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| 2008.3.21 |
| ◆ カリガネ残る |

3月21日の鳥モニタリング調査では、マガン2269羽の中にカリガネが1羽混じっていました。マガンの数が少ないので、見つけやすくなっています。
ウグイスやヒバリが大きな声で鳴いています。朝は-2.9度と冷え込んだのですが、日中は15度にもなります。セリやヨモギの葉が出てきて、沼が少しずつ緑色になってきています。
マガンは2269羽と、16日よりやや増えました。ほとんどは豊里町の方へ向けて飛んでいきます。毎年この時期は、残ったマガンの群れの中にカリガネが混じっているのですが、今年も何羽かいるようです。
ときおり沼の上空をハクチョウの大きな隊列が通過して行きます。
カモは、マガモ、カルガモ、コガモ、オナガガモ、ハシビロガモ、ミコアイサ、カワアイサです。
カワウが増えています。隊列をつくって群れで飛ぶので、ガンと間違えやすいです。
朝はオオセッカが鳴いていました。

ハクチョウの隊列
沼を歩いていると、ときおりハクチョウの声が聞こえます。空を見ると、ハクチョウの大きな隊列が北へ向かって飛んでいくのが見られます。

ウグイス
蕪栗沼のウグイスは2月からさえずり続けています。ヤナギの芽も大きくなって、すっかり春という感じです。
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| 2008.3.16 |
| ◆ マガン約1400羽 |

3月16日の鳥モニタリング調査(宮城県登米土木事務所:河川クリーンアップ事業)では、マガンが約1400羽まで減少しました。シギの仲間が白鳥地区に集まっています。
3月16日の調査では、ウグイスやホオジロ(ホオアカか?)、ヒバリのさえずりが聞こえ、春らしい様相となりました。中央ヨシ帯でオオセッカが2羽さえずっており、渡りの途中によったものと考えられます。ベニマシコやツグミなど冬鳥もまだいます。
マガンは1431羽と大幅に減少しました。オオヒシクイはいません。ハクチョウ類もコハクチョウ15羽が上空を通過したのみです。カモ類はコガモく、さかんにディスプレイをしていました。またミコアイサの交尾も見られました。水が少なくなった白鳥地区では、オオハシシギ、ツルシギ、アオシシギ、エリマキシギなどが見られます。タゲリもまだ多くいます。
3月中旬から古館堤にコクチョウが来ています。とても人になれていて、餌を求めて近づいてきます。

白鳥地区のサギ
白鳥地区の水位が下がっています。アオサギやダイサギが増えているほか、ツルシギ、アオアシシギ、オオハシシギ、エリマキシギ、タゲリなどが見られます。

古館堤にて
河北新報にも紹介されたコクチョウです。どこからきたのでしょうか。人を怖がらないので、近くで見られます。
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| 2008.3.7 |
| ◆ マガンほぼ帰る |

3月12日に、宮城県のガンカモ一斉調査が行われ、宮城県のマガンは6727羽、ヒシクイは14羽と発表されました。マガン研究会によると、3月6日には、八郎潟で約16万羽のガン類がいたという情報もあり、ほぼ宮城からは帰ったもようです。
3月7日の鳥モニタリング調査(宮城県登米土木事務所:河川クリーンアップ事業)では、ウグイスやキジ、ホオジロ、ヒバリなどのさえずりが響く中、約2万5千羽のマガンが飛び立ちました。朝の飛び立ちは早くなり、7日は5時40分頃から飛び立ち、6時20分にはすべていなくなりました。
12日の宮城県ガンカモ一斉調査では、蕪栗沼のマガンは6430羽と、ぐっと少なくなっています。昨年度は、このまま3千羽程度まで減り、4月上旬まですごしました。サカツラガンなどがいたことから、一度北へ渡った個体群が、再び南下した可能性もあります。
マガン研究会(JANET03301)によると、八郎潟で約16万羽のガン類が観察されています。蕪栗沼でも2月に約12万羽のマガンが確認されており、日本国内で越冬するマガンの数は15万羽前後であるようです。宮島沼の会報2月号で藤巻祐蔵先生が「大陸から日本海を越えて秋田県に至るマガン」の可能性を書いていましたが、北海道ルートで下るマガンに比べ、日本国内で越冬するマガンの数が多いことがますますはっきりしてきました。

