2008年10月19日付け柏戦後のHFCとの話し合い議事録

はじめにこちらの注意事項をお読みください。
序 章 第1段 補足編 
HFCとの話し合い08/10/19
序章

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2008年10月19日付け柏戦後のHFCと話し合い

第1 日時
 10月19日午後4時40分頃から午後5時30分近くまで
 
第2 場所
 札幌厚別公園競技場ホーム側ゴール裏の階段及びそれ周辺

第3 株式会社北海道フットボールクラブ(HFC)側出席者
     代表取締役社長         矢 萩 竹 美
     執行役員チーム統括(GM)  村 野   晋
     営業部               三 谷   淳
  他HFC社員が何名か話し合いの場所の近くにいました。なお矢萩竹美社長は、後から参加しました。

第4 主催
  ウルトラス・サッポロ(US)
  USの代表者1名がトラメガを持ち司会を担当しました。以下便宜上「US代表」と記載します。

第5 参加者
 柏戦後も厚別競技場に居残ったUSメンバー及び一般サポーター200名程度。なお本件話し合いでは、一人の居残者が複数回発言していることもあるが、人物が特定しきれなかったため、サポーターの発言を発言順に「居残者(番号)」として記載した。
     
第6 本話し合いを巡る状況
 J1第29節(10月19日、札幌厚別公園競技場)午後1時から行われた対柏レイソル戦で、札幌は0−2で敗れました。この結果札幌は、2008年シーズンのリーグ17位以下が確定して来期はJ2に降格することとなりました。
 札幌の降格決定は、07年の横浜FCと同じく、残り5試合を残してのJ1史上最速タイの記録でした。サポーターの中には、試合結果に不満を抱いて試合後ピッチに下りた者もいました。
 試合後ゴール裏USを中心にしたサポーター等200名近くが、HFCとの話し合いを要求して競技場に居残りました。
 しかしHFC側からは、「矢萩社長は出てこない」との回答がありました。これに対して今回の居残りの中心メンバーであるUSは、「来年のビジョンがはっきりするまで帰らない」と主張しました。なお会場内の片付けが終わる頃に、USから「競技場が閉まる時間になった。これ以上居座ると延長料金が発生するので、とにかく会場から出てほしい」と言っている。村野GMが話をすると言っているのでとにかく外に出よう」と述べたとのことです。
 このため、居残者一同は競技場の外のホーム側ゴール裏の広場に出て村野執行役員を待ちました。次第に辺りが夕暮れて暗くなる中、話し合いが始まりました。
   
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第7 話し合いの状況
 札幌厚別公園競技場ホーム側ゴール裏中央に向かう階段(第5ゲート)の中段から競技場外に向かって村野執行役員がトラメガを両手に持って立つ。左側にはHFC三谷氏が立っている。 また村野執行役員の右側には、司会役を務めたUS代表が立っている。
 なお居残者達は、ゴール裏に向かう階段の周りを取り囲むようにして立っている。また村野GMは、早い段階からサポーターの前に出て行くと言っていましたが、HFCの方で調整がつかず出てくるのが遅くなってしまったとのことです。

