HFCとサポーターとの話し合い2006/12/26議事録

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1 「HFCとサポーターとの話し合いの2006/12/26」の開催に至る経緯・告知状況について

 この話し合いの開催に際しては、ウルトラス・サッポロのHPに以下のとおり告知されていました。以下その全文を転載します。

※※※ 以下ウルトラス・サッポロのHPに告知されていた文章 ※※※※※※※※※※※※※

クラブとサポーターとの話し合いについてのお知らせ。

3年間の総括と来季のチームの方向性について、サポーターとクラブが話し合いを行います。来季のクラブの方向性について直接説明を聞きたいというサポーターの方は是非参加してください。

12月26日(火曜日)札幌ドーム西棟大会議室 19:00〜
クラブ側出席予定・児玉社長、三上強化担当
コンサドーレ札幌のサポーターならどなたでも参加できます。

<今回の話し合いに至る経緯>
11月11日愛媛戦後、HFCと1回目の話し合いを持ちました。この話し合いは今期J1昇格を公約に掲げたものの失敗に終わったことを受け、今後の方向性についてクラブがどのように考えているのかを聞きたいとサポーターから申し込みクラブに受けてもらったもの。この話し合いは、当HPと試合当日配布したフリーペーパーにより告知し、参加者は200名ほどでした。
この場では、城福強化部長にこれまで3年間の総括と来季のチームの方針について説明を受けました。(内容の詳細はこちら)

注意
 この「(内容の詳細はこちら)」という部分は、このHP内にある2006.11.11付けの「HFC強化部との話し合い」のアドレスがリンクされていました。

しかしながらその後柳下監督の退任と、説明をした当の城福強化部長の解任が明らかになりました。強化部長と監督が同時にクラブを去るという特異な状況で、その後最終戦に至るまでサポーターに対して、来季の明確な方向性を示されることはありませんでした。
そのような状況に対し、クラブの代表である児玉社長に、サポーターにクラブの考えを明確に説明することを求め、最終戦終了後サポーター有志による座り込みを行いました。座り込みはサポーターのフラストレーションを視覚的に表現したもので、最終的に児玉社長と話し合いを行いました。その結果年内に改めて強化担当を交えて話し合う場を設けるということになりました。参加者は100名ほどで、座り込みが周囲に与える影響も考え事前に広く告知は行いませんでした。
約束通り年内に機会を設けてくれたクラブには、まず感謝をしたいと思います。

<話し合いの目的>
今回の話し合いの目的は、前回と同様に「過去3期の総括」と 「来期以降の強化方針」について、クラブによる具体的な説明を得ることです。

以前にも表明したように、創立以来初めて、クラブとしてのビジョンを明確化し、サポーターへの説明を行い、理解を求めたことで成り立っている現在の「五段階計画」を評価するというスタンスは変わりません。
柳下現監督の退任をはじめとする指導体制の一新も、当然この計画の一過程であり、明確かつ具体的な過去3期の総括のもとになされるステップアップの一環と我々は認識しています。とは言え、過去3期(「五段階計画」以前の03年も含めれば4期)にわたり強化の責任を担ってきた城福強化部長までも退任するという事実は、この「五段階計画」自体へのクラブとしての評価も揺らいでいるのでは?という不安も呼び起こすものです。
そういったクラブの方針は、応援するにあたっての目標設定に直結する部分であり、とりわけ、今期のような評価の分裂しがちな(数値的目標は未達だが、個性あるスタイルがこの3期で札幌に植えつけられたのも事実、というように)シーズンの終了後に新体制を迎える、という状況にあっては、欠くことので きない要素と言えるでしょう。
現在のチームが、長期的な強化計画の途上においてどの位置にいるのか?予測されていた位置なのか?今後「五段階計画」はどうなるのか?続けるのか、または一旦方針を変えるのか?その理由は?そういった諸々を確認することで、クラブとサポーター、あるいはサポーター相互が目標を共有したいと思っています。

なぜ我々がここまでクラブに対し説明を求めるのことに固執するのか?
この3年我々サポーターは、フロントと現場のビジョンを信じ、一緒になって戦ってきました。
3年で結果を出すことができなかったかもしれないが、J1に昇格するサッカーではなく、J1で戦うことができるサッカーを完成させるという夢を信じて戦ってきた。自分達のサッカースタイルを獲得するんだという戦いは、決して簡単ではなかったけど、これまで感じた事の無い充実感があった。とても楽しかった。それは同じビジョンを共有し共に歩んで来れたからだと思っています。
柳下監督と城福さんの後ろには、3年間このチームに愛情を注いで大事にしてきたサポーターがいます。監督、強化部長は結果が出なければ簡単に切れるかもしれないけれど、クラブがサポーターを切ることはできない。この3年で築いた札幌のスタイル。この攻撃的なスタイルは厚別でドームで日本各地でクラブに関わる全ての人が流した汗や情熱の結晶です。我々はそれをとても大切に思っています。この攻撃的な姿勢を普遍的なものとして、これからも続いて欲しいと思っているし、クラブにも理解して欲しいと思っています。そして、もしそれがクラブの考えと違うのであれば納得のいくまで説明をして欲しい。

我々はクラブと固い信頼関係を結びたいのです。それはクラブの考えをサポーターに直接伝えるということです。クラブにお金がないのなら尚更それは大事なはずです。
あえて言うことでは無いかもしれませんが、我々が不満のはけ口に社長を吊るし上げたり、単純に批判だけを一方的に押し付けることはありえません。その様な事のために何度もクラブと交渉をしているわけではありません。それはクラブの方々にも他のサポーターの方々にも理解頂けたらと思います。なお、あくまでもチームの方向性についての話し合いであり、経営面に関しての説明は例年開催されているサポーター集会で行うとのことです。

<告知のお願い>
多くのサポーターが関心を持っていると思われる事と、クラブがサポーターに直接説明する貴重な機会であることから、オフィシャルとしての開催と告知を求めましたが、あくまでも前回のサポーターとの話し合いの延長であるという理由から拒否されました。年末の多忙な時期ですがスケジュール的な都合で、平日火曜日の夜となりました。日時にあまり余裕がありません。口コミ、ブログなどで紹介していただけると幸いです。

よろしくお願いします。

                                     2006.12.21 ウルトラス・サッポロ
※※ 以上引用終了 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
  
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2 HFCとサポーターとの話し合い2006/12/26

日 時 平成18年12月26日 午後7時01分から午後8時53分頃まで
場 所 札幌ドーム西棟会議室
主催者 ウルトラスサッポロ(US)
HFC側出席者 児玉芳明社長、三上大勝強化担当、石井運営部長
司会 US佐々木氏
参加者 100名程度

<会場内の様子>
 札幌ドームの北から南ゲートへ抜ける通路にある会議室(カーペットが敷いてある部屋)に学校形式で椅子が並んでいる。参加者席から向かって、前方に机と椅子が二脚あって、左側に三上強化担当、右側に児玉社長が座っている。また会場内左前方には石井運営部長が座っていた。会場出席者の最後列の椅子には佐藤尽氏等のHFC社員も5〜6名程度座っていた。
 参加者席は真ん中に通路があり、左右に6席ずつ15列程度の椅子が並んでいた。
 開会時間が平日の夜7時からだったため、出席者の中には会場内でおにぎりを頬張る姿も見られた。
 なお会社帰りの背広姿のサポーターの姿や途中から会場に現れる人も多数見られた。当日は、試合日でなかったせいもありレプリカユニ姿のサポは見られなかった。一方で天皇杯の連戦続きのために、ダンマク等を入れたキャスター付き大型旅行ケースを持ったサポーターの姿も目についた。

<配布プリントから質問部分を抜粋>
 集会当日USの皆さんが参加者に配布したプリントには、「年末だよ!腹を割って話そうSP!」と題してあり、その中には以下のとおり「ウルトラス・サッポロが、クラブに明確な回答を求めたいと考えている」事項として3点の質問が書かれていました。

(1).柳下体制3年間の総括。
 柳下監督が築いてきたサッカーをどのように評価をしているのか?達成できた部分、出来なかった部分について。

(2).来期以降の方向性。
 札幌の目指しているチームコンセプトはどの様なものなのか?3年間築いたサッカーはどの様に継続されるのか?新しい監督にはどのようなサッカーを期待してオファーしたのか? 

(3).来期の目標。
 最終戦後の挨拶で社長が「J1昇格を目指して」と述べられたが、「昇格ありき」の考え方なのか?   
     
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3 開会

司会 えー、それでは会の方を始めたいと思います。
 改めてまして。今日は皆さん、ご参加頂きまして有り難うございます。この年末の忙しい中、急遽設定して告知を行ったのですが、どれだけの方が集まってくれるか心配だったのですが、これだけ沢山の仲間が集まってくれたことに対して非常に心強い次第です。
 社長と強化担当の三上さん。今日はよろしくお願いします。それと今回、各所に調整して頂いた石井(運営)部長ありがとうございます。
 今日は有意義な会にしたいと思いますので、それでは社長お願いします。

