HFC強化部とサポーターの話し合い2006議事録

はじめにこちらの注意事項をお読みください。
第1段 第2段 補足編
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第1段

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HFC強化部とサポーターの話し合い2006

日 時 平成18年11月11日 午後4時49分から午後6時12分頃まで
(当日午後2時から開催されたコンサドーレ札幌対愛媛FC戦の試合終了後に開催された)
場 所 札幌ドーム内会議室
主催者 ウルトラスサッポロ(US)
HFC側出席者 門脇徹常務、城福敬強化部長(児玉社長は出席していない)
司会 上村 至
参加者 190名程度

会場内の様子
 札幌ドームの北から南ゲートへ抜ける通路にある会議室(カーペットが敷いてある部屋)に学校形式で椅子が並んでいる。参加者席から向かって、前方に机と椅子が二脚あり、左側に門脇徹常務・右側に城福敬強化部長が座っている。
 参加者席は真ん中に通路があり、左右に6席ずつ10列の椅子が並んでいる(着席可能人数は120名)。椅子に座りきれなかった参加者は床に直接座ったり、壁際に立っている(開催場所が試合会場であり主催者がUSであったため、参加者にはUS所属の者も多かった)。
 場内左前方(HFC側出席者の左後方)には、愛媛FC戦でUS等の参加者が使用したダンマクやフラッグ、ドラム及びダンマク等を入れた大型旅行鞄ケース等が、雑然と置かれていた。
 なお本話し合いの開催時刻が予定より早まったこともあり、開会後も会場入りするサポーターが多数見られた。

司会 (赤いトラメガを握って場内で立った姿勢のまましゃべり出す)皆さん遅くまでご苦労様です。それでは時間になりましたので始めたいと思います。今回城福強化部長にお話しを伺いたいと思います。よろしくお願いします(場内拍手)。 五段階計画ということで始めましたがなかなか結果が出ない。来期に向けて、色々不安が頭から離れないと思うので、それに関して城福強化部長からお話しを頂きたいと思います。
お話しをして頂いた後に(皆さんの)質問を受けたいと思います。それではよろしくお願いします。

城福 (立ち上がって)皆さん今晩は、強化部長の城福です。座ったままお話ししても良いでしょうか(以後城福強化部長は座ったまましゃべり出す)。

 日頃は、サポーターの皆さんに熱い応援をしていただいてどうも有り難うございます。期待に応えられず不甲斐ない成績でございますが、そこで今までコンサドーレがいろんなこういう経緯でこうなったのか、そういうことについてお話し頂きたいという話がありましたので、順を追ってお話をして、それについて質問を受けたいと思います。

 それで(事前に出された)質問の箇条書きの方で、強化部はどういう仕事をするのでしょう(というのがありました)。
 単純に言うと強化部というのは、チームを文字通り強くするためにあらゆる手だてを考えましょうというところです。主な仕事としては、チーム編成というのがあります。監督、コーチ、選手。どういう闘いをしていくかというチーム編成の仕事(です)。
 それからスカウト。スカウトというのは、新しい選手のスカウト(獲得)であり、補強の部分、移籍を含めてどういう選手を獲っていくか。おおざっぱ言うとそういうことが強化の仕事です。
 勿論強化というのは、育成とは本当に大いに関係があります。強化をするというためには、育成の所で長い目で(育てて)いくことが大事です。
  だから強化と育成とは全く別物でないと考えています。

 私は、丁度今から4年前にここに就任した訳です。就任当時は、監督は柱(谷)でJ1からJ2に降格した後(です)。私がここに来て次の新しいシーズンを迎える時は、皆さんご存じの(横浜F)マリノスのGMをされた小山(哲司)氏が中心で(コンサドーレ札幌のチーム編成を)やられていました。
 強化部長として迎えられた時には、もう選手のすべての編成と監督・コーチすべてが終わっていました。
 その時に、私は次の年の1月からやった訳ですが、ルーキーのことで「もし来るのならば丁度右サイドで(選手を欲しい)」(と言われて)、オカチャン(岡田佑樹選手)が私と一緒に入った。
 それは、私が(川崎)フロンターレでスカウトをやっていた関係で・・。その頃からオカチャンを追いかけていましたので・・・。そういう経緯で「右サイドが欲しい」というので、私と一緒にオカチャンが入った。
 その時には・申し訳ないのですが、実はチームの編成から監督人事からすべて終わっておりました。
 その中で評価して・・戦いをして・・。その年は、確か「1年でJ1に戻る」ということでやってましたが、いかんせん哀しいかな、結果としてはうまくいませんでした。
 そして実質・その次の年から私が「誰が戦えるのか」、「どういうチーム編成をしていくか、どうやっていこうか」という仕事をしました。
 そして出したのが(出した結論が)「五段階計画(ファイブ・ステップ)」・・。これは、コンサドーレというチームが、育成型で将来J1で戦えるようにということを将来目指したいということと、しかし哀しいかな現実問題として「J1に行けなかった」ということで借金をすごくありました。それをまた借金を抱えて、毎年・毎年勝負することは現実問題としては難しい。

 正直な話予算は1/3になりました。予算が1/3になったということは、正直育成型をやらなければやっていけない。  
 それを別としても、やはり「長い目でしっかり育てていくコンサドーレでありたい」という(スタンスには)間違いがない。
 そういうことで1年目のスタート。2年目。今年は3年目。
 そういうとこで五段階計画(ファイブ・ステップ)の目標をそれぞれ掲げてやってまいりました。
 実はその時の監督に柳下(正明監督)・「ヤンツー」を指名した。

※ 以下城福強化部長は、柳下監督のことをすべて「ヤンツー」と呼んでいます。

 実はその時に凄く大事なのは舵取りというか・、「やはり指導者が一番大事でないか?」ということで、その時の指導者のリストは、本当にこう(非常に沢山を)挙げた・・。
 私の知っている中で相談も、陰で本当に沢山の・・・(人を挙げた・相談もした)。その中で偶然ヤンツーが入った。
 『育成型(チーム)には彼は打って付けじゃないか』と・。
 その時にヤンツーに言った言葉は、「確かに将来J1に行きたい。ただし強い外人を取ってきて、そこでぱっと華々しく勝って、借金が一杯あるから外人がいないとなると、また落ちゃうんだということは繰り返したくない。J1に行ってJ1である程度戦えるサッカーをして欲しいと。あくまで自分達で主導権を取れるサッカーをして欲しいんだ」と(言った)。
 それを何か具体的に言うと「しっかり(ボールを)繋げるとか・しっかりボールを止まる」ということを(して欲しい)・・。「(そういう)当たり前のことがこのチームには乏しい」ということを(言いました)。
 彼も「ちょっと時間をください」ということを(言いました)。
 その結果が「J1でも通用出来る(チームを作りたいと)ということに賛同を感じて、私は(監督を)させて頂きたい」ということで(やって)頂きました。 彼には、「負けを恐れずにどん尻(最下位)でも良いから1年目はやって欲しい」ということで・・・。