村野 長い中、ちょっと時間掛かりまして、寒い中お待たせして申し訳ございませんでした。結果としてはですね、これで降格が決定いたしましたが、最後までチームとして戦うというのは間違いなくお約束させて頂きます。
 (村野執行役員早口でしゃべり出す)それと皆さんから色々なご質問あると思うんですけども、各論というか細かい話についてはですね、ここであの色々お話出来るような状況では有りませんので、もしお話をですね、したい、されたいというのであれば、私いくらでもお話はさせていただきます。出来れば代表の方がまとめていただいて、色んな質問があれば幾らでも言ってきてください。
 それとですね、私が感じるのはですね、昨年の話に戻るんですが、厚別で売店をやって色々してまして、皆さん試合が終わった時はニコニコしながら帰って頂いた。「ああ良かったな」という風に思っていたんですが・・・。
 今年は、厚別では一回も勝てなかったという状況でですね・・。まあホームで1回しか勝っていないんですが。皆さん肩を落として帰られる姿を見てですね、それに対してはホントに残念で、まぁ「申し訳ない」という言葉が合っているかどうか判らないんですが、我々も、私も悪いことをしたとは思っていません。悪いことは一切していませんし、力を抜いたとか手を抜いたということは有りません。
 結果としてこういう結果になりましたけれども、皆さんの期待にお応えできなかったということについては、残念というか、一個人として心の底からですね、本当に申し訳がないなというような気持ちではいっぱいです。
 ただまぁ監督に責任がないとも言いませんし、コーチにも責任がないとも言いません。マネージャーもフロントにも責任がないとは言いません。ただ監督だけの責任じゃありませんし、選手だけの責任でもなくてですね、フロントだけの責任でもない。 「何故こういう結果になったのか」ということを突き詰めていくとですね、一晩、二晩でも足りないくらいディスカッションしなけばいけないという風には考えています。
 じゃあJ1からJ2に落ちて、「誰も何にも責任がないのか」と言ったらそんなことはあり得ないと思います。プロの世界ですので・・・。
 それについては先程も申し上げましたが、誰か一人の個人の責任ではないにしろですね、何らかの形でクラブとしてですね、責任を取るというのは必要だと思っておりますので、「今ここでこういう風にします」と言うことは断言いたしませんが、今こういう風に感じているということは皆さんにお話させて頂きたいと思います。
 現実として、J1からJ2に落ちて、今この場で降格が決まった時点で私が言って良いのかも判りませんけれども、このチームは皆さんのチームなんですよ。だからクラブの方針だとかですね、これからどうするんだということは私時間がある限りお話させていただきます。
 だけども皆さんのチームで、これから先10年、20年、コンサドーレがここ北海道・札幌市に有り続ける、継続させる、存続させるということに関しては、私が言って良いのかどうか判らないんですが「J2に落ちても応援してあげて欲しいし、応援するべきだ」と思います。
 やっている人間が力が足りなくてチームを勝たせることが出来ないのであればもっと良い人間を連れて来る。お金がないのであれば、もっと稼ぐ方法を考えてですね・・・。
 「コンサドーレは人生そのものだ」という風に言っている方もいます。ですから最後まで諦めないというか・・・、また怒られるかも知れませんが「ずっと先のことを考えればJ2に落ちたってどうということないんですよ。申し訳ないけれども。また上がれば良いんだから・・」(村野執行役員の言葉に居残者からどよめきが起こる)。

村野 (居残者のどよめきを受けて沈黙)・・・・。(村野執行役員は居残者から見て右側に立っているUS代表の方を向いて)なんか有りますか。・・・・。一方的に私がこういう風に話していますが、ご質問がある方は是非あの・言ってきていただければ・・・・。

居残者1. J2に落ちたって大したことがないという意味はどういうことだよ?

村野 J2に落ちたって大したことがないと言った意味はですね、もう一回頑張るためにそういう表現をしただけで、そういう言葉がおかしいんであれば変えさせて頂きます。

居残者2. 何回落ちていんだよ!何回その度に頑張れば良いんだよ!

村野 何回・。

居残者3. 1回、2回の話じゃねぇんだよ!!(怒)。

居残者4. 社長は?

村野 社長は・。社長が来て話をしても良いんですけども。

居残者5. (村野執行役員の言葉にすかさず)じゃ呼べよ!

村野 社長が来て話をしても良いんですが・・。社長はですね、なったばかりで何にもわかんない人なんです(村野執行役員の言葉に居残者が一斉にどよめき出す)。

居残者6. わかんねぇ奴は必要ねぇよ!

村野 今までやって来た中で一番責任を負えるのは私です。ですから私が来ているんです。

居残者7. なんでそんなわかんねぇ奴が社長やっているんだよ。

居残者8. 社長はお飾りかよ!

