コラム 更新日
2011/01/05

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育成会コラム

子どもの育成についての拾読み・書き込みです。

このページのコンテンツ
1.いまどきの子ども
2.子ども会
3.外遊び
4.役員選出難航


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今どきの子ども

「自然」理解できない

体験頻度は、かなり貧弱
シリーズきょういく
第4部今どきの子ども3
平成15年9月4日(木)読売新聞朝刊

自然教室を開いている非営利組織(NPO)「国際自然大学校」(東京)の藁谷久雄・東京校校長(45)は、子どもの思わぬ行動に驚いた。青梅市で開いたキャンプで、カレー作りを終えた直後のこと。小学校低学年の男児が、自ら包丁の刃に、すーっと手を滑らせた。にじむ血を見て、はっと我に返り、涙ぐむ。
 ジャガイモやニンジンを実際に切ったはずなのに・・・。「どうして?」と尋ねる藁谷校長に、男児は「手も切れるとは思わなかった」と答えた。
 こんな光景は近年、さほど珍しくなくなった。ガス調理台の青い炎しか見たことがない子が、飯ごう炊さんの赤い火に手を突っ込もうとしたり、炊きたての飯ごうを素手でつかんだり。
 「母親が切れた野菜ばかり買ってくるため、自宅には包丁がない、という子もいた。社会が便利になるにつれ、体験は不足していく。それを自然の中で補ってほしい。」と藁谷校長。
 大阪自然環境保全協会が毎年開いている自然観察会では、ここ数年、セミやカエルを触らせようとすると、「ばい菌だらけだから汚い」などと逃げ回る子が多くなった。自生しているキノコについては、「気持ち悪い」「ジメジメしてる」と嫌悪感をあらわに。
 観察会のリーダー・傍島正博さん(60)は「親がそういうそぶりを見せる。それを子どもがまねる。今の若い親は自然に接して育っていないから、子どもも本当の自然が理解できない」と嘆く。

文部科学省は5年前、小中学生約1万1千人を対象に、体験活動に関するアンケートを行なった。その結果、「太陽が昇る(沈む)ところを見たことがある」「チョウやトンボを捕まえたことがある」などの自然体験、「小さい子を背負ったり、遊んであげたりしたことがある」「ナイフや包丁で果物の皮をむいたり、野菜を切ったりしたことがある」といった生活体験・・・これらが豊富な子ほど、「友達が悪いことをしたらやめさせる」「バスや電車で席を譲る」といった「道徳観・正義感」が強いことがわかった。
 ただ、子どもたちの体験頻度は、かなり貧弱。「キャンプ」については男子の40%、女子の45%が「ほとんど経験ない」。「ロープウエーやリフトを使わない高山への登山」も、男子の55%、女子の60%に経験がなかった。

「子どもたちは本来、自然へのあこがれが強いはず」。「ソニー・コンピュータエンタテインメント」(東京)でマーケティングを担当する西島卓さんは言う。同社が2000年に発売したゲームソフト「ぼくのなつやすみ」と、昨年発売の続編は、売り上げがそれぞれ四十万本にのぼる大ヒットとなった。
 夏休みに叔父の家に預けられた主人公の「ぼく」が、昆虫採集をしたり、海に潜ったりするだけの異色作。当初、購買層はなつかしさに引かれた三、四十歳代と予想されたが、実際に商品を手にした人の四割は小学生から高校生だった。
 西島さんは「ゲームをやって『いいな』と思ったら、どんどん自然の中に出てほしい。それが製作者の願いでもある」と話す。

自治体だけでなく、企業の中にも、子どもたちに体験の場を提供するところが増えてきた。
 夏休み最終日の先月三十一日。自動車メーカー「ホンダ」が三年前にオープンさせた体験学習施設「ハローウッズ」(栃木県)では、約六十組の家族がクヌギやコナラの森に入り、昆虫採集や散策を楽しんだ。
 案内人を務める崎野隆一郎さん(46)は「虫に刺されたり、飲み水に困ったり。森の中ではつらい思いもしたほうがいい。そうした体験を通じて、二つの『ソウゾウ力』を高めるのです」と話す。「想像力」と「創造力」だ。