4 児玉社長挨拶

児玉 皆さんこんばんは(会場にいた参加者は「こんばんは」と応じる)。前回12月2日に話し合いをやって以来、この間天皇杯が行われて皆さん方の力強い応援のおかげてチームの快進撃し、しかも試合ではもうアウェイ側が赤一色に染まりました。素晴らしいサポーターです。29日には、準決勝が行われますがチームがここまでこれたのも、サポーターの熱い声援が選手達を後押ししてくれたと思います。心から感謝申し上げます。
 12月2日の話し合い以降ですね、変わったこと(と言えば)私共では来期監督については12月初めに一人の候補者に絞って正式に就任要請をいたしました。 まだ確答を頂いておりませんけど、私としては確かな手応えを感じています。天皇杯が終わった後ですね、正式な回答を頂きたいと思っています。現在選手の契約更改もしてまずが、それも順調に推移しておりまして、来期は新監督の下で、育った若手、そしてベテラン、何人かの新加入選手が三者一体となって、新監督の元で新しいスタートということになります。是非期待して頂きたいと思います。 
 それと今日・皆さん方から頂いた三つの質問がございます。先日私の方から説明出来なかったこと、私が答えられなかったことが多々ございます。
 今日は、強化担当の三上が来ております。三上は、1月1日人事で強化部長に就任する予定で内示を出しています。今日は、他後ろの方に社員が来ておりますし、強化部の佐藤尽君が来てもらっています。
 皆さん方の話し合いの内容を聞いて今後の経営の参考にしたい。そんな意味で今日は来ております。よろしくお願いいたします。
 第一点の(質問に)「柳下体制三年間の総括」というのがございますけど、「柳下監督が築いてきたサッカーをどの様に評価しているのか?達成できた部分、出来なかった部分について。」というご質問です。
 詳しいことは三上の方から説明させますが、私としてはこの三年間、2004年から始まりましたコンサドーレ札幌の五段階計画に関して三年間過ごしてきました。
 これについては、柳下さんの大変大きな力に寄りまして、初年度の2004年度は5勝、そして昨年が17勝、今年が20勝と確実にチームの実力は付いてきていると思います。 そして強化計画に基づいて育成型のクラブになっていると思いますし、若手の台頭も充分出てきていると思っております。この三年間柳下さんがやられたことは、確かな果実を生み出したという風に思います。
 ただ残念ながら三年目、私共はJ1昇格という目標を年頭に挙げたんですけども、残念ながら6位という結果に終わりました。その点については残念でして、この三年間の色々なことを踏み台にしながらも柳下さんが発展させたコンサドーレを更に発展させていきたいと思います。
 それと(第二点目の質問の)「来期以降の方向性。(札幌の目指しているチームコンセプトはどの様なものか?3年間築いたサッカーはどの様に継続されるのか?新しい監督にはどのようなサッカーを期待してオファーしたのか?)」(という質問)でございますが、私共2003年の暮れに作りましたコンサドーレ札幌強化計画というのがございます。
 これはもう皆様方目に通されていると思いますけども、その中で財務内容の改善に取り組む(というのがございます)。これは、当時30億近い負債(累積債務)を抱えておりまして、強化計画を作ってその改善に取り組んできたわけです。
 昨年度までは、債務超過額がおよそ4000万円まで一度は減ったんですが、今年は残念ながら1億4000千万円程度の赤字になるだろうという風に(予想されています)。天皇杯の準々決勝で負けたら更に1500万円程度赤字が増えたんですが、何とか勝って2000万円の賞金(強化費)を頂いて3百数十万円の黒字になりました。それが今期の決算に若干は反映するということです。

解説
1 2006年12月23日に第86回天皇杯全日本サッカー選手権大会準々決勝においてコンサドーレ札幌は、ヴァンフォーレ甲府と対戦し2−0で勝利しました。
2 五段階計画はこちらです。

 それと・強化計画の第二の柱は継続可能なチームの運営を目指すということですが、これは地元選手の育成が基本ということと、本質的で納得のいく選手強化、フロントの安定的な強化といったのが柱です。
 これについてはですね、2003年の時は会社を解散するか、あるいは継続すべきかという岐路に立たされて、継続するということを前提にしてやってきましたが、それがですね、その後三年間たって継続の目処は一応はたっているというのが私共は判断しています。
 累積債務が三十数億円から24億円に減ったということ、債務超過が今年度の1億4千万円(の赤字)を加えて2億円近い債務超過になりますけど、5億円近い債務超過が3億円減って・・・。そういった面についても改善が出来ているかなと思います。

 それと強化計画の第三点目は、コンサドーレの文化を継承しつつ明確な企業理念を再認識するというところがございます。日本一と言われるサポーターの存在の育成と青少年の健全な育成を図るという二本の柱ですが、日本一といえるサポーターの面ではフクアリでもユアスタでも見事に・あの結実したと考えていますし、青少年の健全な育成という意味では、昨年来様々な形で地域貢献・社会貢献の取り組みを行ってきておりまして、その方向性については間違っていないと思います。
 第四点の「夢の実現にチームが一丸となる」ということです。これについては、今回天皇杯が準々決勝を勝ち上がって準決勝を迎えるに至って、今日地下鉄のコンコースを歩くと判ると思いますが「コンサドーレ」という垂れ幕がかかってコンコースがコンサドーレ一色になっている。まもなく札幌駅でもJRさんが、いろんな形で「コンサドーレ優勝へ」という力強いメッセージを発して頂ける。丸井さんも様々なことを考えて、一つの考えとしては南館にあるコンサドーレ神社を本館の方に持って来て、市民に募金を呼び掛けるという風な話もございます。
 それから先日ユアスタ、フクアリにおいでになった方は判っていると思いますが、JALさんが大変力を入れて頂きましてボーディングブリッジにコンサドーレ応援のメッセージを掲げて頂いた、また仙台へのチャーター便の中ではキャビンアテンダントがレプリカを着て挨拶していただいたり、そういった形でオフィシャルスポンサー全体がコンサドーレを応援するという風な気持ちになっている。
 今日もドームさん、日ハムさん、様々な方がおいでになって頂いて、陣中見舞いとかそういったいう形で、地域が一体となってコンサドーレを盛り上げるという気持ちが更に高まっている、やはりコンサドーレが唯一のプロサッカーチームであり、理想的な・クラブチームになっていく。その意味で大変有り難いことだと・・思いまして・こういったのを土台にしながら来期以降も更に進めていきたいという風に思っています。
 「三年間築いたサッカーがどのような方向で継続されるのか」という御質問もございますが、この辺のサッカー論については先日私が申し上げて失笑を買ったかも知れませんがよくわからないので三上の方から説明させます。
 それと・来期の目標として「J1昇格を目指すのか」というお話しも・ここには書いてございます。私共来年から中期経営計画というのを策定しておりまして、それにはですね、5つの夢を掲げております。その一点目の大きな柱は「J1昇格を早期に実現する」そして更に「リーグ優勝を視野に入れる」ということを第一点に入れています。第二点はですし「育成型のチームづくりを堅持し、ユース強化を図る」、第三点目が「累積債務を解消し、経営基盤を安定させる」、第四点目が「市民型クラブに徹し、総合スポーツクラブを目指す」、第五点目が「北海道ののスポーツ振興、地域活性化に寄与する」。
 これが強化計画を土台にしてですね、作り上げた物で・・この中期経営計画に基づいて今後運営していくという風に考えておりまして・・。J1昇格というはですね、当然来期は目指す・ということです。
 まぁあの私一人がですね長々と話しても仕方ないんで、その件について更にあの・三上の方から申し上げます。 
   
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5 三上強化担当挨拶

 三上 こんばんは。今日12月のお忙しい中おいで頂き有り難うございます。僕自身、えー皆さん方と直接お話しする機会はなかった。今日こういう場をお借りして私共がどういう考え方をしているのかということも判って頂きたい。逆に皆様方が、どう考えでいるかというものも聞きしたい、というこで立たせて頂きました。
 初めにですね、先ほど言ったとおり皆様方とお話しする機会がなかったものですから・・。私自身実は山形、今のモンテディオ山形の方で現役生活をしていて、その後社団法人を作ると言うことで、準備室を2名体制から始めたところでした。同時に当時NEC山形というところで、強化をしながら社団法人を作るということでやっておりました。法人を作るJ2への加盟ということをやっておりました。

解説
 三上氏が設立に携われた社団法人山形県スポーツ振興21世紀協会は、1998年2月に活動を開始しています。この社団法人は、1999年から開始されるJリーグ2部への参加を目指して、当時JFLに在籍していたモンテディオ山形(前身は山形日本電気(NEC山形)サッカー部)の運営法人として設立されました。

 おかげさまで何とか山形の方で社団法人が設立されて「自分が良い経験をしたな」と思った時に、「やはり地元であるコンサドーレ札幌に何とか自分もそこで働きたい」また「地元のチームの中で一生懸命自分も力を伸ばして行きたい」ということから・・・、先ほど今回のHFCの窓口となって頂いた石井(運営)部長が実は大学時代の先輩でして・・、石井の方に、えー「地元に帰って今までの経験を生かしたい。何とかしてもらえないか」というごり押しをお願いしまして、石井部長の計らいもあって、当時の役員の方と会わさせてもらって、えー「採用」という形になったのがきっかけです。
 実は、それが99年の7月です。監督で言いますと、岡田(武史監督)さんの1年目の途中で入りました。そこからですね、7年目ちょいですね。 
 当時強化部長だったのが栗本(直)さんであり、その後小山(哲司)さん、石井(肇)さん、そして城福(敬)さん、というそれぞれの強化部長さんと一緒に仕事をさせてもらいながら、色々な経験をし、また少しでもチームの強化に役立てばということで出来る限りのことをやっていただきました。  

解説
 栗本直氏は、98〜99年までコンサドーレ札幌強化育成部長の職にありました。2001年〜2004年まで京都サンガ育成部長、2005年W.S.C.名張フットボールクラブ総監督、2006年〜M.I.E.ランポーレFC総監督をしています。
 小山哲司氏は、2000年から2003年までコンサドーレ札幌統括部長の職にありました。その後2004年から2006年まで横浜FマリノスGMの職にありました。
 石井肇氏は、97年に大塚製薬(当時JFL)の監督から、札幌のヘッドコーチに就任。98年はフェルナンデス元監督の解任後に監督を引き継ぎました。99年は岡田武史監督の下、再びヘッドコーチを務めました。その後00年から02年まで強化部長の職にありました(小山哲司統括部長の部下)。
 なお城福敬強化部長については、このHPの2006/11/11付けHFCとの話し合い第一段及び補足編をご覧ください。