居残者9. 会社の責任者って誰だよ。

村野 会社の責任者は社長です。

居残者10. じゃあ社長連れてこいって。社長横に連れてこい。説明するの村野さんで良いから、社長連れてこいって。

村野 社長はですね・・。

居残者11. 社長連れてこいって。 

居残者12. (村野)GMは信用出来るよ。社長は信用出来ねぇんだよ。

村野 社長は、「これから信用出来るように頑張る」と私に言っています(居残者はこの言葉を聞いて騒ぎ出す)。

村野 すいません。横にいるだけで良いんですか?(居残者から拍手起こる)

US代表 (社長は)この場を見ていないんだよ。それが問題なんだよ。

居残者13. 俺達は村野さんを信用しているよ。

村野 ただ今申し上げたとおり、今までやって来た責任の中でこのクラブの責任を取るのは私だけです、現状では。それは理解してください。

居残者14. ただ社長が来ない。トップが来ないという姿勢はどういうものかと・・。

US代表 そうなんだよ、それを含めて・・・。それは含めてぶつけて貰って構わない。

居残者15. 天下り先じゃないんだよ(居残者から笑いが出る)。

US代表 (矢萩社長については)わかんないよ。俺の今まで見た感じではすべてのアウェイ来ているし、あの社長の仕事を見て貰わないとわかんないけど・・。

居残者16. 児玉(前社長)だって試合に来ていたよ。全然役に立っていなかったよ。 

US代表 わかんないよ。就任したばっかりと言うのは・・。

村野 あのー。児玉さんに関しては私がどうのこうの申し上げる立場にはないと思いますが・・、皆さんが納得されない部分もあったかも知れないと思いますが、児玉さんは児玉さんなりに一生懸命やって頂いて私は感謝をしています。

居残者17. J2に落ちても大したことないというのはどういうことですか。説明してくれる・・。

村野 言葉が悪かったので、それは謝ります。J2に落ちてもまた頑張らなければならないという意味でそういう言葉になってしまったんで・・。言葉だけを取って、間違って・・。

居残者18. フロントにそういう感覚があるんじゃねぇの・・・?。

村野 ありません。

居残者19. だったらなんで言葉が出てくる。

居残者20. (居残者19の言葉に、)もう良いじゃねぇかよ!!

居残者21. それには拘るつもりはないですけれど、もう一回頑張らなければならないというのはその通りだと思うんです。で、どう頑張るか聞かせて欲しいんです(この言葉に「そうだー、そうです、そうだー」という賛同の言葉が参加者から出る)。

US代表 (村野氏に向かって話し出す)今、オフィシャルに社長のコメントとして出ている中で、僕等が知っているのは三浦さんに続投要請した。

村野 続投要請はまだしていないです。

US代表 続投要請するという・・。その中で社長のコメントとして、「今年はこういう結果にであるけれどもJ2から1年で上がるので三浦さんに続投要請した。」という・・・。

US代表 (US代表が村野執行役員からトラメガを貰って話し出す)皆さん、それぞれ色々思うところ色々凄く有ると思うので・・・。ただそれをこの場でやりとりしても、話がまとまらなくなってしまうと思うので・・・。
 一点だけ、公にコメントが出ている部分の中で、先程言いました三浦さんに続投要請をしている中で・・、続投要請ではないんですが続投要請を考えているという社長のコメントの中で・・・、僕等が疑問をぶつけていく・・、そういう感じで良いですかね。

解説
 10/7付けの道新スポーツでは、「HFCが三浦俊也監督に対し、続投要請を行う可能性が出てきた。早ければJ2降格が決まる可能性がある19日の柏戦までに伝える。矢萩社長は『評価というのは結果だけではないので、私個人としては、昨年からチームを導いてきたプロセスを高く評価しています。』」と書かれていました。  