 そう(自分で)言いながら「10位以内には入るだろう」と思っていたんですが、本当にどん尻(最下位)になるとは思っていませんでした。
 それは、「そんな甘い物じゃないんだな」と思いました。
 それが一つのベースになりました。そのベースになったのは、「予算の範囲で取れる選手を獲らなきゃ行けない」ということと、「今年は無理でも2年後、3年後を目指す選手をどうにかしていこう」という(ことです)。
 本当にある面「辛抱していこう」と・・・。その点サポーターの皆さんもある面凄くご理解していただいて、ある面辛抱していただいたなぁと思います。
 2年目以降になって、やっとヤンツーも良い選手が(いないと)・・・若手ももっと伸びないというこで何人か獲りました。その一例としてジュピロから加賀とか来ました。どんどん競争をやりましょうということで昨シーズンをやりました。 
 最後まで良い戦いをしたんですが、やはり点を取れないとか、(試合)開始早々すぐ失点をする癖はぬけないままで去年のシーズンは終わりました。その中で良く戦ったと思います。
 そして今年3年目を迎えた。ファイブステップというは、ステップ4やステップ5でJ1である程度安定して闘えるために若手を鍛えることです。
 監督自身三年間辛抱をしていまして、「勝負をしたい」という気持ちが凄くありました。だから春先の時に皆さんの前で「J1を目指します」とはっきり明言をしました。
 哀しいかなその実現は叶いませんでしたが、今年は少し補強をして勝ち星を取っていこうという目標を出したことは事実です。
 ご覧のように良い試合もあれば、取りこぼしもあってこういう成績になりました。
 今ざっと説明したのが、今までの大体のコンサドーレの流れです。そういう流れで私達はやってきました。
 じゃあ来年どうするのか、再来年はどうするのか。「ファイブステップを止める」ということは全くございません。良いサッカーをして、北海道のコンサドーレがJ1に上がるということは必ずやりたいと思います。
 そのためにどうやって行くのか。
 自分達がやろうとしているサッカーが出来る時もございます。3日前のジェフとの試合は、確かに今シーズンの現在までのナンバーワンのゲームだった。

解説
 2006年11月8日に開催された天皇杯4回戦でコンサドーレがジェフ市原千葉を1対0で破りました。
 
 
 「本当にああいう試合をしていればJ2なんかで負けないんじゃないか」ぐらいの見事な試合でした。じゃあそういう試合をホームで是非毎試合やっていこうとしても、今日ご覧になったように何か煮えきれない、どこかストレスが溜まると場面が出てくる。
 それも歳を取った選手が中2日で疲れているというのならばまだしも、「若い連中が勢いよく動くかな」という部分が不満が残る。そのぐらい出来る時と出来ない時がまだある。そこには成長しきれていない部分が確かにあります。
 だけどプロである以上は、出来ないのなら仕方ないというのではなくて、出来なかったものを出来るものとしていかないといけない。J1に上がろうという目標を達成することは出来ない。
 「まだ二十歳だから」とか「まだ19歳だから」とかということでしょうがないというのではなく、若くても世界のサッカー選手は19で活躍している選手もいる。プロとして出た限りには、その結果を求める。
 そのためには、ステップ4・ステップ5では、更なる厳しい競争を考えている。ちょっと出るだけで満足している選手は出れないとして切ったりしないと。そうしないとJ2で勝つことは難しい。
 今J2でこのチームは新参者だからお客さんになるというチームはほとんどない。一つ気を抜くと足をすくわれる。今シーズンはそういう時、「ホームで勝たないと連敗ストップしない」という肝心なところで勝ちきれない。
 そこをチーム力で何が足りないか。「ベテランを含めた闘う姿勢が足りない」とか、そういうところを突き詰めていかないと。所詮(高い)目標を挙げても到達せずに、哀しいかなJ2にどっぷり浸かるのは寂しい限りです。
 来年に向けても(ステップファィブ計画は)是非続けていきたい、更に上を目指したいと思います。しかしHFCの経営状態が、毎年補強をして「ステップ4は昇格するのですね。ステップ5はJ1残留する安定したチームになるんですね」とは努力しているのですが、経済的問題等からそう言い切れない状態に直面している。
 理想としては考えていても、経済状態の中でそのとおり行くかどうかが今一番頭の痛い所です。だからと言って諦めるということはしない。ただし相手があることであったり、プロとしてどれだけ出来るか・・。目標は上に行くんだ。育成もやるんだ。そういうトータル的なことをしっかりやりたいというのが私の考えです。
 時間的にきりがないので大まかなところを話しました。
   
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司会 質問はありませんか。

出席者A 有り難うございました。強化部の方として続けていきたいというのは判りました。お答えできるのであれば、強化部に対して(HFCから)どういうリクエストがあったか。来年以降どういうリクエストがあるかそれを教えて頂きたい。

城福 詳しい話は出来ませんが、チームとしては是非J1に上がって欲しいというのは(あります)。ただし、それについての費用的なものが厳しいものがあるんですね。今年並みの費用をそのまま来年使うのはいかんせん難しい。費用の削減をして欲しいというリクエストがあります。 
 費用削減して上に行くというのはある面全く矛盾をしている。それが私共(が)抱える問題でございます。ただしそれで弱音を吐く訳に行かない。その中でやれること最大限をやっていく。

出席者A 費用の面の制限はあるが、目指す物は一緒である。そういうところは一緒であると?このプランでやりたいと?