 一応私の方こういう形ですが。またこの7年間私が仕事をする上で、いろいろな選手、または監督、いろいろな方と交渉することをしてきました。当然ですね、その時々の私共のチームの方向性を理解し、契約に至った選手、監督等・多かった訳ですが、私自身7年間この仕事をやってきて、ほとんどの交渉した選手・監督がですね、又は他チームとの引き合いになって非常に難しい交渉になればなるほど、必ず「コンサドーレ札幌のサポーター凄いよね。この力を借りて自分も選手として頑張りたい」又は「指導者として頑張りたい」といったことで最終的に決断してくれたことが事実としてあります。
 私自身それを交渉の中で経験して、本当に皆さん方の力、声援してくれる、そのおかげでスポンサーもつく、そういったことを当然クラブの中で認識しています。
 私としては、自分自身交渉に当たって、難しい交渉になればなるほど、最期に皆さん方の力がその交渉を有利に進め、また無事契約締結することがあったのを非常に有り難く思っていますので、この場を借りてお礼申し上げます。どうも有り難うございます。
 これからがスタートです。現実にこの五段階計画のことですが。私の方も先ほど申し上げたとおり、この五段階計画スタートしたときにコンサドーレ札幌の強化部の一員として参加させて頂きました。
 当時これは岡田監督が退任する時に、「このままのような、極端な話お祭り騒ぎの経営、チームづくりをしていれば、必ず我々のような市民クラブでは長くやっていけないよ。やはり我々には我々のやり方があるのだから、きちんと計画的にやった方が良いのでは」という考えから始まったのが現実です。
 その岡田さんの言葉を聞きまして、当時退任することが決まってましたが小山GMの方、及び当時の役員、そして城福さんもいましたし、私の方も含めた中で五段階計画を策定させて頂きました。
 この五段階計画というのは、皆さんもご存じのとおりチームだけの強化方針ではありません。あくまでもクラブの財政状況、また同時にチームの強化方針という、あくまでも両輪、この二つの車輪があってこその強化計画ということで策定させてもらっています。
 具体的な中身に関しては皆様方もご存じのとおり、まず中期的な目標として「J1で安定した戦いをしたい」。
 要するに「J1に上がって、またJ2に落ちてというエレベータークラブと言われるクラブにはしたくない」という目標を立てて、それに行き着くためには自分達で何をし、何をやらなければならないかを明確にしようということで、この五段階計画を進めさせて頂きました。
 具体的に五段階計画の最終目標である「J1で安定した戦い」をするには、当然戦力を持たなければいけないということは当然ですが、一言で言いますとやはり「柔軟性のあるチームにしなければいけない」ということです。その柔軟性というのは、要するに対戦相手、気候、自分達のコンディション、様々な要因がそのゲームの結果として現れます。ですから「一つの武器を持つ事も大切ですが、そのとき、その場、そのケースにあった、その対戦相手にあった戦い方を出来るようにならなければJ1で安定した戦い方は出来ないだろう」というところから考えております。
 そこで第一段として、まず財政的な面もありますが、自分達で若手を育てながら積極的に実践を経験してもらいやっていこう。それと同時に最終的な目標の自主性を持つ前に一つの武器、カラーを持とうということで監督の選定、選手の選定に入らさせて頂きました。
 当時「カラーを持ちたい、また若い選手を育てていく」というということで、先日城福の方からも話しましたとおり、当時柳下監督にオファーをし、柳下監督の方には「勝ち負けというのはプロですからありますが、まず何よりもカラーを作り若い選手に厳しく接してもらいたい。その中でチームの土台を作ってもらいたいということでお話しをし了解を得たので、この三年間やってきました。
 結果として選手はまだまだ甘い部分がありますが、柳下監督のここまでの教えもあり、鈴木智樹、石井、藤田征也、上里、等々クラブの方の生え抜きといわれるユース出身の選手、又は学校を卒業して初めてプロになる選手が成長を見せてくれている。ただ彼等もまだまだ足りない部分があることは彼等自身良く判っていますし、当然数多くの試合を観ている今日お集まりの皆様方もそれはお判り頂けると思います。
 ただこういう事をやってきて、今の状況があると言う状況です。ただこの五段階計画はすべて当初から一人の監督に任せて一つだけのことをやろうという計画ではなかったということはお判り頂きたいと思います。
 要するに五段階計画の最終的な目標(として)「自主性のある、柔軟性のあるチームづくり」というのが一つありましたので、その中で第一段階として「武器を持つこと」というのがありました。その武器をこの三年間をもちまして、まだ改善する余地はありますが、皆さん方お分かりの通り攻撃という面で一つの武器をこのチームに植え付ける事が出来たと私自身思っています。
 ただこの三年間が終わった時点で、柔軟性のあるチームになったのかというとまだそうではない。そこで来期、この五段階計画の目標を達成するために、柳下さんの残してくれた良いところを残しつつ、今後必要なものをクラブとして植え付けようということで、監督の人選、選手の編成をやらさせてもらっているのが今の現状です。
 具体的に監督の方及びコーチ陣については、選手の方にこの時期、契約更改ということですでに殆どの選手と3回、4回時間を作って話しさせて頂いています。
 いちばん最初に選手の方に言ったまま皆さんに伝えさせて頂きたいと思います。監督の方は、この三年間柳下監督が作って頂き、攻撃という武器を作ることが出来ました。結果、すべてが数字ではありませんが、得点数で言えばJ2でも三番目に多い得点数。シュート数で言えばJ2でもトップクラスの攻撃力を持つことが出来ました。
 では何故J2で6位で終わってしまったかというとやはり取りこぼしがあった。では何故その取りこぼしがあったかと言うと、一つには「選手が一人一人自主性を持って考えながら試合をすることがシーズン通して出来なかった」ということが挙げられます。それは柳下監督もこの三年間トレーニングの中、ゲームの前、ハーフタイムそれぞれで、「相手がどこを攻めようとし、自分達がどこを使ったら楽に攻撃出来るか」をそれを常々言っております。
 それは私自身もグランドで聞いておりますし、試合前のミーティング、ハーフタイムでの戦術確認の中で、ほぼ毎回聞いていました。ただ残念ながらそれを90分続けきる事が出来ていない。要するに一年間J2リーグすべてをそういうことで続けきることが出来なかった。この選手の自主性を取り入れることを引き続きやってもらえる監督が必要だろう。
 もう一つは、攻撃という武器を持ったと同時に取りこぼした大きな要因の一つである失点の多さという部分も改善しなければならない。そこでチームとしてディフェンスライン・キーパーが悪いというのではなく、戦術的に守備をするという構築をしなければ、この先柔軟性のあるチーム、要するにJ1で戦いが出来ないと判断をしまして、そういった経験のある監督、若しくはそういった実績のある監督、そういった守備的な物を組織的に構築してもらえる可能性のある監督にお任せしたいとクラブは考えています。
 それに伴ってコーチ陣に関してもまだ誰一人仮契約等が終わっておりませんが、コーチに関してもクラブとしてもビジョンもあり、そのビジョンに従って今オファーをさせて頂いています。
 本来であれば、監督の方にお願いする時に「コーチ陣どうします、どう思いますか、どうしましょう」とお聞きして監督のやりやすいようにやってあげるのも一つの方法だと僕も思います。しかし今まで同様、何故監督を選んだのかというきちんと理由付け、ビジョンがあるように、コーチ陣に関してもビジョンを持ってやっていきたいというのがありましたので、先ほど社長がお話したとおり、いちばん最初に監督にオファーした時に、コーチに関してもクラブとしては「今抱えているのはこういう選手がいます。またその選手にはこういう良いところとこういう課題がまだあります。ですからこういうコーチが必要だと思っています」といったことを監督に投げかけさせて頂いきました。
 具体的にコーチ陣に関しては、この三年間柳下監督がどういうことにトライし、その結果どういう風に変わり、まだどういう課題が残っているかを継続して繋げていきたい。そういった思いからコーチ陣にも継続性を持たせられるコーチが必要ではないかと考えています。
 また自分達自身「J1で安定した戦いをする」と同時に、「若手育成」ということも大きなビジョンとして掲げています。しかし残念ながら財政的に別のグランドでトップコーチ・監督以下4人の他にサテライト専用の監督・GKコーチ・マネージャーを付けてやってあげれるような状況では今ありません。ただこういうビジョンを持っている以上、やれることを工夫しながら皆さんでやっていく。そういうことは引き続きやっていきたい。そういった厳しい環境でも、自分は若手を伸ばしたいんだと純粋にそういう風に思ってくれるコーチ、またそういった中でも時には若い選手に厳しいことをいってもらえる人が必要でないかと一つ考えています。
 またもう一点としては、新聞等で皆さんお分かりの通り、今年度やってきた選手、ほぼベースにして来期戦いたいと今考えています。そういった中で新たな刺激を与え、新たな課題を与えることが必要ではないか、コーチ陣についても新しい風を与えることが必要ではないかと一方では考えています。
 今までコーチに関して考えてきた三点を大きな理由とし、その理由にあった人選をクラブでさせてもらった上で、今各コーチにオファーをさせてもらっているというのが今の状況です。 
 これが選手に対して契約交渉の中でお話ししたまま、皆様方に今お話しさせて頂きました。その監督・コーチ、まだ誰一人契約が終わっていないという状況ですけども、これにつきましても今、皆様方のクラブを支えている姿勢なんかもあってですね、非常に前向きの中で進んでいます。
 今お話ししたとおり方々が決まれば、最終的に三年間やってきたものにプラスして来期戦えるのではないかと考えています。
 以上ここまでがおおざっぱではありますけど、強化部の方が考えていた部分の監督・コーチ・チームの方向性と五段階計画のここまでの整理について簡単に話をさせていただきました。
 この時点で皆様方がお聞きしたいことがありましたら、どんどん言って頂いて。先ほどお話ししたとおり、私自身皆さん方の話しを聞きたいと思って今日来ていますので。是非是非積極的にお話し頂ければ・・。
   
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6 質問

司会(佐々木) えー皆さん、いかが・・。 

参加者A 先ほどJ1昇格を目指すと言われましたが、それはどのクラブでも取りあえずJ1昇格を目指すと思いますが、J1昇格という結果だけを取りあえず来年は求めるのですか。

児玉 私共の強化計画は何が何でもJ1昇格を目指すということで傷を深めてきたという経緯がありますよね。そのことを反省して、五段階計画というのは出来ている訳で、そのことについては一点の曇りもなくて、J1昇格は当然私共Jリーグのプロサッカーチームですから目標です。ただそれについての考えは、五段階計画に基づいての前提があってのことは間違いがないと考えて頂きたい。

参加者B まず今日こういう話し合いの場を設けて頂き凄く嬉しく思います。それで先ほど三上さんの話で、「柔軟性のある、J1でも通じるサッカーを目指したい」というのがありました。それで三年間柳下さんの下で結果は出ていませんが、攻撃についてはそこそこ育ってきました。天皇杯を見てもJ1に行ってもそこそこやれると思います。それと守備が安定してなくてJ2でも6位という結果になったと思います。
 来年の監督としては新聞等で名前が出てきていますが、守備の立て直しを図ることを目的とした監督人事なんでしょうか。

三上 決して守備だけを立て直すだけの監督人事ではありません。具体的に申し上げますと、私共の持っている攻撃という部分を更に生かすにも、もう少し組織的な守備というものを構築した方が、結果的に必ず攻撃の良さも出ると思っています。
 決して今までやっていたポゼッション・サッカーというものを捨てて、まず守備ありきのチームを目指そうということではありませんし、現に今交渉させて頂いている監督さんの方には「ここまで三年間やってきた良い部分はこういう攻撃の部分(だ)。これを更に武器にするには今まで以上により組織的な守備が必要だ。ですのでその守備の部分を立て直し、今まで良かった攻撃の部分を更に武器としてもらいたい。その上で五段階計画で最後には柔軟性のあるチームに取り組んで欲しい」という風にお願いしています。ですので決して守備ありきではないので、その辺ご理解願います。