巣材を運ぶトビ
沼の中にはトビの巣がいくつかあります。繁殖にそなえて巣作りが始まっています。沼を歩くと巣材を持って飛んでいるトビをよく見かけます。
シギの仲間が
暖かくなって、シギの仲間が見られるようになりました。沼の中央水面に群れをつくっています。写真はアオアシシギとツルシギです。
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| 2008.2.23 |
| ◆ オオヒシクイ帰る |

オオヒシクイが456羽と三分の一ほどになりました。北に向かって飛び立っていくものも多く、北帰がはじまったようです。マガンは約5万羽と、やはり少なくなっています。

霧の中、まだ真っ暗な6:05頃に飛び立ちました。

マコモ群落にはまだまとまった数のオオヒシクイがいます。
オオハクチョウやコハクチョウも、ごく少数が残るのみです。カモ類では、南から渡ってきたハシビロガモが増えています。マガモやコガモのディスプレイ(求愛行動)がさかんです。シギの仲間も増えてきました。タゲリはまだ30羽ほど残っています。タシギの仲間や、アオアシシギ、ツルシギなどが見られるようになりました。

また、ウグイスの初鳴きを観測しました。ホオジロもさえずりをはじめています。 |
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| 2008.2.16 |
| ◆ マガン10万羽超える |

とにかくすごい数のマガンがいました。6:05に飛びあがると、背景の空が見えなくなるほどマガンで覆われました。いままでにない数です。いっせいに飛んだ数だけで約11万羽。それ以上のマガンがいました。
また、カナダガンの大型亜種がマガンといっしょに行動していました。

かろうじて、ほほの白がわかります。

ほぼ沼は凍結していて、オオヒシクイも氷の上に立っています。ハクチョウ類やカモ類は数が少なくなっています。 |
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| 2008.2.1 |
| ◆ 氷につかまるカモ |

沼の氷が溶けて、オナガガモがくっついて離れなくなり、オジロワシやチュウヒに食べられています。2月にしては暖かい日が続いており、ハクチョウ類やカモ類は渡りはじめているようです。
よくみるとぽつりと離れた場所にいるカモが、動けないカモです。マガンの数は約5万6千羽。6:26ごろから飛び立ちがはじまり、バラバラと分散して飛び続けました。オオヒシクイは1247羽。トモエガモ、アメリカコガモが多くいました。

マガンも多くが氷の上から飛び立ちました。

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| 2008.1.26 |
| ◆ マガン8万羽以上 |

沼はほぼ全面が凍結しています。小さく残った水面にハクチョウ類やカモ類が集まっています。マガンは沼の中央の水面から飛び立ち、その数は8万羽を超えました。渡来終期の行動が見られるので、そろそろ北へ帰ると予想されます。
飛び立ちは6時25分からはじまり、34分がいちばん多く飛び立ちました。

ほぼ沼は凍結していて、オオヒシクイも氷の上に立っています。

伸萠ではふゆみずたんぼにガンがいました。

マガンはあぜの草や牧草地の草を食べています。

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| 2008.1.19 |
| ◆ 沼が凍結 |

沼のほとんどが凍結しています。マガンの数も約4万5千羽と減ってきました。オオヒシクイやハクチョウ類は氷の上で休んでいます。チュウヒやオジロワシが狩りをしていて、あちこちに食べたあとが見られます。
沼はほぼ全面凍結して、少ない水面にカモが集まっています。ハクチョウ類やオオヒシクイは氷の上にいました。よく見るとトモエガモがいます。

飛び立ちは6時20分ごろからはじまります。東へ向かって飛び立ちます。 |
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| 2008.1.13 |
| ◆ 台風並みの大風 |