居残者22. 社長が来てからでいいじゃないですかね。横にいるだけで・・。別に今日この場でなくても、矢萩社長ひっぱり出して貰って・・。

居残者23. 今日この場を見て貰わなくちゃ駄目だ。

居残者24. 横だ、横。

居残者25. オレラ何のためにここにいるのさ。

US代表 五段階計画は続けるのか。

村野 五段階計画そのものは、いささかも揺らぎがない。現場の方とも話をしていますけど、五段階計画で育成を中心に選手を作る。U−12、U−15、U−18、トップチームに上げていく。そのピラミッドをどんどん高くするためには、底辺を広げていく必要があると。
 お金がそんなに潤沢にあるというか、お金がない状況ですので・・。将来的にお金が沢山入るという保証もありませんから育成路線で行くべきだという(考えに)基づいて作ってやっておりまして・・・。
 計画どおりにはなかなか行かないという部分はありますが、計画変更しているつもりは一切ありません。
 ですから毎年、毎年ユースの方からですね、2名ずつ位を選手を(トップチームに)上げたいという形でやっています。
 ただ今までの例でもあったように、育成から2名を上げるということを先に立ってですね、力のない選手を上に上げて駄目になって、その選手の人生が違う方向に向いてしまうということだけはしたくないということもありまして、「2名ずつ上げると書いてあるけど上げていないじゃないか」と言われても、「力がない場合には上げれない」ということもあったりとか・・。そういう細かい話を展開していくと収拾がつかなくなるので・・。
 申し上げたいのは、五段階計画というのを作って育成路線、北海道の子供達をベースにしたチームづくりをしていきたいという考え方はぶれていないと申し上げたいと思います。

居残者26. (五段階計画の)何段階目ですか。

村野 数字的に書くと、お金の部分も有りますので・・。まあ五段階でないというのは間違いないです。五段階というのは、「安定したチーム」ですから・・。3.5とかですね、4とか・・・。これでちょっと一歩後退かなというようなイメージです。
 予算と強化の二本立てで出来て降りますので、それで比較すると判ると思います。

US代表 我々の要求としては、五段階計画は継続していると言うことであれば、早急に来年、再来年のプランを出して欲しい。

 ここで居残者から再び「社長呼べよ」、「こうして試合後も残っているこの状態を社長に観て欲しい」等の声が上がる。これに対して、村野執行役員は、「横にいるだけで良いなら」と述べて半開きになったシャッターを潜って競技場内に向かって、競技場内から矢萩社長と携帯電話で連絡を取る。
 矢萩社長と連絡をして、再び階段のところまで戻った村野執行役員に対して、居残者から「俺等はJ2に落ちても関係ない」、「俺等はこのチームを愛している!」等の声が上がる。
 程なく、半開きになったシャッターを潜って競技場から矢萩社長が現れて階段の中段まで降りる。居残者から、「なんでもっと早く来なかった」などの声が掛かる。
 これに対して、矢萩社長は「ミーティングがあったので・・」と答える。居残者達はこの言葉に激高して、「何ですぐ出てこない」、「ミーティングとどっちが大切だと思っているんだよ」などの声が上がる。
 ここで居残者から「社長に何かしゃべらせろよ」という声が上がる。US代表は、「社長に答えて頂きたい。」と言ってトラメガを渡す。
 村野執行役員は、「横に立っているだけでよいと言ったんですが・・」と言い出すが、結局矢萩社長がトラメガを手に持って再び話し出す。
 
矢萩 日頃から皆さんにお世話になっています。6年ぶりにJ1のステージということで・・・。皆さんには熱い応援を頂きましたが、結果こういうことになってしまいまして・・、大変申し訳なく思っております。
 ただ今年もリーグ戦あと5試合残っておりますし、天皇杯もございますので。皆さんにおかけましては、引き続き熱い声援をよろしくお願いしたいと思います。
 今色々村野GMからこれからの計画等々についてお話ししましたけども、クラブとしましては1年でまたJ2に落ちるという形になりましたので、今の計画のことも含めまして年内にはですね、改めてクラブとして今後のクラブ全体のビジョン、それからチームのビジョンについては正式に発表させて頂きたいと思います。
 以上よろしくお願いします。(居残者は沈黙している)

居残者27. 今、言い切りましたけどどういう形で発表するんですか。

US代表 それもそうだけど年内にというのは遅いんじゃないの?

居残者28. 年内遅いよ。

居残者29. 5試合無駄にしたくありません。来年に続く5試合を希望します。(この言葉に対して参加者から「そうです」、「そうだよー」という賛同の声と拍手が上がる)。