参加者B それを聞いて凄く安心しました。僕等サポーターが求めている物は、全員が全員でないかも知れませんが、やはり柳下さんが三年間作ってきたアクションサッカーというのは観ている人は凄くわくわくするものだと思うし、僕等は守備でも攻撃でも頑張って攻めていく、「攻撃サッカー」に誇りを持って応援してきたので、「来年以降守備を立て直す」というのは重要ですが、やはり攻撃的な姿勢は絶対崩さないで欲しいというのは僕の願いだけでなくサポーター全員の想いでもあると思うので、その辺を大きく考慮して来年の監督・選手・コーチも考えていって欲しいと思います。  

参加者C 前の質問者と似た話になるかも知れませんが、三上さんから「武器を持つということ、基礎を作る、柔軟性を持つ」ということが大事だった。そのうち出来たものもあるし、出来なかった物もあったというお話しでした。
 今まで3年間やってきて、攻撃とか出来た訳ですが、その中で出来なかった守備や柔軟性の部分は、同時に監督あるいは現場に求めていたけれどもうまく行かなかったのですか。
 それとも段階としてそこまでまだ至っていなかったから基礎を作る、あるいは攻撃の武器を作るという方だけをやっていたんですか。そのどちらですか。

三上 2年目までは、まず武器を作るということに専念ということで監督にもそれだけをお願いしていました。ただし1年目に監督にお願いしたときに「1年、2年はまず武器を持つことだけに実際にはなるね。ただもしうまく一年・二年目で武器を持つことが出来たのであれば、次のステップの柔軟性をお願いします」ということで、柳下監督に一番最初に監督をお願いした時にお話しさせてもらっています。結果、2年で武器を持つ事が出来たと我々は思っています。
 それで2年目の終わった、要するに今シーズン始まる前に、「次の段階の自主性というものに対しても更なる一歩を付けて加えて頂きたい」と監督にお話しさせてもらいました。

参加者C そこは3年目に現場に要望出したけど、現場が達成出来なかった?現場の方で消化仕切れなかった?

三上 そうですね。元々今年だけに、今年までに終わる物ではないです。その第一歩として「今年度是非それも積極的に取り組んでください」ということで柳下さんにはお願いしていましたので・・。
 出来なかったことが我々として例えば「柳下さんの能力が足りなかったね」とは一切考えていないです。ただ結論としては、今お話しがあったとおりまだ出来ていないということが現実として残る。
HFCとの話し合い
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司会 後、他に質問とかありませんか。

参加者D いくつか質問させて頂きます。柳下監督は2004年から就任されていますが、報道等によりますと(監督契約期間は)2年契約だったとお聞きしています。監督の契約更改については、HFCの方から2006年も監督をやって欲しいと要望を出されたのはいつくらいですか。

児玉 (昨年の)10月の末くらいだったと記憶しております。

解説
 柳下正明監督の2006シーズン監督続投内定のお知らせは、2005年10月18日付けでHFCから発表されました。

参加者D 報道等によりますと今年(2006年)の監督契約は一年契約だったと聞きます。これは間違いないですか。

児玉 間違いないです。
  
参加者D そうすると2004年から2005年までは2年契約で、2006年のみが1年契約だったと。新聞報道では、今年11月中旬に柳下監督の方から「フロントから来期のオファーがない」と語った旨の報道がなされました。
 しかし(児玉社長は柳下監督の退団については、)柳下監督の方から「来期は僕は指揮を執らない」との申し出があったからだというのが理由だと言われています。これは間違いないですよね。

児玉 あのー、えー「クラブの方からオファーがない」というマスコミ報道がなされたのは知っていますが、本当に監督がそう言ったかどうかという裏付けはとれていません。

参加者D それでは、柳下監督の方からHFCさんの方に「来期は僕は指揮を執らない」と言い出したのはいつですか。

児玉 それは正確な日時が必要ですか。

参加者D 大体で良いです。

児玉 ええーと、11月の中旬だったと思います。常時強化部長とそれから監督との話し合いは進めてもらっておりまして、その辺のところからそういった感触も得ておりましたし、強化部長が聞いたんじゃないかな・・(他人事のような口調で語る)。
 ま、監督の方から来期はですね、指揮を執るつもりはないという風な意思表示もなされておりましたし、そういったことも強化部長から聞いてクラブとして判断した(児玉社長首を横に揺すりながら語る)。

参加者D あのー、お話しを聞いていますと、HFCさんは柳下監督を替えようという意識はなかったんですけど、柳下監督の方から「僕は来期監督やらないよ」と言われたように聞こえる(ここで場内から「すいません質問の意図があんまりわかりません」という声が飛ぶ)。

参加者D (場内の声に対して)ごめんなさい長々と・。何故今年はオファーが遅れたんでしょうか。

児玉 ・・オファーが遅れたとか遅れていないとかじゃなくて、監督とは1年契約なんですよねプロ契約で(児玉社長は多少語気を強めて語る)。それははっきりさせておきたいと思います。それで来年は契約しないという方向に決まったのは、やはり監督の意思を尊重してというのもございます。そういうことを含めながら総合的にクラブとして判断したということです。

参加者D そうするとHFCさんは、柳下監督が「僕は来期監督やらないよ」と言われたときに慰留はしなかったんですね。

児玉 あのー契約というものは、来期するかしないかということを決める訳で、これが2年契約であって途中で辞められるのであればそういうことも必要だったかも知れません。でも私どもとしては、この三年間の監督のやってきた結果を踏まえて、次の局面打開にどういう風に考えるかということを総合的に判断して、柳下さんの意向も踏まえて契約しないという結論に達した。  

参加者D 柳下監督はJ1に昇格は出来なかった(児玉社長ここで何回も首を縦にしてうなずく)。ただしHFCさんの意識が僕は判らなかったものですから。本当に(来期も)柳下監督にやって欲しいのであれば、岡田(武史元コンサドーレ札幌)監督退任時のように(クラブから)慰留等がある訳です。

児玉 (児玉社長沈黙)
   
参加者D HFCさんの柳下監督への評価が判らなかったものですから、質問させて頂きした。

参加者D 来期の選手年俸ですが、強化費が5億円が4億円に減少するとお聞きしている。三上さんにお聞きしたいのですが、オファーを出した11月末時点で、年俸の総額としては現役選手の中には年俸が下がった方も結構いらっしゃると報道されています。
 強化費は削減されましたが、三上さん個人として年俸総額はその選手の相場、その選手の働きに相応しいものだと思いますか。

三上 選手のサラリーについてはやはりそのクラブ、クラブで違いますし、そういった意味ではそれが相応しいものかどうかは一概に僕はちょっとお答え出来ない。ただ私共が考えているビジョンとそれに伴う予算の中で、どうその選手を評価し、どういう期待をしているかを明確に選手に伝えることが私は大切なんではないかという風に思っていまして、一人一人の選手交渉の中ではそれを考えて交渉させて頂きました。
 ただ中には、やはりこういう厳しい財政状況の中で「自分のサラリーがこういう風な下げ幅になったのはショックだ」というのは当然あります。ただそうなったのは、自分を含め、選手を含め、やはり我々HFCの今年度までの取り組みの結果そうなってしまった。
 ただ何の努力もせずに減額という現実になったのではなく、私なりにクラブなりに色んなことをやって、選手なりに色んなことをやって結果(として)減額になったというのは選手にも受け止めてもらわなきゃいけないし、我々も受け止めた中で選手と話をさせてもらっているのが今の現状です。

司会 すいません、今日9時までで、9時には清掃をしなければならないので一人なるべく質問1点で簡潔にお願いします。次の方。
  
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06/12/26
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参加者E フロントと現場がおられますが、練習場で広報の方とお話しさせて頂いた時に、「フロントの方が練習を見に来る機会が少ないのかも知れないな」という話を聞いて、フロントが今以上に現場と関わったり、現場がフロントと関わったり、そうやって歯車が噛み合わせるようにしていけば、五段階計画がもっと生かされるのではないかと感じたんですけども、今後何か考えていることってありますかね。

児玉 あのー現場とフロントとが齟齬しているとかですね、色んな報道もありますけども、私共は絶対そういう風には認識していません。
 チームとフロントとは一体となってきてますし、あのー練習を見る機会が少ないとかですね、どういうことで注文を受けるのか判りませんけど、営業の努力をしながらですね、そういった練習にもやはり行ってますし、決してそれがフロントとチームの間に垣根があるとか思っていません。これからは更に強めていきたいと思いますし、今日は三上君に来てもらったり、後ろの方に強化部の佐藤尽君も来てもらったり、そういうような形でフロントと強化部、それからチームが一体となってやっていくということについては認識は一致しています。
 先日選手会の要請もありまして、私と選手会の皆さんとの間で話し合いを行ったのも一つの現れではないかと思います。ご理解をして頂きたい。

参加者F 新聞報道で外人を獲る、三人体制でいくと報道されているが、今までやって来たサッカーを考えたらあり得ない話なんですが、仮にその外人が抜けてしまったら来年以降やろうとしているサッカーが崩れるということはないですよね。外人ありきのサッカーはしないですよね。  

三上 はい。

参加者G (今年)戦力外を受けている選手が3名います。それについてどうこう思いませんが、今回天皇杯(の合宿)に行っていない選手が報道になっています。誰が行っていないかは、私達実際に(練習場)行って見れば、誰が行っていないかというのははっきり判ります。
 どのように考えているか聞きたくて質問なんです。川崎健太郎は、実際戦力外を受けた三名の選手の中にいながら一人(合宿)メンバーに入っています。でも今回天皇杯で凄い頑張っている姿を見て・・・・。
 どういう事情か判りませんけど、留守番している選手が宮の沢でボールを蹴って練習している姿を見てきたんですが、残っている選手がああいう状態で、実際来期約束されていない選手がああやって頑張っている。とっても今まで応援してきたサポとして非常に辛い思いで見ているんです。
 もし・・もしですね・・、もう一回健太郎を獲って見たいなぁという気持ちが、もしちょっとでもあるんでしたら・・(場内からパラパラと拍手)、難しいのは判って居るんですが、私の周りにいるおばさんサポが皆やっぱりそういった考えを持っています。もし少しでもそういう考えがあるのでしたら、ちょっとでもそういう考えがあるのでしたらと思って質問させていただきます。
 質問じゃないですね・・お願いします。 