城福 そうです。ただね・プロの選手を雇うには金がかかる。また能力のある選手はそれだけの費用がかかる。
 例えばフッキが今(J2の)得点ランク2位に付けている。新聞等で報道のとおり、フッキに興味を持っているチームは複数あると思います。ただそこに行くか、行かないかに関しては私共サイドが決めるのではなく、フッキとフッキの権利を持っている方が決める。
 私は岡田(武史元コンサドーレ札幌監督)と同期なのであえて岡田と呼び捨てにさせていただきますが、それは皆さんエメルソンが岡田と一緒にやった時代に凄い素晴らしい選手でも色々な年俸的な問題からいなくなる・・。同じような悩みは出てきます。

主席者B 昨日の道新スポーツとスポーツニッポンだったと思いますが、報道では来年からサテライトリーグが年間2000万円程かかっているので、不参加を考えているということが伝えられている。
 その場合サテライトに代わる何か強化試合を考えているのか。この前にノルブリッツ北海道と練習試合した際に11対2で大差で勝った。
 道内でコンサドーレと適当な練習試合が出来るような相手が少ない。この前天皇杯で新日鐵大分とかなり苦戦をした。その相手に天皇杯の一回戦でノルブリッツ北海道が戦い、手も足も出ないくらいやられた。何か手段を考えているのか。

解説
 北海道サッカー協会の尽力で2006年11月4日にコンサドーレ札幌とノルブリッツ北海道が練習試合を行いました。
 また2006年10月8日に天皇杯3回戦が行われ、コンサドーレ札幌が新日鐵大分に延長戦の末、3対1で勝ちました。なお9月17日に開催された天皇杯1回戦では、ノルブリッツ北海道が新日鐵大分に1対2で敗退しました。
 
城福 育成型でやろうということでサテライトリーグに参加した。サテライトリーグの成果は凄いあると思います。若い選手がわくわくさせるというゲームをしています。続けたいという気持ちがあります。ただし2000万円という金が移動・維持費等でかかる。第一に何に重きをおくか。上がろうということを一番に考えると悲しいかなサテライトを見送らざるを得ないという面があります。
 本当は育成型を続けるのであれば、そこは、そこは続けていくべきだと僕は思うが、背に腹は代えられない状況がございますので、今後検討しなきゃならない。 最悪それが出来なければ、育成の部分はどうするのか。そこで私が考えているのは、(浦和)レッズ等は水曜教育リーグという形で(浦和)レッズ、大宮(アルディージャ)、流通経済大学、横浜FCが集まって水曜辺りにゲームをする。
 そのゲームも「明日大雨みたいだからゲームを止めましょう。晴れたときにしましょう」という位の柔軟な対応が可能なものです。良い状況で日頃でない選手を試合させる。それは、関東でチームが多い、大学も強いところが多いということで私共と違うところがあります。だけどうちはそれをやりたい。
 うちのサテライトとユースの何人かの選手と(チームを組んで)、札幌大学とか道都大学とか強い所と(やる)。JFLは社会人という関係がありますが・・。
 そういうところでナイターのゲームをする。しかしサテライトが歯が立たない相手といつもやれるのか。レベル的な差でやはり限界がある。それが利点があるのはむしろユースである。プロの中で何が出来るかを知る上で凄い意味があることだ。
 サテライトのプロの立場でやるにはちょっと心足らずな部分がある。しかしこれをやるとしたら、例えばコンサの方が強いとしたら「コンサの方は10人で試合をしなさい。9人でやりなさい。退場になったケースを考えてやりなさい」とやっても良いと思います。若い選手には厳しい環境を作ってやることが大事です。サテライトはその意味でプロの公式戦のようにやれるという面で凄く良いと思いますが、悲しいかなその費用面の捻出を考えると今後検討して行かなきゃならない。    
 
主席者C 今年が(強化費が)5億円で来年1億減るとなるとどういうチームになるのか。2年前のチームになるのか。

城福 確かにその意味で厳しい。「1億円違うからその一つ前のステップのチームくらいの面子でやるの」となる。今まで階段を上がってきた訳ですね。少ないところから、面子が足らなくても次の目標に上がるには、強い闘う意思があっても経済的なものがあると・・。
 判りやすく言うと今のチーム力の何パーセントかチーム力減と考えざるを得ない。今が100とすると選手層で言うと80%、70%となる。単純にお金のことで言うとそうなる。ただ難しいのは、単純に7割しかないチーム力で闘えるのかとすると難しい。ある程度上で闘う連中は今の面子が残らないと上に上がれない。二番手・三番手(の選手)を、選手層厚くということが経済的なことを考えるとそこまで出来ない。そういうことをやらないといけない。
  
主席者C 今年のチームは松竹梅でいうとどの位のチームですか。来年のチームは松竹梅でとの位ですか。 

城福 松竹梅で言うのは難しい。ずっと試合を観ていると判るが「肝心なところで点が取れない」というところがある。ただし大きな原因としては、得点はJ2で2位の成績だが失点も多い。しっかり全員が守るべき所で守り切れないというところがある。しかし選手のやっていた方向的なものは波があるが、間違いなく感動を呼べる方向で目指すんだということでそっちを向いてます。
 ただしどこまで行っているかどこまで来ているかということは、まだ6〜7分目だと思います。
 どこにどうしたら良いか。フッキは個人技は凄い良いが一人で行ってしまう、フッキが駄目なときは誰が蹴るのか。じゃあこういう選手が一人いれば彼も良くなるよね。じゃあ今の選手の中で補強すべきポイントはそんなに沢山でないよね。こことここぐらいがあれば本当に強くなるよね。今まで上ってきたところはある面では順調だね。ただし完成形ではないのは事実です。それに近づけて行くが、そこに経済的なものやいろんな問題が出てくる。
 
出席者C 柳下監督の去就はどうなのか。育成路線をつづけるならば誰が望ましいのか。

城福 監督の去就についてはまだ今後もっと話していく必要がある。ヤンツーは、育成で育ててくれるには本当に適していたと思います。ただ勝負という面ではまた別の問題がある。
 プロですから、どこかで育てた選手が活躍してJ1に行くんだと。J1ですぐに優勝が出来なくても、J1に留まって一流の選手でも対等に戦える育成型で育ってきたコンサドーレ選手を応援するというのは理想はやるべきだと思います。
 だからある面育成路線というのは継続しつつ、やはり上でも戦える戦い方にも熟知するんだというところは考えていく必要があると思います。
 またヤンツーがやってうまく行った部分、やってうまくいかなかった部分は彼自身が良く判っていると思います。その判った監督を次にいくのか、行かないのかというのも大事なところですが、さっきも言ったように「ただ人だけ集めて勝てば良いのでしょう」と言うのか、「せっかく育ててきたんだから生かしながら、でも勝つということで使えるようにしていく」のか、そこはぶれないでやらないといけないんじゃないかなと思います。
 今育成の話が出ましたが、それを今いるプロの連中だけで育成をやるのか。その連中がいなくなったら次どうするか。今野や山瀬がいなくなったらどうするか。次どうするか、そういうところが凄くあると思います。
 一番良いのは毎年育てられるのが一番良いと思います。18や19の部分に限らずコンサドーレは育成の部分が、すべて強い競争心と信念がないと出来ないことです。私は、強化部長と育成普及部長を兼ねています。  
注意 サポーター集会2006でHFCから示されたHFC組織図はこちらです。
 