台風並みの大風の影響で、沼の天気も大荒れです。快晴かと思えば、視界不良となる吹雪、とてもきびしい環境です。外出をあきらめたマガンは、11頃まで沼に残っていました。オオヒシウイもハクチョウ類も、じっとしています。
風のせいか凍結は多くありません。気温はマイナス4度でした。
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| 2008.1.5 |
| ◆ コハクチョウ雑種 |

アメリカコハクチョウとコハクチョウの雑種が飛来しました。北上で生まれた子孫でしょうか。6羽の群れでうち3羽が幼鳥でした。この日はコハクチョウが193羽も飛来しました。寒さで別の場所から来たのでしょう。
マガンの飛び立ちは約6万5千羽で、引き続き多い水準となっています。朝6時40分頃にすべて飛び立ちました。またオオヒシクイも1223羽と非常に多い数がいます。ハクチョウ類も650羽と多く、例年と違い沼が凍結していないからでしょう。また沼の堤防沿いにあったマコモはすべて食べられてなくなっていました。水面が倍近く広がったようすです。

またこの日は珍しくオシドリがいました。平野の沼である蕪栗沼にオシドリがいることは滅多にありません。

この日の朝は氷点下3度。雪をかぶった船形山がきれいに見えていました。

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| 2007.12.31 |
| ◆ マガン減らず |

あいかわらずマガンの数が多い日が続いています。朝の飛び立ちも壮観で一度に5万羽近いマガンが飛び上がると、すごい羽音と声で驚きます。
このところ天気が悪く、気温も低くありません。日中は5度ほどになります。雪も降らず、季節風も吹かず、いつもと違った冬の沼です。ただ、年末は大雪になりそうです。トモエガモの数が減ってきています。オジロワシがだいぶ活躍しているからかもしれません。

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| 2007.12.8 |
| ◆ マガン7万羽以上 |

マガンは過去最高の約7万4千羽が確認されました。ねぐら入りのときは、ずっと少ない数しか確認できないため、夜遅くに移動しているものと考えられます。オオヒシクイは826羽でしたが、倒れたマコモの陰に隠れているものが多くいます。ハクチョウ類はほとんどオオハクチョウで、計303羽とやや減少しました。カモ類は、カワアイサが増えています。オオセッカが見られたほか、ハイイロチュウヒやクイナなど珍しく確認できた種もいました。 |
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| 2007.11.30 |
| ◆ 標識シジュウカラガンが飛来しました |

蕪栗沼の周辺水田で、足輪をつけたシジュウカラガンの群れが見られました。シジュウカラガンは「カナダガン」と呼ばれ、ほほに白い班のある雁のうち小さな亜種で、狩猟が盛んになった明治以降は飛来数が激減していました。繁殖地の千島列島に毛皮を取るために放されたキツネの影響も指摘されています。
八木山動物園とロシア科学アカデミーと日本雁を保護する会は、共同でシジュウカラガン回復計画を実施し、千島列島のエカルマ島でキツネの駆除を行ったうえでアメリカからゆずりうけ繁殖させたシジュウカラガンを放鳥する事業を1995年から昨年度まで実施しました。放鳥総数は426羽で、このうち35羽が日本に飛来しています。また昨年度には、はじめて複数年にわたる飛来が確認されました。
今年飛来したシジュウカラガンは16羽で、うち7羽は放鳥した個体の子供の可能性があるということです。このまま渡りが定着し、たくさんのシジュウカラガンが飛来するようになってほしいものです。 |
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| 2007.11.22 |
| ◆ 雪が降りました |

21日から22日にかけて東北地方は大雪となり、蕪栗沼も一面の銀世界となりました。寒さの中、水鳥たちのはく息も白くなっています。オオヒシクイが間近で見られるようすが観察されました。
オオヒシクイは十メートルまで近づいても逃げませんでした。ここにいるだけで620羽にもなりました。この日は、マガン研究会の合同調査が行われました(JANET2-03146より)。オオヒシクイは伊豆沼・内沼で461羽、蕪栗沼で454羽になったそうです。蕪栗沼のオオヒシクイは夜になると北へ向けて飛んでいきますが、恐らく伊豆沼に行っているのでしょう。マガンは、
伊豆沼・内沼 約4万9千羽
蕪栗沼 約5万羽
化女沼 約1万2千羽
となっています。少し減ったような気がするのは、小友沼・八郎潟に1万5千羽ほどいるからです。

