南アフリカ4カ国の旅
第8日目(10月24日)
今日は一日ケープ半島の観光です。
7時に朝食をとり、そのまま海岸へ出てみましたが、曇っていて風も強くテーブルマウンテンは見えませんでした。
8時に集合し、バスが出発する頃には天気も回復し気分も爽やかに順調に進み、先ず、白い砂浜で有名なキャンプスベイで写真休憩となりました。
ラグーンビーチホテル | 海辺の散歩 | キャンプス ベイ |
海辺の道を通りオットセイの島ドイカー島への船着き場に到着した。
ここの動物は、「アザラシ」と書かれているものと「オットセイ」と書かれているものがあったのでどちらが正しいのか一寸だけ調べてみましたが、船着き場の看板には「Seal
Iland」と書かれていて辞書を見るとオットセイもアザラシもSealとなっていて区別がつきません。
オットセイは手を水掻きにして泳ぐので手が発達し、アザラシは後足で泳ぐので手が発達していないとか、オットセイは耳がありアザラシの耳は穴だけであるとかの記載も見つかりましたが、帰ってから調べても後の祭りではあるものの、写真を見ると耳のようなものが見られたのでオットセイということにしました。
賑やかな楽隊さんに見送られて出発した船は、15分ほどで岩の上にオットセイの群がる島に着き、島の近くをゆっくり進みながらオットセイを観察することになりますが、島に近づいた時の匂いには閉口しました。
見送りの楽隊さん | オットセイの島 | オットセイたち | 匂いに閉口している観光客 |
昼食には遅めの1時頃ケープポイントに到着し、先ずは入口近くのレストラン「TOW OCEANS」に入り海を眺めながらシーフードの昼食を頂くことになりましたが、昨日の食中毒の影響が残っており、おいしそうな海老を少々味見しただけで終わってしまいました。
ケープポイント入口 | シーフードの昼食 |
食事を済ますと展望台・灯台へケーブルカー(フニクラ)で登り、頂上から綺麗な海(それもインド洋と大西洋がぶつかりあっている。)、白い砂浜を眺めたのち、多くの人は歩いて下りましたが、体調不良の身としては下りもケーブルカーのお世話になりました。
ケーブルカー | 綺麗な砂浜 | 灯台 | 展望台からの歩道 |
次はアフリカ大陸の最南端(本当は違うらしい)といわれる喜望峰へ向かいます。
荒れ果てた地を20分ほど走ったところが喜望峰(Cape of good hope)でした。
強いが風が吹き付け、海には海藻が浮かび、岩の上には沢山の鳥が休んでいます。
写真で見ていた看板の後ろに並んで順番に写真撮影を済ますと、気の早い人はバスへ戻り始めました。
早々に引き揚げバスは来た道を戻りましたが、途中にはヒヒが遊んでいたり、ガイドさんが珍しい花という真っ白なドライフラワーの様な花のあるところでバスを止めて、その辺りの草花を観賞しました。
喜望峰 | 喜望峰の海 | 野生のヒヒ | ドライフラワーの様な花 |
次に向かったのは、ペンギンのコロニーのあるボルダーズビーチです。
バスを下りてしばらく歩き入口で35ランド支払って入場です。
海に向かって木の歩道が作られていて観光客はその上を歩いてペンギンたちのいる所へ行きます。
歩道の先端まで行くと遠くの岩に上にペンギンの群れが2つほどいましたが、周りの砂浜には全く姿が見えません。
歩道の下を覗き込むと可愛い顔をしたペンギンがずらりと座りこんでいましたが、身を乗り出さないと見えず一寸期待外れでした。
30分ほどそこで過ごし、バスに戻りケープタウンへ向かいました。
木の歩道 | 岩の上のペンギン | ペンギンの群れ | 歩道下にも |
暫く海沿いの道を走っていると誰かが、「鯨じゃないですか。」と言い出して、窓から見ると海の中に何かが動いているのが見えたので運転手さんがバスを道端に止めてくれました。