 私は物理的な面があり、育成の方にはしょっちゅう顔を出しません。ただし育成の方も、情熱を持って本当に良い選手を育てようとやっています。昨年みたいにU−18が高円宮杯で準優勝したが、でも次の年は道予選で負けて全国に行けないという事実も経験しています。
 そのJユースの年代から長い目でやるのか、北海道にはこれだけのサッカー人口がいてこれだけの良い素材がいるのを1年で良い選手作るのか、3〜4年使って凄い選手を作るのか。ユースに上げたら東京ヴェルディ1969の森本のように、1年からトップチームに登録して勝負するのか。

 日の丸を付けるような選手に是非しましょう。そういう理想を掲げてやらねばならないと思います。そのためにはどうするんだということが一番大事です。
 皆さん理想としては、北海道はサッカー人口多いんだから山瀬とかを作るんだ。今野は東北出身ですが・・。本当に地元の選手が日の丸を付けられるように育てることが大事だ。そのために私が考えるのは、指導者の充実が一番大切と思います。今やっている人がやってないとは言ってません。
 今やっている連中が、本当に強い競争心と強い意志を持って、こんな言い方は何ですが「チンタラしたしょうもないプロなんか使うならば、凄いモチベーションの高い高校生等を使ってくれ」という意見が出てくるくらいの地域性や育成の強さがあって欲しいと必要と考えています。
 全国の良い選手をコンサドーレに全部呼んでくるのは不可能です。一人二人頑張って呼んできても、やはり中心になるのは地元で育った良い選手だということを是非知って欲しい。
 弟(城福浩)がU−16(監督)で、今回AFC(U−17選手権シンガポール2006)を勝って来年の世界大会(出場)を勝ち取ったんですが、弟と会うたびにその話をずっとしております。

解説
1 U−16日本代表は、AFC U−17選手権シンガポール2006で優勝しました。この結果、来年開催されるFIFA U−17ワールドカップ(韓国)への出場権を獲得しました。なおU−16日本代表の監督を務めたFC東京育成部の城福浩氏は、HFC城福敬強化部長の弟に当たります。
2 この熊沢覚君は、その後現在コンサドーレU−18に入団している模様です。 

 実は、この1、2年で、北海道は一人も(日本代表に)呼んでいないと言われました。それは「いないから呼ばないんだ」と言われました。ちょっと厳しい言い方をすると「いないんだよ」と(言われました)。140人も候補呼んでおいて、北海道の候補は1人もいない。それは私共は真摯に受け止める必要がある。
 努力していない訳でなく、更なる努力が必要である。「プロになればどんどん試合に出させる」のではなく、下から強いモチベーションの意識をもってやっていくことが必要。指導者の競争心と切磋琢磨と、各地域でどういう選手を吸い上げる努力するには、育成型を作る部分で根底になると思います。それが一朝一夕にできるかどうかが難しいところがありますが。
 少し話が外れましたが、大事なところですので・。

出席者D 城福さんは先ほどJ1を目指すが経済的に厳しいと言われましたが、であれば具体的にどうするのかお伺いたい。普通に僕の頭で考えたら今年と同じような状態になるのであれば、湘南ベルマーレに近いようになるのではという(懸念)がある。
 トップクラスの年俸の選手を残すと言いましたが、その方々を集めて現在のこういう成績な訳です。で更に若手の底上げと言いましたが、J1でも通用出来る選手・戦術を徹底させるとおっしゃられていました。
 でも、今期試合を観ていたら「三年たってパスとかトラップも満足に出来ないような選手で、戦術徹底されて階段上っているのか」と言われたら、他の方はどうか知らないですけど正直僕個人はかなり疑問です。
 そういうことを考えれば、柳下監督に三年任してきた訳ですけど、今年「トップ3に入る」と言って、結果的に出来なかった。当然チーム編成マネイジメントとしては、仮に結果的に続投させるとしても、彼の後任は当然探すべきですし、探して居らっしゃるんでしょうね。
   
城福 それに対しての対応は確かにしております。監督という職業は、いついかなる時も自分が辞めるということがあったり、逆に会社側から更迭する、解雇するということも充分ある。それについての準備はしております。 

出席者D されているということですね。

城福 はい。

出席者D であれば、最初に質問した「J1を目指すが経営的にそれが難しい」という回答と矛盾するのではないですか。

城福 (少しうろたえたような口調で)あの・・・。今本当に皆さん今感じておられるのはそこだと思います。
 段階をもって行くんだから来年は上がるようなことで行くべきじゃないか。でも今の経済的には厳しいから、(強化費が下がると)今のチーム力が落ちちゃうんじゃないか。逆に厳しい指摘がありましたが、今のチーム力だけでもまだ充分やれていない奴がいるじゃないかと・・。
 確かにそのとおりの場面であります。
 その中で考えるのは、これ以上出来ないでもういっぱいいっぱいでやっている選手は、もうある面で厳しいと言わざるを得ない。まだこれだけの力があるのにこれだけしかやっていないという選手は、次のことの可能性も考えざるを得ない。

 本当に難しいのは、ジェフの試合を観られた方もいらっしゃると思いますが、「どうしてあのゲームをJ2のリーグで続けてやれないのかな」という疑問を持たれた方もいるだろう。「そういうゲームをしていたら(J1に)上がっていけるだろう。そういうゲームをやっていけば、たとえ勝てなくともそういうゲームならば、皆なるほどと思うのに」という意見を持たれた方は数多いと思う。

 それに対して、若い連中にしたって「おい石井。お前ボールが止まらないじゃないか、ボールの起点となっていない」、「上里。お前だったらもっと凄いシュートともっと凄い展開力があるだろう。どうしてそんなに元気がないのか」。という風に物足りなさを凄く感じると思う。
 確かに年配の選手で90分間出来なくてもやるべきことはやれるという(選手との)能力の差はそこにある。だけどそれを辛抱して使って、勝ち上がっていくことをこれからコンサドーレはやっていかなければならない。
 それが出来なくて、(能力)いっぱいいっぱいで出来ないのならば選手を変えざるを得ない。たまたま去年そういう選手がいて、試合数は出て居るんだけど、その選手はアウトとして違う選手が入った。
 経済的にダウンしている。「選手を減らすのは矛盾している。今以上に選手を補強しなければ勝てないんじゃないか。」というご指摘は確かにございます。
 だけど今いる選手はまだこれだけ出来る、まだこれだけのものが良いじゃないか。今の中心選手は出来るだけみんなを引っ張っていくという風にやらないといけない。

 単純にお金がありません。もうJ1昇格をあきめなきゃいけないというのは非常に残念である。そういうことをコンサドーレとしてはしたくない。
 「城福さん。それにはもっと違う選手でなければ駄目ではないか」(という主張)に対しては、かかる費用(の問題)が確かにあります。でもそれに近づけるべく選手の能力の開発を更にやらないと・・・。
 それを埋めていくプレスアルファを、僕等は求めていかないとJ1に近づくのは難しい。