この日は、田尻小学校3年生が、渡り鳥の調査体験にやってきました。カウンターでオオヒシクイの数を数えました。寒い中、よくがんばりました。

吹雪が一時的にやんだときの写真です。気温はマイナス1度。すぐ目の前が見えなくなりました。
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| 2007.11.15 |
| ◆ トモエガモ増える |

トモエガモが10羽ほど飛来しています。しらとり地区南の水面で、マガモやコガモの群れに混じって美しい雄の冬羽を見せています。ミコアイサやオカヨシガモなども姿を見せるようになりました。
11月15日。マガンの数は約4万1千羽でした。宮城県に飛来するマガンは、ほぼピークを迎えています。伊豆沼・内沼と化女沼を合わせて11万羽ほど。どの沼をねぐらとするかは、その日によって変わります。蕪栗沼では約3〜5万羽が利用しています。

11月8日の日に700羽を記録したオオヒシクイは、この日も380羽が確認されました。ただし、マコモの陰に隠れて見えないものも多くいます。11月中旬としては非常に多い数です(昨年度11/15で194羽)。花山湖や一迫水田を利用していないのか、気になるところです。

オオハクチョウも500羽近くになりピーク時と同じになっています。コハクチョウは減りつつあります。ミコアイサが姿をあらわしました。トモエガモ、オカヨシガモなどの珍しいカモも姿を見せています。オジロワシもときおり姿を見せています。
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| 2007.11.4 |
| ◆ マガンF1K今年も見つかる |

11月4日、緑色のF1Kという番号の首輪標識をつけたマガンが蕪栗沼に飛来しました。このマガンは1992年8月に、ロシアのマガダンのアナディル低地で日本雁を保護する会などによって標識されたもので、今年で16年目となります。ガン類は長生きすることが知られ、飼育下のサカツラガンなどは30年ほども生きた記録があります。一方、野生での長寿の記録は、個体識別する方法がないため、ほとんどありません。日本雁を保護する会では、渡りのルートを調査するため1981年頃からロシアで首輪標識を装着しています。F1Kはその中でも古い方で、少なくとも16歳であることがわかります。 |
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2007.11.2 |
| ◆ 美しいねぐら入り続く |

壮観なマガンの飛び立ちが続いています。2日朝、蕪栗沼を飛び立ったマガンは計約3万8千羽となりました。連休になった3-4日は、秋晴れの夕焼けの中、4万羽のマガンが乱舞しています。 オオヒシクイは4日に166羽まで増えています。周辺水田では、カリガネやハクガン、シジュウカラガンも見られ、にぎやかになっています。
マガンは6:00頃から飛び立ちはじめ、6:05頃にいちど全てが飛び立ちました。約1万羽が沼に戻り、その後7:46まで非常にゆっくりと間隔をあけて飛び立ちました。オオヒシクイは、86羽まで増えました。ほとんどが中央水面にいますが、一部しらとり地区の北水面にもいます。

ハクチョウ類は計168羽で、ほとんどがしらとり北水面にいました。ツグミやマヒワ、ベニマシコなどの冬鳥がはやくも到着しています。4日にはタゲリ7羽の群も見られました。

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| 2007.10.28 |
| ◆ オオヒシクイきました |

10月28日朝、オオヒシクイ35羽が蕪栗沼の中央水面にいました。例年は11月上旬に最初の群が見られるので、異例の早さです。台風の大雨で増水した沼の上に浮かんで休んでいました。

マガンは10月としては過去最高の6万7千羽が記録されました。これも、増水で水面が大きくなったことが影響していると推測されます。マガンは5時40分頃から飛び立ちはじめ、最も多いときで一度に3万羽が飛び立ちました。