居残者30. 残り5試合どういうスタンスすれば良いのか判らない。

矢萩 それでは今お話出来る範囲でお話します。これは、あまり皆さんに過大な希望を与えることになっても失礼だと思いますのではっきり申し上げます。
 J1から来年J2に落ちますので予算が大幅削減になります。その中でいかに強化費をどの程度用意出来るかと、今盛んにその作業をやっているところでございます(矢萩社長次第に早口になる)。
 基本的には収入プランをまず立てて、その中で例えば今年のようにですね、過大な入場者の設定等を見直しながらですね、実力に見合った収入プランを立てて、その中で強化費が幾ら設定出来るかという手順で、そういう手順で今正に作業しているところでございます。 
 今日正式にこういう事態になりましたので、その計画自体は急いだ上でですね、先程年内にという話をしましたけれども、やはり予算の見極め等々をするには時間がございますので、今のところ年内にという答えしか出来ませんが、なるべく早めには発表したいとは思います。
 例えば1週間、2週間後にはどうこうというのは現状では無理であると考えている。出来れば11月中には発表出来ればと思っている。そういうステップでこれから作業を急ぎたいと思っています。

US代表 来年を見据えた戦いは出来ているのか。

村野 あの・・まあ降格を前提に考えていなかったので・・。現実的に私が今シーズンの初めに考えたのはですね、戦力的に見て・・・正直なところ収支もトントンにするというのもありましたので・・・。えー入替戦に出てですね、勝って残留。そうすると収支も黒字になってJ1に残留出来ると。これが百点満点で良いなと。だけども入替戦に行くと落ちる可能性もあるので、もう1つ上に行きたいなというつもりで戦えればという風に希望的に思っていた。
 ただし戦力的には(J1残留は)非常に難しいなと。シーズン初めのサポーターズミーティング(注 村野執行役員はサポーターズ集会のことを言ったと思われる)でもお話しさせて頂いたと思うんですが、「石にかじり付いてでも残りたい」という形でなんとかやりたいと思っていたんですが結果として・・・降格が決まった。
 残りのリーグ戦が、残留に関係ない試合になりましたので。これについては、普通の考えであれば来期に繋がるような戦い方を、可能性を探るという形になると思います。
 ただそれは現場の方と話をしますが・・・。ただ普通はそうなんではないでしょうか・・・。

US代表 それは次の戦いまでにHPにUPすべきじゃないですか。

 US代表の問いに対して、村野執行役員は黙っている。居残者からは、「それでよい」、「それでよい」という声と拍手が上がる。

村野 今申し上げたことをHPにUPすれば・・。「来期に繋がるという戦い方をします」ということで・・・。戦術までじゃないでしょ・・。

US代表 どういうスタンスかという話だよ!(US代表キレる)。

 ここで居残者から口々に「判っているのかよ!」、「オレラの言っていること伝わっているのかよ」、「判ってねぇんだろ!」、「ふざけてんじゃねえよ!」等の声が飛ぶ。
 また「責任持っていないだろ!」、「ハートの問題だ。スタッフも、選手も・・」とか、「社長もだ。全員だ!」とか、「辞めちまえよ」とか「オマエラこれ聞いてどう思うのよ」等々の罵声が飛ぶ。
 また一方では、「ぶち上げが目的じゃないんでしょう」とか、「次に向けての話し合いだぞ!」という声も飛ぶ。

居残者31. 我々は五段階計画にはコミットしています。五段階計画を推し進める育成中心で行くことを実現出来る最良の監督を選んで頂けますか。

村野 最良の監督を私が選んだつもりです。結果として駄目であれば、選んだ人間がやっぱり責任を取るべきだと思います。

居残者32. 選んだ人間でなくて、監督の方に責任を取って頂きたいです。

村野 選ばれた監督は監督で責任を取るべきだと考えますが、それを選んだ人間に責任があると考えていますので・・・。

居残者33. 選んだ人間ごといなくなってしまってはビジョンがなくなってしまうのではないでしょうか?

居残者34. チームに愛情を持った選手だけ雇って下さい。

居残者35. 責任どうこうの話じゃないんだよ。ハートの問題だ。(僕たちは試合後も)ああやって残っていたんだよ。社長が出てくると思っていた。

 ここで矢萩社長は再びトラメガを取る。

矢萩 今年7月に社長に就任した矢萩です。その前はチーム創設以来皆さんと同様、熱いサポーターの一員でした。当然ながら皆さんの気持ちは充分理解しております。私もサポーターの一員という気持ちを持ちながら今の仕事を懸命にやっているつもりでございますし、スタッフ、チームも一丸となって仕事をしております。
 今後とも皆さんの期待に応えられるようにチーム愛はもちろんですが、皆さんと一緒に戦えるクラブを作っていくので、これからも是非ご協力宜しくお願いいたします。