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子ども会

入会者減って存続を危ぶむ声も

「教育力」を見直そう
来信返信 反響を追う
平成15年12月14日(日)読売新聞朝刊

「地元の子ども会への入会者が減って、存続が危うくなってます」という神奈川県の主婦からの投書(11月28日)には、同じ悩みを抱える読者からの意見が相次いだ。その多くは「地域教育の必要性」を認めつつも、子ども会活動が衰退している現状を嘆くものだった。子ども会は今後、どうなるのだろうか。

「子ども会」の歴史は、江戸時代にさかのぼることができるが、戦後の子ども会は、終戦直後に旧文部、厚生両省が出した通達などがきっかけとされる。戦後の混乱の中で、不良化した少年、親を失った子どもを地域で見守ろうというもので、以後、各地に子ども会が誕生してゆく。
 ところが高度成長期を経て、1980年代に入ったころから、子ども会の活動に衰えが見え始める。
 子ども会の入会者数は、1981年度の約886万人をピークに減少に転じ、昨年度は400万人台に半減した。子ども会の数も85年度には約15万団体だったが、以後減少して昨年度は約12万団体となった。
 子どもたちにとって、80年代とは、どんな時代だったのだろうか。
「子ども調査研究所」(東京)の高山英男所長は、「高度成長を経て、家庭生活も裕福になり、子どもが学習塾やスポーツ教室、おけいこごとに通うことが一般化した。子どもが群れて遊ばなくなり、仲間付き合いが小規模化していった」と振り返る。テレビゲームが登場する時期とも重なり、「子ども会が成立する土台がなくなっていった」と分析する。
 さらに問題なのは、こうした中で、「子どもたちをめぐる様々な問題が顕在化してきた」ことだ。
 たとえば、東京・町田市の中学校で、生徒の「脅し」に、先生が果物ナイフで反撃してけがをさせる事件がおきたのは83年。この前後から全国で「校内暴力」が吹き荒れた。86年には、東京・中野区の中学2年生が「生き地獄」と書いた遺書を残して自殺、「いじめ」が社会問題化した。
 これらの問題に特効薬はないが、「地域で子どもたちの『仲間社会』を復権させることが一つの方策」と高山さんは話す。
 子ども会の中からも最近、「もっと活動の意味を見直そう」という声も聞かれる。
 川崎市の高津区子ども会連合会はこの夏、子ども会のない小学校に出かけて、天体観測やゲームなどのイベントを開催、子ども会の新設を呼びかけた。児童約300人が参加し、「手応えを感じた」と会の役員は話す。
 東京都小平市の「アパッチ東少年団」は、平成15年春、保育園やケーキ店などで「職業体験」をした。子どもたちの希望から実現した行事で、青年指導員の一人は「子どもたち自身が会の活動内容を考えることが大切」と言う。

子ども会の歴史を研究してきた鎌倉女子大の野垣義行教授(教育社会学)は「生きる力を身につけるには、学校だけの経験でいいはずがない。地域で年齢の異なる子ども同士が交流する中で、地位確立の競争をしたり、ルールを守る大切さを学んだりする。子ども会の意義がきちんと評価されれば、参加者も増えてゆくはず」と語っている。
 学級崩壊、不登校、犯罪の低年齢化など子どもたちをめぐる問題は一層深刻化している。学校完全五日制となり、地域の教育力が問われる中、子ども会活動をもう一度見直してみてはどうだろうか。(加藤 理佐)

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「外遊び」したくてもできない!?

