蕪栗沼の周辺の4つの区画は、増水のときに水を貯められるようになっています。野谷地、沼崎、四分区は水田です。白鳥地区は現在湿地に復元されています。
水田に水が入ると、取れる米が少なくなります。そのため、地役権が設定され、補償金が支払われています。
増水のときに、沼の水が水田に入る場所が、越流堤(えつりゅうてい)と呼ばれるところです。堤防が一段低くなって、コンクリートやアスファルトで覆われています。越流堤は大切な施設なので、大事にしてください。
沼の中にヨシなどの枯れた雑草がたまると、土がたまって洪水が起きやすくなったり、渡り鳥の利用できる水面が少なくなったりします。これを防止するため、刈り取った雑草を運び出しています。
沼の水を採取して、水質調査をしてみましょう。どの項目がどんな内容をあらわしているのか、あらかじめ覚えておきましょう。
参照
※温度計とストップウォッチが必要です。
個人で用意するもの:長袖、長ズボン、軍手、タオル、長靴、飲み物、ぼうし
団体で用意するもの:魚用のしかけ、餌、水質調査キット、温度計、ストップウォッチ
高さが4メートル以上にもなる大型のイネ科の植物です。茎がまっすぐに伸びるので、かやぶき屋根やよしずの材料として使われます。茎の中が空洞なので、水につかっても枯れません。地下茎や種で増えます。
ヨシの切り株にご注意
ヨシを刈り取ったあとは、たいへんするどく、長靴など穴があいてしまうほどです。ヨシ原の中を歩くときは、切り株に十分注意してください。ふざけて転んだりすると大変危険です。
水辺の代表的な植物で、高さ2メートル近くになるイネ科の植物です。ワイルドライスとも言われ、種や地下茎を食べることができます。冬はハクチョウの食料となります。害虫防除のために松の木など「こもまき」するときにも使います。
いぐさ(たたみの原料)の仲間かと思えばカヤツリグサ科の植物です。先端に花がついています。観賞用として高価に販売されていることもあります。巨大な茎だけで、葉は根本の方に少ししかありません。
50センチメートルぐらいの草で、春には雄花と雌花が出てきます。
カヤツリグサの仲間で、花火のような花がつきます。
しょうぶ湯のときにお風呂にいれる植物です。ミズバショウと同じサトイモ科で、似たような花がつきます。花しょうぶとは全く別の科です。
ウィンナーのような実がつきます。ヒメガマ、コガマなどいろいろな種類があります。ガマの穂は布団などに使われていました。
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