出席者D 確かに選手の問題もありますが、監督の方はというのは考えているのですか。

城福 それも含めて考えています。ヤンツーが、「じゃあ次どうしよう」と考えているか。極端に言うとヤンツーじゃない人の方が、選手をもっとうまく使えるか。選手だけじゃなく、監督・スタッフを含めて一番うまく行く方法を考えています。

出席者D わかりました。

司会 他にありませんか。

出席者E (出席者Eは最前列に座っていた)練習態度を見ている側として非常に強く感じる部分があります。見ている感じでは、練習風景が"ちゃらんぽらん"でどうしょうもないんですよ(出席者Eは「ちゃらんぽらん」という言葉に力を込める。以下「"  "」で囲んだ部分は出席者が特に力を込めて話した部分 )。

 また一番早く終わってしまう。上里君みたいな選手は、終わってから40分も練習をしている。そんなバラバラな状態・・・。
 しかも監督に至っては、選手の気分が盛り上がっていないのに、そのメンタル面を"下げる"ように怒鳴ってみたりする・・。
 それこそ、この前のノルビリッツ(北海道)戦で言えば、中山(元気)選手はシュートをあれだけ打って一本も入らない。何故入らないか?
 中山選手がシュート打ったポジションは大体4つぐらいしかなった。(試合後)そこから打つ練習を何故しない(出席者Eは次第に力を込めて語りだす)。
 "プロゴルファー"でさえ、終わった後でグリーンの上で日が暮れるまでバッティングの練習をする。これは当たり前です。
 僕は東京から来ました。東京の他のチームの練習も立ち上げから見ました。そこではやってました。それも芝がおかしくなるくらい皆がやってました。
 コンサドーレを見て不思議なんですよ。やらない。しかもこれだけね、熱心に応援してくれる人達が来てくれてるのに、何故練習場でフッキが来た時に、皆応援しようとダンマクを上げようとしたのに何故HFCは止めるんですか!(出席者Eは興奮気味に語る)

 上げさせていいじゃない!選手のモチベーションも上がるし、「ああ俺は期待されているんだな」と思うように"なれば"、練習量も増えるだろうし、真面目に足元に球を止めるようになると思うんですよ!!そういうことも一切させないで、それがサッカー漬けに近いと・・。どこまで練習なのか何をやらせるのか・・。

 正直に言いますけど、東京のチームの練習を立ち上げから見ておりましたが、普通の練習時間の”半分”以下ですね!!今のコンサドーレの練習は!(出席者Eは興奮して叫ぶ)。
 いくら「練習させている」とおっしゃっても、あんまり納得できないんですよ(半ば泣き声で語る)。何故朝早くから選手達がやらない!彼等プロなんでしょう!それでお金もらっているんでしょう!それでメシ食ってるんでしょう!!

 別に僕は「夜ススキノに出入りするな」とか「女の人達と遊ぶんじゃない」とそこまで言うことは出来ません。だけどね・基本的に午前中も練習して、午後も練習して・・・(とすべきだと思います)。
 それが10時になったら(部屋から)出てきた。12時になったら(練習場から)出てきた。何時に終わったかもわかんない。そんな中途半端な状態で・・(練習したといえるのか)。
 まして「来年になったらお金がないから、もっと厳しくやるでしょう」と言われましたけど、まずそういうちゃらんぽらんな練習についてどうお考えかを伺いしたい。
 次に練習にメンタルトレーニング・・・・(を取り入れて欲しい)。瞬発的に判断しなければならないトレーニングがなされていない。
 三点目として、年俸等も含めてヨーロッパ型ではなくてブラジル型のように(して欲しい)。基本給は当たり前ですが、仕事をした真面目にやっている人間に関しては給与を上げる。
 その代わり仕事をやらない、チョンボをした。コンサドーレの選手としてあるまじき行為をした選手には給与を下げる。まあコンサドーレの選手としてあるまじき行為をしながらも他のチームでJ2得点王になった選手がいますが・・(場内から笑いが起きる)。要するにブラジル型の厳しいクラブにして欲しい。
 その点に関して・・。

城福 今・・三点ありましたが、答えられる範囲で・・。一点目のちゃらんぽらんな練習・・。正直見ていて、私が呼んで説教しなければならないというのがありました。
 私が呼んで説教しました・・。その後どういうふうになっているか、その選手にどういう課題を出しているか・・(観ています)。
 具体的練習は監督が決めますから、私はその・・選手としての心構えについてどうあるべきかをしょっちゅう話しました。確かにプロですから、自分のことはしっかり自分でやらなきゃいけないが、確かにやっている奴とやっていない奴はいます。
 やっている奴は、本当にしっかりとやっていますし、皆が見えないところで自分で筋トレのメニューを組んで中で筋トレをやったり、温浴と冷水に交互に(入って)疲れを早く取るように・・・やってます。
 ただ僕が言いたいのは、特に若い選手は「鉄は熱いうちに打て」じゃなくて、どんどんやらせることが大事で、本人がやらなきゃいけないと気づかなきゃならないといけない。
 僕が言いたいのは、経済的なものがあって来年は無理ですが、もし将来出来るとしたら、(選手を)30人ちょっと抱えたいんだ。そのうち10人は若手ばかりで練習させよう。トップがやる良いところで練習出来ないようにしよう。
 (東)雁来辺りで練習させよう。(そこで)生活しなさい。その代わりコーチ・監督も別にそっちに付けるから・・。その位辛いところを切り抜けなければ出来ないんだよと・・。という風にしたいと私は実は思っています。
 ここでトップと同じ練習しました。終わった後、外に出るとファンがいっぱい待っていて、「サインくださーい」、「写真とってくださーい」と。
 試合に出ないのに一流選手になったような錯覚に陥るんですよね。おまえらは悪いけどトップと一緒に練習するまだ資格はない。向こう行って朝・昼・晩練習しなさい。決まった日には、大学と練習してそこで認められた選手が初めて1、2人トップに来ると。そう言う競争の世界に作ることを是非したいなと・・。
 それが来年出来るかといわれると、それが人数の問題や指導スタッフの問題があるので、直ぐに出来るか判りませんが是非やりたい・。  

 そういう厳しい環境を作らないと、個人に任せるとやる奴はやる、やらない奴はやらないとなるし、うちは育てるということをメインにしているから、「やらない奴もしなきゃ駄目なんだ。」としっかり教えることが必要だ。