 この矢萩社長の挨拶に対して、居残者からは拍手と罵声が混じって飛ぶ。居残者からは「選挙じゃないんだから」、「サポーターならば気持ちがわかるだろう」、「世界一のクラブになろうよ」、「愛されるクラブにしようよ」、「俺川崎戦見に行くよ」、「浦和戦見に行くよ。」、「本気で戦って欲しいの」等の声が飛ぶ。
 また「浦和に勝ちたいんだよ」とポツリと述べた1人の居残者の言葉に他の居残者の間から笑いと若干の拍手が起こる。

US代表 話がどっちらかったので・・・。リーグ戦残り5試合の戦い方、天皇杯のあり方に対して聞きたい。

 居残者からは、口々に「戦っている選手の気持ちが見えません!」とか、「(西)大伍しか(気持ちが)見えません!」等の声が飛ぶ。
 
US代表 これは時間がかかる物だと思う。皆の気持ちがどれだけ伝わったか判らないが、今後のビジョンをアナウンスして頂くということで、これ以上やっても収拾がつかなくなると思うので、話し合いは、後日やるいうことで、今日の話は選手に伝えて欲しい(居残者から拍手)。 

 居残者からは、「負けて満足するのは止めてくれー!」、「今日の話は選手だけでなくて、社員にも伝えてくれ!」等の声が掛かる。

US代表 「(この場で自分が)どの目線で話しているか」という話にもなるが、今日暗くなったのでこの場は閉めさせて頂くということで・・・。

村野 先程も申し上げましたが、皆さんが来てが試合後に下を向いて帰っていくのが残念である。J2に降格したが、将来的にACLに出場したい、世界クラブ選手権で優勝することを目標にしている。今は現実的でないが、最終的な到達点はここしかない。
 しかし力及ばず、私ではいかんともしがたいということになるかも知れない。残り5試合ありますし天皇杯もあります。来年・再来年、そして10年・20年後も札幌を応援してください。お願いします(居残者から拍手)。

US代表 村野さんは、こういう状態ですぐ出てきてくれた。本当に長い目で見てください。村野さんに拍手を送りたい(居残者一同から拍手)。居残者から「村野さん辞めないでくれ!」等の声が出る。

矢萩 今、村野GMも話しましたが、リーグ戦残り5試合が残っています。、今皆さん方から頂いた声、想いはチーム・選手に伝えたいと思いますし、我々フロント・スタッフもですね、今年の試合だけではなくてですね、来年・再来年に向けて沢山課題があると思いますので、皆さんに納得頂けるようなクラブを目指して1点ずつ精進を重ねていきますので、今後ともご支援頂きたいと思います。
 本日は有難う御座いました(居残者からいくらか拍手が起こる)。

US代表 解散ということで・・・。

 ここで居残者の中の何名かからは、「We are sapporo! We are sapporo!」のコールが起こる。

 すっかり暗くなった競技場から、かなりの者が去って行く。またサポーターの中には、階段に立っている村野執行役員及び矢萩社長に対して質問する姿も見られた。

<居残者が各自帰路についたことにより解散>  
     
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第1 本件話し合いレポート(議事録)作成の特殊性について
 本件話し合いは、夕暮れから次第に夜に近づく中、屋外で居残者一同が立ったまま開催されました。またマイクはUS代表がもっていたトラメガ1本だけでした。会場もざわめいていて、居残者おのおのが勝手にしゃべっていました。そのためレポート(議事録)を記録する側にとっては、発言メモも取りづらく、発言者の特定もしにくい最悪の状況だったと言えます。
 実は本レポートをMLで流した際、「あの難しい、まとまらない、でもみんながモヤモヤしている中でのやり取りの雰囲気は、文字だけからでは十分にくみ取るこ とは難しい」との感想も頂いています。
 これは、私の文書作成能力の至らなさに加えて、現場の状況が特殊だったからです。この点、ご容赦ください。