県教委「子供の遊び実態調査」

塾、習い事に追われ・・
人気はテレビゲーム
新教育の森
平成16年4月11日(日)毎日新聞(川崎)
【川久保美紀】

県教育委員会はこのほど、子供の遊びに関する実態調査を初めて実施し、報告書をまとめた。最近の子供の遊びはテレビゲームが群を抜いて多く、塾や習い事に追われ、外で遊ぶ時間がないと感じている子供が多いことが分かった。
 調査は昨年10月、県内の各市町村から公立小学校計60校を抽出し、小学2年、4年、6年の児童とその保護者、教師の計13,092人を対象にアンケートを配り、91.7%から回答を得た。
 報告書によると、子供によく遊んでいる遊びを3つまで記述させたところ各学年とも40%前後がテレビゲームを挙げトップ。おにごっこやドッジボールを2倍近く引き離した。学年が上がるにつれ、外での遊びが減り、自宅や友人宅など室内で遊ぶ割合が高くなった。
 これからしたい遊びは、子供はテレビゲームが最多なのに対し、大人では、子供にさせたい遊びの上位にドッジボール、なわとびなど外で体を動かす者を挙げた。

認識のずれ

外遊びについては、各学年とも6割の子供が、「外で遊びたくても遊べないことがある」と答えた。その理由は78.6%が「塾やおけいこ」、次いで「時間がない」(60.6%)を挙げた。一方、大人は、「場所がないから」(51.8%)が最も多く、「塾やおけいこ」は49%。子供と大人で認識のずれがあることが浮き彫りになった。
 また、6割以上の大人が、「最近の子供は体力がない」と感じ、9割以上が外で遊ぶことを「大切」と考えていた。外遊びのために地域で必要な取り組みとしては「安心できる環境づくり」を求める声が最も多かった。家庭では「ゲームを規制する」と答えた親が多かった。
 県教委は、子供に外遊びを楽しんでもらおうと、親が子供に伝承したい外遊びの中から30種類を選んで、その遊び方を示した冊子「外遊びの宝箱」を作成。県内の全小学校や公民館などに2万部を配布した。

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役員選出難航!

PTA,子ども会,町内会

保育園の保護者会に比べ・・
子どものこと話そう
毎日新聞 2004年4月14日東京朝

新入学や進級の4月が終わって5月になると、子どもだけでなく大人も新しい世界に足を踏み入れることがある。晴れがましい気分、張り切った気分……さまざまな思いが交錯するなか、子ども会育成会役員やPTA活動の付き合いに不安や負担をお持ちの方は少なくないのではないだろうか。
 <私はフルタイムで仕事を持っていたので入学前の6年間は保育園のお世話になりましたが、保育園の保護者会に比べ、小学校のPTAの非効率さや父親の影の薄さにびっくりしました。参加している親に、“自分では何も決められない”ひとが多いのです。専業主婦バッシングをしたいわけではありませんが、社会的経験をあまり積むことなく家庭に入ってしまった人が多いせいなのでしょうか。しかも、父親はそんな母親に子育てを任せきりにして、会社で夜中まで仕事をしている……。“決められない度”を薄めるためにも、働く母親や父親の参加をもっと積極的に後押しすべきかと思うのですが、いかがでしょうか>
 専業主婦をめぐる部分については、異論をお持ちの方もいらっしゃるだろうが、今回は役員の話題に絞って考えてみたい。

少年問題の話になると必ず出てくるのが、「学校と家庭と地域が連携し合って」というフレーズ。それを素直に受け止めれば、地域としての子ども会や家庭としてのPTAは以前よりも存在感を増していてもよさそうなのだが、現実はの実感では、まったく逆に進んでいるように見える。
 役員の押し付け合いに、新しい試みがなかなか実現しない前例主義。定例会で積極的に発言してけむたがられてしまった人の不満も見聞きするし、逆に「一部のひとだけで盛り上がってる」という声だって聞こえてくる。だれかが「仕事を理由に活動をさぼらないで」と言えば、別のだれかが「時間のある専業主婦が役員をやるべきだ」と言い返す……。仕事の有無にかぎらず、学校との距離の取り方や子どもとのかかわり方など、さまざまな立場や意見があり、共通の“正解”が見つけづらいからこそ、これらの付き合いは難しい。

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川崎市高津区「くじっ子クラブ」