蕪栗沼へようこそ
 
大崎市市章

水辺の生き物観察

出前講座

 水辺の生き物の観察を通じて、身近な自然について学びます。水の中や、草むらなど、見えない場所に隠れている生き物を見つけることで、たくさんの生き物が生きていることを体験します。

環境教育ゾーン

蕪栗沼で水辺の生き物を観察しよう!
 蕪栗沼には、水路や小さな池など、水辺の生き物がたくさん生息している場所があります。大人のひとと一緒に、怪我や事故のないよう注意して観察しましょう。水の中には、トンボのヤゴや、水生昆虫、メダカやモツゴなどの小魚、エビ、ザリガニ、オタマジャクシなどがいます。草むらにはカエルやゴミムシなどの昆虫が隠れています。ちょっと探しただけで、たくさんの生き物がいることを感じることができます。
 

生き物の観察

名前を調べてみよう
 見つけた生き物は、白いパットや虫かごにいれて観察してみましょう。図鑑や虫めがねを使って、その生き物の名前や、どんな生態(せいたい)をしているのか調べてみましょう。

図鑑をつかってみよう
 蕪栗ぬまっこくらぶでは、A3の生き物図鑑をつくっています。観察の際は、こちらの図鑑シートをご利用ください。

 

図鑑シートと持ち物

個人で用意するもの:長袖、長ズボン、軍手、タオル、長靴、飲み物、ぼうし、持っている人は虫かごと魚用あみ(昆虫用のあみは使えません)

団体で用意するもの:魚用あみ、パッド、虫かご、図鑑、虫めがね(貸し出しできる場合があります)

ずかn
ずかん
図鑑は、上下を山折りにして、中央の半分だけ切り取り、本にして使用してください。

 

湿地の生きものたちを見てみよう
※画面をクリックすると拡大されます。画面の下に名前が書いてあるので、スクロールする前に名前を当ててみてください。

ぬまえび

 
ヌマエビ

全身が透明で、はさみがないのがザリガニとの違いです。背中が茶色のと透明のと2種類います。

ナマズ

 
マツモムシ
水面をさかさになって泳いでいます。刺すので注意が必要です。

 

ライギョ

 
コオイムシ

タガメの仲間で、2cmより小さいコオイムシと、2cmより大きいオオコオイムシがいます。ときどきオスが背中に卵を背負っています。

ミズカマキリ

 
ミズカマキリ

同じくタガメの仲間で、カマキリに似ていますが全く違う昆虫です。長い尾で呼吸をして、かまで魚などをとらえます。

 

ニゴイ

 
モツゴ

小さい魚は、ほとんどがモツゴの稚魚(ちぎょ)です。

 

モツゴとタモロコ

 
フナ
フナはゲンゴロウブナ(ヘラブナ)が多いです。体高が高いのが特徴です。

どじょう

 
ドジョウ
最近は外来種のドジョウも増えています。図鑑で調べてみましょう。

メダカ

 
メダカ

目が大きいのと、上から見ると光って見えるのが特徴です。背びれが尾びれに近いところにあります。

アメリカザリガニ
上から見ると光って見える

 

 

 

ざりがに

 
アメリカザリガニ
ウシガエルのえさとしてアメリカから輸入されたものが増えた。ニホンザリガニは平野にはいないので、沼周辺で見られるザリガニは全てアメリカザリガニ。
アメリカザリガニ
威嚇するざりがに
小さいうちは茶色で、枯れた植物を食べる
威嚇(いかく)のポーズ

 

イトトンボ

 
イトトンボのヤゴ
3つ尾に見えるのは、呼吸をするえらです。
アメリカザリガニ
威嚇するざりがに
セスジイトトンボの交尾飛行
キイトトンボ

 

ギンヤンマ

 
ギンヤンマのヤゴ
3つ尾に見えるのは、呼吸をするえらです。
アメリカザリガニ
威嚇するざりがに
ギンヤンマの交尾
銀色に光る部分

赤トンボ

 
赤とんぼのヤゴ
頭のかたちが三角形なのが特徴です。
アメリカザリガニ
威嚇するざりがに
ノシメトンボ
アキアカネ

 

コモリグモ
 水の上を歩いているクモはコモリグモや、イオイウイロハシリグモです。コモリグモは、よく見ると卵のうや、コグモを背負っています。
クリックで拡大↑

 

 
ニホンアマガエル

手足のさきに吸盤(きゅうばん)があるので壁を登ることができる。場所によって体の色をかえる。

アメリカザリガニ
茶色に変色したとき

 

 
ニホンアカガエル

手足のさきに吸盤(きゅうばん)があるので壁を登ることができる。場所によって体の色をかえる。

アメリカザリガニ
たまご
背中の中心に線がない
3月頃卵塊がみつかる。

 

トウキョウダルマガエル

 
トウキョウダルマガエル
トノサマガエルから別種とされたもの。体の中心線があるものが多い。

 
アオダイショウ

緑色でうすいもようがある。大きいものでは2メートルにもなる。

幼体はもようがあるので、マムシと勘違いされるが、実物はかなり違う。マムシは顔の周辺が黒いし、目が金色で、頭の形が△である(クリックで拡大)。

 

しまへび

 
シマヘビ
黒いたてじまがあるのが特徴。目が赤い。たいへん凶暴。

 
ヤマカガシ
赤と黒のもようが特徴的。のどの奥に毒針がある(神経毒)。目の後ろからも乳液(毒)を出す。田んぼにいてオタマジャクシなどを食べる。

 

 
オオタニシ
田んぼの水路にいる大型のタニシ

 

たくさんの生きものが隠れている
 蕪栗沼では、1500種類以上の生きものが見つかっています。いっけん、何もいないように見える場所にも、たくさんの生きものが隠れていることに気付いてください。たくさんの生きものの名前を知れば、それだけ新しい生きものを見つけるのが楽しみになります。図鑑で調べたり、観察会などのイベントに参加して、いろいろな生きものを見つけてみましょう。

 

 

 

大崎市市章
   

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