●丹毒とは
丹毒(たんどく)は、細菌が傷などから皮膚に入り込むことによって発症する感染症です。
感染してから2〜5日後に寒気、発熱、倦怠感といった症状のほか、患部は10〜15cmほどの大きさで赤く腫れ、痛み、熱感があります。歯周病による歯肉の腫れ、虫歯による歯の痛みと思い、最初に歯科に受診する人もいます。
似たような病気に蜂窩織炎(ほうかしきえん)がありますが、丹毒は皮膚の表面の感染、顔(頬が多い)、足に多くみられるのに対し、蜂窩織炎は皮膚の深い部位の感染、ひざから下に多くみられます。
以前は皮膚の感染症としてはかなり頻度の高い病気でしたが、衛生環境の改善や抗生物質の発達により、現在ではまれな病気となっています。アルコール中毒、糖尿病、肝硬変、免疫不全、水虫の人は発症しやすいとされています。
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●丹毒の原因
丹毒は外傷、やけど、外耳炎が原因で、主にβ-溶血性連鎖球菌の皮膚への感染により発症します。頻度は少ないものの、歯の根の膿、親知らず、口腔がんでの放射線治療が原因で発症することもあります。
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●丹毒の治療
丹毒の治療では原因菌を抑えるために抗生物質が投与されます。症状が悪化した場合は入院が必要となります。また、症状が軽くなったからと抗生物質の投与をやめてしまうと、再発することがあるため注意が必要となります。
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