、入院が必要となります。また、あごの骨を切る必要があります。

手術をおこなっているのは、ごく一部の病院のみとなっています。


●治療の流れ
1.ワイヤーを使用した矯正治療をおこない、歯並びをある程度整えます(6か月〜1年半)。

2.2週間入院して、上あごや下あごの骨を切るなどの手術をおこないます。

3.ワイヤーを使用した矯正治療をおこない、きれいな歯並びにします(6か月〜1年半)。


●費用
矯正治療費は20〜30万円、手術費は20〜30万円ほどとなります。


●手術方法

1)下顎枝矢状分割術
下あごの骨を内側、外側の2層に分割して後方(あるいは前方)に移動させます。他の治療方法に比べると手術が容易であることから最も多く用いられます。

下顎枝矢状分割術


2)ルフォーT型骨切り術
上あごの骨の成長が悪いために受け口になっている場合は、上あごの骨を切り取って前に出すことで改善させます。

ルフォーT型骨切り術


3)下顎枝垂直骨切り術
下あごの奥歯の一部を抜歯した後、抜歯した部位の骨を切り取って後方に移動させます。歯の本数が少なくなること、下あごの神経や切り取る周辺の歯を痛めやすいため、難しい手術といえます。

下顎枝垂直骨切り術


健康保険適応の矯正治療は当院ではおこなっていませんが、ご相談、手術をおこなう医療機関のご紹介はおこなっております。


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