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大崎市市章

出前講座

 小学校の生き物出前授業で活躍している顕微鏡を紹介しよう。ケンコーのDo Nature Advanse STV-A200SPMというやつだ。スマホを取り付けて顕微鏡写真が撮れるのが特徴だ。

環境教育ゾーン

顕微鏡にもいろいろ

 出前授業にはいろいろな顕微鏡を持って行っている。右手前にあるのは「拡大観察器」虫眼鏡みたいなやつで2000円ぐらい。安いが生き物をおけるシャーレになってるのが便利だし、ピントを合わせなくてもいいので低学年でもOKな使えるやつだ。奥にあるのはNikonのファーボでこちらは値段も本格的。ただ20倍で双眼実体は小学生が使いこなすのはちょっとつらい。

 手前のトレーにあるように、沼や水路から藻ごと水を取ってくると、中にいろいろ動くものが見つかる。これをスポイトで捕獲する。

 

生き物の観察

スライドガラス
 スライドガラスは、中心に円形の穴が掘ってあるのがおすすめ。ミジンコや水生昆虫の小さいのがつぶれないで観察できる。カバーガラスは、虫が動けないようにするためにつける。余分な水はティッシュで取るとさらによい。
   
ライト

 

 このSTV-A200SPMの良いところは、上下にLEDライトがついているところだ。学校の顕微鏡だと、反射鏡を窓に向ける必要がある。子供はすぐ顕微鏡を動かすので、鏡タイプだと全く使えない。下のライトをOFFにすると、透明でない小さな昆虫も観察できる。

ボディはプラスチックだし、外見は安そうだけど、光学系はかなりよい。

   

 

ミジンコ
 ミジンコを撮影してみた。トリミングしているが、いちばん小さい倍率の接眼レンズを使った写真である。スマホの拡大機能も使えるし、動画ももちろん撮れる。

撮影中

撮影中
 撮影中はこんな感じだ。撮影だけでなく、大人数で観察するときにも使える。ピントはおおざっぱにリングを合わせれば、あとはスマホが自動で合わせてくれる。撮影のときは、セルフタイマーを使うのがいい。

ガムシ

ガムシかゲンゴロウの幼虫か?

アオミドロ

アオミドロ

さて

200倍にするとさすがに画像は荒い

むし

順光で撮影した甲虫。ミジンコの2倍ぐらいの大きさ。

貝

貝?エビ?

おすすめの理由

 まず安い。1万+で買えてしまう。子供に使わせるとよく壊(さ)れるのでこれは助かる。プラスチックで安っぽいが、軽いので落とされにくい。そのわりに光学性能は優秀。スマホで撮影するのがすごく簡単。ライトがついてるのですぐ見られる。いじっていて楽しい。ストレスを感じにくい。ピントのラックピニオンが不満だけど、スマホのときはオートフォーカスなので気にならない。見て分かる通り、倍率が低いので水生昆虫に使える。おすすめである。

 
顕微鏡
   

7月7日田尻小学校の学校田にいたものたち
ダニ
ミジンコ
田んぼにいたダニ
ミジンコ
エビ
赤虫
ホウネンエビっぽいの
アカムシ?

 

 

大崎市市章
   

緑の横棒

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