鍛金とは?
古く、は一枚の銅板などから継ぎ目の無い立体の花瓶や茶器などを、絞り加工という特殊技術で
変形して作る技術を云います。専用の金槌と当て金というものを使用します。
特徴は軽く均一な丈夫な物になることでしょう。また鉄を赤熱して加工する鍛冶屋の仕事も
鍛金の分野といえます。大きく言って金属を叩いて加工す る仕事をさすようです。近年ではスピニングと
いう回転するような機械による絞りも入り、広く旋盤やフライス盤など機械加工も含む仕事全般を行っています。
また昔と比べ溶接などの技 術が格段に進歩しさらに自由な造形が可能 になりました。そのため伝統に
とらわれない様々な作品を作る作家が増えています。大学では金属に関するそれらの講義を徹底的に指導され
自由なオリジナリ ティを追求することが求められます。
私も含め鍛金作家は工芸分野から彫刻などのアートワークと、素材・技法にこだわらず様々な作品を制作する
ことが多くなっています。