このページでは、私が住んでいるチェンマイのコンドミニアム「チェンマイ・ロッジ」を紹介します。

chiangmailodge

コンドミニアムというのは家具付きのアパートみたいなものです。しかし、フィットネスルームが併設されていたり従業員が廊下の掃除をしてくれたりと、ホテルっぽい感じもあります。

このチェンマイ・ロッジはまだ新しく、デパートに近い割には車の騒音もあまり聞こえず、周りに緑がある静かなところです。エントランスに入るには部屋の鍵とは別にIC錠が必要で、各階に監視カメラがあり、1階の駐車場には見張りのお兄さんもいるので、セキュリティもまずますです。
家賃は月5000バーツ(約1万5千円)ですが、1年契約にしたら4500バーツにまけてくれました。
ただし、電気代と水道代が150バーツづつ別途かかります(使用量によって値段が違うらしい)。また、インターネットも別料金で、月500バーツで使い放題です。

チェンマイ・ロッジのホームページを見ると分かりますが、英語のサイトしか用意されていません。つまりここは、ほぼ外国人専用のコンドミニアムということです。日本語のフリーペーパーに広告が出ていたこともあり(私もそれで見つけたのですが)、このため日本人も何人か住んでます。また、従業員の中には片言の日本語を喋るスタッフがいてとても助かっています。

コンドミニアムに備え付けの家具は、クーラー、冷蔵庫、ダブルベッド、ケーブルテレビ、机と椅子、衣装棚、電話です。ベッドのシーツと毛布は貸し出しもしてくれるということですが、私は自分でシーツを買いました。また、各階に2つづつ無線LAN装置が配置されていて、入居した日から即インターネットに接続できました。
部屋は基本的にワンルーム。その他にトイレ・温水シャワー・洗面所を合わせた部屋があります。バスタブはありませんが、必要性は感じていません。床はタイル貼りで、靴を脱ぐ場所はありません。
ホームページには書いてありませんが、小さいベランダがあります。また、窓には頑丈な網戸とカーテンも付いています。網戸からは涼しい風が入ってくるので、これはかなり重要なポイントです。部屋を閉めきってクーラーをつけるより、網戸にしておく方が快適なので私はそうしてます(蚊が入ってきたことは一度も無いです)。

さて、そんな快適そうなコンドミニアムですが、タイらしくアバウトな面もあります。まずはちょっと、平面図を見てください。

青い線で囲まれたのが各部屋。水色部分がベランダ。黄色い四角はベッド。
緑色の部分は廊下(赤い矢印は避難経路ね)。そして紫色の部分は… 2階から天井までの吹き抜けです!

部屋の大きさと形を見ると、……みごとなまでにバラバラです! 部屋の値段は3段階に分かれているようですが、同じ値段の部屋でも大きさに差がありそう(想像ですが)。
「外」に面していない中空の部屋があるのも驚きです。この部屋が一番広く、一番値段も高いのでしょうが、外の風が入らないのでクーラー生活を余儀なくされます。廊下はそれなりに涼しいのですが、ずっとクーラーというのはどうなんでしょうね?

(クリックで拡大)

上の平面図で、一番下の矢印が指しているのはエレベーターです。そして、エレベーターの前に、なぜか階段がありますね。
右の写真で見ると分かりますが(銀色の扉がエレベータの扉です)、なんと、エレベーターは各階の中間付近に停まるのです。
つまり、エレベーター1階は実際には1.5階という感じになっていて、エレベーターに乗るときに半階分、降りたときにも半階分の、合計1階分を必ず歩かされる設計になっている訳です。大きい荷物をキャリーバッグで転がしていると、この階段で難儀することになります。なんでこんな変な設計をしているのでしょうね?

と、まあビルの設計には変なところもありますが、不便と言うほどではありません。
それよりも気になるのは、壁がそんなに厚くないので隣室の音が聞こえがちな所、オートロックなので鍵を持たずに外に出ると閉め出されるところでしょうか。あと、食器を洗う場所が洗面所しか無いのは、気になる人がいるかもしれません。
個人的に問題があったのはベッド。慣れていないせいか、寝ている時に一度落ちました(笑)。高さが40cm以上あり、ヘタな落ち方をすると捻挫する可能性もありそうです。でも不思議なことに、落下防止柵がついているダブルベッドは(タイに限らず)存在していないようですね?
しかたが無いので、ロープを張ってみました。なかなかマヌケです。

貸し室以外の設備としては、コインランドリーが重宝してます。
ここのコインランドリーは1回20バーツですが、実は外に出て100メートルほど歩くと10〜15バーツのコインランドリーもあります。しかしコインランドリーは洗濯物を入れるときと取り出すときの2回行く必要があるので、外の10バーツよりは近くの20バーツを使ってしまいますね。
コインランドリーの奥に、「REVERSE OSMOSIS DRINKING WATER」と書いてある機械があります。これは、名前の通り飲み水を売っている自動販売機で、チェンマイロッジでは1リットルあたり1.5バーツで売ってます。
この自動販売機はチェンマイの道端で見かけることも多く、喉が渇いたときに持参のペットボトルに水を補給する使い方をしているようです。自動販売機があるのは世界でも日本だけかと思っていましたが、チェンマイにもあるんですね。それなりの治安レベルがあるということでしょうか。
私はこの水を1週間に5バーツ(3.3リットル)づつぐらい買って飲んでいますが、今のところお腹を壊していません。

このコンドミニアムには他に、フィットネスルームやタイ・マッサージの部屋もあるのですが、私は必要性が無いので使ってません。あと、食堂もあるのですが、現在は営業していないようです。

以上がだいたいの概要です。

他のコンドミニアムを使っている日本人に聞いたところ、家賃が安い所では従業員が壊れた共有設備をなかなか直してくれなかったり、インターネット速度が遅くなったりするそうです。
「チェンマイ・ロッジ」は、値段がちょっと高目ですが、そこらへんの不満が無いので満足しています。また、階段の前や廊下の所々に、鉢植えや絵が置いてあったりするのが、個人的にとても気に入ってます。
ちなみに、部屋はほとんど埋まっているようです。


※他の階を使っている日本人の話によると、下の階は結構、外のバイクの音などが聞こえて気になるそうです。階を選ぶときは高い所が良いでしょう。但し、最上階は天井が熱せられる可能性がありそうです。