蕪栗沼にたくさん生えているヨシという植物は、昔から人によく利用されてきました。有名なのが茅葺き屋根ですが、今回はヨシ刈りを体験するとともに、「よしず」という道具を作って昔の人の知恵を学んでみましょう。蕪栗沼のヨシをカマで刈ってよしずを作ります。でも上手につくるには、とてもいろいろ考えることがたくさんあるんですよ。

自分の背丈よりずっと大きいよ!

 自然の素材をつかって道具をつくる体験ができます。自分でとった植物で生活用具ができるのはとても感激的です。私たちの身の回りの道具がみんな自然にあったものを利用してできています。自然からいろいろなものをもらっていることを知ることで、自然の恩恵を実感することができます。またヨシという植物が水をきれいにしたり、魚のゆりかごになったりいろいろな役割をもっていることを知ることができます。よしずを作るときに算数や工作などいままで授業で習ったことを「使う」体験をすることができ、勉強することに意味について学ぶことができます。

 これがヨシという植物です。夏の間は青い葉っぱがついてます。秋になると先っぽに穂がつきます。葉っぱはとても手を切りやすいので注意。茎が中空でとっても丈夫です。

 冬になると、ヨシの地上部は枯れて、茎だけになります。この茎をつかって工作します。

 まず沼に行ってヨシを刈り取ります。根元をしっかり手でもって、一気にカマを引きます。持ち方を間違えるとけがをしますので注意してください。どのくらいの大きさのよしずを作るかによって、刈り取る本数を決めます。

 刈り取ったヨシをたばねます。ヨシを折らないよう注意して作業してください。またヨシの切り株で足をけがしたり、目にいれたりしないよう注意してください。

 よしずの作り方を先生に教わりましょう。よしずの大きさによってひもの長さや本数が違います。算数の計算をして決めて下さい。

 同じ長さにヨシを切りそろえます。30cm角のよしずを作ってみましょう。30÷「ヨシの太さ」が必要な本数です。

 ふたりで協力してよしずを編んでいきます。ひもの長さは、「ヨシの太さ」×「ヨシの本数」×3.14以上でないと、足りなくなってしまいます。余裕をもって、よしずの大きさの4倍程度のひもを使います。

 つりひもをつけたら完成です。できたら、もっとおおきなよしずに挑戦してみてください。作ったよしずは、家の小窓などに使ってみてください。

 ヨシという植物は、水質を浄化したりコイなどの魚の産卵場所になったり、いろいろな役目があります。しかしヨシ刈りをしないで放置しておくと、ヨシがたまって不毛の地になってしまいます。先生からヨシの役割や、ヨシ刈りについて話を聞いてみましょう。

ここに注意!

・カマの使い方を先生によく教わろう。

・ヨシの切り株はとても危険なので、十分注意して作業すること。

・ひもの長さやヨシの本数を間違えると失敗します。

◆ 先生にお願い

◆先生にお願い
・のこぎり、カッター、鎌、バインダー用ひも、ハサミを用意してください。
・教室がよごれるのでブルーシートをひくと便利です。
・ヨシでケガをした場合の救急用の道具を用意してください。
・オプションで竹箒づくりがあります。

◆ 実績

 平成17年2月 南方町立西郷小学校

<もどる

 特定非営利活動法人蕪栗ぬまっこくらぶ
宮城県大崎市田尻蕪栗字沢田23番地2
電話0229-38-1401 FAX0229-38-1402
makomo@aqua.famille.ne.jp