三上 今のお話し、気持ち、凄い理解できます。ただ私達の方、当然川崎健太郎君を含めて来期戦力、うちの戦力になりうるのか、正直そういう厳しい目で見させて貰っています。そう言った意味で今後川崎君が今まで以上に活躍をし、またそういったことになった場合には当然そういうことにあり得ると思いますし、現にサッカー界でも再契約ということはあり得ますし、僕自身も一度そういうことを言ったからその考えを貫き通そうとは思っていません。その辺は柔軟に考えています。
 ただ一つ大切なのは現実問題として一年間を通して来期戦力になりうるのか、なり得ないのか。そのことで今後も見させて頂きたいと思いますので、その部分だけご理解して頂きたいと思います(場内からパラパラと拍手)。   

解説
 2006年の天皇杯でコンサドーレ札幌は、準決勝(ベスト4)まで進出するという快挙を成し遂げました。天皇杯のベスト16以降の対戦は12月に開催されます。しかしこの時期の札幌は、降雪等により満足に練習が出来ないために、宮の沢白い恋人サッカー練習場での練習は2006年12月16日で打ち切りとなりました。
 このためンサドーレ札幌は、ヴァンフォーレ甲府戦を前に福島・Jヴィレッジで天皇杯直前合宿(18〜22日)を行うこととなりました。このとき柳下監督は、16日の練習後に「練習で集中力を切らしていたり、切れかかっている選手がいる。練習から100%の力が出ないと試合でも頑張れない。そういう選手を合宿に連れて行ってもゲームに向かって一つになれない」と判断して、この合宿に所属選手のうち6人を帯同させない旨通告を行いました。
 この結果合宿参加メンバーはコーチライセンス講習会のため途中参加するDF西澤を合わせても計21人で、異例の少数キャンプとなりました。なおJヴィレッジでのキャンプでの宿泊は、予算の都合により4人部屋だったとのことです。
 当初この合宿に帯同していたフッキ選手は足の故障を理由として甲府戦を前に合宿途中でブラジルに帰国し、準決勝では大塚、藤田選手が累積警告のために出場停止となりましたが、この6人の選手が追加徴収されることはありませんでした。
 なお川崎健太郎選手は11月末に一度戦力外通知を受けましたが、Jヴィレッジでのキャンプ及びその後の対ガンバ大阪戦のための湘南ベルマーレの練習場及びジュピロ磐田の練習場での練習にはすべて帯同しています。
 また川崎選手は、アルビレックス新潟戦(12/9 フクダ電子アリーナ)、ヴァンフォーレ甲府戦(12/23 ユアテックスタジアム仙台)及びガンバ大阪戦(12/29 エコパスタジアム)にはすべて先発メンバーとして出場しました。 
 また川崎健太郎選手は、その後HFCと再契約することとなりました。
     
HFCとの話し合い
06/12/26
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参加者H 来期三浦監督と報道されていますが、強化部、三上さんの考えとしてどういう考えで三浦さんを選ばれたのか、その辺の評価をお聞きしたい。

三上 まず柳下監督が来期続投しないと決まった時点で、新しい監督を迎えることが確定した訳です。その時点で柳下監督がやらないのであれば、今後どういった監督が一番良いのかという部分で考えました。
 先ほど申し上げたとおり、今まで三年間やってきた武器をより一層武器とするためにも、守備的な組織的なディフェンをしつつ、攻撃を更なる武器にしてもらえる監督。そして出来るのであれば、来期我々も厳しい状況ですがやはりJ1昇格というものを目標にしたいし、それを達成したいと思っています。その中でそういう経験がある監督。そして今年度の取りこぼしに繋がった大きな要因でもある選手の自主性を引き続き植え付けてもらえそうな監督。それが私を含めたクラブのですね、今オファーしている監督への評価と期待するところです。  参加者H 来年どうなるか判らないですが、かなり良い線行けると思います。良い監督だとおもうのですが、どのくらいのアレと考えですか。

三上 どのくらいのアレとは(笑)。

参加者H 今年柳下さんに与えた武器は、柳下さんそのものが微妙だと言っている訳です。更に三位以内になれるかも知れないと言っている。それに基づいた評価をしたと思いますが、本当にJ1に上がれるだけの戦力を与えたのかを実際には聞きたい。
 そして今度は1億円の強化費を削減して、それを与えた三浦さんがJ1に上がれるかはなかなか微妙なところでして、それの評価の具合・絡み合い。
 強化部・営業・フロント・社長が相談の上で(三浦さんに)決めたと思うのですが、それを絡めたお話をちょっと伺いたい。

児玉 (多少小声で)あのー強化費を5億円から4億円、1億円削減して欲しいと言ったのは私で、強化部がそれを下にしてチーム編成を行ったのが実態です。
 何故強化費を減らしたかというと、今期が1億4000万円強の赤字が出たということで、来期も赤字を出した場合には、たとえJ1昇格が成績としてなったとしても、JリーグのJ1昇格基準というのがございます。これに該当する・・ところまで、クラブの実績が伴わなければ、経営諮問委員会はたぶんNOというだろうというところがあります。
 何とか二期連続の赤字というのを避けて来年度黒字を達成したいと。これはもう絶対条件でして、これを何としても達成したい。そういうことで今回4億円に下げたということです。
 かって200年、2001年、2002年とかは強化費は9億円とか10億円とかでございました。その後ですね、健全経営を目指すという事に基づいてやっていまして、4億円規模、5億円規模でやって現在まできています。
 経営的に言っても来期は、黒字にしないと色々な問題が起きてくる。Jリーグへの昇格基準だけではなくて、例えば2009年度から始まる道庁、札幌市への借入金の返済についても、赤字のクラブでは借入金の返済も不可能だろうと言われてしまう。黒字であれば、「その中からいくらかでも返済します」ということを言って、返済の繰り延べということも可能になって来ると思います。そういった経営上の判断から何としても来期は黒字にしたいということです。そういうところを理解して頂きたいと思います。

司会 すいません。時間があまりないので次の質問に移らさせて頂きたいと思います。すいません。 

参加者I 加賀と申します。よろしくお願いします。今までの説明の中で柳下さんの作り上げた札幌の攻撃をより生かすための守備、組織的な守備という説明でしたが、もう少しその当たりのプラスアルファーとなる守備の具体的なイメージを教えて頂きたいと思います。よろしくお願いします。
 
三上 柳下さんがやってきた部分で、やっぱり特徴のある攻撃をここまで構築してきました。ただ残念ながら攻撃をしているんですけども、今年で言えば個人的に能力の高いフッキにどうしても預けてしまう。そのおかげでフィニッシュまで行く、若しくは得点に至るというケースも多々ありました。当然これはチームの武器として持っていることで、決して悪いことではないですが、やはり私共の目指している、先ほどサポーターの方から質問がありましたが誰かだけに頼るようなサッカーを今後やっていこうと思っていません。
 その意味で全員の攻撃力、能力をやはり上げながら、チームとして攻撃の武器を持つということを今後考えています。それをやるために具体的に引いた中での守備とかではなく、組織的にもう少し守備というものを構築することによって、個人に更に頼らなく、チームとして大きく攻撃力を保つ、戦術を保つチームができるのでないかと考えていますので。そういった守備を一応イメージしているんですが、ご質問の答えに半分ぐらいしかなっていないかも知れませんがいかがでしょうか。
  
参加者I ゾーンで守るというイメージではなく・・・。

三上 正直な話、まず課題を消すことが大切だと思っています。ですので僕は、新しい今お願いしている監督に対して、まずお願いしているのは「一つ課題をクリアーしてください」。その上で今まで持っている柔軟性と攻撃性というものを最大限生かせるチームづくりをしてくださいと言っています。
 スタート当初、キャンプ当初は、極端な話、リトリート(retreat)しながらトレーニングすることもあるかも知れません。しかしそれは、あくまでも次のステップに進む上での課題を克服するためのものだという風に監督にもお願いしていますし、取り組んでいこうと思っています。
 今言ったように現実問題キャンプ当初、リトリート(retreat)するトレーニングがあるかも知れません。それを目撃するサポーターもいるかも知れません。しかしそれは、目指しているサッカーではないということは理解して頂きたい。

参加者I ありがとうございました。
  
解説
  リトリート(Retreating Defence)
 ほぼ全員が自陣あたりまで下がり、そこからディフェンスを開始する守備戦術。スコアが優勢で内容が劣勢の終了間際に使われる。もともとのretreatは退却や閉じこもりの意。
(出典:サッカーサイトfoot001より )
    
HFCとの話し合い
06/12/26
第8段

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司会 えー、続いて質問のある方いらっしゃいませんか。

参加者J 本日はどうも有り難うございます。先ほど社長の方から借入金の返済の話が出ましたので、それに関連して質問でございまけれども、返済のステップに入った時に予算の組み方としてはどうなるのか。
 予算を組むときにまず一年間必ずこれだけの額を返済するということを決めて、それを優先的に予算に入れていくのかなというのがかなり気になっている方も多いと思います。それと利息の問題はどうなっているのかをお聞きしたい。

児玉 借入金は道庁から5億円。札幌市から5億円。これは借り入れて毎年、毎年償還して、振り替えて・・ちゃんと利息は払っています。
 ですから公的資金をお借りしていても、きちっと利息を払ってそれから返済をいたしますということを条件にしています。
 この返済の条件の仕方は色々ありまして、今道庁さんとはお話し合いを続けてます。これは2009年3月31日までに返済するということになっていますが、5億円いっぺんに払えないということは道庁さんも良く理解して頂いております。これをどうやって返済したら良いかということについて、現在道庁さんとお話し合いを進めています。
 私どもは、一遍には返せませんと。年間2000万円とかそういう形でも25年かかりますけども払います。きちっと利息も払ってますし、そういう意味では道庁に損害は与えていないんですね。ですから最終的にかなり良い所まで行ったらそれこそ年間5000万円とか1億円ずつ返したいと話し合いの中で言っている。今道庁との話し合いを進めています。
 札幌市との間では、毎年一年ずつ更新していますので、すぐ払えという形にはなっていない。
 予算の中ではですね、毎年・・2000万円程度返済するということで2009年以降・・予算は組んでおります。ただこれはあくまでも予算であって、まあ来年度それを達成出来なければ・・引き続いて赤字になるので、えー難しくなるかも知れません。でもそういったことをきちっと返済計画を道庁に示しながら話し合いを進めているのが現状です。

解説
  道と札幌市からの借り入れは98年に始まりました。これは、HFCの資金繰りが逼迫しているにも関わらず、民間金融機関では貸し付けするところがなかったためです。なお利率は道・札幌市とも年1.1%です。なお道の貸し付けに際しては、2004年以降借り入れに際して保証人が必要になっています。2004年の個人保証は佐々木利幸前社長、2005年については石水勲取締役でした。

