2004.5.1 昭和村視察日記
新緑の4月25日の日曜日、大垣の食品メーカーの人たちと
美濃加茂市にある日本昭和村を視察した。
私たちが入口付近で待ち合わせをしていると、さっそく
ファーム社の久門社長がみえ、昭和村の紹介をしていただきゲートをくぐった。

まず、目についたのがレトロなポスターたち。
かた苦しく、いばった雰囲気ではなく、大きな文字で親しみやすく
伝わってくる何かがある。
いまの自分の思っている理想のデザインと共通するところがある。

一歩開場に入ると予想以上に多くの人でにぎわっていた。
きょうは「売れるパッケージデザインの勉強」とばかりに、
ディスプレイやパッケージの写真を撮った。
入場者に比例して、みやげ物も売れているようだ。
デパ地下もすごいけど、元気のよい光景をみてその賑わいに感心した。
われわれが開発しようとしている商品も
たくさん売れたらいいなーって、妙に気持ちをだぶらせていた。

やまびこ学校をみたり、のんびり歩いていると、
予定をしていた1時間半が瞬く間に過ぎた。
そのあと、会議室に案内していただき久門社長の貴重な話をうかがった。

食品メーカーの人たちは試作品を持ち込んだ。
開口一番、賞味期限とデザインの重要さを言われた。
その言葉がやけに印象に残った。
その後も、久門社長がデザインのことを気にかけておられるのをひしひしを感じた。
自分がデザイナーだから、勝手にそう受け取ったところは
多少あるにせよ、デザインに力こぶが入った1日であった。
デザイナーの領域を越えたスケールの大きな内容であったが、励みになった。
ありがとうございましたと、感謝しつつ昭和村をあとにした。


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