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大崎市市章

ヨシ原の体験学習(冬)

ヨシ原の体験

 蕪栗沼のヨシ原は、放置しておくと、枯れたヨシが堆積して環境が悪くなります。昔の人は、ヨシ刈りをして、かやぶき屋根やよしずに利用することで、沼の湿地を維持していました。

枯れたヨシ

枯れたヨシなどの雑草
 湿地の植物は、冬になると地上部分がみんな枯れてしまいます。多くの植物は地下茎や根で冬越しをします。地上部分は、倒れたり、分解されたりして土に変わっていきます。すると、沼がどんどん浅くなってしまいます。

堆積したヨシ

堆積したヨシの墓場

 ヨシはじょうぶで分解しにくいため、堆積すると何も生えない墓場みたいな場所になってしまいます。これを防ぐために、ヨシ刈りをしたりして、枯れたヨシをとりのぞく必要があります。

ヨシ刈り

ヨシ刈り

 蕪栗ぬまっこくらぶでは、宮城県の委託を受けて、蕪栗沼のヨシ原で除草作業をしています。これによって沼に堆積する量は大きく減少しています。

ペレット

ペレット燃料

 沼の除草作業ででた枯れ草は、ペレット燃料に加工しています。こうすることで、エネルギーの有効活用、二酸化炭素の削減につなげています。

 

よしずづくり

冬のヨシ原 よしずづくり体験

個人で用意するもの:長袖、長ズボン、軍手、タオル、長靴、飲み物、ぼうし

団体で用意するもの:かま、ひも、ガムテープ、マッキー

 

ヨシ

 
ヨシを切る

切り取ったヨシは、葉や穂の部分をカマで切り落としておきます。全体をぞうきんで拭いてから作業をはじめるときれいにできます。

万能ばさみや、いとノコで同じ長さでに切りそろえていきます。

ご注意

 万能ばさみは切れ味がいいので、くれぐれもケガをしないように作業してください。

ひもの長さ

 
ひもの長さ

よしずをつくるためのひもの長さは、よしず一辺の長さの4倍は必要です。なぜ4倍になるかも考えてみましょう。

 

あみはじめ

 
あみはじめ

ひもは、必ず同じ方向に回していきます。右回しなら右回し、左回しなら左回しで、途中で変えないでください。変えると、すぐほどけてしまいます。

 

よしず完成

 
作業は3人で

3人で作業すると、あむ人が2人、よしを入れるひとが1人で、楽につくることができます。

 

自然と人間の関わりについて学ぶ
 昔の人は、身近なものから生活道具をつくっていました。またそうすることで、自然環境を維持するのにも役だっていました。自然と人間が良い関係でいるためには、人間にも自然にも良い方法を探すことが大切です。

 

大崎市市章
   

緑の横棒

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