少し距離がありすぎて、鯨であることは分かりましたが、写真を撮ろうとしてもチャンスがなくどうにか背中だけを撮影することが出来ました。
思いがけず鯨まで見られて、メンバー達は「今度の旅行はついていた。」などと大喜びしながら夕食のレストランへと進みました。
ケープタウンに入りバスがお城のような所で止まり、夕食はこのオランダの東インド会社総督の居城である「キャッスル・オブ・グッドホープ」(現在は西ケープ陸軍司令部となっている。)内のレストランでケープマレー料理を頂くことになりました。
食事を終えて出てくると場内でオペラのような催しが行われていて、兵士のような人の姿がありました。
鯨の背中 | 夕食のケープマレー料理 | 催し物の兵士 |
食事を終えると、あまりにも天気がいいからと明日予定のケープタウンの夜景を見に行くことになりました。
ケープタウンは天気が変わりやすく、先のことは予測がつかないので、出来ることは出来るときにしておくことがこちらのやり方の様です。
バスは夜景の名所のシグナルヒルへ登って行って道路脇にバスを止めてもらい、各々が行き来する車に気をつけながら見やすい場所を探しました。
何としてもいい写真を撮りたいと思いましたが、三脚を持たずの横着カメラマンでは殆どがぶれぶれで何とか見られる写真は一割程度になっていました。
ケープタウンの | 夜景 |
今日も盛り沢山の予定をこなし、10時には就寝となりました。
第9日目(10月25日)
今日もいい天気で、部屋の外での一服から始まりました。
朝食の後海岸へ出てみると、テーブルマウンテンの上にはテーブルクロスにしては厚すぎる白い雲がかかり、対岸にはワールドカップのために建設中のサッカースタジアムが望まれました。
朝の一服 | 厚めのテーブルクロス | サッカースタジアム |
今朝はゆっくりと8時半にバスが出発し、まずはカーステンボッシュ国立植物園へ向かいます。
植物園には、2万種以上あるといわれる南アフリカの植物のうち、約1万種の栽培と研究がおこなわれているそうです。
植物園へは鄙びた建物から入り、ガイドさんの案内で広い園内を歩きながら植物の説明などして頂きましたが、今となっては花の名前もほとんど記憶していません。
よい天気のもとで珍しい植物を見ながらゆっくりと1時間半ほど歩き回りましたが、皆さん満足そうな顔をしていまいました。
植物園入口 | ガイドさんの説明 | 広い園内を歩く | 園内 |
名前までは分かりませんが、少しだけ花の写真を見て頂きます。
キングプロティア |
黄色のパラダイスバード | お花畑 |
植物園を出て、11時頃にグレートコンスタンシアの南アフリカ最古の歴史あるワイナリーに到着しました。
まずワイン醸造所の中をガイドさんの説明で見て回り、その後、ワインの試飲をさせてもらいました。
お酒の飲めない身としては居心地のいいところではありませんが、お付き合いで試飲グラスの並んだ席に着きましたが、飲めない人にはブドウジュースの試飲をさせてくれました。
下戸の身では味は分かりませんでしたが、雰囲気にのまれて3本お土産用に購入してしまいました。
ワイナリー入口 | 醸造装置 | 保存の樽 | 試飲用のワイン |
昼食はウオーターフロントのイタリアンレストランで白身魚を頂きました。
ウオーターフロント近く | レストラン入口 | お肉料理 | 白身魚料理 |
昼食の後は、皆さんが楽しみにしていたウオーターフロントでの自由時間となり、ショッピングセンターへ一目散で向かいました。
ショッピングセンターの中央を集合場所にしてそれぞれに散って行きましたが、あまり歩き回っては迷子になる心配もありましたので、近くのストアに入って土産物の物色としましたがここで大変な目に遭いました。
明日は飛行機に乗って帰るだけだからとここで手持ちのランドを使ってしまおうとして、手持ちランドより多めの土産品を選び、不足額はカードで支払いをするつもりで支払いカウンターへ行ってランドとVISAカードを手渡しましたが、キャッシャーからカードが読み取れないので使えませんと言われてしまいました。
