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材料は全て板/石膏/金箔/テンペラ/アクリル |
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中庭の薔薇の連作の一つ。SMの画面に花を二つ入れてみた。ちょっと、欲張ってしまったかも知れない。でも、一つだと単純でつまらない。やはり、二つだ。 |
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自宅からから大多喜に向かうトンネルの手前にモクレンの巨木がある。道から低い所に生えているので、花が浮かんで見える。寒い冬から蕾は毎日すこしづづ大きくなるのだ。そしてある日、こつ然と白く咲き乱れる。遥か遠くからもはっきりと、わかる。あたかも、それは白く雪を被ったようだ。北海道では春を告げる花といえば、辛夷だ。温暖な外房の地には、この白いモクレンがとても似つかわしいと思う。そよ風に揺られて白い花は、春の光をいっぱいに集めきらきらと、輝く。 |
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花の少ない早春から桜の季節が終わっても、椿は花の時期が長いので、筆無精の自分にとっては助かる花だ。手持ち無沙汰のときは椿にお願いだ。北海道で生まれ育った私にとっては、椿はちょっと高級なイメージを持ち続けていたが、どこの家の庭でも見かける、親しみやすい花だ。 |
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シャクナゲ。この花は散策の途中で見つけた。自生しているとは思えないので、人によって植えられたものだろうか。艶のいい大きな葉、鎧のような蕾。どこか違う植物だ。蕾が割れて花がぱらぱらと開きはじめる。花もきれいだが、蕾も面白い形をしていて絵になる。好きな花だ。 |
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紫陽花。高校生の時、アジサイの花好きな、髪の長い友人が「アジサイの花って骸骨に見えない?」そう聞かれたことを思い出す。言われてみれば、そうかも知れない。小さな花が集まって、一つの形になる。清楚で控えめな色彩が余計、儚さを感じさせるのだろうか。 |
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これも木蓮の大木のシリーズ |
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この個展で、薔薇の花の奥についてろいろレクチャーを受けた。知れば知る程、奥が深い。私のような、横着者にはとても、栽培は無理と思った。せめて、愛でるだけにしよう。我が家の薔薇は、また、虫が沢山寄って来た。 |