司会 続いての質問のある方いらっしゃいますか。

参加者K どうもお疲れ様です。えーとですね、今回ですね、話し合い3回目ですが、何故3回もやっているかと言ったら・・、前の2回は全然具体的な回答が得られていないからです。
 正直今日ここまで聞いてまた4回目必要かなと思ったのですが・・。児玉社長さんにお伺いしたいのですが、財政赤字を減らす中でJ1昇格果たすとおっしゃったんですが、どうやるのかというのを具体的にお伺いたいんですよね。
 抽象的に減らしますとか、上がりますとかでなくて・・。新しい月コン(月刊コンサドーレ)とか見てもそうなんですけども、ほとんど抽象的なことしか書いてない訳です。具体的にどうするのかをお聞きしたい。ここに書いていること。USの書いた3箇条について(参加者Kは、集会当日にUSが配ったプリントを示す)。
 で、社長さん良く「サッカーのことわからない」と色んなところでおっしゃいますが、就任されて1年8ヶ月何をされていたのかなと私は思うわけです、失礼ながら・。
 例えば、甲府の海野さんとか、新潟の池田さんとか、今あちこちで賞賛されている方も最初は素人だった訳です。 
 聞いた話によりますと、フェルナンデスが誰かというのも判らなかったそうなんですけど・・。

解説
1 児玉芳明社長は、2000年6月からコンサドーレ札幌持株会副理事長に就任し、2001年3月からHFC非常勤取締役に就任しています。なお児玉芳明社長は、佐々木利幸前社長が2004年3月に社長を退任された後にHFC代表取締役社長に就任しました。
2 フェルナンデス監督はウルグアイ人です。97年から98年途中までコンサドーレ札幌の監督を務め、97年のコンサドーレ札幌のJFL優勝及び98年からのJリーグ加入に大きく貢献しましたが、98年シーズン途中に解任されました。

児玉 (顔を歪めてしばらく沈黙してから)今、お答えすることあります?
 
司会 うーんと、取りあえず・今の質問の意図・・

参加者K この三箇条を具体的に説明して貰いたいんですよ。

司会 それについてはもう回答があったと思うんで・・。

参加者K 抽象的ですよ。

司会 今回の会の目的っていうのは、別にここで・社長であり、三上さんであり、別につるし上げるというものでは全くないんで、言いたいこと凄い良く判るんですけども・・。そういう質問をすること自体別に意味があるとは思わないです。申し訳ないです。社長が答えても良いという範囲だけ答えてください。

参加者K 具体的なこと聞きたかったです。こうして強化費減らした中でもJ1昇格目指します、赤字はこうして減らしますとか。どうやってやるのかお伺いしたいです。過去2回もそうですが・。前回は僕で出ていないので判りませんが・・。

三上 すいません、僕の方でお話しさせて頂きます。具体的に強化の方としては強化費1億円少なくなります。ただ私の方は、先ほど申し上げたとおり来期J1目標としていますし、達成したいということを選手一人一人、クラブの社員一人一人、社長にも話しさせてもらっています。
 では具体的にチームのところで、私が言える範囲でお答えしたいと思います。どのようにJ1の方に行きたいと思っているのかということに関して。
 まず僕の中では、この3年間築いてきた、若い選手がやってきたことを、今年度まで経験したことを、経験という意味だけで来期プラスだとまず思っています。
 その中で先ほど申し上げた今年度三年間まで取り組んできた武器を更に生かすために組織的な守備を構築することが出来ればそれだけでまたチームとしてプラスになると思っていますので、そういう監督を呼んでトレーニングし、それを来期までに必ず完成させればプラスになる。その結果チームとして、安定した戦い、武器を持ちつつ安定した戦いをできるのでないかと。結果、今年数多くあった取りこぼしと思われるゲームを一つでも少なくすることが勝ち点につながるのではないかということが二点目としてあります。
 もう一つ今年度は、フッキという、得点源という大きな柱を持っていました。例えば、正直な話、外国人を今交渉しております。ただ彼のような値段で正直ですね、もう一度というのは最大限努力しておりますけども、現実問題やはり難しい面はあります。ですのでフッキが抜けたところに一人その外国人を充てて、フッキが今年度挙げた25得点等々を、その一人に埋めて貰おうということは考えていないです。
 フッキ自身良いところもありますが、個人で突破して周りを使わずに行くという、逆に言うとデメリットも持ってます。ですので今年度、今交渉している外国人は新監督の方とも相談する中で、周りを使える外国人等々も考えています。
 要するにその外国人も当然フッキぐらい得点を獲ってくれれば良いですが、例えばその外国人が15点で止まったとしても、周りを生かす事によって、今年度の選手であればFWの相川、石井、中山、中盤で言えば砂川、西谷。それら周りの選手が一人2点、3点プラスで取れるのではないかと考えています。トータル的にそこでフッキの穴を埋めれると強化としては考えています。
 以上この三点のことで、この上積みがあればですね、厳しい中でも来期J1という、具体的に言えばJ2での勝ち点85以上をあげれるんでないかという風に、強化として、クラブとして考えております。
 ちょっとご質問の中でどれだけ答えれたかわかんないんですけど・・一応お答えしました。

児玉 どうやって赤字を減らすかという風な具体的な案がないというお話ですが、要するに経営ですから支出を抑えて収入を図ると。それでもって赤字から黒字に転換するというのが基本的考え方です。
 抽象的ですが、私共の経営はですね、大きな外部のスポンサーがいる訳ではありません。えー収入の柱というのはチケットの販売収入と広告収入とJリーグの配分金、これが大きく三本の柱です。4億円、4億円、4億円という風に考えて頂いて・・。これがですね、今年の場合は観客動員が昨年より若干上回っていますが、試合の方も増えていますが。そしてチケット収入も予定も大幅に下がってしまったということがあったんで・・。
 このチケット収入を来期は最大限・・・というのと、広告収入は昨年よりも今年はおおよそ5%程度増えている。グッズの販売も増えている。後はチケットの販売をどうするか。そのことによって収入の柱である観客動員によってチケットの収入をどうやって(上げるか)。
 今回ですね、組織改革をHFCの中でやりました。その中の大きな柱は、やはり営業の強化、そしてチケット販売の強化というところに力点を置いてます。そういった意味で今回組織改革を行いました。経営的にはそういうところです。
 育成と強化。それから普及と。そういったものをそれぞれ分けまして、それぞれ分けて責任をもってやりたい。将来はプロ選手が移籍市場に出せるというところまで行けば、クラブの経営的にも安定するということを考えていまして、赤字を減らしていきなおかつ将来に備えたいとこんな風に思っています。

司会 有り難うございます。 
   
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参加者L 現場と三上さんをはじめとする強化部との関係についてお伺いしたいと思います。三上さんをはじめとする強化部の方々は、何かアイディアがあっても三浦新監督にお願いする。一方三浦新監督も色んな経験している方ですから、自分のポリシーをお持ちと思います。
 そこで強化部の方々と三浦監督のお互い方向性が一致すればよいのですが、「俺の方が正しい」とかバッティングした場合に、現場の方と(三浦新監督)と三上さんはじめと強化部のどちらの意向が優先するかを素朴な疑問としてお聞きしたい。

三上 えー、現場の監督の意向が強く反映されるのか、強化部(フロント)の意向が強く反映されるのかはケースバイケースです。例えば来期の戦力に関する選手の選択という部分では、やはり監督の意向を尊重する方向でいままで考えてきました。
 一方で将来性ある選手、例えば練習参加という形で皆さん方も新聞報道等でどこどこ高校のどこどこの選手が練習参加をした(と報道される)。当然私共監督に「どう思います」と聞きます。監督としては「ちょっと厳しいんじゃないか」という意見があったとしても、僕なり(佐藤)尽なりは、彼等1年通して若しくは2年、3年通して年間何十試合見ています。ですので将来的な戦力に関しては僕達の意向を尊重させてもらっています。そういった意味ではケースバイケースというのが一つあります。
 後は基本的に色んな言い合いをした上で、お互いがクラブにとって良いなと思った方を尊重するという形で今までやってきていますので、そういったケースバイケースという例もありますし、もう一方で「原則どっちですか」ということに関しては一つ言えるのはクラブがより良いだろうと思われた方に決定していくということです。  
       
参加者M 途中から入ってきたもので既にお答えになった事項ならば申し訳ないんですが、先ほどチケットの販売収入が落ちているという言葉がありましたがHFCさんとしてはその原因としてどのようなものがあると分析してらっしやいますか。もしあれば教えてください。お願いします。

児玉 (口ごもりながら)あのーまだ分析途中でアレですが、やはり私どもの営業の努力が足りなかったということは大きな原因でして・・。それと・・Jリーグ全体のですね、観客動員にやはり陰りが出ていて、これを全国的にJリーグ各チームを見ているとそうでして、これをどうやってもう一度スタジアムに観客を呼び戻すか、そういったことについてこれから色んなエンターテーメント性を高める。
 何しろ一番の原因は、勝つゲームをする、エキサイティングなゲームをするというのがまず第一ですけど。そういったことを強化部にお願いをすると。私達はそれをサポートする意味で色んな形で観客動員を図ると。
 その大きな柱は昨年からやってますがサッカースクールの全道展開、食育とかあらゆることで社会貢献をしながらコンサドーレの輪を作っていく。そういった経験を広げることによって将来の観客増員に繋げていきたいと。
 即観客を増やすという意味ではチケットの無料配布とか、そういうことは今後もやりますけど、中期的に物事を見て将来の観客増、コンサドーレのサポーター、ファンを増やすことを地道にやりたいと思います。
 その成果は着実に上がってきていると思います。かつては(サッカースクールは)札幌だけで開催でしたが、今は函館・旭川・そして新得でもやってますし、札幌でのスクールも来年からは東雁来だけではなくて、南区・西区でも展開していきたい。
 そういった将来のサポーターを育てる事業をこれからもやっていって観客動員に繋げていきたいと思っています。お答えになっているかどうか判りませんけど、短期的なやり方、そして中・長期的なやり方を組み合わせながらやっていきたいと思っています。
 最近のJリーグの調査でコンサドーレのサポーター像というのが浮き上がっています。平均年齢は41歳で、これはJ1、J2を通じてトップです(場内から失笑)。   
 それと30歳、40歳、シニアの方が多い。大変有り難いのですが、将来のサポーターを育てるという意味では、学生さん、あるいは中学生、高校生といった方にもスタジアムに来て欲しい。それを考えましてサッカー協会とも今話し合っておりますが、夏の一定期間にサッカー少年団は土曜・日曜も試合していて、なかなかコンサドーレの試合に観に来れないんですね。だからある時は、一斉に「今日はコンサドーレの試合を観る日」として練習を休んとか、そういうこともサッカー協会の方も検討していただいてます。そういうことが少しずつ積み重なっていけば全体を盛り上げていくと思います。