このほか、オオハクチョウが63羽、コハクチョウが231羽、しらとり地区の水面で羽を休めています。 |
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| 2007.10.20 |
| ◆ マガン4万羽にも |

10月20日の朝、マガンの飛び立ちは約4万羽にもなりました。あいにくの雨もようで、飛び立ちもバラバラとしていましたが、数千羽の飛び立ちを何回を繰り返していました。
マガンは白鳥南に多く、沼の中央水面にもそれぞれ1万5千羽ほどがいました。飛び立ったマガンは主に米山方面へ向かいました。オオハクチョウやコハクチョウは、まだそれぞれ数羽です。またオナガガモの1万羽近い大群がいて、朝沼の水面に戻ります。

シギの仲間では、ツルシギやハマシギ、アオアシシギがいました。

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| 2007.10.14 |
| ◆ オオハクチョウも来ました |

10月14日昼、4羽のオオハクチョウが沼中央の水面にいました。オオハクチョウは、コハクチョウよりも渡りが遅いはずなのですが、今年は一日しか違いませんでした。またコハクチョウの群れもいました。
コハクチョウもオオハクチョウも、沼にはいつかず、どこかへ行ってしまいました。渡りの中継地として使っているようです。

宮城県登米土木事務所の河川クリーンアップ事業で、沼の観察路の除草を行いました。緑の回廊ができ、マガンの観察シーズンに間に合いました。

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| 2007.10.13 |
| ◆ コハクチョウ来ました |

10月13日朝、9羽のコハクチョウが沼に舞い降りました。今シーズン初めてです。マガンは約2万5千羽になり、5:50頃にいっせいに飛び立ちました。カモ類では、ホシハジロやキンクロハジロが目立っています。
飛びたちは朝5:20頃にはじまり、7:20頃までゆっくりと進みました。いちばん飛んだのは、5:51です。

周辺水田では、マガンの親子が落ち穂をついばむようすがよく見られます。くちばしがオレンジで、根本の白い羽毛がないのが幼鳥です。親鳥にはさまれて守られているようすがよくわかります。

チュウヒが5羽もいて、カモの群れに襲いかかっています。カモはまだエクリプスのものばかりです。

マガン 24,800 ヒシクイ(亜種オオヒシクイ) 0 その他のガン類 オオハクチョウ 0 コハクチョウ 9 マガモ 3 カルガモ 25 コガモ 422 トモエガモ 0 ヒドリガモ 12 オナガガモ 494 ハシビロガモ 20 ホシハジロ 24 ミコアイサ 0 カワアイサ 0 その他のカモ類 キンクロハジロ11 カイツブリ 1 オオバン 0 ゴイサギ 0 ヨシゴイ 0 アマサギ 0 ダイサギ 32 チュウサギ 0 コサギ 0 アオサギ 7 タゲリ 0 ツルシギ 14 アオアシシギ 0 カワウ 0 その他の水鳥 タシギ2、エリキシギ1
全出現種
マガン、マガモ、カルガモ、コガモ、オナガガモ、ヒドリガモ、キンクロハジロ、ホシハジロ、ハシビロガモ、カイツブリ、ダイサギ、アオサギ、オオタカ、チュウヒ、トビ、オナガ、モズ、カワラヒワ、ヒバリ、ハクセキレイ、ハシボソガラス、ムクドリ、カワセミ、コハクチョウ、ツルシギ、タシギ、エリマキシギ |
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| 2007.10.9 |
| ◆ マガンねぐら入りシーズン到来 |