第2 本件話し合いに至る経緯について
 上記のように本件話し合いレポートが不出来だったこともあり、事前にUSに対して「議事録をHP等で公開して良いか」を問い合わせたところ、US側から了解する旨の回答を頂きました。また今回の話し合いに至る経緯として説明を頂きましたので、以下にその概要を報告します。

ア US側は、柏レイソル戦の結果如何に関わらず、矢萩社長との対話を求めるつもりだった。降格が決定する前に来期の監督問題が先行している状況に不信感を抱いていました。また残りホームゲームが3試合ですので、柏戦でまずアクションを起こさなければ次の試合で反応を示せないという思いがありました。

イ USでは、試合終了直後にコールリーダーからトラメガで「これからのクラブのビジョンを求めて、社長との対話を求めている。来てもらえるかはわからないが、興味のある人は残ってください」という呼びかけをしました。

ウ USが、クラブに要求したことは「A.降格したことの謝罪は求めていない。B.これからのクラブのビジョンをサポーターに示してほしい。C.今日即答は求めていない、期日を決めて回答するという約束をして欲しい。」という3点だった。

エ HFCは当初「会社組織として話し合いのプロセスにおいて、いきなり矢萩社長を出すことはできない」と主張しました。

 なお回答を下さった方は「社長を出さないのは妥当な考え方であると思う。」と述べておられます。また、「出席できないというのは、(社長が悪者になっている風潮があるので・・・)社長個人の考えでなく、会社としての判断であったと加えて欲しい。」とも述べています。
 なお、その後HFCから三上強化部長ではどうかという打診がありましたが、強化というレベルの話ではないという理由からUS側が拒否したそうです。

オ 今回、矢萩社長が出てこざるをえなかったのは、村野GMの「J2に落ちたってどってことない」発言だったと思うと述べています。あの瞬間から会場の空気がさーっと変わったと述べています。

 また矢萩社長の登場の仕方が最悪だったとも述べています。後ろで見ていると、トラメガでの声しか聞こえないし、(それすら聞き取りづらかった)、本当に無言で村野GMの隣に立ってるだけにしか見えず、誰もが「挨拶は?」と思ったとのことです。

カ 今回は状況も状況だったので、罵声もありましたが、それもサポーターの意見の一つですし、矢萩社長と村野GMがそういうものを直に触れたというのは最初のステップとしては良かったのではないかと述べています。
 最後回答は、「本当これからですね」と結んでいます。

 以上回答内容を抜粋しました。なお回答メールには、「この情報を本文に反映されるかは、お任せします」とも書いてありました。
 丁寧な回答を寄せて頂いたUSに対して、感謝申し上げます。

第3 本話し合い後の状況
 まずHFCでは、J2降格となった事態を受けて「サポーターの皆様へ」というニュースリリースを矢萩社長名で出しました。また対柏レイソル戦の試合終了後にフィールドへの飛降り行為およびカメラマン等への威嚇行為を行ったサポーター2名に対して、直近のホームゲーム2試合とその期間に開催されるアウェイゲームへの入場禁止処分を発表しました。
 なおUSは、来年度のビジョンが発表されるまで応援自粛することになりました。

第4 今回の話し合いの感想について
 今回の話し合いについては、さまざまな想いもありますがまだ気持ちが整理出来ていない部分もあります。
(1)USの行為について
 サポーターがクラブ運営会社に対して居残りによる話し合いを求める手段を取ることについては、「社長との話し合いを強要するなんて、とんでもない行為だ!」と眉をひそめる人もいるでしょう。私は、そういう考えを否定する気はありません。
 ただしこうしたサポーターの行為は、他のサッカークラブでも割合一般的に行われていることも事実です。例えば、今年報道されているだけでも

