タイに住む上での気になるリスクは何かと言うと、「蚊・蟻(アリ)・犬」が挙げられます。
蚊東南アジアの蚊が媒体する病気と言えば、すぐに連想されるのがマラリアです。 タイにもマラリア被害が出る地域がありますが、バンコクやチェンマイなどの都市部では起こりません。蚊が媒体する病気にはマラリア以外にデング熱などがあり、これは都市部でも毎年患者が出ていて注意が必要です。熱が出たり、おかしな出血があったら病院で検査してもらいましょう。
蚊は、どういう訳かタイ人よりも日本人の血を好みます。おそらくタイ人の体温が低いことが影響しているのだと思います。
蚊に狙われやすい場所が食堂などなので、蚊取り線香はあまり防衛策にはなりません(店が用意してくれている所も多いですが)。 蚊に刺されてしまった後の痒み止めは、タイの薬局に行くとタイガーバームのような万能薬を渡されます。確かにこれはこれで効いている気もするのですが、やっぱりムヒのような専門薬の方が効果が高いように思います。タイではムヒは(たぶん)売ってないので、日本から持ってくると良いかもしれません。中くらいのサイズのものでも1年間は持ちます。 蟻(アリ)蚊の話題が出たら、次は蠅(ハエ)の話題が順当でしょうが、タイでの「後始末の係」は蠅ではなくて蟻(赤アリ)が主役です。物の乾燥が早いので、ハエの出番が少ないんでしょう。
アリも人間を噛むことがあるそうですが、幸い私は一度も経験していません。また、噛まれたとしても病気になることは無いでしょう。
そんな目障りなアリですが、強力に効く薬がありました。それは「アリの巣コロリ」です。 犬
タイで一番危険な動物。それは犬だったりします。 タイで狂犬病予防の注射が行われている犬は、全体の60%だそうです。逆に言えば、5匹に2匹は病気持ちの可能性が高いです。野犬は90%以上危ないと思いますが、飼い犬が全て注射を受けているかと言えばそうでもないらしいので注意が必要です。
犬の対策としては、杖を持って歩くと威嚇になるそうです。 狂犬病を持っているのは犬だけでなく、猫やコウモリも危ないらしいです。こっちの方がノラ率が高いでしょうが、遭遇率は格段に低いです。
狂犬病は、発症した場合の死亡率がほぼ100%という恐ろしい病気です。しかし発症する前だったら手立てがあるようです。動物に噛まれたらすぐに病院に行きましょう。 その他
タイには毒蛇やサソリもいるそうですが、彼らがいるのは森の中です。町にはいません。 意外な所では、野生のバッファローなんかもいたりします。チェンマイでもバッファローが見られる所があったので行ったのですが、彼らと自分との間に柵が無いというのはメチャ怖いです。 今のところ事故は無いようですが(未確認)、挑発行為とかはしない方が無難でしょう。
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