10月9日の夕方、蕪栗沼に約1万2千羽のマガンがねぐら入りしました。昨年度は、同じ日で約5千6百羽だったので、例年より早いシーズン到来です。マガンの群れは、急降下や急上昇を繰り返す「落雁」をしながら沼に降り、蕪栗沼の水面や、湿地に復元された白鳥地区の水面に降りて休みました。
夕焼け空の中、たくさんのマガンが乱舞する光景は、来年2月まで見られます。10月27日からは、マガンのねぐら入り観察会が毎週土曜日行われ、田尻駅から加護坊温泉さくらの湯を経由して、蕪栗沼の美しい夕方の風景を楽しみます。
10月は、沼のすぐ近くの水田にマガンがたくさんいるため、日中でもよく観察できます。また、ねぐら入りの際は、落雁がよく見られるのが特徴です。とてもダイナミックな雲で、マガンが飛ぶととてもいい感じです。
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| 2007.10.5 |
| ◆ マガン3000羽ほどに増える |

いい天気が続いています。マガンの数も順調に増えています。蕪栗沼の周辺水田では、ごく普通にマガンを見ることができるようになりました。5日も、あわせて3000羽ほどが、落ち穂やあぜの雑草を食べていました。
22日に24羽、28日51羽とあまり増えていなかったマガンですが、ここ数日の好天で数が一気に増えました。刈り取りの終わった周囲の水田では、ごくふつうにマガンの家族を見かけることができます。よく見ると、くちばしの根本が白くない若いマガンがたくさんいるのがわかります。落ち穂だけでなく、あぜの雑草も食べているのが見られました。

マガンが新米を食べてるのがうらやましくなり、NHK教育の「お米」に出演している南方の阿部さんの新米を買ってきました。阿部さんの田んぼには、まだ来ていないようです。阿部さんのお米、すごい人気ですが、Webでも紹介されています。
http://itakura.to/

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| 2007.9.28 |
| ◆ マガン51羽 |

蕪栗沼のマガンは51羽で、まだあまり増えていません。伊豆沼・内沼で255羽、秋田県小友沼で44羽です(JANET03050より)。片野鴨池や宍道湖からも飛来のニュースがありました。北海道宮島沼は24日で5100羽です(宮島沼HPより)。
28日に、マガン研究会の合同調査が行われ、蕪栗沼のマガンは51羽でした。あまり増えていないようですが、刈り取りの終わった周囲の水田では、ときどきマガンの家族を見かけるようになりました。
北海道の宮島沼では、もう5000羽近いマガンが来ているようです。宮島沼ホームページに詳しい情報が掲載されています。http://www.city.bibai.hokkaido.jp/miyajimanuma/
オナガガモや、マガモ、コガモ、ヒドリガモ、スズガモなどが渡ってきています。ダイサギの数は少なくなってきました。オグロシギやツルシギ、アオアシシギなどもいます。近くの亀の子堤にも、渡り鳥が集まっています。
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| 2007.9.25 |
| ◆ マガン24羽が蕪栗沼に初飛来 |

