昨年、展覧会で訪れたハノイの街の印象を作品にした。

スクーターや自動車がクラクションを鳴らしながら街を縦横無尽に走り回る。路上に店を広げる物売り。フランスと中華の混じり合った文化。香菜の臭い。活気にみちた街だ。人々は礼儀正しく親切だ。大国アメリカと戦争をして勝った世界で唯一の国。しかし、社会主義はどこにもない。同じ民族が戦い、一つの体制になった。戦争とはそういうものだ。社会主義が勝利しても資本主義が勝利しても今日の姿はかわらないとだろうと思った。

飛行機の窓から見たべトナムは赤土と木々の緑が美しい豊かな国だった。

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Hanoi - Novemver 2006 -
size 260 X 272 cm
材料l スタイロフォームのパネルにカゼイン地・油彩・テンペラ
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