ア 7月13日には、ジェフ市原・千葉の一部サポーター約50人が、コンサドーレ札幌に敗戦したことを憤りスタジアムに居残りをしています。 
イ 8月9日には、ジュピロ磐田一部サポーター約300人が、ヴィッセル神戸に敗戦したことに契機にしてスタジアムに居残りをして馬淵社長と話し合いを行っています
ウ 9月13日には、ガンバ大阪の一部サポーター約200人が、名古屋グランパスに敗戦したことを契機として、説明を求めてクラブ関係者を取り囲む騒ぎが起きています。なおG大阪では、この後「第1回ガンバ大阪 サポーターミーティング」を開催したそうです。
エ 11月3日には浦和レッズのサポーター約200人が、天皇杯4回戦でJ2の愛媛FCに延長戦の末1−0で勝利した結果等に対して、フロントとの対話を求めてスタジアムに5時間以上も居残りをしています。なおサポーターは、クラブ幹部とスタジアムで2時間以上も激論を交わしました。
オ 12月6日には、東京ヴェルディサポーターが、チームがJ2に再降格したことを契機にしてクラブ幹部との対話を求めてスタジアムに居残りました。なおクラブ幹部がなかなかサポーターとの話し合いに応じなかったため、サポーターが7時間半以上スタジアムに居残る羽目になりました。

 といった実例があります。もし「コンサドーレはそうしたクラブとはスピリットが違う」と主張するならば、「コンサドーレのスピリットとは一体何か?」と聞き返したくなります。

 USは、2006年最終節での居残りと同様に「これからチームをどうして行くのか?ビジョンを明らかにして欲しい」という観点からこの話し合いに臨んでいました。
 ただし2006年最終節時の居残りとは以下の点で状況が異なっていました。

ア.USでは、当初から柏戦後にHFCと話し合いを要求する予定だったそうですが、J2降格と同時になったため、あたかも「USが降格決定に怒って急遽HFCに話し合いを求めて居残った」と受け取られたこと。
イ.降格に憤った一般サポが居残りに加わったため、話し合い時にはUS以外の者の言葉もあって「つるし上げではないか」との誤解 も招いたこと。
ウ.居残者が「寒い屋外」で2時間も放置されたため、居残者の不満が溜まっていたこと。

 こうした点が話し合い自体を騒然とさせて、誤解を招いてしまった部分もあるでしょ う。 ただし各種ブログ等を見ていましても、今回USの行動自体に対する不満はあまり見られていません。

 今回のUSの居残行動は、決して褒められることではありません。ただし今回のUSの居残行為は、「HFCが来期以降のビジョンを11月中に公表する」という効果をもたらしたのも事実です。
 ある意味「コンサドーレのサポーターも、他のクラブと同じようにクラブに対して主張するようになった。」と言えるかも知れません。

(2)HFC側の対応について
 各種ネット上では、HFCは柏戦終了後もスタジアムに居残るサポーターに対して何の対応もしなかったと書かれています。居残者は、なかなか動かないHFCの対応に腹を立てていました。
 また当初HFCは、矢萩社長を話し合いの場に出しませんでしたが、これは失敗だったと思います。他のクラブの話し合いを見ても、こうしたサポーターとの話し合いには社長自らが対応しなければ収まりません。村野GMは、社長を守ろうとしたと思いますが、これは逆効果だったと思います。
 五段階計画は、佐々木利幸元社長、柳沼聡元総務部長及び村野GMの3人で作ったものだと聞きます。このうち現在までHFCに残っているのは村野GMだけです。村野GMは、何もかも自分が責任を取ろうとしているかのように見えました。
 村野GMは、GM職の他「しまふく寮」の寮監も務めています。また奥様は、しまふく寮寮母として頑張っています。更に村野GMは、2007年には厚別競技場で「しま福」という売店を運営して「ミニ丼」等を販売してHFCの営業収入増に貢献されていました。
 このように献身的に努力されている村野GMを批判したくはありません。ただし何もかも自分で背負い込む必要はないと思います。また間違いがあれば素直に認めた方が良いと思います。

第10 HFCの今後について
 HFCの今後は、残念ながら全く判りません。日刊スポーツでは、前日本代表監督のイビチャ・オシム氏(67)の総監督就任が報じられていましたが、北海道新聞ではそれを否定しています。これから年末に向けて、色々な動きがありそうです。

補足
 12月18日付けでHFCは、「執行役員ゼネラルマネージャー村野晋氏と、「しまふく寮」寮母村野明子氏、両名が契約期間満了に伴いクラブを離れることが決定した」旨発表しました。
 なお村野夫妻は、来年からはヴィッセル神戸に建設されるユース寮の寮長になることが決定したそうです。
           

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