 2点目の科学的根拠があるのかということですが、実は心肺回復機能に関してはフィジカルコーチがすべてデーター(を)取っています。
 それである選手は、すぐに「ハー、ハー、ハー、ハー」と言っている。「そんな動いていないのにどうしたの」と聞いたら、実は心肺機能が脈が170〜180に上がるのは良いけどすぐに落ちてこないということが測定で判った。それについては、違う練習をして元に戻ったんですけど・・・。それに関しては、乳酸値と心拍数の変化等は毎週取ってます。シーズン前には、各種測定をして毎年データーを残しています。それをプロになったら残すのではなくて、ユース・ジュニアユースの時代から取っています。
 なかなかそれが表に出ないんですが、実は数字的にはそういうデーターを取ってどのトレーニングをさせるか(決めている)と。
 例えば、(中山)元気(選手)がひょろ長い(身体)なんですが、瞬発系があまりない。瞬発系はトレーニングさせても(向上は)難しいので、せめてヘディングだけでも頑張っていけるかと・・。股関節の筋力をつけるようにしましょうと。更なる工夫はこれから必要になると思っています。   

出席者E 基本的にJ1のレベルではないですね。大学のレベルですね。

城福 厳しいご指摘で・・

出席者E 正直な話大学のサッカー部のレベルですね。体育大学のサッカー部はもっと凄い。ヨーロッパ行けば、各種身体機能の検査をして結果を出してその上で基本年俸になると・・。
  
城福 ジョアン・カルロス監督の時は、個人のトレーニングは自分でやるんだと。プロなんだからどれだけ出来るかだけで判断するんだというのがジョアンの考えでした。ただしジョアンは、1年でJ1に上がるんだという目標設定が違いましたから・・・。次のヤンツーになった時、円になって筋トレしているというシーンが良く見られました。まあジュピロなんかで良くみられるシーン・・。
 ジョアンの時には一度もありませんでした。だから個人でやっている者とやっていない者の差は凄くつきました。今回はある程度やるんだと。
 さっき「夜酒を飲むな」という指摘がありましたが、夜酒を飲むにしても飲み方がある。次の日酒臭くって良いトレーニングが出来るわけないんだから・・。それでも認めて欲しいんならば結果を出せと。
 それが出来ないんならば、何を辛抱して、何をやらなきゃいけないかを理解しようということは個人にしょっちゅう話しています。その前にそれを自覚してやってくれることが一番大事なんですが、確かに個人差があります。そのためには私達も出来るだけの協力をしたいと。
 三点目のやれる選手にはお金を出そうと、出来高制にしたいと・・  

出席者E 出来高制というよりは、ヨーロッパ型でない形で・・。部長がお金がないとおっしゃるんならば、逆に元々年俸の少ない、元々経済力のない国の中でもサッカーやっているんです。そしていつかヨーロッパに行くことを目標にしてやっている選手もいるんですよ。彼等と同じようにすれば良い。

城福 おっしゃることは良く判ります。私共も貴重なお金をやる選手にもやるが、やらない選手からは反対に取れよというといいたい位のケースもあります。
 だけど日本では、契約担当者会議でJ1、J2を通じてある程度どのくらいになるかを保証していきましょうとなっている。
 野球選手と違って凄い高いお金はなかなか取れない。しかし選手寿命は凄く短いというハンディを抱える中で、基本給をしっかり渡していこうと。
 「変なことをする奴は罰金を取る」、これは当たり前のことで取っております。必ず徴収しております。
 じゃあ本当に一所懸命やっているんたがどうしても出場機会がない選手、凄い良いプレーをしたんだけど大けがをした選手をどうするか・・。大けがをした選手はだぶんそのシーズン試合に出れなくなる。そういう選手の給与を下げるのか。
 「僕が頑張れば決勝点取れるんだ。だけど一つ間違えば僕の頭がゴールポストに激突する。僕の頭が割れて三ヶ月はサッカー出来なくなる。そしたら僕の給与止まるんだ。」ということは作ってはいけないと考えている。何かある時には、身体を呈して、身体を張って勝負したということをした選手にはそういうことをしてやらないと、「給与止まるんだ」となると、命張って、誰もそこで行くんだという気持ちが育たなくなる。どっちが正しいというのでなくて、その辺りをしっかりしてやらないと「あんた出ないから駄目だよ、結果でないから駄目だよ」となる。そういうとこをしっかり中身を評価してやらないと行けない。
 一概に「試合に出る、出ない」をくくってやると駄目になる。ただし本当に真剣にやらない選手にはやらないとしたい。   
    
出席者E 僕はたまたま宮の沢の練習場に近いところに住んでいて練習風景を見させていただいて、申し訳ないんですがスタジアム代を払う気力が"失せる"ほどの練習をしている。他のチームは若い選手はそれこそ朝6時だろうが、8時だろうが練習している。
 中での練習ではなくて、外でコミュニケーションを取るための皆でやる練習を是非長くとって欲しい。イメージの共有がない。応援する皆が「ここで攻めてくれよ」としているにも関わらず伝わらない。DFして良いのか、攻めて良いか判らない。
 最近になって柳下監督が、「自分からフォローに行け。待っているのではなく自分から出てきた球を取りに行け」ということをやっとおっしゃる風になりました。
 指導の仕方が少しおかしい。「例えば三試合ばかり出しました。でも通じない。駄目だから(出すの)止めました」という我々に見えることをして欲しい。 

城福 柳下監督が選手を信じて可能性に挑戦してやろうとした。でも結局は厳しいところもあります。実際にやるのは監督ですが、我々も残りのシーズンも来シーズンもそういうところは厳しくやっていきたい。

司会 今日はだいぶ時間たちましたので後一人の質問にしたい。

出席者F 練習を見ていてちゃんとやっていないとは言わないです。試合に出ていないがモチベーションを上げている選手・・。
 そういう選手は具体的に言えば和波とかなんですが(場内からわずかに失笑)、アイツはプレーとかはたいしてうまくないけど、やっぱりサポーターの気持ちをちゃんと判ってくれる選手だ。去年だったら堀井岳也なんですが・・、そういう選手は試合とかではたいした結果を残していないが、アイツの残したものはサポーターに伝わっていると思う。
 そういう選手が、メディアまかせで、クラブから説明する前に経過も判らないまま解雇される。
 試合に出れない選手は、0円提示(戦力外通知)がしやすいというのは判ります。試合に出れないけど、練習をしっかりしてサポーターの気持ちも判ってくれる、そういう選手を簡単に切って良いのかと思います。
 来年このサッカーをより質を高めるのであれば、選手を補強するのは当然でありますが、残す選手もちゃんと考えて欲しいと思います。
 それで切るのであれば、サポーターが納得して経緯も説明してくれないと、俺は納得いかない。
 和波なんかは人間としても出来ている選手だ。そういう選手がいることによって、試合に出なくてもチームはまとまる。もし切るのであれば何が意図なのか。堀井岳也の件も何もない。今年も誰か切られるのでしょうが、経緯を説明して欲しい。