解説
  2006Jリーグ スタジアム観戦者調査報告書はこちらです。

児玉 日本代表のサウジ戦、40,900人(の観客で札幌)ドームを埋めましたよね。調査結果によれば、あのうち69.2%がコンサドーレサポーターなんですよね。要するに40,900人の7割がサポーターだった。28,000人がいたんですよね。
 私達のゲームの時、残念ながら14,000人から15,000人のドーム観客動員です。でも代表戦の時に28,000人のコンサドーレサポーターが4万人の名かにいたということは、28,000人入っても良かった。その人達を私共が迎え入れる努力をしてこなかったことは反省します。  

解説
 サッカー日本代表は、2006年11月15日(水)に札幌ドームでサウジアラビアと対戦し、3対1でサッカー日本代表が勝利しました。

児玉 先日も社内で色々話し合って、日ハムさんがこの三年間やってきたこと・、私も残念ながら最初のうちは「日ハムなんか定着しないよ」と思っていたんですが、彼等は212市町村の中で199市町村、現在は180市町村ですが、それを選手連れて全部回った。それとか月曜日には、選手会の方で選手2人一組となって、5組が札幌市内の小学校を回ってが野球教室をやった。そういったことを確実に積み重ねて3年間やった。
 これはコンサドーレを真似て始めているんですが、すでにそういったことも私共やりながらも、日ハムさんに先を越されてしまった部分があった。それを謙虚に反省して、選手の皆さんに是非やって欲しい、選手の力を観客動員にということでお願いして、選手会の方からも「積極的に出るよ」という返事をもらっています。
 先日行われましたスポンサー感謝デーでは、通常ですと4人くらいしか選手は出ないのですがこないだは12人。そのうち2人が体調崩して出なかったが10人が出て、スポンサーと一緒になって時間を過ごすということがありました。そんな形でサイン会、いろんな機会でサポーターの皆さんと触れあいながら行きたいと思っています。
   
解説
 実は、コンサドーレ札幌も過去212市町村を相手に212市町村『サッカー教室』と銘打ったサッカー教室を実施しています(2000年6月10日付け)。
 これはHFCが、2000年以降に道から補助金を受けるに際して、それまで札幌近郊で開催されていたサッカー教室を全道にサッカー文化の振興しようという目的から範囲を212市町村に拡大したものです。
      
HFCとの話し合い
06/12/26
第10段

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HFCとの話し合い
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参加者N コンサドーレ10年間ずっと続いてますが、北海道新聞の方から10年誌が今年出ましてじっくり観させて頂きました。考えてみれば、早くJ1に昇格した組でありながら、降格して先を越されている状況で、サポーターとしてもどうしてかなというのを分析してきたんですが、僕は三つあると思っています。
 一つには先ほど社長さんもちょっと言いましたが放漫経営という問題があります。もう一つは、モラルハザードというか、選手若しくはフロントの中に心ない行動を起こすようなマイナスの面がありました。
 今鳥栖に行っているストライカーも、元々きちっとモラルがあるような形でいれば、今のチームに残っていたかも知れない。生え抜きのユース上がりというのは大きいと思う。
 ユースのうちにからそういう教育をして、どういう形で社会人としての資質を身に付けさせたのかと、サッカーだけでなく人間としてどうなのか。

解説
 質問中のサガン鳥栖に2005年及び2006年在籍したストライカーの状況については、このHPの2005年議事録第8段をご覧ください。この選手は、コンサドーレ札幌ユース出身です。なおこの選手は、2007年シーズンからサガン鳥栖からJ1ジェフユナイテッド市原・千葉に完全移籍しました
 またフロント不祥事については、このHPの2005年議事録補足編をご覧ください。

参加者N あともう一つは、スター選手というか、輝く選手の流出が相次いだ。考えてみれば、吉原、藤ヶ谷、山瀬、今野等々ですね、コンサが獲ってコンサが育て上げて日の丸まで背負った選手はいる訳で、これは凄く大きな財産だと思うんですね、現実には誰一人ここに残っていないと。
 先ほどからチケットの問題とかでなかなかお客さんこないというのがあります。ここにいらっしゃる人達はコアな人で、僕もそうですがどんなことがあってもスタジアムに向かうと思います。180万も人口もあって、周りの人口も合わせれば200万人以上人口ありながらなかなか来ない層というのは、やはり一つはJ1昇格という盛り上がりで来るというのがあります。もう一つは日の丸を背負う選手を見に来るというのが凄く大きい訳です。
 今の段階では、なかなかすぐ日の丸を背負えるかというと難しいのですが、今後そういう風な選手が出てきた際に、その辺のところをチームの財産として宝物として、やっぱりもう少し頑張って頂きたいなと思います。
 先ほど移籍金の絡みがあって、「移籍出来るような選手が育てば」という話を言っていたですが、そこで本当に移籍させて良いのか。僕は周りの人をいっぱい誘うんですが、「誰いるの」と聞かれちゃうんですよ。「昔は山瀬いたよね。コータいたよね。今誰いるのか判らない」とか言われちゃうんですよ。
 そういうところ、これから選手育てるんでしょうけど、育てた後も財産としてどのようにしていくか・・。お金がないからすぐ売りたい気持ちは良く判るんですけども、今まですぐ売りまくってこんなチームになったという反省もやっぱり必要だと思うので・・。
 是非スター選手を育てて頂いて、日の丸を背負う選手を我々もコンサの選手として北海道から応援したいという気持ちも凄く大きいということを是非考えて頂きたいと思います。

司会 社長、今の件についてはよろしいですか。ちょっと時間がアレなんで・・。

児玉 簡単にお答えいたします。モラルハザードの件は非常に私共も気にしておりまして、独身寮しまふく寮を作ったのもそういったことからで、管理部長が寮監として常駐して若い選手の指導に当たっている、これは若い選手にプラスに働いていると思います。
 スター選手がいないということも私共実感として判っていまして、スター選手を観たいということも充分承知はしているんですが、スター選手を呼ぶということは金銭的な問題、年齢的な問題もあってなかなか出来ない。スター選手を作っていく方向で何とかいきたいということで何とか行きたいと思います。
 移籍金のことで誤解されたら困るんですが、戦力を落とさないで移籍が可能、移籍金収入からうまく還元できて経営的に回るというのは、全世界のサッカークラブの経営のあり方ですので、私共がすぐに出来るという訳ではありませんが、そういう方向を考えながら育成を進めていきたい。何とかしていきたいなと思います。

参加者O 三上さんにお伺いたいしたいのですが、今年強化費1億円増額して柳下監督もJ1昇格を目指すとおっしゃったんですが、実際観ていて若い選手、鈴木、藤田とか若い選手を使い続けた。実際昇格を目指しているのか、育成を目指しているのか観ていて判らなかった。その辺は実際のところどうですか。 

三上 実際のところ、選手起用に関しては固執するようなことはなかった。ただ外から見ていて「あの選手いるじゃないか」、「この選手いるじゃないか」ということはあったと思いますし、現に私共も感じたことは常に柳下監督・コーチ陣に話して参りました。
 当然それで変わった場合もあるし、変わらない場合もありました。
 ただすべてにおいて、私共の方「これは監督意固地になっているな」とか感じた事は一度もありません。そういったことから選手起用についてはそういったことはなかったです。
 ただ問題は、柳下監督というのはそのサッカーへの考え方とか、選手への指導方法といったものに関しては皆さん一番良くご存じかと思いますが、ホント太い芯を持って、悪い言葉で言えば意固地、良く言えばホント強い信念を持ってやられたという風に私は思います。

参加者O 最後に一点。コンサドーレが将来的に目指しているサッカースタイル、完成されたサッカースタイルというのはどういうものかをお聞きしたいんですけど。

三上 何時いかなる相手とも、堂々と自分達の武器をもって戦うことが出来るチームを僕は目指したいと思ってます。ゆくゆくはJ1で優勝争いをするチームにしたいと思っていますし、僕としてはその先にはアジアがあると思っています。
 ただそういったカテゴリーの上を目指すというよりも、先ほど申し上げたいついかなる相手でも自分達の武器を持って戦えるチームを作りたいという気持ちでいっぱいです(場内沈黙)。  
     
HFCとの話し合い
06/12/26
第11段

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司会 じゃあ、あのー、私からも一つ質問したいんですけど。現在報道されている新監督についてお伺いしたいんですが・・。
 私は、あくまで素人のサッカー観戦者なんですがそういう印象があるんですが、その監督があるチームを率いてJ1昇格した時というのは割とマニアックとまでは言いませんが、昨年までのうちのチームとは結構違ったスタイルで勝ち上がってきたという印象があります。
 ただそれは昇格したチームには非常に強い個人能力を持った選手がいて、それがあって出来たと思うんですよ。ただ札幌には、そういった傑出した選手は現時点ではいませんし、成長過程の選手ばかりであると。選手補強も思い通りに行かないだろうと。そういった札幌の事情というのは当然・・伝わっていますよね。

三上 はい。

司会 で、あのー、先ほど三上さんの方からプレゼンありまして、柔軟性をもつという大きな目標、その中の一過程として札幌があって、それを作る最中だということは当然新監督には・・説明されていますよね。 

三上 はい。話しています。

司会 判りました。じゃあ来年以降も僕達は札幌のスタイルを構築していくという目標をまだ追っていって、そういう目標で観てて良いんだよということですね(司会は念を押す)。  

三上 はい、それは。

司会 判りました。終わります。

解説
 大宮アルディージャは、2004年にJ2を2位で勝ち上がり、J1昇格を決定しました。当時の大宮の監督は、2007年コンサドーレ札幌新監督に決定した三浦俊也氏です。

参加者A 2度目の質問になるのですが、今回の話し合いの本質とはちょっと外れますが、今札幌は天皇杯でベスト4、あと2回勝てば優勝で賞金が1億円入ると言う状況で、サポーターとしては絶対優勝する気持ちで次の試合も臨もうと思っているんですが、もし優勝して1億円の賞金が入って、2000万円返したとしても8000万円はクラブに入ると思うのですが・・・、その8000万円はどういう事のに使われるのか(場内から爆笑が起きる。またまばらな拍手が起きる)。