困っていると別の係員を呼んで違う読み取り機で試していましたがやはり駄目と言われてしまい、やむなくランド分だけ購入し超過の品物は返品する羽目となりました。
ウオーターフロント | ショッピングセンター内部 |
予定の土産品を購入出来なくてしょんぼりしながら中華レストランMr Chanで夕食を頂き、途中建設中のサッカースタジアムなどを眺めながらホテルに到着し、明日は帰途に着くためスーツケースの整理を済ませて就寝としました。
夕食の広東料理 | 建設中のサッカースタジアム |
第10日目(10月26日)
今日はアフリカとお別れの日です。
テーブルマウンテンは昨日と同じように厚めのテーブルクロスに覆われていました。
8時にバスに乗り込みケープタウン空港へ向けて走り、窓からは貧しい人たちのバラック小屋の連なりなどを見ながら1時間弱で空港へ到着しチェックインに進みました。
厚いテーブルクロス | 出発 | 車窓から | ケープタウン空港 |
飛行機はマレーシア航空10:45発で、この飛行機はアルゼンチンから来てヨハネスブルグ経由でクアラルンプールまで行くとのことで、座席の変更はなくヨハネスブルグでは機内に残っていてもよいとのことで、何となくゆったりした気分になりました。
搭乗するとほぼ定刻に出発し、ヨハネスブルグまでは約2時間の飛行ですが、座席のコントローラを使って寝心地の確認を済ませました。
ボーディング | 座席コントローラー | 寝心地よし | さらばアフリカの大地 |
飛び立って暫くするとパンとフルーツのサービスがあり、1時前にヨハネスブルグ空港に到着しました。
機内の清掃を行うが機内に残ってもいいとは言われましたが、1時間ほどかかるとのことで空港内へ下りることとしました。
到着したときの喫煙室を探してたどり着きましたが、部屋へ入るのには飲み物をオーダーして下さいとのことで、一番安いコーヒーをオーダーしてゆっくりと煙草を楽しみました。
軽食 | ヨハネスブルグ空港 | 喫煙室を探しに |
再び搭乗して、飛行機は予定より30分ほど遅れて3時前に飛び立ち、1時間ほどすると又もや食事の時間となり、サテーから始まりフルコースが運ばれましたのでしっかりと頂き、その後は到着まで起こさないでもらうようお願いしてぐっすりと眠りました。
第11日〜12日目(10月27日〜28日)
寝込んでいるところに「食事です」との声で目を覚まし時計を見ると午前5時前でしたが、まもなく到着とのことでもあり朝食を頂きました。
空港には6時過ぎに到着しましたが、まだ薄暗いところでバスに乗ることになりました。
朝食 | バスへ向かいます |
今回の旅行期間は11日間ということで募集していましたが、たまたま、マレーシア航空のスケジュール変更でクアラルンプールでの待ち時間が20時間ほどになってしまうということで、クアラルンプール市内観光を無料でさせてもらえることになりました。
こういう話は大歓迎ですが、今回は、この年の2月にマレーシア観光に来たばかりで、観光するところも殆ど同じになり嬉しさも半分くらいで回りました。
前回の時に行けなかった「ツインタワー撮影のベストポイント」と「KLタワーに登る」があったので良しとしました。
クアラルンプールからは真夜中の23:30発で成田に向かい。翌日28日の午前7時頃成田空港に無事到着し今回の旅行を終えました。
前回見られなかった所の写真です。
ペトロナス・ツイン・タワー | KLタワーの展望台 | KLタワーからのツインタワー | KLタワーからの景色 |
前回の「マレーシア旅行記」をご覧になりたい方はこちらから →
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