城福 有り難うございます。本当に人を取る、取らないということは難しい。岳(堀井岳也)とか具体的な名前も挙がりましたが・・。
 単純に選手として限界を迎えてこれ以上無理だというケース、彼はチームの精神的な支えとかいろいろな与える影響が大きいというケース、試合に出ないがまだ伸びしろがあって練習態度等がプラスになっているというケース、全て揃っているが悲しいかな年俸的な問題があってチームとしては抱えられないケース・・色々あると思います。
 基本的に良い選手を残したいというのは大前提です。じゃあ岳。岳は前から活躍していますが、ハナから要らないと言ったわけではございません。FWにはどういうタイプがいたらよいのか。
 ゴールキーパーは今3人だがキーパー6人居れればよいの。6人交代で出すわけに行かない。じゃあどういうタイプでどういう年代の選手が居ればよいのか。
 そんないろんなケースで残ったり、残らなかったりというケースがございました。
 サポーターの皆さんも「おっ」と思った部分があると思います。「アイツ去年まで三十何試合も出ていた。確かにうまくはないが頑張っている。派手でなく誠実(性)のある選手をどうしてクビにしちゃったの。」ということがございました。
 現在仕事をしながらサッカーをしている選手もいます。やはり彼自身も悩んでいた。その時は、「どうしてうちは君を必要としないか」という話を必ずしています。ただちにこういう結果だからこうだよということはしていない。話は必ずしています。
 昨年中国人の徐選手がいましたが、ジンギスカン大使にまでなって人間的にはもう最高でした。ただし彼は、外国人枠ということといろんなことを考えるとうちでは残せない。じゃあどうするか。その相談をしました。
 プロとしては外国人枠になるので今、JFLを目指すチームで頑張っている。ひょっとしたら彼はまたどこかで挑戦するかも知れない。
 本当に若手だろうとベテランだろうと、昔大森健作という選手もいました。本当にコンサドーレを愛してきた連中もいずれどこかに行くかも判らない。ここで終わる幸せ者が居るかも知れません。
 どっちが良いかと言われると、本当に彼等にとって何が必要で、そのタイミングが何かをしっかり考えて判断してやっております。皆さんには納得いかない部分も多々あると思いますが、本人達とチームの考え方はしっかり話しています。
 だからいまだに岳が活躍していることは連絡が来ますし、いまだに行き来はございます。ただし「良い人だからプロとして残った方がよいのか」、「ちょっと一癖二癖あるけどやはり能力は凄い」。プロでバランスを考えてやっていくことが凄く大事になる訳です。
 例えば三浦カズ。横浜FCに行きました。昔ほど高くはないが、そこそこの値段。値段は安くはない。彼は90分間最初から最後まで活躍することは難しい。でも(練習で)先頭を切って走るとか、いまだに食事の節制を自らやっているとか、そういう彼の生き方みたいなものが横浜FCに良い影響を与えて居るんじゃないか。
 そういうチームの中のバランスをしっかり考えてやることが凄く大事。人間確かに良い時もそうじゃない時もあります。その辺りを把握をして、どういう選手か判断しています。

司会 有り難うございます。長い時間がたちましたので終わりにしたいと思います。最後に門脇常務から。

門脇 しゃべらなくて済むなと思って安心していたんですが・・(場内笑)。皆さんの熱い応援、熱い気持ちは良く判ります。
 実際私達こういう中身の話、社内で良くしているんです。下手だとか、練習していないとか、遊んでばっかりとか、メンタルが弱いとか、J2でコンサドーレの月刊誌が廃刊にならずにあるのは自惚れているんじゃないかとか、いろんな面で甲府を見習えとか、いろんな話をしています。
 一つ一つなんとか完成度を近づけていこうと、これは城福さんだけじゃなくて、私も社長もうちのスタッフも・・。
 どの会社でも同じです。業績評価は失敗したら駄目です・・。給与も下がるし、降格もあるし・・。これは世の常です。これは私達も含めて今年総括して、来年に向かって新たな気持ちで・・皆様方納得いくようにまた・・新体制でやって行きたいと思います。
 先ほど城福がいいましたが、もうすべてあらゆるケースの準備もしています。

 幸か不幸か、ジェフ市原千葉に勝っちゃったために、いろんな予定が狂っちゃった(場内笑)。フッキの帰国の飛行機の予定もまた延ばさなきゃならない。いろんなことも起きる。でもそういうことも、一つずつクリアーして、皆さんと一緒に楽しくやろうじゃないですか。
 今度アルビレックス新潟と試合がありますが、NHKの(BS)中継も決まったと(場内から「おぅ」という歓声が起こる)。

解説
 コンサドーレ札幌は、2006年12月9日にフクダ電子アリーナにおいて天皇杯5回戦としてアルビレックス新潟と対戦し、2対2(延長戦後にPK戦で8vs7)で劇的な勝利を収めました。なおこの対戦の模様は、NHKのBS放送で全国に生中継されました。

 まだまだ終わりはありません。一つまた来週もよろしくお願いします。今日はどうも有り難うございました(場内から拍手)。

司会 どうも有り難うございました。サポーターと強化部長がこうして話し合いをもつことは今までなかった。
 サポーター集会の開催時期ではもうチームは動いている。またやりましょう(場内から盛大な拍手)。
 
HFC強化部とサポーターの話し合い2006
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 城福部長との話し合いはいかがでしたか。

1 今回の話し合い開催の経緯
 今回の強化部長との話し合いの開催については、USのHP上で以下のように事前告知されていました。

※※ 以下が、USのHP上での開催経緯告知内容です。 ※※※※※※※※※

 11/11愛媛戦後に、HFC城福強化部長とサポーターが話し合いをする場を持つことになりました。城福部長にはこれまでの総括、来季に向けての考え方などを話していただく予定です。クラブの方向性を確認し、来季に向けてクラブとサポーターが一体感を持てる様な場になればと考えています。コンサドーレ札幌のサポーターであればどなたでも参加することができます。
場所・札幌ドームの北から南ゲートへ抜ける通路にある会議室を使用します。(CVSの控え室になっている部屋です)※床に直接座る可能性があります。
時間・試合後1時間後〜1時間半後から開始します(試合後の状況によって前後します)

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 謝意
   上記文章を本HPに転記することを快く許可していただいたUSの皆さんに感謝いたします。

2 サポーター集会との相違点
 今回のHFCとの話し合いは、以下の点でサポーター集会と異なっていました。

ア HFC強化部長とサポーター間で初めて話し合いが持たれたこと
 例年サポーター集会は2月11日に開催されていますが、例年強化部長はチームと一緒にキャンプに参加しているため、サポーター集会への出席は無理でした(唯一2000年のサポーター集会には、小山哲司チーム統括部長(当時の肩書き)が参加されています)。この点で、HFC強化部長とサポーターとの間で直接話し合いの場が持たれた意義は大きいと思います。