児玉 (ちょっと沈黙した後小声で)ご想像に任せます(場内より笑)。今はそれしか言えないんですよ。ホントは1億円を会社の損失(穴埋め)に回したいんのは山々ですが、これを獲ってきたのは選手ですし、そういうことも充分考えながらですね、どうやってこれを使うのか考えたい。

参加者A 判りました。一回目の城福さんとの話し合いの時に、城福さんがおっしゃってましたが「それにつけても金がない」とおっしゃっていた。
 その事情も良くわかるのでクラブの運営費に回してというのもあると思うんですが、どういう分配になるかはお任せしますけど、やっぱりチームの方に回して頂きたいなという風に僕は思います。
 天皇杯優勝することが前提になっていますが、俺は優勝するために静岡に行きますし、決勝にも行うと思っているんで、まずは優勝目指して頑張りましょう。

解説
 天皇杯の賞金は、優勝チームが賞金1億円、準優勝チームが賞金5000万円、第3位チーム(ベスト4)は2チームで2000万円となっています。

司会 ええーと、時間的にはラスト・・。ああお二方ほど・・。

参加者P 先ほど観戦者の層の問題があったのですが、今シーズン、学生チケットというのを売り出してますよね。その(学生)シーズンチケットと当日含めての観客(数)の増減や、周りの大学や高校からの(観客動員)状況について、若い人が増えたかどうかを教えて頂きたい。  

児玉 あのー、数字的に(観客数の状態を)表す一つの要素としては、道新の情報研究所が行った市場調査やJリーグが行った観客調査、それと観客からの聞取調査、そういうものを組み合わせながらサポーター像を作っています。
 全般的に若い層が少なかった。学生券もあまり売れてません。正確な数値は今持ち合わせていませんが、もし必要であればチケット担当者を同席させてお話しさせることは可能です。
 札幌大学とか色んなとこに私共も協力しながら呼び掛けを行いました。今年はPTA協議会にお願いして、「コンサドーレの試合を観てくれるお子様、そして父母には無料のチケットを差し上げます」という風にして、毎試合3,000人〜4,000人の小学生並びに父母の方をお招きした。
 これは、重複しないように各区の協議会を取りまとめてやってくださる。それが直ぐに有料のお客さんに転化するとは思いませんけども、来シーズンあるいは再来シーズンにそういった方々が有料のお客さんになってくれるかも知れないという風なことを考えて、若い観客層に入って頂くこと努力をしてきたというのが実情です。
 何人でどういう風になったかということについて我々把握している訳じゃないので・・。「若い人が少ないなぁ」という感じは皆さん方も観てお判りになっていると思います。「デートにドームのコンサドーレの試合を観ようかな」ということがあれば良いなと思います。

司会 恐らく時間的には最後の質問になると思いますが・・どなたかいらっしゃいますか。

参加者Q さっき話の中で来期勝ち点85と言われましたが、それが達成出来なかった時の判断についてはどうなんでしょうか。例えば監督の続投とかはケースバイケースなんですか。

三上 それは当然結果だけではないです。クラブがお願いした組織的な構築が出来ていて、かつ選手に引き続き自主性というもの、チームへの柔軟性というものを植え付けて頂けたのであれば、また評価したいです。
 また僕は、あくまでも先ほど申し上げたとおりJ1昇格ということを目標としますし、それを達成したいと思ってます。ただ現実問題、やはり色々難しい問題があります。ただ僕は、例えば4億で来期やりますけども、経験上8億のチームにやり方によっては勝てると思っているし、僕は4億を使うチームが凄い、8億を使うチームが凄いではなくて、10億の価値のあるチームを作りたいと思っています。
 ですから結果だけが判断の材料でないと(考えてます)。

司会 では、申し訳ございません。会場の時間がないようですので、まだ聞足りないことがある方もいらっしゃるでしょうが、これで会の方は閉めたいと思います。
 今日は、本当時間を割いて頂いた社長と三上強化担当有り難うございました(場内全体から拍手)。
 今回、こういう話し合いの機会と持ったとことは、お互いの距離が縮まったということは、自然とクラブとサポーターとの間に一体感が生まれると思うし、それも絶対クラブが強くなる過程で必要だと思うので、また近いうちに来年でもこういう機会が持てればなと思います。
 今日は有り難うございました(場内から拍手)

 終 了 
    
HFCとの話し合い
06/12/26
補足編

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HFCとの話し合い
06/12/26
補足編
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以下の補足編は、2007年3月に書き加えた物です。


 1 本集会の状況について
 本集会は、師走のさなか、天皇杯準々決勝(ヴァンフォーレ甲府戦)と準決勝(ガンバ大阪戦)の間の平日の晩7時に札幌ドームで開催されました。
 この当時サポーター達は、皆、天皇杯で快進撃を続けるチームの応援遠征のために休暇取り・遠征資金繰り・遠征準備等で大忙しでした。
 特にコンサドーレ札幌の場合は、ホームタウンの地理的制約があり、遠征に出かけるにも試合会場までの交通手段が制約されるのです。チームがアルビレックス新潟戦で劇的な勝利を収めた後、サポーター達は次の試合会場までの遠征準備に取りかかりました。
 仙台のユアスタで開催されたヴァンフォーレ甲府戦では、サポーターはそれぞれ仙台空港だけでなく近隣空港までも利用して道内から空路向かったり、苫小牧からフェリーに乗船したり、JRを乗り継いだりと、考えられるあらゆる手段を用いて、北海道から、そして本州各地から試合会場まで駆けつけていました。サポーター達は、その様子を自ら「陸・海・空の大作戦」と評していました。
 また柳下監督の最終試合となった天皇杯準決勝ガンバ大阪戦では、試合当日の悪天候による航空機の運航順延等に悩まされながらも、数多くのサポーターが試合会場である静岡県のエコバまで駆けつけました。
 
 当時のサポーターのブログ等を読んでいると、「遠征続きで金がない!」とか、「年末の忙しい中無理を言って休暇を取得した!」とか、「遠征から帰宅後すぐに次の遠征に向かうために年賀状を書く暇もない!」とか、「遠征と遠征の合間はレプリカユニの洗濯等に追われて部屋の中はもうメチャクチャ・・」といった記述が目につきます(笑)。
 ただしそう語るサポーターの口調は、どれも誇らしげなものだったと記憶しています。サポーター達は、この時3年間続いた柳下体制が、少しでも長く続くことを心から望んでいたと思います。チームの天皇杯ベスト4まで勝ち進んだことは、コンサドーレ札幌のサポーターに久々に夢を与える出来事でした。ヴァンフォーレ甲府戦後のユアスタでは、サポーターの間から「国立に行こう、国立へ行こう・・」という歌声が上がりました。

 こうしたチームの天皇杯快進撃の真っ最中に、よくもその応援の中心であるUSは本集会を開催したものです。私は、USの行動に対して呆れと感嘆と入り交じった気持ちでいました。

 他人の目はどう見えたかは知りませんが、USの皆さんには、「このチームの将来についてあいまいにしたままで来シーズンを迎えることは許さない!!」という強い意思を感じました。

 なお本集会では、司会・HFCの説明がメガホンではなくマイクを使用して行われました。また質問者には、ハンディマイクが渡されたので話も聞き取りやすかったです。
 本集会開催時には、2007年からコンサドーレ札幌の監督に三浦俊也氏が内定した旨のマスコミ報道がなされていました。そのため質問者は、「次期監督が三浦氏だ」という前提の上での質問をしていました。出席者は、特に三浦氏が守備重視の戦術を引く人物であると知られていたことから、今までの方向性が変わるのかという危惧があったものと推測されます。
 なお会場の都合で集会時間が9時までであるため集会時間が2時間と短かったことが残念でした。司会の方も時間に追われながら、議事進行をこなすのに大変だったと思います。

2 本集会の感想
 今回ずっとUSの皆さんの行動を見ていましたが、「強化部長・監督が同時に変更になったがこれまでの路線は継承されるのか。私達は柳下監督が築いた攻めて攻めて攻めまくるサッカーが好きなんだ!」という疑問及び自分達の主張を貫くために行動していました。
 こうしたUS側の疑問等は、集会当日に強化部の三上担当の説明により一応解消されたと思います。
 私は、本集会終了後に「HFCが最初からちゃんと説明していれば、ここまで揉めなかったのに」という感想を持ちました。集会参加者の皆さんは、ほとんどがHFC三上強化担当の説明に納得して帰ったと思います。
 
 ただし私は、この集会が終了した当初、将来に関して不安な部分がありました。
それは、
(1)チーム育成方針や監督に関する考えは理解したが、先立つものがない。確かに4億円のチームでも、8億円のチームに勝つ可能性はある。しかし各チーム4回総当たりのリーグ戦を奇策で何度も勝てるほどJ2は甘くない。どの監督も強化部長も勝つために必死に努力しているから、資金力はある程度は絶対必要である。
(2)J2のリーグ戦は厳しい。苦しい時に人間が頼りたがるのは、「過去の成功体験」である。三浦氏が、たとえチーム育成方針を理解していても、チーム状態が厳しくなれば大宮アルディージャで昇格に成功したRetreating Defenceを選択するのではないか。

 といった事項についてです。

 特に私は、HFCが来期黒字にしたいのは良く判りますが、サッカークラブのマネイジメントはリスクが大きいので、黒字とJ1昇格は至難の業ではないかと思いました。実際HFCは、2006年度で1億4000万円もの赤字を計上する予定です。
 また私は、HFCがこれから毎年2000万円ずつ25年かかって借金を返済していくのは難しいと思っています。これから公的支援も少なくなります。

 ネット上では、「営業譲渡したらどうか」とか「減資したらどうか」という話題も出ています。
 このままHFCがコンサドーレ札幌の経営を続けていけば、そのしわ寄せがユース予算の縮小やHFC社員の給与削減及びチーム練習環境等に影響すると考えたのです。
 ただしその後の報道を見ると、2006年所属のコンサドーレ選手はほぼ全員契約更改しました。またセレッソ大阪で活躍したブルーノクアドロスという選手の獲得も決定しました。
 良いことかどうかは判りませんが、外国人選手3人を雇う状況では強化費削減もあまり出来なかったものと思われます。また今年のキャンプにはU−18の選手2名も帯同しています。

 今期どうなるか知りませんが、2008年以降道の補助金も削減の模様ですし、結果的にはHFCとしてはこれが最後の勝負になるんでしょうね。
   

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