天然記念物のマガンが、今年もシベリアから蕪栗沼に渡ってきました。22日に最初の24羽が沼に降り、25日には近くの田んぼで落ち穂を食べていました。マガンの数は、12月にピークとなり、宮城県全体で10万羽以上になります。 9月22日、昨年度より一日遅くマガンが蕪栗沼にやってきました。マガンは、ハクチョウやカモと同じガンカモ科の渡り鳥で、翼を広げると150cmにもなる大きな水鳥です。シベリアの北極圏に近い場所で子育てをして、4000kmもの渡りをして日本にやってきました。
渡ってきたばかりのマガンは、朝は水田で落ち穂を食べ、昼間は沼にいることが多くなります。蕪栗沼のまわりの水田では、ちょうど稲刈りがまっさかりで、昼間は農作業をしている人をたくさん見かけます。朝、まだ農家の人が来ていない頃、刈り取りが終わった水田を見つけて食べるのです。
24日には約60羽に増え、25日には沼崎前という登米市南方の水田で、落ち穂を食べていました。マガンはこれから徐々に増え、10月上旬には数千羽となります。ピークは11月から12月にかけてで、4万羽からときには7万羽近いマガンがいることがあります。蕪栗沼でねぐら入りを楽しめるのは10月下旬頃からです。 |
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| 2007.5.24 |
| ◆ フジの花が満開 |
フジ(H19.5.24撮影)
この頃、沼の観察路を歩くと、風に甘い匂いが運ばれてきます。フジの花が満開です。香りにさそわれて、クマバチやマルハナバチ、ルリシジミが集まってきます。フジは「経糸(ふ)を打つ」という意味で、蔓(つる)を加工する作業に由来します。びん敷きなどに使われます。
フジの仲間には、フジ、ヤマフジ、ナツフジなどがあり、蕪栗沼で見られるのは「フジ」です。フジは右巻き、ヤマフジは左巻きで、公園などに植えられているものはヤマフジが多いですが、本来は西日本に分布する植物です。
万葉集では、フジを詠んだ歌が二十八首あり、藤が咲く頃になるとホトトギスが鳴くのも近い、という歌があります。実際、満開のフジを見た後、沼のほとりの丘で今年初めてホトトギスの声を聞きました。 |
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| 2007.5.8 |
| ◆ コイの産卵が見られました |
開水面にて(H19.5.8撮影)
シマアジ(H19.5.8撮影)
五月になり、沼では早朝に激しい水の音が聞こえるようになりました。コイの産卵です。オスメスで激しく体をぶつけ合いながら、岸辺の水草に卵を産んでいます。
居残りマガンは連休が終わる頃いなくなりました。田んぼは田植えが進み、一面湖のようになっています。上旬には、北へ帰る途中のカモがまだ多く残っていました。八日には二羽のシマアジが確認されました。二十日過ぎにはカモはほとんどいなくなっています。下旬になると、オオバンやカイツブリが巣作りをしているほか、ツルシギやアオアシシギが羽を休めています。ホオアカとオオヨシキリのなわばり争いも激しくなり、カッコウの声も聞こえました。田んぼではケリが鳴いています。
緑の湿地には、ハマダイコンやフジ、ノウルシの花が色を添えています。アジアイトトンボも飛ぶようになり、いよいよ夏本番です。 |
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| 2007.4.27 |
| ◆ カキドオシが咲いています |
カキドオシの花(H19.4.27撮影)
春のヨシ原では、ヨシ刈りで太陽の光が当たるようになった地面に、たくさんの種類の花が咲くようになりました。ヘビイチゴやノウルシの黄色い花に混じって、カキドオシの紫の花がひときわ美しく目立っています。
名前は、垣根の下をくぐって伸びるという「垣通し」の意味で、春先は短い茎が1メートル近くまで伸びます。ガーデニングでグランドアイビー(地をはうツタ)と呼ばれるのも同じ意味でしょう。シソの仲間で、利尿薬として用いられる他、健康食品(お茶)として販売されています。子供のかんを取り除くという意味で、「疳取草」とも呼ばれます。
似た花にムラサキサギゴケがありますが、葉の形と、すりつぶしたときに臭うシソの香りで区別することができます。 |
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| 2007.4.27 |
| ◆ 沼のヨシ原は花盛り |
スミレ(H19.4.27撮影)
ノウルシ(H19.4.27撮影)
新緑が美しいヨシ原(H19.4.27撮影)
ニホンアカガエル(H19.4.4撮影)
沼のヨシ原は、四月二十日から一週間ほどの短い期間で、一面の枯れ野原から新緑と花畑に変わりました。野焼きできれいになった地面からノウルシなど貴重な植物が生えてきています。
ウグイスやヒバリに続き、春を告げるホオアカやアオジのさえずりが聞こえるようになりました。オオヨシキリも時折姿を見せています。六日には、オオセッカのさえずりが聞こえました。居残りマガンは少しずつ減っていますが、オオヒシクイが三羽も残っています。南から渡ってきたカモ類では、ハシビロガモが多く、トモエガモやオカヨシガモが混じっています。ツルシギやエリマキシギ、セイタカシギも見られるようになりました。
三月四日に行った野焼きの後には、ノウルシが美しい黄色い花を咲かせていました。ハマダイコンやコオニタビラコ、ホトケノザなど春の花が沼を彩り、新緑の緑に華を添えています。 |
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