イ 主催者がUSだったこと
 2004年からのサポーター集会は楽援コンサのグループが主催されていますが、今回の集会の主催者はUSでした。
 USの皆さん方は、試合時にはゴール裏応援の中心となって大変なのに、試合終了後に本集会を主催していただきありがとうございます。
 本集会の開催日は、五段階計画の3年目の本年J1昇格が不可能になったこと及び数日前に「来シーズンの強化費削減」が報道されたこともあって、参加者はこれからのチーム先行きに不安を感じていたと思います。 
 また司会の上村氏が言われたように、サポーター集会の開催時期ではもうチーム編成が終了していますのでこの時期に来シーズンの編成を聞くことが出来ました。こうした点で、この時期にHFC強化部長との話し合いが実現出来たことはタイムリーでした。

 いずれにしてもHFCと交渉して本集会を開催された主催者の努力に感謝いたします。

 ただし司会が、マイクを使わずに赤いトラメガ(ハンディ式拡声器)を使用して話していたので話が聞き取りにくかったです。また参加者の質問コーナーも、マイクなしで行いましたので質問者の声が聞きにくかったです(特に前方に着席しているサポーターの話す声が聞きにくかった)。また実現は難しいでしょうが、会場に机もあるとメモを取るのに大変便利です。
 今後も同様の集会を開催されるのでしたら、出来れば参加者が質問する際に会場でハンディ式マイクを回すとか、事前質問を集めていただければ嬉しいです。

 冒頭に書きましたが、本集会は愛媛FC戦試合終了後に普段はCVSの控え室として使用されている部屋を利用して開催されました。
 このため出席者には、レプリカ着用者や子供連れが多く見られました。また会場の部屋には出席者及びその荷物等でいっぱいでした。集会中には子供が泣き出したりする場面もありましたが、参加者は皆静かに城福部長や質問者の話を聞いていました。
 確かに興奮気味に話す参加者もいましたが、例年のサポーター集会と比較しても決して「異様な雰囲気」ではなかったと思います。参加者の中には、集会終了後にも城福強化部長や門脇常務に歩み寄り、静かに質問等をされる方も多く見られました。

※ http://hokkaido.nikkansports.com/soccer/jleague/consadole/p-hc-tp0-20061112-115980.html

 内容的に言えば、「大体予想どおりだな」というのが正直な感想です。強化部長は、決められた予算内でチーム強化のために監督・コーチ・選手の編成をするのが仕事です。
 会社の方針として、「経済的に厳しいので来季強化費を減らす」と決定すれば、強化担当はそれに従ってチーム編成をしなければなりません。

 私は城福部長を今回初めて間近で見ましたが、赤黒い顔の恰幅の良い方で、集会当日はスーツを着こなしていました。お伝えしたとおり集会では、色々と厳しい質問も出ましたが、表情一つ変えずに質問に答えていました。
 私は、「こうした場での説明に慣れているな」と感じていました。

 人が人を評価することは難しいことです。強化部長としては、チーム編成責任者として監督・選手等を評価しなければなりません。
 また強化部長は、経営者(多くはサッカーの素人であることが多い)からの意見・質問に対して、礼を失せずに自信を持って説明していく必要があります。
 来季フロント人事がどうなるか判りませんが、強化担当としてはこの時期に来シーズンの体制づくりは進めなければなりません。もし私だったら、集会であれ以上の説明等することはとても出来ないでしょう・・・。

 門脇常務が、最後に「失敗したら駄目です・・」と言っていましたが、この点に関しては全く同感です・・・・。
 特に城福部長は、五段階計画の初年度からチーム編成に携わっています。今年のコンサドーレは、周囲からの評価も高かったですし、自分自身としても「今シーズンのJ1昇格」に心中期するものがあったでしょう。
 ここ数年の補強は、周囲からおおむね「いぶし銀」と言われるような渋いものだったと記憶しています。ただし残念ながら結果が出なかった・・。 

 なお城福部長の話された中で、ユースの育成に関して大変不満が残りました。
 今年のサポーター集会でも児玉社長が、2008年に道の補助金がなくなる旨説明しています。

注意 2006年サポーター集会議事録の第四段です。

 実は、道の補助金は、補助対象がユース関係経費となっています。よって2008年以降に道からの1億円の補助金がなくなれば、ユース関係予算も大幅削減されることになるでしょう。
 私には、こうした中でコンサドーレがどうやって育成を続けていくのかさっぱり判りません。
 もっともこの日の集会は、そんなことを議論する趣旨の集会ではなかったのも事実です。

 集会に参加した方は、ほとんど皆「結局金がないという話で終わりになる」と話していました。
 HFCも大規模な外科手術が必要な時期に来ていると思いますね。

 暗い話ばかりで済みませんでした・・

    それでは、また

追記
 このレポート作成後、11月22日付け北海道新聞等に「柳下監督が今期限りで退任することが決定した」旨の報道がなされました。また11月23日付け報道では、城福部長も今期限りで退団が決定した旨の報道がなされました。
 11月23日付けの報知新聞によれば、城福部長は今期の結果責任を問われる格好で児玉芳明社長(69)から11月初めに「来季契約はしない」と通達されていたとのことです。 
 つまり城福強化部長は、本集会の開催時にはすでに「今期限りで自分は退任する」ということを知っていたということになります。
 なお同日付けの報知新聞では、城福強化部長が「11月初めに契約を更新しないということを社長の方から聞いた。自分としてもここでやり残したこともあるし、残念と思っている」。さらに、今後のチームについて「コンサはどこに行こうとしているのか。行く末が心配、という面はある」と述べた旨が報道されています。なお来期強化部職員は、4人から3人に削減されるそうです。

 確かに強化部長は、チーム強化の担当者であり、職務の性質上例え自己の退任が決定していても翌年のチーム編成を行わなければなりません(前任の小山哲司氏もそうでした)。
 しかし社長は、強化部が行った当該行為の全責任は負わなければなりません。また社長は、サポーターに対して今後の方針を明確に示す必要があります。
 それにも関わらず、冒頭で書いたとおり、当日の集会会場には児玉社長の姿はありませんでした(当日試合会場にはおられたとのことです)。私としては、児玉社長がサポーターと直接向き合って、今期の反省や来期の方針・展望を語らなかったことに大変不満が残りました。 

 現状ではHFCは、将来への明確な展望・方針もないまま、ひたすら「縮小均衡」の道を進もうとしていると言わざるを得ません。
  


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